帯広と旭川の間にある糠平には、
鉄道を通すためのアーチ橋が点在する。

しかし、もうこの地には鉄道は来ていない。

ある橋は、糠平湖の水位によって
現れては消え、現れては消え、を繰り返し。

ある橋は、うっそうと茂った森に
その身を隠し、ひっそりと旅人の来訪を
待っていたり。

アーチ橋は、人間がつくった造形物だが、
ここではもはや、自然に溶け込んでいる、
といってもいいのだろう。