築城者:宇喜多秀家
築城年:1597年
所在地:岡山県岡山市丸の内

・造形美…………★★★★★
・彩色美…………★★★★★
・立地環境………★★★★★
・展示+眺望……★★★★☆
・交通……………★★★★★
・歴史的価値……★★★★☆
・知名度…………★★★★★

合計33点/35点満点

【コメント】

築城当時/再建にかかわらず、
現在見ることができる天守のなかで、
最もお気に入りの天守が、岡山城天守。

戦前まで残っていたというから、
その焼失はあまりにも、惜しい。

形状は織田信長の安土城から、
彩色は、豊臣秀吉の豊臣大坂城から
それぞれ強く影響を受けており、
織豊時代の天守の特徴がよく現れている。

典型的な初期望楼型天守であり、
2重の入母屋造の櫓の上に望楼を備え、
入母屋造りの櫓部分は、不等辺五角形という
全国的にも珍しい構造。

安土城が不等辺八角形の天守台であり、
このような形状をしている天守台は、
安土城と岡山城のみしか存在しない。

外観は、豊臣大坂城と同じく下見板張りの黒漆塗。
この黒を貴重としたデザインに鯱や鬼瓦が金箔で彩られ、
とても重厚かつ上品な美しさがある。

また、岡山城築城に際し、築城地の選定から
秀吉が携わったということもあり、
天守の色だけではなく、岡山城本丸本段が、
大坂城本丸に酷似している。

いかに、秀吉が秀家を重用していたことが
うかがい知れるだけではなく、
大阪では完全に消滅してしまった豊臣大坂城を
ここ岡山で偲ぶことができるのだ。