日記・コラム・つぶやき

嗚呼濃密なる二〇一六年也。

さて、後半あまりblog書けない間に、
2016年も終わろうとしています。

Twitterでもそうですが、ほんとに楽しいときは、
レポツイなんてやってる場合じゃなかったりするのですけど、
今年1年間の休日がまさにそんな感じだったように思います。

ということで、多くの楽しい記憶はちょうど1年後に
振り返ろうという壮大な企画を考えました(爆)
また周回遅れにならないようにしないと・・・

まぁ、しかし今年は真田丸フィーバーだけでもすごいのに、
武田家関連の展示・講演のラッシュがすさまじい・・・

真田丸+武田に関連するイベントを列挙しますと・・・

❖講演会・トークショー❖

・山梨文化学園第84期『武田氏と真田氏』
・大河ドラマ「真田丸」 研究者とアイドルの歴史トーク
・第四回・恵林寺講座「平山優先生に聞く武田信玄公 品第一」
・第五回・恵林寺講座「御一門衆 武田信繁・信廉を中心として」
・『武田信玄とその家臣』NHK大河ドラマ「真田丸」
  時代考証担当平山優さんによる講演会
・OSAKA STATION CITY@真田丸[ステージイベント]
・「武田二十四将展記念講演」
 第1回「武田氏家臣団総論」丸島和洋氏
 第2回「武田氏と国衆」黒田基樹氏
 第3回「武田氏の軍制と家臣団」 平山優氏
 第4回「武田氏滅亡後の家臣の動向」海老沼真治氏
・歴史文化教室第2回『武田氏と甲府五山』
・真田丸を語り尽くすトークショー@西股総生先生
・「真田丸」トークセッション in 銀座
・平山優と巡る上田城と特別展「真田丸」
・歴史文化教室第六回『武田家と家臣の信仰世界』
・武田神社崇敬者大会記念講演
・『真田丸』トーク!トーク!トーク!~毎日ライブin信州上田~
・考証三人衆真田丸シンポジウム
・真田丸最終回パブリックビューイング
・諏訪原城といえば丸馬出!

❖企画展示会❖

・「武田二十四将展」@山梨県立博物館
・「風林火山!駿河を駆けた武田軍団展」@藤枝市郷土博物館
・「川中島の戦いと真田」@長野市立博物館
・「戦国の絆」@真田宝物館
・「真田氏をとりまく武将たち 第一期
   ~真田太平記に描かれた武田氏~」
 @池波正太郎真田太平記館
・「真田丸展」@江戸東京博物館
・「真田丸展」@上田サントミューゼ
・「真田丸展」@大阪歴史博物館
・「国宝信貴山縁起絵巻」@奈良国立博物館の特別展
 (信貴山朝護孫子寺所蔵の武田信玄文書)
・「戦国時代展」@江戸東京博物館

❖お祭り・慰霊祭❖

・信玄公祭り
・松姫400年祭
・仁科盛信慰霊祭
・武田勝頼公まつり
・米沢川中島合戦祭り

❖武田史跡訪問❖

・甲斐武田家史跡オフ
・和渕武田家墓所再訪
・妙心寺玉鳳院…信玄、勝頼、信豊・盛信供養塔
・持明院泊…高野山武田家宿坊
・鷲林寺…伝信玄墓
・棒道踏査 …真田町~松代、地蔵峠越え
・信玄袈裟@豊橋・神宮寺
・古宮城
・丸馬出の城探訪…牧ノ島・小長谷・大島・諏訪原

・・・圧巻ですね(自分で書くのもなんですが)
何気に上田真田まつりを外しているのがイタイんですよね。
まさか昌幸ぱぱん始め、あのような面々が起こしになろうとは・・・

もう全然消化できてなくて、ある意味ではうれしい悲鳴なんですが、
記録はしっかり残ってるはずなので、掘り返していって、
2017年に向けてしっかり血肉にしていきたいですね。
まだ読めてない本もたくさんありますし・・・

ということで、1年通して、武田・真田でフィーバーした
1年ということで、記憶に残る年になりそうです。

他のジャンルでいいますと・・・その分、お城(武田真田関係除く)
やウイスキー関係も参加はしましたが、ちょっと低調。

◆ウイスキー◆

ウイスキーはやはり原酒不足がまだまだ尾を引いていて
新しい発見という意味では、なかなか厳しいかな、と。
昨年はマッサンがあって別の盛り上がりがありましたけどね。

BARSHOW、京都ウイスキーパーティ、「酒育の会」、
ウイスキーフェスティバル東京・・・

「ウイスキーライヴ・パーティ 2016」はよかったのですが、
ある意味、古き(といってもほんの数年前)よき時代のウイスキーを
楽しむという感じでちょっと回顧的だったかなぁ。

しばらく、あと数年、ひょっとすると10年以上は
こういう忍従の日々が続くのでしょうな。
とはいえ、今年は蒸留所が日本にたくさんオープンした年、
でもあったわけでして、今後徐々に楽しみは戻ってきそうですが。

群を抜いて今年印象に残るのが、余市マイウイスキーづくり。
ついに上級編に行くことができましたっ!
それもものすごいご縁があって、譲っていただけるとは・・・チャーンス!

が、当日まさかの仕事がかぶるというピンチがありましたが、
なんとか終わらせ、タクシーをぶっ飛ばして余市へ!

内容を書くのは当面先になりそうではありますが、
この10年を経て受け取るときに、どのような気持ちで受け取るのか、
今年の激動をどう10年後振り返ることができるのか楽しみです。

もうひとつは、香港・台湾の旅。香港は関係ないのですが(笑)
台湾はほぼウイスキー目当ての旅。カバランはまぁ知ってましたが、
南投がよかったなぁ。期待が持てそうだし、人間関係もおもしろいしね!

◆城◆

お城関係で言うと、元日の福岡城・広島城・岡山城と、
西日本の好きな近世城郭をまわったのと、
リニューアルした小田原城天守、
ばったび城跡探索会@江戸城、松本城外郭めぐり・・・くらい?

武田と絡まない山城は行かなかったですねぇ・・・
ま、そゆ時もあっていいでしょう。

むしろ、年末のお城EXPOがよかったですね。
あれはあれで、講演偏重な感はあったんですけども、
熊本城の講演、石丁場の講演が興味深く今後の繋がりそう。

あと、今年はわりとゲーム関係もあれこれあったかな。
ドラクエ30周年ということで、

・ドラゴンクエストライブスペクタクルツアー
・ドラクエミュージアム

がありましたね。特にスペクタクルツアー!
ドラクエの新しいカタチができていて、ただのゲームではなく
ゲーム文化となっていくような躍動を感じました。
しょこたんがもうアリーナそのままだったよねぇ。

あとメインカテゴリ外としては、そうかえん。
これもご縁なんですけど、とある筋からチケットをいただけ参戦。
これで2回目・・・何度言っても迫力大でありました。

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・・・とここで締めてしまうと、いい年だったじゃーんなんですけども、
まぁ、プライベートや家族のことではツラい1年。
ひとつは解決するめどが立ちましたが、いい方向に向かうか?
と思った今年の夏と秋、どん底に落とされました。

これだけ走りながら、まとめもせずに貪欲に楽しみを求めたのは、
その穴埋めを求めていたのかもしれません。

詳しくは書けませんが、生き方を間違えたなぁと思うこともありました。
がんばらなければよかったと思った自分に気づいたとき、
過去の自分が残した手紙なんて、もう申し訳なくて読めないわけですよ。

自分のモチベーションの源としてきたことが、どんどん
世の中で求められていかなくなる寂しさと不安。

その中で過去にやり遂げたことが根拠もなく、
この先もその延長線上に進んでいける、と思われてしまうやるせなさ。

生き方を変えなければいけないと思っても、
自由に変えることはできず、言われたように合わせるしかない。

そんなのもう辞めちゃえばいいんじゃないの、と言われるかもしれませんが、
元の生きるモチベーションの設定の仕方が間違っているから、
じゃぁ、何をしてモチベーション高く生きていくか自信が持てない。
そんな悶々とした半年でした。どうなることやら・・・

そして、冬。

思いもかけないことが起こりました。まさか、家族がこんな病に
かかるだなんて。本人たちよりも離れて暮らしている
わたしのほうが動揺してしまって、、、

今後何が起きても不思議ではない状態。
ただ、救いは本人がさほど深刻がらず、辛そうでもないこと。
それだけは本当にホッとしています。

2017年、どうなりますか。

「えらいことになった」
「大博打のはじまりじゃぁ」

と言って、激動の時代を切り抜けた真田丸の昌幸。

「捨て鉢にならず、最後まで望みを捨てなかった者に
のみ道は開けまする」

後にこう言えるようになってればいいなと、
修羅の道を進むしかありません。
他人から見れば、恵まれてるくせにって言われるかもだけどね。
何が恵まれてて、何がつらいかはその人じゃないとわからないのさ…

好きにつけ、悪しきにつけ、今年はありえないほどの濃密さでした。

さて、今後は1年前くらい(笑)の出来事を振り返る
という感じで、この濃密な2016年をblogで振り返っていこうと思います。

2017年は、棒道オフの再開や丸馬出オフあたりを
企画して皆さんと行ければなーという感じで、
できるだけ行動範囲は狭めに、そして本をたくさん読む時間に
当てたいなと思っている次第です(できるのか?笑)

今後ともよしなにお願いいたします。


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あれから・・・まもなく10年。

信玄公祭りを見終え、真田丸にわーきゃーしてたnikko81です(笑)
しかし、4月10日は忘れられない、
忘れてはならない日なのです。

旅立ってもう・・・10年になるんですね。
わたしも彼女の年を越えてしまいました。

実際に知ったのは翌年になってからなのですが、
わたしの大切な姉貴分の誕生日。

亡くなった日(6月ではある)がわからないので、毎年誕生日に
思い出すことにしているのです。

時が止まったように残り続けるねーさまのサイト。
無料サイトだから残り続けるのかな。わたしにとってはうれしい。

これからも,お互い「書きたい衝動」を大事にしようね。 いつも何かを見て何かを感じられるように。 無関心・無感動・無神経,にならないように。 いろんなことを書き続けていきましょう♪

ホントね、好奇心をもち続ける原点なんですよね。これ。

いろいろねーさんに報告したいことが溜まってどうしようって
感じですよ、わたしがそっちに逝くまで。

特に今は話したいことあるのになぁ。話せないだもんなぁ。
なかなか夢をみないわたしだけど、夢に出てきてくれないかなぁ。
真田昌幸が幻想にみた信玄公のように。

ほんとうにあの時は、ただただ思い出深い。

そして、些細なことにも喜びを感じ、 どんどん楽しいことやうれしいことを 自分からぶつかっていく力強さ。

わたしには圧倒的、と感じられたその書きたい衝動、
日常を、人生を楽しむチカラ。

間違いなく、今のわたしの源流です。
なんとなく、伝説になりつつあるのだけどもね。

「忘れてくれないならせめて悲しまないで」

もう悲しまないと思っても、涙は出ちゃうんだよ。
でも、もうそれは悲しみではなく、今の自分があることの感謝。
そして、その存在の大きさを改めて感じるのです。

ありがとう、でるふぃさん。ずっとずっと忘れません。

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2015年述懐。

さて、ここいらで今年の記事は終わりになりそうです。
2015年の書き残しといえば、

・高取城/宇陀松山城
・弘前城(GW)
・シルバーウィーク日本大横断
・城フェス
・棒道事前~棒道オフ
・講演会『武田信玄と信虎追放事件』
・武田神社崇敬会大会講演会

いやぁ・・・・重いネタがたくさん残ってますなぁ。
なんとか16年の大武田月間の前に
何とか記事にしておきたい・・・・
高取城と初回の弘前城とか1年過ぎる勢いだし・・・・

それはそれとして、今年の振り返りです。
やはり変化の年でした。1年全体を通して思うのは、
興味に満ち引き・旬があるんだなと実感したこと。

自分が求めつづけた結果、チャンスが生まれたと
いうこともあるし、逆に時節柄どうしようもなかったことも。

長い間眠っていた関心がふとしたことで再燃した
ことを考えると、自分の興味の移ろいだけではなくって、
外部環境の変化によっておもしろみが出てくるタイミング、
ひととの出会いやその時々の時局があるのだと。

そしてわたしが関心の軸になっている

・武田家
・城
・ウイスキー
・FFDQ
・ガジェット

のいずれかがモトになって知り合った方が、
別の関心の軸でもお付き合いできたり、そこで
クロスオーバーするのも楽しいことですね…


◆ウイスキー◆

ウイスキーといえば、15年はマッサンの熱狂
の中で始まった年でした。

ちょうど大阪編から余市編に移るあたり、
まさにこれから佳境に向かうところ。
2014年がちょうどニッカ80周年ということもあって、
たくさんの限定品が出ましたし、
BAR SHOWは凋落する感じはありましたが、
Whisky Festivalや秩父ウイスキー祭りはこれは!と
いうウイスキーを見つけられました。

2015年に入って、各イベント(秩父ウイスキー祭り、
モダンモルト、ウイスキーフェス東京)はよかったものの、
軒並み年数表記のあるモルトが続々終売、
残ったウイスキーも値段が跳ね上がる一方。
SMWSのジャパニーズももうとてもじゃないけど、
Bitできる値段じゃない。それに各イベントでも有料試飲の
レベルがどんどん落ちるか、なくなっていく…

アタマでは、ジャパニーズウイスキーへの関心の
高まり(特に外国人)や朝ドラ「マッサン」の影響で
これまで以上に内国需要も上がったこと・・・・

そして、生産のリードタイムが他のジャンルの製品だと
考えられない長さ、それに起因する需給予測の困難さ。

もろもろ理解はするのですけど、やっぱり安心して
飲めるウイスキーが手元になかなかない、というツラさを
身にしみて感じた一年という気がします。

特にツライのは、ウイスキー以外でお付き合いに
するようになった方もウイスキーに興味を持ってくださって、
微力ながら応援したいとウイスキーに誘導するんですよね。

もちろん最初はいいんですけど、その奥のシングルモルトや
シングルカスクの奥深さにまでもっていけない。

もちろん持ち寄り会や自分のモルトを供出して・・というのも
ありえなくはないけど、その場その場で美味いウイスキーを
体験できればいいというのではなくって、
関心を持ち始めた方が、自律的にウイスキーを楽しむ
よすがになれたらと思うわけで、自分が出してきた
値段程度で継続的に入手できるとなると・・・・

少しウエメセではあるけれど、そういう「手引きできない
もどかしさ」というのがやっぱり苦しいところであります。
そしていつぞや、ニッカの佐藤元マスターブレンダーが
おっしゃっていた「安定的に飲めるものを出すのが
第一の仕事」ということばが、頭に浮かびます。

安定的にレベルの高いウイスキーが飲めるシアワセ。
ありがちですが、なくして初めてそのありがたみを
反芻するわけです・・・

最近では定番のスーパーニッカとこれまで
買い貯めた在庫を消化。まぁ、飲んでナンボのウイスキー、
こういう時局になって、在庫に手を付けるきっかけに
なったと思えばいいかもしれませんけども。

◆武田信玄公◆

逆にすごくチャンスが来たというか、知りたい欲に
俄然応えてくれる時局になってきたのが信玄公関連。

きっかけはやはり、武田家旧温会とのつながりと
平山先生の御著書の面白さでしょうね。
これは間違いないところです。

<武田家旧温会>

つながりができたのは、2013年の秋。
毎年研修会ということで、武田家ゆかりの史跡を
巡ってられるわけなんですが、たまたま関心のある一般人にも
来てもらおうという旧温会Web記事をみて
早速応募したところが始まりでした。

そこから例祭、総会、昨年には長篠慰霊祭にも
参加し始め、今年になって長篠に加えて、
仁科公慰霊祭や武田神社崇敬者大会にも参加。

さすがに昨年は、まだおっかなびっくりでしたけれど、
今年は皆様とかなりお話できるようになって、
また御当主邦信氏にも顔と名前を一致していただけました。

そんなオープンな会に変わりつつあるのも、
事務局幹部の方に関心のある方や研究者も会員に
なってもらおうという柔軟な発想にあるから。
会の高齢化という難題に直面してのこと
という側面もあるのですが、それでも有難いことです。

手前味噌ではあるのですが、そのような「余所者」の
受け入れに関して、有能であればしっかり重用された
山本勘助や真田一族(特に真田昌幸)と勝手に
自分をダブらせてみたりもします(失礼だな)

そしてなにより素晴らしいと感じたのは、先祖の、
武田家の「正しい」歴史を学ぶという史実重視と研究を
旨とする気風があることです。

これは「天と地と」での描かれ方に疑問を持ち、
正しい姿を顕彰せねばとの想いからという、
会発足当時からの考え方。

すべての方が研究しているわけではないですが、
先祖に武田一門や武田家の遺臣をもつ方々が、
そのような気風をもたれているということは非常に
重要なことだと思うんですよね。

明らかになった史実の研究成果や各家に伝わる伝承は
時に相剋することもあるわけで、おのおのが意見を持ち、
研究成果に向き合い、そして議論できる
雰囲気があるように感じられるのです。

後付けにはなってしまいますが、信玄公時代の
武田軍の強みはまさにこの諸将が意見を戦わせ議論する中で
生まれてきた側面もあると思え、なんだかその姿と
ダブって見えるようにも思います。

研修で回る史跡だけでなく、会員の皆様の何気ない
会話の中にも、武田家の組織構造と
信玄公の組織運営手腕に関心を持つものとしては
興味深い会話が多く、その一端に加えていただいたことは
何よりのシアワセですし、より深く知る
大きな一歩になったと実感する次第です。

<平山優先生>

もう一点大きなことは、平山先生でしょうね。
そもそも・・・大学生~浪人時代の現代文の
塾講師がものすごく論理だったことを大事にする人で、
論理の王様たる数学がニガテだった当時のわたしにとっても、
ロジックがキレイにつながる説得性に感じ入ったものでした。

そもそも平山先生のお名前は、武田家旧温会の会話で
お聴きをして、語りが上手くてすごく頭にスッと入ってくると
絶賛されていたのが、最初に知ったきっかけ
ではないかと思います。

もちろん、論理というのはなにも自然科学だけでなくって、
人文科学にだって基礎になるはずなのですが、
歴史の領域においてここまでキレイにロジックで構成され、
しかも厭味が少ない記述が…と「長篠合戦と武田勝頼」
を読んで、更に興味を持ったわけです。

厭味というのは・・・とかく論理は人を
追い詰める(ようなイメージ)があってですね。

人間には感情があって、多かれ少なかれ
その相克の中に生きるほかはなく、その感情との関係を
考えると、論理一辺倒というのは厭味になりえると思います。

昨年末も書きましたが、論理は甘美な麻薬になりうる
側面もあると思うんです。だけど、そんなことはまるでなく、
非常にロジカルなのに読後感が清々しいといいますか・・・

歴史学についてはもちろん素人なので、研究成果になりうる
記述を残すことはできないですけれども、前提となる史料と
史料群の関係性から浮かび上がる史実、
そしてその史実の延長上にある想像をはっきり分けて、
想像に至るロジックをしっかり構築するくらいは
できるようになるとスッキリするだろうな、と。

それで昨年の年越しで「検証長篠合戦」「武田信玄」を
読もうとして積読(苦笑)になっていたところ、
あの甲陽軍鑑の講演に行ったわけですね。
当時のtwitterにも書いていましたけど、これはすごいと。

これまで実に信玄公に興味を持って四半世紀
経ってはいたんですが、知識を重ねてきたわけでもなく、
むしろ他の興味に押されがちだったんですよね。

それがお城に他の人と行くようになって、
自然と戦国時代の話になり、(それまでに知ってた)
信玄公の話をするくらいのものでした。

それが一気に史実や史実群から積み重ねて想像していく
おもしろさに引き込まれたんですよね。
そうなると、歴史小説読むよりもまず、歴史研究の成果を
読みたくなるのがちょうど今。
この現象を「平山中毒」とでも呼びたいくらいです(笑)

真実は小説よりも奇なりとは言いますが、
ひとりの人間の想像力や気付きを超える
「想像を超える史実のおもしろさ」は
やはりあると思いますね。間違いなく。

そんな中で、史実vs創作の議論にもなったことがありました。
基本的には創作の存在を否定することはなくって、
たまたま個人的に(それも今の時点で)創作よりも
史実のほうに関心があるというに過ぎないわけですが、
創作・表現の自由を重んじるあまり、

・史実に照らして本当か?と疑う人を半可通と蔑んだり
・史実に忠実であるべきは、研究者
 (=根拠を追究する立場にいる人)たちだけで充分

などという意見も目にしました。創作>史実が
存在する意味としては、おもしろいからに尽きるはず。

それがおもしろい人たち向きにはいいと思うんですよね。
純粋にエンターテイメントとして。

ただ、史実に照らすおもしろさを知ったとき、
史実とされていたことが実は反証されて
新しいイメージが出来上がったり、またその反論でという、
科学としての歴史の進歩に向き合う楽しさは
確実にあるわけです。

だから創作するにしても史実を知るべきでは?という話。
妄想に妄想重ねる別のおもしろさも
それはそれで、確実にあるんですけれども。

そもそも疑うことは知識を幅を広げるために不可欠ですし、
自分で気の済むまで突き詰めるの大事だと思うんですよね。

創作物から史実以外を徹底的に排除する「歴史警察」も
くだらないし、史実に立脚する立場を蔑むのもよくない。
創作鑑賞を史実と理解する世間一般の傾向をどうするか、
そこが解決しない限り、なかなか共存するのが
難しいコトでもあるんだなぁと思ったのも、2015年でした。

◆城◆

今年は比較的行った城の数は少なめ。
全部で30城。新規は13城。

高取城、庚申山城、宇陀松山城、金沢城、
弘前城、浜松城、久能山城、白山城、新府城、
獅子吼城、谷戸城、岩殿山城、勝沼氏館、
躑躅が崎館、浪岡城、大坂城、姫路城、岡山城、
今治城、大洲城、野田城、二俣城、諏訪原城、
丸子城、持船城、白老伊達陣屋、前橋城、
江戸城、赤穂城、利神城

新しいところだとまだ書いていませんが、
高取・宇陀松山の大和の山城がよかったですかねぇ。
後は期待せずに行ってよかった勝沼氏館や浪岡城。

再訪では弘前はイベントで思い出深いですし、
12月の新府丸馬出の素晴らしさ、そして各地の
現存建築を巡ったり、講演を聴いて初めて
思い至る大洲城の復元の見事さ。

それから今治城で後に徳川系城郭として
完成する藤堂高虎の築城思想を徳川の城展を
見てきた直後に行って感じ取れたのもよかった。

こうして振り返ってみると、皆さんの企画に
乗っかってお城に行く以外に自分で行くときには、
明らかにお気に入りに再訪か、
何らかのテーマに沿った城攻めだったなぁ、と。

(オフ会)
高取城、庚申山城、宇陀松山城、白山城、
新府城、獅子吼城、谷戸城、岩殿山城、
勝沼氏館、

(お気に入り)
金沢城、江戸城、躑躅が崎館、岡山城

(テーマ1:武田城郭)
野田城、二俣城、諏訪原城、丸子城、
持船城、久能山城、赤穂城

(テーマ2:近世城郭建築)
弘前城、大坂城、姫路城、今治城、
大洲城、

(その他)
浜松城、浪岡城、白老伊達陣屋、
前橋城、利神城

たぶん2016年も基本は武田関連と近世城郭を
中心に遺構観察中心のお城は皆さんに
乗っかる形になるだろうな、と。

もう一点、お城というと、江戸城天守の報告会
いよいよカタチになってきたなぁという感慨深い気持ち。

もちろんこれから賛否両論戦わせて・・ですし
慎重に進めていかないといけないとは
思うのですが、これによって研究・理解が深まるのは
それだけでありがたいことですね。

同じように、名古屋城大天守についても動きがあり
こちらも2016年年始からのタウンミーティング参加など
動きがあるので、見逃せません。

やっぱり、土の城とその築城思想の理解の少し
断片に立ってみても、建築へ惹かれるのは変わりません。

しかし、土の城、山城の観察を通して得られた
「城とは何か?」というセオリーを軸にして、
近世城郭を眺めると、違ったことに気付くのも確か。

その意味で皆さんが行きたい!という山城に
のこのこ付いていって、現地踏査で理解を深めつつ、
近世城郭を眺めていくというスタンスになるでしょう。
武田は別腹かもしれませんけど(笑)

ということで、2015年も大変お世話になりました。
今迄からお付き合いくださってる方も、
新しくお見知りおきいただくようになった方も。

相変わらず、興味のごった煮で2016年も
お届けすると思いますが、なにとぞご贔屓に。
よいお年をお迎えくださいませ。

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年の瀬にふと思うこと。- 関心の寄せ方のクセと気をつけたいこと -

さて、本年もあとわずか。無事紅白歌合戦で、
みゆきさまとエリーさんにヒートアップして、
いい感じで締められましたね(笑)

さて、そんな今。改めて2014年でいろいろ
公私ともどもいろいろあって感じたこと・・
を徒然なるままに。

■関心を持つクセ・パターン

何かに関心が向くとき、関心の寄せ方って
皆それぞれクセがあるなと、ふと思うわけです。

そして・・・何に関心があるかよりも
対象はともかく、関心の寄せ方が近いヒトとは絡んでいて
居心地がよい気がするんですよね。
関心の対象や意見が違っても。
意見が対立して議論になってさえも。

逆に同じモノコトに関心があっても、そこが相容れないと
うまくやってくのは難しいという感覚がすごくあります。

これは必ずしも関心の寄せ方が似ているかどうか?
ではなくって、違っていてももちろんいい。

だけど、関心の向き方が合わない組み合わせって
やっぱりあるとなんとなく思っていて。
相性といいますかね・・・

そのためにもこうしてふとした時に振り返って
おくことが大事かな、なんても思います。

いや、意識的に振り返ろうと思わなくても、
今回のようにある日突然、とめどなく頭から
ことばがこぼれ落ちてくる感じではあるのですが。

■nikko81の場合はどうだろう?

関心の寄せ方・・・何かが気になったりするのは、
一期一会というか、偶然性が高いわけですが。
こから対象に迫っていくときにまずどこから
どうやって近づいていくか。そこなんですよね。

あるポイントをドリルで地面を掘るように
一点を深く深く掘り下げたり、
広い範囲をなだらかになぞったり。

なんとなくだけど、わたしはいくつかの点を
それなりに深く掘って、すこし広めの範囲を少し
なだらかに掘っていく。そんな近づき方。

どこから?という意味では、由来や背景、
経緯をなぜなぜ…とたどる。
だから歴史が好きなんだろうなぁ。

好きであることは、感情のなすところも大きいのだけど、
敢えてそこは左脳で辻褄を合わせて、
ハッとしたい。だから過程を筋道たてて
つなげられ(たと思え)たらと楽しいんですね。
関心が縦横無尽に這い蹲るようでも、
そんなルールがあるみたい。

そして違う点から出発した関心の枝の伸びる先のある点で
交わりがあることに気づいたりする。これがまたおもしろい。
そこに自分というカタチを見出したりするわけです。

いくつかの関心事をいろんな角度から見るということ。
それを辻褄を合わせていきながら、立体的な
関心マップをつくっていく。
そんなプロセスが楽しいのかもしれません。

いろいろ手を出すから、少しずつ少しずつなんですけど。

■関心を持つうえで気をつけたいこと(1)
 ~視野が広いってどゆこと?~

というわけで、関心を持った対象をいろんな角度から見たい!
という欲望はかなり自分の中にあるような気がします。

ただ、多面的に見ているようで一面しか
見てないこともあるかも知れない。
自分もいろいろな方向に足を延ばしてるつもりだけど、
もっと違う方向がたくさんあるかもしれない
と思うことも大事ですかね。

ある事象を捉えるのに、いろんな観点がある。
それらを便宜的に①、②、③、④、⑤、⑥としてみます。

Aさんは①だけでなく、②や③からみた姿がおもしろい、
価値があると思っている。一方でBさんは②や③
が見えていない、もっと多面的に捉えるべきだ、
なんて思ってしまいがち。

だけど、実はBさんの関心は①、④、⑤、⑥だったりする。
いろんな角度から見ようぜといっていたAさんこそ、
見えてない部分がありうるということですな。

Aさんにとっての④や⑤の方向に延ばすかどうかは
Aさん次第で、そっちに延ばてもいいけど、
延ばさなくてもいい。

ただ、自分の目線だけじゃなくて延ばすチャンスが
ほかにもあるかも知れないとだけはいつも
感じていたいな、と思います。

気をつけないといけないのは、②や③に気づいてなかった
Bさんは視野が狭いと思っちゃうこと。

実は見えている部分が違うだけでBさんもまた広く、
むしろBさんのほうがいろんなものの見方を
しているかもしれない。

AさんはBさんに②や③に気づいてほしくて、
Aさんにとって見えていて欲しい視点が
見えていないだけだった・・・なんてことが
ないようにしないといけないなぁ、と考えたりします。


■関心を持つうえで気をつけたいこと(2)
 ~論理・・取り扱い注意~

関心を寄せる力はすごい。時に暴力的ですらある
と思うのですが、暴力的(必ずしも見た目でわからない)
なままに突き進むのもアリだけど、なんだかそれを
制御したい、まとめあげたいという
本能的なものがいつもあります。

これもまた関心についての自分の
傾向のひとつかもしれません。
勢いは幾分減速するかもだけど・・・
まとまろうまとまろうとするんですよね。

制御するのは何か?たぶん自分なりの論理を組み立てて、
好奇心を咀嚼して整理をしていくこと。
論理だっているということには
昔からすごい憧れというか、大きな信頼を寄せてきました。

ただこれも落とし穴があるな、といまさらながらに思います。
簡単な話、何のためのロジックと根拠?
論理のための論理はあきまへん、という話。

論理ってすごい甘くて、でもぶった切る切れ味は
すごい危険。目的と手段をごっちゃにしてはいけません!
みたいなこというけど、その最たるものが
論理性なんじゃないかと勝手に思ってます。

ロジックとかストーリーとか、辻褄が合ってることって、
すごく求められるしそれはそれでわかるのだけど、
辻褄が合うことそのものに甘美な誘惑が隠れていて、
それに取り込まれてしまう。
残念なことにけっこうやっちゃいます。

はなしの筋が通ってる、筋が見えやすいというのは、
しゃべってる、書いてるほうも気持ちいいし、
聞くほうにも心地よい。当然話も伝わる。間違いない。

だけど、正しいだけの正論は通じないというように
感情が拒否をする。やはり好奇心の躍動感が
要るんだろうなぁ、と。

手懐けられていない獰猛な好奇心を飼いならす
ための武器となるロジカルシンキング。
でも、使い方を間違っちゃうと、好奇心とは違った意味で、
論理もまた暴力的になってしまうかもしれない。

論理はあるところからあるところへ確実であろう
橋渡しをしてくれるわけですけど、
橋を渡ることに夢中になりすぎて
あなたどこに行くつもりだったの?みたいな。

歩きやすい道を歩いたがために、
見落としているものはないか?そんなことも
考えながら筋道を立てられたらなと思います。

ということで、なんとかまとめる方向にここ数年、
関心が向いています。これをうまく2015年にも
忘れずにいたいなぁと思います。

さて、今年の更新はこれで最後です。
なかなかコメントのほうは追いつかず、
放置気味で申し訳ないです。

まだ2014年の出来事がいくつも残っているので、
正月明けから更新していきますので、なにとぞご贔屓に。

みなさま、よいお年をお迎えくださいませ!

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ねえさんからの忠告・・・かな?

今日、残業者が引っ張り出される定期産業医面談。
急に太ったよな・・・と思ったら、
明らかに血圧の数値がおかしい。

スーツがきついと感じてはいたんですが、
からだが圧迫されていて、もちろん体重増の影響もあって
そんな数値になっていた・・・と気づきました。

ここのところ残業が多くて、ついつい夜に食べがち。
そして運動する時間が平日ない上に、3月は平日ほとんど
家に籠城・・・・そら太るわな、と。

これでも炭水化物は控えてはいたんですが、
まー・・・食べたいもの食べてましたからね。

奇しくも今日は、ねーさんの誕生日。
かつてにぎわっていた「でるふぃたうん」にアクセスして
往時を偲びつつ、そんなわたしにからだ壊すよ!
って、言ってくれたのかもしれないな、などと妄想。

ねえさんとは、かつてわたしのネット黎明期に
お世話になった方。もうこの世から旅立たれています

もう・・・今年で彼女の生きた年を越そうとしています。
ね、つまらないことがもとで病気なんかしたら、
ねーさんに申し訳ないもんね。

いつも、もっとお話したかったという思いに駆られる
4月10日。今年もチューリップ買ってる余裕なかったな。
ねえさんがまた来てくれたら、今なら何を話すだろう。

仕事の相談かな、それともウイスキーの話かな。
パソコン・ガジェットの話か・・・

ねえさんね、やっぱりムリ。
もう何年も経つけど、忘れるなんてでけへんよ。
姿を、カタチを変え、「書きたい衝動」は今も息づいてる。

悲しまない、だから。。。
毎年、しっかり向き合わせてね。

もうあと30分もないけど・・・
ウイスキーで乾杯しよっか、ねーさん。

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2013年を振り返る。

さて、もう大晦日。2013年最後の夕陽も沈み、
2014年の到来を待つばかり・・・・

ということで、2013年の記事も相当書けていませんが(汗)
振り返ってみることにしましょう。

目標だった、

①戦略的に人と会う、つまり次につながる方々との
 出会いの場をたくさんつくっていこう

②旅やイベントの記録だけにならないよう、
 想いを語ることを増やそう

③思いの丈を具体的なアウトプットに結実させよう

という3点に関しては、①はかなり進んだ印象、
②は100%満足というわけではないですが、
ある程度は書けたかな、③は今後の課題…ですね。

■プライベート

①武田家

一昨年から、戦略的に人に会っていこうというのが
今年はどーんと花開いた気がいたします。

というのも、武田家ご宗家はじめ、旧温会の皆さまや
和渕武田家つながりで屋敷跡にお住まいの方、
そのゆかりの方とも知り合いになれたわけですよ。
人のツナガリができたという意味では、武田家関係が一番大。

P1350654

武田神社の例祭にも参加しましたしね・・・
来年も絶対行く。たぶん今年以上にいろんな方と
お話できそうな気がする・・・!!

P1260064

山県館にもゆっくり泊まりたいし、三郎兵衛さんについて
いろいろお聞かせいただけたら(あつかましい)

真田関係ではたまきさんとのツナガリを皮切りに、
レキシズルバーへの参加、上田真田まつり・・・
と真田昌幸さんをまたもっと知りたいな、
と思わせるきっかけにもなったりしましたね。

bi_osxceaafwezjpg_large

ちょっと別枠かもしれないけど、会津の内藤さん
と飲んだのもいい記憶。歴史にはあまりお詳しくない
とおっしゃるご本人としては、ウイスキーの話を
していただけなんでしょうけど・・・

あの内藤修理の家を受け継ぐ方と自分の好きな酒の話で
盛り上がれるなんてうれしい限りですよ。ほんとに。

会津でまた行きたいと思えるバーができたのも
いいですよね。バーって人を楽しくつなげますよね。

②城

一昨年から、城好きさん方と交流させてもらってますが、
ついに駿河や上野の武田城郭(上野は真田か)
に行けたんですね。誘ってくださった
城好きさん方に感謝です!!

岩櫃城しかり、諏訪原城しかり、丸子城しかり…
諏訪原城は、個人的にThe best castle of the year授賞!

P1310181

行っているはずの要害山城や熊城での発見があったのも
城好きさん方と一緒に行くから、の発見でしたから。
武田神社での信玄公のご加護の賜物かな?(笑)

P1340990

城攻めの今年のテーマのもうひとつは、現存櫓めぐり。
特に高松城月見櫓の構造にはしびれましたね・・・
The best castle of the year次点は、高松城です!

P1280843

次代につながる再建の過程を見れた駿府城坤櫓も
大きな楽しみになりましたし、土壇場で行った松山城野原櫓も
非常に天守構造の過程を知る興味深い櫓でした。
その他、大坂城千貫櫓、岡山城月見櫓、福山城伏見櫓
明石城坤櫓、備中松山城二重櫓、など。

展覧会やイベントでも、名古屋城が如何に大切にされて
記録されてきたか、修理されてきたかに感銘を受けたり、
名古屋城を見直した(笑)1年でもあったかも。

Nagoyajo1

再建関係では、江戸城・小田原城など木造で
再建する団体の連携のスタートになった年でしたね。

江戸城天守はまさにこれから動き出そうとしていますし、
賛否両論ありますが、批判される間はまだ関心を
持ってもらっているということでしょう。

別に記事にしていますが、資料が豊富で正しい再建が
できると思いますので、天守はもちろん可能な限り
本丸御殿や本丸櫓群も含めて、東御苑は江戸城本丸として
整備できたらうれしいですねぇ。

このCGが実在になる日を思い描きながら・・・

Scan0012

③琥珀色

ウイスキーはちょっと新しい取り組みは
少なかったかな…という反省。
城と武田に重心が掛かった反動かな・・・??

そんな中でもWhisky LIVE Tokyo 2013で
出ていたシングルカスク余市 1988-2013 #100212
手に入れたのは、極私的に大きなできごとでした。

P1270005

値段的にもちょっとえいっ!と奮発するようなお値段。
ただそれだけの価値はあって、好きな新樽の香りだけじゃなく
非常に表情が豊かで、変化をちゃんと楽しめるモルト。

毎年、その年に買った一番のお気に入りのニッカを
実家に持って帰るのですが、今年もニッカから
ウイスキーに入るきっかけをつくった父の評判も上々。
今もまた飲んでいるようです・・・
(年末年始しか飲めないのでね♪)

ただ、琥珀色は来年がまた盛り上がりますね。
なにせニッカ80周年ですし、朝ドラ「マッサン」があるし!
ニッカファンには目が離せない年になりそうです!

 実在の人物をモデルとしますが、「ある日本人技術者
 と英国人妻」の“夫婦の人情喜劇”として大胆に再構成し、
 登場人物や団体名は改称し、羽原大介さん作の
 オリジナル脚本によりフィクションとしてお届けします。

ってところに若干の不安はあるのですが・・・・

■議論のやり方

基本的に今までネットの世界では、平穏なほうだった
わたしですが、いろいろ揉めた(ように見える)
できごとも多かったのも事実ですね。

きっかけとなったことは、さまざまではありますが、
なかなか異なる意見と交わるのは難しいものだと
改めて思った次第です。

基本的な考え方として、以下の5点が大事だと思っています。

・揉めたらまず最初に言葉の定義と議論の前提を明確に
・もちろん相手に対する侮辱はご法度。相手を丁重に扱い
 (意図しなくても)不快にさせることがあったら謝罪する
・自分の信念がいかに強くても、相手に強制してはいけない
・逆に自分の評価軸を相手に預けてもいけない
・相手の評価軸と自分の評価軸のすりあわせを行い、
 双方の評価軸の交わりうる点をさぐる行為が議論である

まぁ、付き合いの長い方は分かるとは思いますが、
鷹揚には構えているようでも、ここぞというところでは
無謀にも引かないタイプであるわたしです。

しかし、議論に対する構え方がまず合わないと
議論にならないな・・と実感しました。

そして、twitterは議論には向かないと聞きながらも
なんとか違った意見の方から学べるようにしたい、
という思いはあったのですけど、

・そもそも違う意見から学ぶ気がない
・違う価値観とは接したくない、見たくもない
・意見は違うけど、議論するほど
・特定の話題にだけ関心があり、議論が正しくできているか
 チェックしない(ファシリテートすることに関心がない)

という場合は、特にtwitterではタイムラインを汚すこと
にもなるわけでして、あまり深追いしないほうがいいんだな、
と今更ながら学んだ次第です。

もったいない気はするんですけど、相手あっての議論。
そこは深追いは無用ということなのでしょう。

逆に意見が違うという表明をしても、議論にまで
発展させるほどの強い思い入れが双方どちらかに
でも欠けていれば、議論にならないし
し続けちゃいけないんだ、とも。

■しごと

実は昨年12月から臨時ではあるとはいえ、
以前から自分の経験を生かしてこうしたいと思える
内容に携われることができて、また戻ったら
この経験を活かして…と思っていたところ
想定外の仕事に6月末に飛ばされるなど…
という激しい断絶のあった年でしたね。キビシイ。

けっこう不本意な内容でも、どこかに自分のやる気の
ツボがないだろうか?やりたい内容との関係は
どうなってるか?など、自分のモチベーションを
発掘する術を自分で探し出してきたつもり。

しかし、理不尽に耐えることが善であり、
あらゆる口ごたえをしないことが是となる世界。

仕事をするのにやる気云々じゃなく、気合だという世界。
そして、妙にウェットな人間関係で成り立つ世界…

そりゃ、嫌気さす人が出るよね。こんなにも物理的に
近い位置にいていながら、異世界を体験することがあるんだ?
と思いましたよ。

もちろん、人手が足りない中で常に仕事量が
増えていくのは当然としてですね…

という中で、あくまで最初に思い描いた道にこだわり
その軌道修正を模索し続けるか、はたまた
新たな道を探ったほうがいいのか。

以前にも何度も同じ問いを自らに課し、そして
不本意な中にも活路を見出してきました。
それでいいのか?惰性ではないのか?

今まで先送りにしてきたのは、否めません。
本当に悩んで結論を出さないといけないのかな・・・

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
楽しいこと半分、厳しいこと半分、
どちらにも大きく振れた年男の1年でありました。

さて、これで年内の更新は終えます。
年明けおそらく三が日後くらいにできたら更新・・・
という感じになろうかと思います。

興味があっちにこっちに落ち着かないblogですが
お読みいただいた方には、感謝申し上げます。
これからもご贔屓にして頂けると幸甚。

いよいよきたる2/1にて、丸10周年になります、
このblog。なんか盛大に記事を起こしたいなとは思案中。
2014年もよろしくお願いいたしますね。

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竹田城について考えてみる。

自分の考えたことを残すというある意味、
ブログの原点(Weblog)というネタ。
忘れないうちにログに残しておきましょう。

きっかけは、奈良大学の千田嘉博先生のツイートから。

12/25のとあるニュースで竹田城に関して、
「城跡はないが、石垣だけが残る」いう矛盾した表現が
あったということを紹介されていました。

そこで・・・

なんて表現をするんだケシカラン!あの石垣がいいのに!
貴重な遺構だぞ!やっぱり世間は建物がないと
城じゃないんだ…わかってない!

・・と流れていくどんどんとタイムラインに
一抹の違和感を覚えながら眺めていました。
ええ、建物から城に入った人間として…ね。

その違和感とは何ぞや。一言で言うなら、
「知らないということそのもの」を叩いている点。
間違っているという指摘や批判ではなく、
知らないことに対する非難。

そういう方々って、たぶんお城が好きで、
知識もいっぱいある人たちなんだと思います。

でもね。ただの「揚げ足取り」なんじゃないの?
という気がするのです。
そんなことより、なぜそのような表現が
まかり通ってしまったのかについて、
もっと深堀していく必要があると思うわけですよ。

もちろん城とはそもそも?ということに対して、
認識は低い表現であり一個人が言うならともかく、
テレビで流す表現としておかしいのは確かです。

好意的に解釈すれば、「建物はないが
石垣だけが残っている」と表現したかったのでしょう。

そこを「建物」と「城跡」を間違うとは何事か、
建物だけが城跡じゃない、という非常にまっとうな
「正論」ではあります。うむ。

しかし・・・城について知識をどれだけの人が
どれだけ持っているというのでしょう。
わたしはいつも自分の関心事が「マイナー」である、
つまり、自分が常識として知っていることでも、
皆にとっては常識ではないということを認識していて。

たとえば普段城の会話をしないウイスキー好きの皆さんと
たまたま城の会話するときに、城好きさんと会話する
共通言語で話して、え?こんなことも知らないの?
と言いません。当然。

城=天守だとか城=城郭建造物という認識を
城にそれほど関心を払っていない人たちが
持っているのだとすると、とりもなおさずそれは、
その城の本質的な意味とは別の、城への一般的な認知形成が
どうされてきたかを物語る歴史ではないか、と考えています。

あ、戦後復興天守がボコボコ建ったから、
城=天守だと思うようになったんでしょ?というのは
早計だと思いますよ?

そういったことを横に置き責めてたとしても、
それは意識をもって関心をよせてはいない人たちの常識、
というきわめて堅固な「城」に対して
正面きって突撃していくようなものでしょう。

知られていないことに憤って、何でわかってないんだ!
という前に・・・なぜ城に詳しくない人はそう考えるのか、
どうしたら魅力に気づいてもらえるか・・・

城から少し離れて、歴史全般の話に広げてみたとき、
例えば、ゲームなどから入ってきた比較的
歴史に接してから日が浅い方々に対して、○○好きなのに
△△なことも知らないの?などというのは禁句!
だと思っています。

いいんです、知らなくて。
知識なんて、みんなでいくらでもシェアすればいい。
好きだと思ってくれる人が増えればいいのです。

いいんです、違ってても。
違っていたら、自分の目線はしっかり持った上で
お互い学びあえばいいし、互いの世界に
足を踏み入れたっていい。

やっぱり違うなと思ったら、そういう世界もある。
と存在を認められればいいはず。

・・・でしょう?

なのに、話題が城になったら、城といえば
天守だ建物だと言ってる人は、
ミーハー城好きになっちゃうんですか?

多少被害妄想はあるのかな、とは思いますが、
建物、特に天守が好きなんて言ってると、
天守にうつつを抜かすは城好きにあらず・・
という雰囲気すら感じます。

えっとね、石垣のよさや土塁のすばらしさを語るのに
建物を貶める必要はまったくないんですよ。
むしろ、自分から興味を持った方だけに閉じてしまい、
建物に興味がある人との溝をつくるだけ・・・と。

そもそもの同好の士とはつながってもせっかく
「お城に関心がある」というところまでは
近いところにいるのに、少し離れて
土塁や石垣の城もいいでしょ?って広げられない。

そうじゃなく、なぜ、石垣の城がどういいのか、
自分にとってのたくさんの当たり前を振り払って
説明できるようにならないといけないのです。

そう・・・それは説得であり、プレゼンであり、
面接であり、マーケティングなのです。

わたしはここ数年、石垣の城の魅力や土塁の城の
楽しみ方を学び、視野が広がっただけでなく、
そこから得た知識を元に建造物を見返すとわかることも
非常に多いなと思うんですよね。

あくまでも城(武田家関係はまた別次元)に限るなら、
建物 > 石垣・土塁・縄張、ですよ、いまでも。

今回のような、残念な表現を目にしてしまったとき、
なんて程度の低い認識なんだと非難して終わるんではなくって、
城=天守だと思っている方の考える価値を否定せず、
プラスアルファでこういういいところもあるよ?
って、言っていくためには、どうすればいいいのかな?
と考えなくちゃいかんな、と思うわけです。

で、どうすればいいのか・・・
それはやはり語り部を増やすこと。

観光とか町おこしとかは一旦横において、
自分の言葉で竹田城のすばらしさを語って、
人の心を響かせられる人を増やすこと。

マスコミや報道といった「マス」で伝えようとすると、
その性質上、その本質をなおざりに
しがちなのだろうと思います。

だから、竹田城は遺構の修復という意味も含めて、
立ち入りは厳しく制限すべきなのでしょう。
その本質的な価値を見出せる方に限って。

そしてそういう方々こそが、人の関心のツボを突いて
竹田城のすばらしさの何たるかを語っていく
しかないように思います。

できること、できないことありますが、
文句を言うだけではなく、
自分に何ができるか?を考えたいです。

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城の魅力を考える三要素。

シゴトで凹んで擦り切れていても、
相変わらず楽しいことをよすがに何とか生きてるこの頃。

そんな中、最近お城の魅力について考えていること。
それは・・・城の魅力の要素について。

よくね、わたしは山城じゃないととか、
わたしは石垣派なんだよねーとかって声を聞くんですが、
そういうカタチによる分類って、魅力の要素なのかな、と。

城のどこに魅力を感じられるか?という
楽しさや感動を得るツボによる分類という意味で、
城メグリストさんの「レジャー・ヒストリー・アート
っていう要素っておもしろいなぁと思っています。

この本の中には、レジャーとあるんですが、
個人的には、ストラテジーと置き換えたほうが
しっくりはきますが、要は防衛戦略を読み解く楽しさ。

アートとは、城が持つ美しさに見入る楽しさ。
ヒストリーは、城が辿ってきた歴史を知る楽しさ。

こういう捉え方をしたら楽しいなぁと思ったのは、
一般に軍事戦略的思想から「しか」捉えられない山城を
アーティスティックな側面から捉えたり、
普通の人がお城ってすごーいって思う中にも
実はものすごい防衛戦略が組み込まれていたり…できるから。

ヒストリーというのも、いわゆる戦国好きとかという
意味での歴史性ももちろんあるけれど、
城そのものが辿った歴史に触れるのも楽しくて。

もともと城好きと戦国(信玄公崇拝)とは、
近しいようでいて、少し相容れないところもあって、
ようやく最近になって、躑躅ヶ崎館を城目線で
楽しめるようになったばかりですからね。

城としての歴史は、軍事的な拠点としての城が
織田信長の出現前後から政治的・文化的な
表現の手段とも繋がっていきますよね。

山城の時代から、石垣が魅せるための装置として
機能をし始めていたようですが、信長の時代になって、
それまで御殿のようなカタチで城に魅せる意図が強まり、
唯一無二の存在たる信長個人のカリスマ性の発露へ。

秀吉の時代には自身を頂点としつつ、武将と豊臣の関係性を
定義する装置としての豊臣グループの象徴。
わたしが大好きな豊臣大坂城を始め、岡山城、
広島城、福岡城、熊本城、蒲生会津若松城、甲府城・・・

そして、徳川時代になると幕府という組織の
統一感ある表現へと変化していく・・・・

信長、秀吉、家康、そして秀忠家光と天下人の城を
通しで観られた人がどのくらいいたか分かりませんが、
城をみて時代の変わりを感じたことでしょうね。

そんな政治的な色合いの濃い表現こそ、築城者が外に発して
アピールしようとした城の込められたメッセージ。

一方で、如何に城にプロパガンダが組み込まれようとも、
防衛思想は一貫して、そしてプロパガンダに隠れて
着実に進化していて、それを読み解くのもまた愉し。

どこかお宝探しのような、見つける楽しさがあります。
それは山城で木々に覆われた中に遺構を見つける、
という意味でも見つけるという間隔ですけど、
近世城郭においても、やっぱり見つけるという感覚。

まぁ好みはそれぞれで、ひとつの角度からの眺めを
突き詰めていくのもそれはそれでいいものですが、
いろんな角度から見つめて、城を「立体的」に見つめたい
というのがわたしの城の楽しみ方かな、と思っています。

ま、この立体的に観たいよねというのは、
城に限ったことではないんですけどね。
ウイスキーだって、信玄さんだって。

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平等院鳳凰堂の議論に観る「日本の美意識とは何か」

また、ちょっと長めの思い話題だけど、
これもすごく気になるので、考えを整理しておきたく。

たぶん、発端はコレでした。
冷泉彰彦氏「平等院鳳凰堂を「金ピカ」にしてもいいのか?

このコラム全体的に反論したい、と
歴史ナビ(@rekinavi)さんがtwitter
でおっしゃっていたのを見たのが最初でしたね。

これが7月末になって、また記事が出て来ていて、
議論になっている・・・ということで。

「真っ赤で金ピカ」か「古色・わびさび」か、
平等院鳳凰堂「平成の大改修」めぐり研究界“侃々諤々”

特に気を引いたのが、両記事とも
侘び寂びが云々とあって、正直吹き出しそうに。
マジですか・・・本気?

■冷泉氏に対する反論

ツッコミどころが多すぎるんですが、
ひとつひとつ整理しましょう。

①創建時の原色の塗装にする理由の推察について

傷みやくすんだ色彩を再現しつつ修復するコストの問題は
実際は正しいかどうかはさておき
(正しいとわたしも思います)、
理由の推察としては、成り立つと思います。

が、

> 「創建時の再現」がアリだということになれば、
> 遺構しか残っていない建物の「再建」もアリ

というのが意味不明です。遺構しかない建物の再建=
客寄せハコモノ、とするには大きな論理の飛躍が
あるように思いますが、それ以上に肝心の創建時の
再現の是非については、言及していませんね。

もし、Aが望ましいなら、Bも望ましい。
しかし、Bは望ましくない。
従って、Aも望ましくないという論理です。

A:既存の建物の創建時の再現
B:遺構しか残ってない建物の再建

百歩譲って、Bが望ましくないと仮定しても、
A→Bの論理関係が不明であり、Aが望ましくない
理由の説明になっていません。

観光ビジネスのマーケット変化にも言及してますが、
わたしの立場としては、そもそも観光客のターゲットに
再建や修復の考え方がブレてはいけないと考えます。
今回の修復もそのような意図があったのか?
どう読んでも、筆者の邪推にしか捉えられません。

平等院鳳凰堂が本来どういう位置づけの建物であったかを
明確にした上で、歴史的・文化的な観点から
何が適切かを考えるべきではないでしょうか。

「反知性主義」的な風潮、に至っては完全に
自分が知性のあるほうに立っている前提ですが・・・
果たしてそうでしょうかね?非常に疑問です。

②冷泉氏の違和感の理由とする内容

日本文化の重要な要素である「わび、さび」
という価値観に対する否定、とありますが・・・・

平等院鳳凰堂が「侘び寂び」にそぐわない
色彩にすることがこの価値観の否定になるんでしょうか?

筆者も書いている通り、重要な「要素」ではあっても
日本文化のすべてが「侘び寂び」ではありえず、
また平等院に対して、茶道などの世界で醸成されてきた
室町~江戸時代の価値観で捉えることが果たして
適切な捉え方でしょうか?

> 藤原摂関家の栄華を極めた道長の別邸として
> 建設されたという「権力とカネ」の象徴であった建物が、
> 千年という年月を経て「くすみ」や「崩れ」を
> 獲得することで、金ピカの貴族趣味が
> 浄化されていったのは事実

このあたりは、金ピカ=貴族趣味としてしか
捉えられていないこと、くすみや崩れがすばらしい
という個人的な趣味を超える以上のコメントではないですね。

建物をどの時期の状態に戻すのか?という議論は
必要であり、今回であれば何故創建時なのか、
ということはキチンと議論をすべきです。

が、本来の仏教的価値観でいえば、中国から
仏教が伝来したという経緯も含め、極彩色こそが
オリジナルの仏教的な色彩であるといえ、
仮に創建時に復元するとすれば、極彩色にするのが正しい。
個人の趣味を持ち出すべきではありません。

歴史の重みが消えるといわれていますが、
一方で仏教的な正しさからは掛け離れていったとも言え、
一方的に侘び寂び的価値観が正で、極彩色がNG
ということにはならないと思います。

更に伊勢神宮や厳島神社は信仰の対象だから、
鮮やかな色でもよいという一方で、

> 鳳凰堂という建物に関しては、どちらかと言えば
> 宗教施設であるというよりは文化財であり、
> 文化ということで言えば、長い年月が加わったこと
> による経年変化も含めた「わび」「さび」が
> 乗っているのではないか

というのも、理解できません。まず神社と仏教施設を
同一で捉えている点、それから平等院は文化財で
宗教施設ではないという捉え方。
本尊の阿弥陀如来像は一体なんなのでしょうか。

まったく論理がぐちゃぐちゃで、個人の想いだけが
散らばっている印象ですね。

■平等院鳳凰堂の色彩復元についてすべき議論

さて、冷泉氏の記事から離れて・・どうすべきか。

非常に問題である点は、時代を経た色あせた色彩のみが
日本の文化・美意識の現れであるという論調が
他にも少なからずあること。
日本の美意識はそんな単純なものですか?

本気で侘び寂びを持ち出してきているんだとすると
あまりに見方が一面的過ぎますよね。

そうではなく、平等院鳳凰堂をどの年代の姿を
想定して復元するか、歴史的・文化的・宗教的意義を
明確にしてしっかり議論する必要があると思います。

個人的には創建時となれば、顔料の選定なども困難
がありそうで、本当に正しい復元になりうるのか。
心配はそこですが、クリアされれば全く問題ないと考えます。

むしろ、日本の仏教寺院=すべてモノトーンという
認識を改めるきっかけにあればいいですし、
趣のある落ち着いた現代の寺院観と、はるか昔に
仏教が国教に近い存在として機能していた時代の寺院観が
並存できるといいなぁと想います。

そして、気になったのがアジアに対する蔑視。
派手なもの=アジア的=安っぽいという価値観ですね。
これもチラホラ観られ、非常に驚きました。

極彩色には、仏教の歴史や経緯がキチンとあり、
日本もその文化をキチンと引き継ぐべきところは引継ぎ、
独自の価値観を見出すところも発展させてきたはず。

そういう日本の文化受容の寛容さと独自性を生み出す力、
そしてそれらは並存することを可能にしているところこそ、
日本が誇れる素晴らしい文化だと思っています。

日本の文化の素晴らしさや美意識は、他国の文化を
蔑んだり、貶めることで表現すべきものではありません。
これは、何にも代えて許しがたい。

アジアの他の国々に大変な失礼であるばかりでなく、
日本が、あるいは日本の文化がそのように偏狭で
独尊的なものの見方をするものと誤ったメッセージを
発することになってしまいます。

上がっている違和感は、江戸時代程度を想定した姿と
比較しての違和感であり、そのような感覚論で
決めるのではなく、研究成果を真摯に反映しながら、
合意形成をしていくのがいいと思います。

早急に決めてしまわず、議論が侃々諤々となるのなら、
結論を出すことを延期するのも視野に入れながら
進めては如何でしょうかね。

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ここ2ヶ月のまとめ。

改めてですが、各地で遊び呆けていて、
その記事を書く量の膨大さに恐れ戦く有様・・・

3/23に余市に行ったのを皮切りに、ちょうど2ヶ月ですよ。
ちょっと事象だけでも振り返ってみると。

琥珀色がウイスキー関連、苔色が城関連、
群青色が戦国関連・・で色分け。

3/23(土)余市蒸留所
3/24(日)函館五稜郭・四稜郭攻城
3/30(土)江戸城外濠ツアー
4/06(土)信玄公祭り・甲冑行列参加
4/12(金)武田神社例大祭参加・二十四将行列見学
      恵林寺参詣
4/13(土)武田信玄公火葬塚墓前祭参加
      白州蒸留所ブロガーイベント
4/14(日)要害山城・熊城攻城
4/20(土)Whisky LIVE! Tokyo 2013・1日目
4/21(土)Whisky LIVE! Tokyo 2013・2日目
4/24(水)シングルカスク余市宮城峡試飲会
4/27(土)上田原古戦場信濃岡城攻城武田味噌訪問
4/28(日)長谷寺・信綱寺参詣、真田氏歴史館訪問
      真田氏本城・真田氏館・砥石城攻城
4/29(月)上田藩主館跡・上田城攻城上田真田まつり見学
4/30(火)つくられた江戸城と日比谷公園の地形見学
5/04(土)明石城坤櫓、備中松山城二重櫓攻城
5/05(日)岡山城西の丸西手櫓・高松城月見櫓・艮櫓・天守台
      丸亀城攻城
5/06(月)松山城二の丸跡・登り石垣・本丸
      大天守・小天守攻城

5/18(土)岩櫃城攻城
5/19(日)仙台青葉まつり・「仙台真田氏の名宝」見学
      当信寺参詣白石城攻城
5/20(月)和渕武田家屋敷跡見学耕雲院・瑞鳳殿参詣

ね、これ全部blogに書くんですってぇ…たーいへん(汗)
こうして色分けしてみると、城多いですね。
ウイスキーは基本、イベントごと中心なので必然的に
回数は多くはないのですけども。

そして、お祭りね!武田・真田・伊達とお気に入りどころを
全部行っちゃうというね・・・

行くのに2ヶ月の土日をほぼ使い果たしてるんで、
単純計算で16日。・・と同じくらい書くのに時間いるよね。
ということで、来週から7月末、できれば
8月半ばまでは大人しく・・・してないと。

が、次々に気になるイベントごとがぁぁぁ!

6/01(土)松平容保ナイト(参加未定)
6/29(土)第二回駿府城坤櫓現場見学会(当落未定)
7/03(水)第二回姫路城大天守修復現場見学会(当落未定)
7/04(木)第二回姫路城大天守修復現場見学会(当落未定)
7/07(日)ウイスキーフェスティバル大阪2013

と予定が入りそうな予感。絞りに絞り込んでいかないと。
あと、平日は写真とか満載の記事ではなく、
思ったことをポンポン吐き出す記事も再開してかないと。

いつになっても欲張りなのは、当分収まりませんね(苦笑)

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