失われた20年
2005年。元々、やりたい仕事をもって入社し、突然とある部門に
異動してしまった年。あれからもう20年経ってしまった。
この20年で、本業に対する愛着というか、思い入れはすっかりなくなった。
当初はこの経験を何とか活かし…などと思っていたけれど、
結果的には、判断を先送りして、あちらこちらフラフラして、
紆余曲折の果てに、全く想像した道とは違うところに来てしまった。
思えば、遠くまで来たものである。
わたし自身の不手際というか、判断力・行動力のなさで、
ずるずると来てしまった部分はあるものの、事業を取り巻く環境の悪化、
それに当初思い描いていたような、進歩からは大きくかけ離れた世界の変容を
目の当たりにしていると、早い段階で気持ちを遠ざけることができて、
不幸中の幸いなのかもしれない、という思いもある。
活躍を夢見た最前線でこの地殻変動に接していたら、どうなっていただろうか。
この後、3年後。2008年にウイスキーにドハマりしてから、
本業に生きるところから徐々に少しずつ離れていった。
2001年当初の自分の思い描いていたことを、遠い眼差しで思い返す時、
今でもそれは理想のある種の形ではあるけれども、
世の中はそういうものは求めていなかったんだなあ、と寂しい気持ちになる。
今は、どうこの業界とのクローズをしようかと考えるばかりである。
少なくとも自分のチームにいる人には、少しでも過ごしやすく仕事ができ、
また、成長意欲のある人たちの後押しをどうできるか。
そういうところにしか、自分のモチベーションが残っていない。
自分がやりたいことは、もう本業とは違うところにある。
できるなら、FIREしてそういう時間を第二の人生として過ごしたい。
…が、そうもいかないのだけど。
人生をざっくり20年単位でわけていくと、はじめの約20年は受験に邁進した期間。
そして、想いは叶わず鬱々とした気持ちが残った。それでもその思い悩む中で、
こういうところで生きていこうと思って、職を得て始まった次の20年。
それがまた成就せずに終わったんだなあ、という脱力感。
せめて残りの20年はそんな大きな成果ではないにせよ、
何かをやったと思える20年にしてみたい。もう、これがラストチャンスだよねえ。
本業への思いが失われていった20年は、本業ではないところで、
いろんな楽しみを見いだし、仕事に生きていないからこそ知り得た、
たくさんの人と知己を得ることになった20年でもある。
それが次の20年に活きるように、活かせるように。
blogを初めて21年になる日にボンヤリ思うことを
そこはかとなく想いを書き付けてみる。

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