« 去年の今頃はシリーズ(7) 山梨文化学園第84期『武田氏と真田氏』 | トップページ | 「作曲家 植松伸夫の創作の軌跡」 »

クロネコヤマトの宅配量抑制のニュースをきっかけに考えていたこと。

わたし、買い物の中心はかなりネットになってきました。
特にニッチな買い物、ウイスキーや本がこれに該当することが多いですね。

というところで、こんなニュース。

クロネコヤマトの宅配量、抑制検討へ ネット通販拡大でドライバー不足

ヤマト運輸、昼の配達を見直しへ ネット通販拡大で運転手不足

以前から、現場のヤマトのドライバーが悲鳴を上げている
というのはニュースになってましたし、Twitterのタイムラインでも
経験者の方がおられ、やむをえないよね、という話になっていました。

とはいえ・・・・平日仕事している人間としては、単純に
サービス縮小されても困るなぁ、
Webで買い物できないなぁと思っちゃったんですね。

このジレンマ、環境が激変しているときに、従来の延長線上で
何とかしようとして歪みが出てるってことなんだろうと思います。

割と批判が出ていたように思いますが、Amazonは独自の物流網を
構築して、「お急ぎ便」というサービスを始めました
よね。
ビジネスとしては、ラストワンマイルを手に入れたと成長を
謳歌しているようにも捉えられていますが・・・

でも、それはあくまで物流拠点を持っているだけに過ぎず、
本当の顧客へのお届けという、泥臭いところには手をかけていなさそう。

そして、そのサービスってホントに求められているのだろうか?というのは
ちょっと疑問に思うところです。そもそも宅配いるの?

Web通販って、モノを探すということだけでなく、
店を探すことが格段にラク。
これに加えて、「持ち帰る」ってのがないわけですから
(ないというよりやってもらっている)
この持ち帰るがない=物流業者に代行している、
という点が膨張してるんですよね。

特に課題がある思うのが、各世帯への配達(個別配達)のうち、
単身世帯の配達。まさに自分がいい例なんですけど、
平日日中は仕事で家にいないし、残業や飲み会あると夜間に合わない。

休日も旅で家空けていたら・・非効率極まりない。
荷物が増えているなかで何度配達しても不在。
運送業者としてもそんなに荷物を長く保管できるわけではなく、
でも1週間というのは割りと受け取る側としては短い・・・・

という事情を考えると、オーダーしてから納品までのリードタイムを短くする
というAmazonの「お急ぎ便」「プライムナウ」って、
ぜんぜん響かないんですよ。
急いでもらっても、オーダー時に家にいるとは限らない。

そして、急がされて、効率の悪い戸別配送を大量にやらされる、
これでは現場はたまったものではないでしょう。
挙句の果てには不在に次ぐ不在。
長期不在による返品。素人でもその怨嗟は想像できます。

ということで、採るべき解決策は、いかに早く届けるかではなくって、
いかに受取人が受け取りやすくするか?
受取人がどのような受取環境にあるのか?
をしっかり知った上で、事業者も無理なく継続できる
サービスを考えてほしいってことなんですよね。

物流効率を考えると、まとめて輸送するのが鉄則。
そして再配達や不着返品を最小化する。
こうすることで、物流現場の負担を減らすことができますよね。

つまり、配送のための一時保管を主とする物流の中継地点=
ストックポイントを設けるしかないように思うわけです。

これをターミナル駅に設置し24時間引き出し可能な
個人向け物流倉庫とする。大規模な倉庫だから、
そこまでの物流は一気に運べる。そしてそこから先は、
最終的な受取人が自分で運ぶ。できれば無人が理想的。

・・・・これ、もうあるんです。
楽天BOXとかクロネコメンバーズロッカー受取とか。

でもこれ、いろいろ制約ありそうなんですよね。
まずサービスと紐付きになってること。
楽天市場というECサイトだったり(Amazonにはつかえない)
クロネコメンバーズってヤマト運輸しばりとか。

更に設置場所を見てみるとわりと小規模だったり、
駅から遠かったり・・・・ストックポイントとしての
価値がまだまだ足りないように思いますね。

そもそも、今ある施設(郵便局やリアル店舗)に
付随させるとどうしても分散、輸送効率が落ちますし、
施設の営業時間の制約も受けます。

そうではなく、大規模かつ専用に敷地を確保して、
効率的に輸送する。場所はそう多くなくていいと思うのです。

首都圏なら北は大宮・池袋、東に東京、西は新宿、
南は川崎・横浜・品川あたり。
つまり、通勤経路の要衝になっているところに
大規模に設置するというのが肝になるのではないかと。

イメージとしては貸しトランクルームや私書箱を
エキナカ・エキチカに持っとくような感じ。

こちらの記事によると、切り札になる可能性はあるけど
一気に拡張できていないという点が指摘されています。

ECサイトにせよ、物流業者にせよ、本業ではないところで
なかなか手が出しにくいのでしょうか・・・と思ったら。

「今年の1月28日にヤマト運輸がネオポストと共に、
オープン型宅配ロッカー事業の展開を目指し、
合弁会社設立を発表」ということで、
個人向けストックポイントのビジネスが広がる兆しはあるようです。

先般の宅配サービスを縮小することと同期して、
オープン型宅配ロッカー事業が、事業者にとっても効率的に、
利用者にとっても有意義になれば、少しは宅配のブラックさが
解消されるのでしょうかね。どうでしょう。

わたしだったら、(値段や利用形態にもよりますが)職場近くと
自宅近くのほか、いくつか持っておきたいですね。
これと旅先でのコンビニ受取の併用・・・かな。

無理なくサービスが提供でき、多様なニーズにもジャストミート。
ビジネスの永遠の課題でありますね・・・

blogramに参加してます。
ボタンを押してもらえるとうれしいですぅ。
blogram投票ボタン


|

« 去年の今頃はシリーズ(7) 山梨文化学園第84期『武田氏と真田氏』 | トップページ | 「作曲家 植松伸夫の創作の軌跡」 »

「ビジネス」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/16856/64958900

この記事へのトラックバック一覧です: クロネコヤマトの宅配量抑制のニュースをきっかけに考えていたこと。:

« 去年の今頃はシリーズ(7) 山梨文化学園第84期『武田氏と真田氏』 | トップページ | 「作曲家 植松伸夫の創作の軌跡」 »