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2016年5月

愛媛県立博物館 - 城模型天国。

さて、大洲城を後にし、さらに南へ・・・
普通なら、宇和島城といいたいところなんだけど、
敢えてソコを外し、愛媛県立博物館。

愛媛県立博物館というと、松山市にあるんでしょ?
と思ってたのですが、なんと宇和島近く、
西予市宇和町卯之町・・・なんでそこやねん!

ということで、ココを目的にしないとなかなか行けない場所。
しかし、伊予の城模型がなんでもすばらしい、
しかも撮影可能というから、これは行かねば!なのれす。

はっきり言って、城模型だけで1時間ばっかし楽しめましたぜ。
(他何あったか記憶なし・・苦笑)

■伊予松山城

のっけからどーん!伊予松山城。平地にある三の丸の大濠に
麓の二の丸、そして本丸といった松山城の全容がクッキリ☆

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本丸・二の丸部分。登り石垣が本丸二の丸の間を
ガッチリガードしていて、その必要性がわかりますよね。
こりゃ石垣ないと、二の丸が危ないと。

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松山城きっての大門だったとされる槻(けやき)門。
複雑に三度も折れ曲がった先に大きな門がどどん!と。
なかなか強固な構えです。

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■今治城

続いては今治城。同日に行ってきただけに、
現地と模型の相乗効果で理解が深まりますぞー!

鉄御門枡形。帰り際に気づいた高麗門が
しっかりと再現されています。あれ?下見板はないぞ?

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枡形を取り囲む多聞櫓と櫓門。このぐるっと感、
駿府城っぽいですよねぇ。

P1200085

これ、駿府城東御門内の東御門模型です。
縄張りも方形中心ですし、かなり似た思想を感じます。

あれ?北隅櫓がでかすぎますぞ?
これは要らなかった・・・

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鉄御門を抜けると、もうひとつ頑丈な枡形を抜けて本丸。
北隅櫓は枡形+アルファでここからも射撃するために
あるんだろうな?という感じの縄張りです。

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しかし、ここは二の丸御殿側は土塀なんだなぁ。
高麗門脇の平櫓と櫓門、北隅櫓でも
十分っちゃ十分かもしれませんけどね。

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本丸。ここは多聞櫓で囲まれ、何もないようですが、
ここにこそ天守があったはずなんですよねぇ。
それを表現してくださいよ、こんなに精緻な模型なのだから…

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御金櫓。かわいく見えてあのお口から
大砲どどーんですよ(笑)

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山里櫓と搦手門枡形。ある程度敵兵をひきつけて、
搦手門櫓門前に殺到したところで、山里櫓から大砲ぶっ放して
木橋を壊して退路を断って、殲滅とか・・・ぐふふ。

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■大洲城

さて続いては大洲城!こちらも先ほどまで見てきたお城ですから、
模型を見る楽しみも違います。本丸だけでしたが、
大洲城高覧櫓にある模型より、精緻で完成度が高いですね!

P1140379

往時は台所櫓や続櫓、ぐるっと回した多聞櫓も
下見板張なのかぁ!いいなぁ・・・カッコよす・・・!!!

肱川側から本丸を。かなりの高石垣の上に多聞櫓。
かなりの威圧感があって、攻める気になれませんな…
やっぱりあったほうがいいや(変わり身の早さ)

P1140380

実際ココから攻撃することは、やはりあまりなさそうですがね。
天守下の曲輪には櫓が二基、さらにその下にも曲輪を配してます。
肱川から上陸して最初の櫓門を突破すると、二の丸へ
進めそうですが、かなりの損害を蒙りますね・・・

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本丸を囲む多聞櫓群。コレがあったらさらに凄いですぞ…

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そして素敵なのが暗がり門がしっかり再現されてあること!
このように普通の櫓門に見えますけども・・・

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まっすぐ進まず、奥で左折れしてそのまま階段が
通じていますね!これは珍しい構造。

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そして、暗がり門はそのまま高覧櫓と連結していたのですねぇ。
厳重、厳重。いいわこの模型・・・

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■藤堂期宇和島城天守

宇和島城は天守だけなんですが、これがまた…
なんと現在の宇和島伊達家の天守ではなく、
藤堂高虎が創建した慶長度天守なんですよっ!

P1140397

一度、行かれた方の写真を見て、はわわわわ…みてぇ…
と思っていたのでようやく念願かなってホクホク。

層塔型天守開発のイメージがあるのですけど、
宇和島を領したのは、豊臣時代。今治を領するのは、関ヶ原戦後。
この間に層塔型の着想があったんでしょうね。

そして、破風の多さ。けっこう装飾的ですよね。
千鳥破風と切妻破風のコラボ。

P1140403

なぜか端に寄った千鳥破風。これも珍しい。

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千鳥破風や最上層の入母屋破風には、
格子がありますよね。これも今治城の諸櫓と大きく違い、
その装飾性と実用性の大きな違いに注目。

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現状の宇和島城天守の模型もその先にありました。
小さな破風はありますが、どことなくこちらのほうがまだ、
今治城的に見える気もします。

P1140425

さて、大急ぎで卯之町駅に戻って八幡浜。
みかんゼリーをほおばりながら、九州上陸を目指します。

P1140426

この日は臼杵に上陸。ここから大分市内へ。
翌日は、大友の城姫と大友充の一日。

守護家から戦国の雄として飛躍する大友家、
武田家との相違点、類似点を考察するのがおもしろいです!

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大洲城 - 木造復元天守のモデルケース

大洲城、実は行くのは二回目なんです。
なかなか四国でも行きやすいとはいえないというのが、
一番の理由ではあるんですが・・・
過去は2006年、10年前ですよ・・・

かなり多くのお城、その中でも復元された櫓や天守も
たくさん行きましたが、復元されると大抵、建築基準法や
消防法の制約で最上階まで上がれないことが多いんですよね。

ただ、それも除外適用を受ければいいのですが、
なかなか難しいそうで、一階だけとかという例が多いのです…
しかし、大洲城は違うんです!(力説)

肱川河畔から見える大洲城天守。やはり城内どこにいても、
天守が見えるというのは大きなポイントですよねぇ。

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まず最初に苧綿(おわた)櫓。

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ぽつーーーーんあるけど、やっぱり石落としのある
外側から見るのがよいかなぁ。

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一応、内側も見るには見たんだけど、
のっぺらぼうすぎて。

さて、今回は以前できなかった、内濠跡を歩いて見ます。
市民会館駐車場が大手石橋を挟んだ東側の内濠跡。

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写真を撮った位置と往時の濠の位置関係。
こういう看板めっちゃありがたい!

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現在こんな感じ。駐車場どこかに移転して、
濠を復元とかだめ?だめ?

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ここからでも天守はよく見えますぞー!

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この先大手門。なかなか遺構の残り具合は
厳しくて・・・枡形跡があるだけいいか。

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さて、大手には行かず、外濠外濠。

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ふと民家と民家の間からコンニチハ!する石垣。
濠内から撮影(笑)

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ちょくちょくあるこの標識がありがたい。

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このあたりの石垣はかなりみどりみどりしてるけど、
畑の地面の位置が低くて、濠感があってよろしい。

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このあたりとか石垣のガッツリ具合がすてきすてき。
打込接乱積が好みなものでして。

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南側から折れて西側の内濠跡。
こちらは武家屋敷のようだけど、これもその屋敷の
石垣跡なんだろうかねぇ。

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近くにはコーポ内堀なんていう、素敵なアパートも(笑)

ふと見上げる西側からの天守。
フォロワーさんとやりとりしてたら、なんだか、
破風がまりもっこり的な表情に見えてきた(爆)

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北側まで来ると、内堀菖蒲園があります。
菖蒲はさておき(爆)内堀の水辺を活用したであろう、
菖蒲園は内堀の雰囲気を想像させて余りあります。

しかし、撮ってるのは石垣ばかり(笑)

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ここから天守方面に上がると、北の菱御門(二の丸搦手門)跡へ。

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北側から見上げる天守。石垣とセットでなお素敵。
下見板と千鳥破風&比翼千鳥破風のバランスがいい。

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懸魚が黒いのも全体を引き締めるアクセントになってますの。

少し上がって。高欄櫓とのセット。現存小天守的風格。
天守初層は下見板、高覧櫓は白漆喰、
石落としは下見板・・・という組み合わせ。

P1140204

暗がり門跡。漢字こそ違うものの、
同一の名称の門は熊本城くらい?この枡形、
復元して欲しいものです・・・貴重な遺構。

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本丸、多聞櫓で連結されていたんですね・・・
壮観だったろうに・・・

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そして、台所櫓前。

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10年前もおんなじ構図で撮ってる(笑)
まぁ、撮るわなぁ。

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台所櫓のこの部分。今は塞がれてるけど、
多聞櫓で連結していた証だよね。

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さて、内部へ。復元天守の木組みがお出迎え。
あってはほしくないけど、万が一の際、
こうしたものが貴重な史料になるんだよね・・・

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天守へは台所櫓経由。外気が通り抜けるたび、
古木の香りを感じ、素敵なひととき。

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残念ながら台所櫓二階は見れない。
たまにでいいから、見せてくださいよぉ・・・・

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天守一階に入ると、精油のようなフレッシュさがまだふんだんに残っていて、
香りの違いを楽しめる(城としてちゃんと見ろ)。

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構造的には規模のわりに武者走りが広い感じはある。

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狭間びっしりで、めっさ戦闘色。

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高欄櫓には模型が!ガラス張りじゃなくて縄張り学習に最適。

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暗がり門イメージちがうなぁ。さっきの遺構の写真を見る限り、
門内で左折れして台所櫓前に階段が通じているんだよね?
そのまままっすぐ突っ切ってるやん(汗)

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しかし、本丸をガッチリ多聞櫓なのはすごいね・・・
高覧櫓下にも多聞櫓がびっしり!

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大手門。現存している石垣は大手脇櫓台なんだ。
しかも枡形ぐるっと多聞櫓じゃないか・・・

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こうしてみると、肱川側って結構断崖だから、
多聞櫓必ずしも・・・とも思いますが(笑)

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苧綿櫓。遠いね。

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御殿。どのくらい史料あるのか知らないけど、
入母屋破風が二条城二の丸御殿なみにでっかいね。

P1140243

本丸は割りと広々した空間。

P1140245

いやぁ、こうしてみるとかなり圧倒される城ですね。

P1140248

さて、高覧櫓の二階に上がります。

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上がる途中に踊り場で模型を上から鳥瞰図!

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高覧櫓二階。

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高覧櫓からは天守の接写を!
火灯窓がお目目、破風が鼻に見えて、
かわいらしいじゃないですか(笑)

P1140257

さて、天守に戻ってですな。一階と二階の踊り場部分。
これ、姫路城の三階部分の踊り場との共通性を
感じますよね・・・姫路城もめっちゃ戦闘的な天守だから。

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下からも!

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破風にもガッチリ籠もって戦う派!

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ちょっとこうしてみると、吹き抜け空間のような、
空間の広がりを感じさせるつくり。

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天守から、台所櫓。

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この狭間空間で、お昼寝とかしたら
しゃーわせだろうなぁ・・・

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何気に好きなショット。この角度から瓦撮るの好き。

P1140285

高覧櫓。高覧は飾りっぽいねぇ。

P1140288

高覧櫓の懸魚アップ。何気に蛇の目紋がしっかり。
さっきも書いたけど、白黒のコントラストが素敵な大洲城。

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三層目までくると結構な高さ。肱川もよく見えます。

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三層目からは武者走りはナシ。

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P1140298

瓦の重なり大好き派。

P1140300

P1140304

最上層(四層)も特に儀式的(御殿的)な要素がない感じ。

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梁の重なりっぷりににやにや。

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さて、降りるか・・・という時に気づいた三層の梁の重なり。

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そして、見事な継手部分。ひゃはー。

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さて、そろそろお別れです。軒丸瓦が皆蛇の目なのが
なんだかかわいらしく見えてきます。

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天守がすごいからなかなか手が回らなかったけど、
石垣も好みですねー。全般的に好み。

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P1140331

こんな高覧櫓×天守もいい!

P1140334

大洲城、またきますぞー!

P1140341

さて、このあと九州に渡るのですが、
その前に愛媛県歴史文化博物館に寄らなくては。
ここの城模型が凄いらしくってですね・・・わくわく。

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今治城 - 徳川の城の原型を求めて

さて、2015年の話を2016年上期にはほぼほぼ
書き終えられないことが確定してそうな今日この頃ですが…
姫路城、岡山城に続いては、今治城。

高松城や丸亀城を華麗にスルーしての今治城。
というのも、徳川の城展で徳川系城郭の特徴に興味があって
縄張りに関わった藤堂高虎の縄張りの原型を今治城に
見ることができるんじゃないかな?と思ったわけで。

・・・というのと、行ったのがかなり前で、
櫓群が再建されて以降は知らないのでそれもまた
行きたい気持ちが高ぶった要因ではあります。

搦手のある南側、山里櫓からぐるりと一周しましょう。

P1140012

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えっと・・・どこからツッコミませう・・・

P1140016

朝お散歩でもしながら視力測ったりするので
しょうかねぇ・・・どうせ裸眼じゃ0.1もないわたしには
用無しではありますが(汗)

とにもかくにも気になるのは、この帯曲輪というのか
なんというのか本丸・二の丸石垣下の空間。

P1140019

P1140020

こんなのあったら石垣登りやすくなっちゃうじゃん!
という人とあそこから外側に攻撃できんじゃん!といろいろな
想定ができるかもしれません。

東隅の御金櫓を見てみると、櫓からこの帯曲輪への
攻撃施設が見当たりません。このような帯曲輪のない一般的な
櫓下までビッチリ濠がある場合、舟等で櫓下まで到達することを
想定しているんだと思いますが、そうはなっていません。

P1140021

帯曲輪拡大。ちょうど人ふたりが立てるくらいの広さ。
竹束を準備するのはちょっとできるかどうか、
鉄砲を撃つには少し狭すぎる気がしますが、弓ならいける?

P1140027

堀幅は50~60m程度なので、鉄砲でも弓でも
殺傷できる範囲、帯曲輪には弓隊を配置し、
雨風の影響を強く受ける鉄砲隊は櫓から狭間越しに
射撃する・・・なんて使い方を想定していたのかもしれません。
事実、重層櫓間は多聞櫓で連結していたようですからね。

御金櫓の左側もずっと多聞櫓が続いていて、
上に鉄砲、下に弓で連射されるとなかなか近づけないでしょう…

しかし、破風のない櫓もなかなか素敵なもんです。
実用美というか、潔さがあってよいでさーね。

P1140032

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これ二層目の下のデカイ狭間、大砲用だとかで・・・
窓がお目目に見えてなんだかかわいらしい様相ですが、
かなり凶悪な防御施設です(笑)

二の丸東端。左手に御金櫓、右手奥に鉄御門・武具櫓。

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鉄御門・武具櫓。鉄御門櫓門と武具櫓を連結する
多聞櫓だけがなぜか下見板が張られていて謎。

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鉄御門枡形の枡形をぐるりと取り囲む
奥の多聞櫓にも下見板が張ってありますね…

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一旦通り越して、武具櫓。そして奥に山里櫓再び。
武具櫓と山里櫓の間は土塀での連結。往時はどうだったか?

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武具櫓、山里櫓そして御金櫓、いずれも破風がないだけでなく、
非常に似た形をしていて、後の徳川の櫓にも連なりそうな
相似形をしているのも興味深いところ。

さて、鉄御門から二の丸内へ。

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多聞櫓の梁の部分が外に飛び出してますね。
ちょっとこれは、伊予松山城の野原櫓
思い出させます。こういうところも質実剛健て感じですかね?

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鉄御門櫓門。まぁ、どこの城でもそうですが、
門扉部分を鉄で覆ってると、鉄門(くろがねもん)といいますな。

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入った曲輪の南角、吹上神社のあるところが本丸、
その他の部分が二の丸で本丸部分が少し高い位置にある。

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鉄御門内側から。門を抜けると清々しい材のかほり…
というのは相変わらずの城郭建築香マニア(爆)

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やっぱり多聞櫓再建するのはキビシイのかな?
(土塀だったのかもしれませんけど)

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藤堂高虎像。あれ、こんな人だったっけ?

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鉄御門裏手。あれ内側に狭間ってどゆこと・・・??
門を突破されて二の丸まで踏み込まれても、
攻撃しようということかいな??

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山里櫓脇の搦手門。

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ここも梁が外から確認できます!

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山里櫓櫓台。上部の石垣が比較的新しく、
積み直しでしょうかね。

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こんな感じで門からすぐに階段があって、
どうやって守るの?と思っちゃいがちですけども。

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復元天守から見るとわかりますが、
この階段下りたスペースが枡形の役目を
することになるんでしょうね。

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今は石橋になっていますが、往時は木橋で
切り落として封鎖することもできたようです。

舟着場。これがあるなら、今治城も舟遊び
やったらいいのに・・・(石垣間近で撮りたいw)

P1140090

さ、天守に・・・(あんま興味ないけど)
(てか、破風なし層塔型にしてくれ)

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明らかに後付感満載の石垣。
現天守の1/4の平面積の北隅櫓跡ですから、
天守を支える石垣を後で足したのでしょう。

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山里櫓を上から。ここは土塀だったのか、
多聞だったのか・・・多聞でぐるっと囲んでいてほしいなぁ。

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鉄御門。枡形がよく見えてホクホク。

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本丸跡。発掘調査してほしいなぁ・・・だめだろうけど。

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武具櫓~山里櫓の土塀から、お約束の狭間ショット。

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さて、時間があまりないけど、鉄御門内をば。
やはりまだまだキレイで香りもフレッシュ。

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梁がつるんつるんですね・・・頬摺りしたいくらい(マテ)

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内に漆喰壁があるところがなかなかいいですね。

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帯曲輪・・こうして真上から見ると、
まぁまぁ広さはあるように思えるよね。弓くらいは放てそう。

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鉄御門への通路。わーい狙い放題☆

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鉄御門模型。

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あれあれ?ちょっと梁にヒビが来てるなぁ…
大丈夫かな?乾燥足りてなかったのかね。

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キレイな梁もあるんだけどなぁ。

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さて、そろそろ出ないといけない時間。
また鉄御門から退城。あ、奥にでかい石があった!

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鉄御門出るときに気づいた高麗門跡。
徳川の城の原型とはいえ、この頃はまだ
高麗門+枡形虎口+櫓門という、三点セットは
なかったのかなと思ったら、あるじゃないか!

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西側の濠越しに今治城見ながら駅まで。
ここ塀だったのかなぁ・・江戸時代のある時期には土塀に
改変されててもおかしくはないけど、元は多聞櫓だった感じが
すごいしますよね。

P1140163

しかし、今治城、滞在時間は2時間だったんですが、
もう少し欲しかったですね。

方形の曲輪、相似形かつ実用性重視櫓、高石垣に広い濠、
明確な四角形を成す桝形と多聞櫓と櫓門、高麗門で覆う防御。
今に残る関ヶ原直後からの徳川の城らしさが凝縮。

徳川の城展を見た直後なだけに、というのもありますが、
ものすごく徳川色を感じます。ただ、高虎が何故あのような一貫した
築城思想をもちえたのか、家康が何故積極採用に踏み切ったか、
というところが今度は詳しく知りたくなりますね。

一方、徳川の城展で感じたもうひとつ感じた
帯曲輪や馬出の多用ってところは、あまり今治城には感じず。
いわゆる徳川の城の「帯曲輪」と、ここで便宜的に「帯曲輪」と
表現した石垣下の空間はまた別物に思えますし。

ひょっとしたらですけど、その辺の源流は武田にあったり
しないかなーと思う武田脳なわたしでした(爆)

さて、ここからは松山を経由、伊予松山城を
ガチスルーして(笑)アンパンマン特急・宇和海にて・・・

P1140166

復元木造天守では現在最高峰といえる大洲城天守。
もうかなりお久しぶりで、四国行くときには万難排して
行きたいと思ったんですよー!ということで、一旦切ります(笑)

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姫路城、もっとも人出での多い日に・・・@2015年9月 (2)

さて、姫路城大天守の続き。
えっほえっほと上りますです。

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さて三階に来ました。一番三階が姫路城大天守で
おもしろいんじゃなかろうか?と思うんですよね、わたしとしては。

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南北に石打棚と呼ばれる中二階のようなスペースがあり、
てことは、その下にも空間ができるわけで・・・

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下の空間への入り口。

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これだけで二重多聞櫓のような働きをするわけですな。
どんだけ戦う気で鉄砲ぶっ放すつもりなのかっ!

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これ、どっから撮ってるの?というと四階に上がる階段の
踊り場状になってるところ。

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その踊り場から三階全体を。ここも南北石打棚と合わせて、
射撃ポイントになるところですね。

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そして四階への階段が踊り場から直角に折れ曲がっていて、
四階からこの踊り場を枡形的に狙えるようにも。

南側石打棚は四階から降りてくるような仕組みで直接上がれず。

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外側にももちろん狭間はありますが・・・

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踊り場から南側石打棚。塀に狭間のようにさえ見えます。

P1130803

南北方面は二段にわたって外部に射撃できるとともに、
天守内に侵入を許した場合でも、南北両面から
三階中心部を集中して射撃できる構造。
これを戦闘的な天守といわずなんと言う・・・

四階に上がるとさらにさらに人大杉・・・つら(笑)

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四階くらいまで来ると、ようやく小天守を見下ろせます。

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ここにも狭いですが石打棚。ここはもはや外部を狙うものではなく、
ここから棚下に向けて発砲するのでしょうな。

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破風部屋もあるので一応外部にも狙う仕組みはあり。

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ちょっと遠いかな?という気もしますけどね。

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さすがに四階までくると、ぐっと天井が低く圧迫感。
さらに上へ・・・

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五階から見た男山。ち、近い・・・

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西大柱の脇から最上階へ。

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最上階は長壁神社が鎮座。明治以降になってからのもの。

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興味深いのは、名古屋城西南隅櫓でみた最上層の
構造によく似た、主君が鎮座する構造になってることなんですね。

釘隠しも最上層だけ金物ですし!

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細い回廊が巡らせてあって背面は特に細く通りにくくなっていて、
藩主が南面して鎮座することを想定してそう。
ま、なにぶんこの人大杉なわけで満足に撮れない訳ですが(苦笑)

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右脇もあまり通行を想定してなさげ。

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てことで、外見ましょ、外!西の丸方面。

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西の丸南から菱の門方面。特に菱の門は
屋根が黒っぽく見えますな。

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にの門への通路。天守最上階からも狙える?

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ぴかぴかの屋根目地漆喰が映えるー!

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なんかこのロールケーキ美味しそうじゃないですか(爆)

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さて。。いい加減降りましょう。朝から並んでたのに、
天守出る頃には日が暮れてますよ(爆笑)

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一階に戻りましたが、このまま地階から出ます。

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地階。当たり前ですが、暗い。

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流しって言われてもなんなんでしょうね?
(というか前回ちゃんと見ていない・・・)

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厠は公開されておらず・・・がっくし。

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さぁ、出ます・・といいながらもついついあれこれ
カメラを向けてしまう。撮っても撮っても撮りたくなる…

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外に出たら、大天守外観をバシバシ撮影タイム。
この角度がイチバン好きかもねぇ。

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いい加減に出ないと・・・

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ナニコレ?石棺とか石柱を石垣にした転用石?

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三国濠越しにもう一度天守をば。

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改めて菱の門を見ると、ここも滴水瓦だらけなんだなぁと。

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最後に姫路駅にできたちょうど天守が
よく見える展望スペース。高さがちょうどいい!

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さて、ここで夕里さんとゾンビさんとお別れして、
西へ・・・どうしても見ておきたかったのがコレ!

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一度、旧小学校内に入ってみてはいますが、
やはり外から見ておきたいもの。
ほかの方が見た話は聞いていましたが、やっぱりこの目で。
岡山城西丸西手櫓・・・

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そんなにルックスが好きなわけでもないですが(爆)
やはりこうもはっきりキレイに見れると、感慨深いものがありますね。

でも、やっぱり好きなのは天守・・・コンクリでも
ルックスが好きなのはどうしようもない!

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ということで、一瞬だけ岡山に立ち寄って、
一路、今治に向かいます・・・かーなーりー久しぶりの今治城。
徳川系城郭の原点を考える意味でも興味深い城。

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姫路城、もっとも人出での多い日に・・・@2015年9月 (1)

また、空いちゃいましたね・・・2016年の話を書くなんて、
当分先になりそうな・・・16年半分通り越して
やっと・・・になりそうな悪寒(苦笑)

さて、大阪を出て向かったのは姫路駅・・ちかくの
姫路本陣ビアガーデン。姫路でゆうり(@umdry)、
山本ゾンビさん(@yamamoto_zombie)、ポリタンクさん
はじめの皆様と合流。

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姫路城を(なんとか)見ながらビールごくごく。
# けっこう寒かった・・・・ような。

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ちょっと時間経ってから。真っ暗なほうが難しいなぁ・・・
テッカテカになっちまうね。

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けっこうビアガーデンでも飲んで、二軒目でも飲んだ・・・ような?
翌朝けっこう起きるのに難儀しましたが、
ゆうりさん、ゾンビさんと姫路城へ。目も覚めるような、輝く白の天守!

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こーゆーものがあるんですねぃ・・・しばらくは連休など
込み合うときには仕方がないのでしょう。

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にしても、これもらってから三時間っすよ!
まぁ・・・物好きですよねこんなときに・・・
ご一緒した皆さんに申しわけねぇ。

ま、でも根気よく並びます・・・1時間くらいで、
ようやく菱の門あたりまできましたかね。

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前日に、大坂城で滴水瓦にわーきゃーしてたので、
滴水瓦だらけの姫路城でも(笑)

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まぁ、天守に向かうまでものっすごいゆっくりしているので、
無駄にあれこれ&何度も撮っちゃいますわな(苦笑)

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まだまだ先じゃのー

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ゆっくり石垣鑑賞。このあたりの石垣が好み。

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なんとなくこの行列で人混みイメージできますかね?

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しかし、すごい写真・・・知らない人がギリ隠れてる(笑)

攻め手だと恐ろしい場所ですが、暢気な世界遺産見学者にとって
この櫓と天守の重なり具合が最高でしてね。

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にの門櫓の十字架の鬼瓦。由来はわかんないんだよねぇ。

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大軍で攻めてもこのように渋滞しちゃうと、
狙いたい放題なんだよなぁと実感しつつ、待ちます・・・

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ただでさえ、凶悪な攻め口なのに、こんな狭い通路
でだんごになってたら、死屍累々・・・(笑)

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打って変わって守り手目線。
ほっほっほっ、狙いたい放題、じゃ!

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にの門櫓の瓦の水路。

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にの門櫓のこの低い感じがいいよね。
いきなり天井から槍がぶすーっと出てくるのも怖いけど、
天井を取り外して、突きたい放題というのもオソロシイ!

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西小天守。菱の門と同じく黒と金で彩られた
火灯窓がチャームポイント。

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このへんのもしゃもしゃキレイにならないかなぁ・・・
屋根目地の漆喰の黒ずみもさることながら、
ちんたら進むなかだと結構気になっちゃうんだよなぁ。

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イの渡り櫓。屋根目地の黒ずみっぷりが半端ないですが、
天守など漆喰を塗りなおした屋根と比較すると、
その違いが歴然でこういうのも時間差であるとかえっていいですね。

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姫路城、櫓が多く残るだけに、意外とひとつひとつの櫓を
しっかりと見ることが少ないなと暑い中並んで感じながら・・・・
いまや大ダメージの熊本城ですけど、滴水瓦が並ぶ姿は
共通するものがあるなとか、改めて気づくわけです。

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そして、大坂城乾櫓の後だからこそ気づく・・・
滴水瓦の使い方が同じだー!L字の根元にひょっこり!

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いよいよ天守が近づいてきました・・よ!

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さて、西小天守内から攻め込む(笑)兵を眺める…
これやっぱり大軍で攻め込んでもこういう渋滞するんだろうな?
というのがよくわかる風景ですよね。

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天守内にも相当程度の遠隔攻撃ができる兵器(鉄砲・弓矢)
があればかなり殲滅できるような気がします。とはいえ、
武器や兵糧がなければ役立たずですけど・・・

雨水抜き。もともと鉄製だったそうですが、
砲金(銅+錫)製に昭和の大修理時?に替えられたそう。
これ、雨降ってるときに姫路城に来てドバドバ流れてるのを
見るのもおもしろいかもなぁ(笑)

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水二ノ門。黒ずみっぷりがすごいですが、ここでも
大坂城乾櫓のような雨どいの先端として機能している滴水瓦が
よく確認できますよね。ほっほー。

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天守曲輪を構成している小天守群の詰め詰め感。
こういうのも大好きなわけです・・・きゅきゅっと。
屋根目地の黒ずむ範囲なんかもきれいに分かれてて。

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アチラにも雨水抜きが出てるのがわかりますね~

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乾小天守内のジオラマ。ここだけでも撮りだしたら
きりがないですのぅ・・・(笑)

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会津・鶴ヶ城にとっての小田山を想起させる男山が見えます。
早々に姫路藩は降伏したので天守・諸櫓は無事でしたが、
福中門が破壊される被害。

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この近さで徹底抗戦すれば、それこそ鶴ヶ城天守の蜂の巣状態に
なっていたのでしょうねぇ・・・・

これ、実際小天守から見ると、こんな具合です。
実際に見ても近いですよね・・ここから
大砲が飛んでくるとしたら・・・ひゃぁ。

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割と好きな鵰門。右折れ(ないし左折れ)の典型的な
近世枡形虎口ではなく、一の門・二の門のラインを
食い違わせてはありますが、平行にあるタイプ。
江戸城なら西の丸大手門(皇居正門)や市谷見附あたりがそう。

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さて、小天守群からの眺め・・・って内側かよ!(笑)
でも、こうした屋根の重なりってすごく好きで。
それとやはりこの日は滴水瓦に目が行く日でしたね。

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小天守で気になるのは、天井の高さ。
けっこう低いんですよね、これが。

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他城でけっこう格の高い櫓だと、
もう少し高いような感じがしますけどね?

出窓+石落とし。拡声器があるのはちょっと笑える。

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二の渡り櫓。姫山の崖に合わせて石垣が築かれ、
それにあわせて櫓もカーブしていて、素敵なのです。

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との門は工事中。

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頼山陽の漢詩額。以前は天守最上階にあった
そうだけど、覚えてないや・・・こういうカチッとした整った
姿の漢字がかっこいいわ・・・・あこがれる。

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さて、いよいよ天守へ。ひっさしぶりー!

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一層目。どどーんと貫禄のある天井高。
やはり大天守は違いますな!

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いちいち梁がカッコよくて痺れる・・・!!

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天守から渡り櫓。渡り櫓も三層構造・・・

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とりあえず釘隠しは撮っとく。質実剛健な雰囲気。
姫路城天守が戦闘的な天守であることを思い起こさせます。

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二の渡櫓への鉄扉。西の丸にも鉄扉があるけど、
ここだけでも天守を最後の砦に徹底抗戦する意思を
感じるところですわな。

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釘隠しを撮る人を撮り(笑)ながら、二階へ。

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武器掛けがたくさん。あの光ってるところにアプリでかざすと
ARが作動する仕組み。blog的にはARはネタにしにくい・・(苦笑)

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二階も天井高い。やはり天井高いと空気感が違う。
やはり格式高い櫓には天井を高くすることの、
心理的な効果って間違いなくあると思うんですよね。

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小天守も内側から見ると、なんだかけったいな感じ(笑)

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あ、あの釘隠しって木製だったんだ!金属製とばかり…!!

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そろそろ人が増えてきたな・・・滞留している?

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破風でゆっくり休憩・・・(そこ戦さ場だぞゴルアァァ)

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南面に向かって。この手の櫓アングル好きなんですが、
屋根目地漆喰があると、際立ちますな!

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出窓+石落としふたたび。こうして撮ると、
ギリシアの神殿の柱のような?(笑)

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まぁ、あっちへ行ったりこっちへ行ったり・・・・
かなり天守内をぐるぐるさせられます。
それくらい天守に人が多いんですよね。荷重だいじょぶ?

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襖と畳が敷いてあった証。どんな図案かわからないのでしょうが、
襖と畳敷いてみたらおもしろいのになー・・印象変わるよ?

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なかなか三階に進めません(笑)

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アレが三階への階段・・・というところで、
一旦切りましょうかね。

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