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弘前城 before and after (1) before 曳屋

さて、1年とは行かないまでもこれもまた寝かして、
醗酵してそうな話題・・・弘前城天守曳屋。

昨年は城好きさんのなかでもそれなりに話題に
なったのではないでしょうか?

わたしも2度も弘前に行ってしまい、曳屋直前の天守の
床板を剥がした貴重な様子と曳屋そのものを体験するという
弘前のまさに「Before」と「After」を見てまいりました。

まぁ、ここのAfterの姿は数年後には貴重な「Before」
になるわけでしょうけどもね。

実はしばらく公開しているだろうと高を括っていたんですが、
つい直前まで行かれていたkuroさん(@s_walker38k)
5月のGWまで!ときいて飛んで行ったんですよね・・・

しゅたり、追手門。

P1090325

少し雨模様でした。

P1090326

しょぼーーん気味(笑)ですが、
まだ桜色の方が現役なところは、やはり北の地でありますね。

P1090329

弘前城、土塁のよさを知って改めて訪れて、
楽しいお城でもあるように思います。

P1090335

さて、天守前の下乗橋。お、堀が埋まっとる埋まっとる!
天守台の工事のため、一時的に堀が埋められるんですよね。

P1090340

あれか、埋まった堀の上を歩けるというのは・・・にやにや。

P1090344

でも、おかしいな人っ子一人いない・・・

P1090345

料金所でどこから濠底にいけるんですか?問い合わせると

おねーさん「もう終わってますよ」

Nooooooooooooooo!!!!!!!!!!!!!!!!

ねぇねぇ、このために東京からわっざわざきたんですよ?
ちょっとくらいいいじゃない?とみっともなく食い下がろうという邪気が
少しよぎりましたが、一応(ぇ)オトナなので泣く泣く諦め・・・
天守公開は10日まで、堀底歩きは6日までだったんですねぇ。

濠上から修繕される石垣を観察。
もう・・・見るからにアカン感じの石垣です。

P1090353

津山城とかすぐに思いつきますが、
こういう張り出した「アカン」石垣の城はたくさんありますが、
すぐに修繕!と動いてもらえるのはわずか。
それだけでも城の保全にとってはいいことではありますよね。

修繕されるのはこの箇所。

P1090352

この図面にあるように、もともとは天守のあった場所でなく、
築城後しばらくは土塁の箇所で、約80年後に石垣が築かれました。
この図面にも「石垣ノ築掛三十八間」と築く途中と記されています。

しかも、江戸初期に焼失した天守は南西隅であり、
そもそも天守が築かれる位置ではなかったわけなのですが・・
1811年、本丸南東隅の辰巳櫓を改修する名目で、
事実上の天守といえる規模の櫓に造り替えたわけですね。

このときにも、石垣の補修工事がされているのですが、
7~80年ほど経った明治中期に石垣が崩落。
1897年に石垣の補修工事が再度行われました。
その工事前の様子がこちら。

P1090348

かなり激しい崩落っぷり・・・このときも天守を曳屋して、
修繕したようなんですね。で。ほぼ120年経過した現在、
再度補修という現状。

もともと土塁で石垣化したのが遅い(元禄年間)のと、
大規模な補修工事がなされたのが幕末~明治、
ということを考えると、他の箇所と比べ石垣構築技術も
かなり失われてしまった時期の構築・修繕ではないのか?
という気がしています。

現に築城当時の他の箇所の石垣は(少しはあるのかもですが)
大規模に崩落したような話は耳にしませんし・・・

ともあれ、今回はしっかりとした伝統ある技術で、かつ
崩れにくい石垣を目指していただきたいものです。

・・・と考えながら、恨めしげに眺めるしかなかった・・・

P1090354

石垣工事にかける時間はなんと10年。
完成は2023年度を予定。今からでも後7年後。
そーとー先になりますねぇ・・・

判りやすい曳屋前後の様子(CG?)
でもこれを実際に見る人がここにいるわけですよ・・・(笑)

P1090343

さて、石垣はこれくらいにして天守。
もう今行ってもこの姿は拝むことはできません。

P1090359

最後の見納め!というのもあるのですが、ホントの目的は
床下の様子の確認。これ他天守でもなかなか例のない機会。
礎石の上にみな芯材がどーんと載るわけではないのね。

P1090360

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P1090365

芯柱が立ってるところももちろんありますよ。

P1090366

P1090372

天守の南面・西面。剥がしてみると、ちょうど天守台の天端石。
この外は石落としになるわけですねぇ。

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そしてよーく観察すると、床板が二層になっています。

P1090379

保護の意味もあるのか、後世に二重化されているんですね。
元の床板には通気口のような部分も。

P1090393

芯材。

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そして補材もかなり入っているのが写真でよくわかります。

P1090389

天守床下から発見された石仏。石垣構築時の転用石か、
はたまた修理時に持ち込まれたものか判然としない。

P1090395

ちょうどこんな具合でここだけ別で床下を見せて
くださっていました。

P1090403

さて二階へ行くと、天守創建時の棟札。
御櫓新規御造営、とあり「御天守」でないことに注目したい。

P1090404
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中心にある津軽監物親守は、喜多村(元北村)親守。
藩主から代々津軽姓を許された家柄のようです。

棟上までの経過を記した覚書。

P1090406

こちらは元禄年間の二の丸坤櫓を修復した棟札。
先ほどはえらく読みやすい楷書でしたが、
(読めないけど)こちらのほうがしっくり来ますね(笑)

P1090410

石垣の修復準備中。ひとつひとつこれから
石がはずされていくのでしょう。

P1090414

濠中の通路も完全に濠を覆ってるわけではないのな。

この日は岩木山がきれいに見えましたね。
山の頂に冠雪するのはやはり見栄えがいいですね。

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天守三階南側の漆喰剥がれ。せっかくだから、
天守そのものもしっかり整備してほしいすね。

P1090421

昔の大馬鹿どもの痕跡。昭和40~50年代が多いね。
古いので50年前のもあった。仮に当時20代くらいとして
今70代のじいさんばあさん?
いつまでも若気の至りが残って恥ずかしいですね(棒)

P1090422

P1090423

漆喰はまだやりようがあるけど、材に傷つけられたら
どうしようもないもんなぁ・・・

しばらく入れないかと思うと、こんな妙なアングルでも
撮ってみたくもなるものです。

P1090426

天守脇から、石垣修築予定現場。
津軽家の家紋があるところがなんだかいいねー。

P1090427

すでに裏籠石の一部は取り外されつつあるのかも?

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天守曳屋予定地は御日記蔵跡。

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本丸未申櫓跡。初代天守はこの位置にあったものの、
焼失後は新たに石垣が組まれて櫓が建てられた。

P1090433

本丸の北側から二の丸へ出てみます。
本丸北側石垣と濠。桜色のパウダーがちらほら。

P1090436

奥の本丸南側石垣から手前の北側石垣、
真ん中であまりにもわかりやすすぎる分断点。

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やはり城好き好みの石垣は強度もしっかりしているのかね。

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P1090444

一方、修復される石垣。今にも中から何か物の怪が
飛び出てきそうな雰囲気ですよ(怖)

P1090448

あああ・・・行きたかったなぁという気持ちを胸に、
(そして突撃はしてはならない・・・という理性を働かせつつ)
城内を後にします。

P1090452

さて、北門(亀甲門)から出てすぐのところにある
珈琲はなまる」さん。コーヒーがメインなのでしょうけど、
フォロワーさんのさとみんさん(@tonban13)
お勧めのアップルパイがあるんです☆

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アップルパイっこんなんでしたっけ?(笑)
と言っちゃいそうな、りんごがどーんどーんというのが魅力。
さすが、りんごの町弘前・・・

しかも、アップルパイを注文するときに、りんご何にします?
と銘柄を選べるんですよね。これひとりでは食べきれないけど、
複数注文して食べ比べるのもよさそう!

さて、北東隅から濠端をてくてく。

P1090460

でまた、城内に入る。桜と抹茶のケーキ的な。
美味しそう・・・(笑)

P1090464

城内に唯一残る石橋・・・しらなんだ。
水がきれいよ。

P1090469

遠くに東門を眺める。

P1090470

最後にとびっきりの天守。ずいぶん先になるけど、
また「ここで」お目にかかる日が楽しみだぞ。

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チャームポイントの青海波文様。個人的によーく、
見てほしいポイントだったりする。

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しかし・・・南内門のこの隙間、往時はどうなっていたのか、
わりと気になっていますが、答えは知らない・・

P1090480

この後、新青森に出たんですが・・・まぁ何にもないこと。
スマホで調べて、こんな笑えない推測が出る始末。

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・・・うむ。確かに何もない。

P1090489

途方に暮れていたところ、青森出身の阿部さん(@abeshuhe1234567)
(上田真田まつり第四代目真田幸村公)から、
ここに美味しいにぼにぼ(煮干)ラーメンあるよ!と教えていただき!

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こく煮干しうまかった!煮干し感満載。ホント焼き魚感、
魚のだしの旨みと香ばしさドドーンという感じ。
立川にもありますが、ここも近所にあったらリピるレベル。

次に煮干ラーメンとっとくかなぁと思っていただけに、
ものすごーくありがたかったですね!

さて、時は流れシルバーウィーク・・・・いよいよ、
この手で弘前城天守を動かすときがやってきます!

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