ウイスキーのない余市と余市りんご展。
さて、当日夜はいつもの・・・ニッカバーリタさん。
おおおお、シャロやん来たんだぁ!
感謝祭の団扇も貴重品☆
頂いたのは角瓶の竹鶴17年。今となっては
なかなかのレアモノ。今の17年とちゃんと比較して
飲むんだった。失敗した・・・
ずいぶんレシピ違うように思いましたね。今のもいいけど
この古いのが好きかも。ちょっとシェリー感は少なめな印象。
しかし、余市のボトルの欠品具合はホントすごいらしく、
ノースランドでボトル求めて、朝から並ぶらしいですよね。
しかも、毎日入るわけではなく週末はあまり入らないとか…
蒸留所行ったお客さんの愚痴で、マスター大変だとか…
そない愚痴言われてもねぇ(汗)
とそんなこんなで、翌朝。
元気に水浴びしているニッカ熊に会って来ました。
ぶしゃぁぁぁぁぁ(笑)
んで、蒸留所に着くと・・・・
予約かぁ・・・予約が要るんだなぁ・・・
と隔世の感に浸らざるを得ない状況。
あ、でもそれなりに空きはあったりするのね。
蒸留棟。あ、そだそだ直火蒸留やってるよね。
当日、寒かったので石炭が燃える暖かさがありがたかった…
そして、力強く香ばしい香り。
今年7月に入れ換えたポットスチル。
ピッカピカの1年生やね。
気持ち外国人も多かったかなという印象。
日本人ガイドから注連縄の意味を聴いて欧米人の女性が、
it's so coolとな。うれしいよね。
さてさて、期待せずにノースランドに行ってみます…
アップルブランデーのみですか・・・はぁぁ。
有料試飲でも軒並み売り切れで、リタバーでも敢えて
控えた余市ヘビリーピーテッドもなし。
やむなくウッディ&ヴァニリック。これももう時間の問題か。
あとは、今はなき余市10年。これまで手の届くところにいた
ウイスキーが消えてしまう寂しさを噛み締めます。
今年はこういう寂寥感を感じてばかりだね・・・
えー?ないの?という驚きがなんども起こる
有料試飲カウンター。つらいっす・・・・
ついつい撮ってしまう初号スーパーニッカ。
ウイスキーって美しい。
レストラン「樽」では趣向を変えて、スープカレー。
北海道らしくラム。暖まる・・至極。
このあと、ノースランドで余市Tシャツとニット帽を
買って・・・だって寒いんだもん(笑)
ウイスキーは敢えて買うものがないのでスルー…
そして、政孝さんリタさんにご挨拶。
早速、ニュー余市ノンエイジ頂いてられる様子。
政孝さんの評価や如何に?個人的には…もごもご。
会津藩士の皆様にもご挨拶。
さーて、メインですよメイン。
個人的にはこのためにわざわざ来たようなもの。
193名の会津藩士が開拓の意思を固めた血判状。
普段は表紙の展示だけだが、コピーながら中身の閲覧可。
白虎隊にいた佐藤駒之進の名も。諱を信朋と知る。
この方です、佐藤駒之進。
八重の桜を見てから、黒河内って姓に「あ!」
と思うようになりましたよ(笑)
武田って・・・たぶんちゃうよね(笑)
赤羽源八の名を探すもみつからなかった・・・・
緋の衣を成した高遠以来の武田旧臣の血を引く者・・(強引)
炉辺夜話。余市入植者たちの貴重な証言集。
志業永伝。先ほどの美園の丘にあった
会津藩士の墓は1985年に再建されたもので、
元は黒田清隆の揮毫の銅板でその歴史が刻まれていました。
1879年、余市で最初のりんごが実った頃から50年
ほど経った頃には1912年に設立された北大果樹園の敷地も
広がって、りんご栽培の経営や病害虫駆除などを
専門的に研究されるほどになっていました。
そんな頃に大日本果汁が設立されたんですね。1934年。
有名なりんごをバックにする竹鶴さんの写真からも
わかるようにものすごいわけですよね。
なんでも10トンの鉄道貨車2両で小樽まで運んだそう。
りんごを洗浄、圧搾している写真。
これにしたってすごい両のりんごが控えてますよ。
販売が好調なだけでなく、皇室にも
献上されていた余市りんご。
1904年の北海道果実品評会で、余市りんごが
一等を受賞して注目されたのがきっかけだそう。
以来、永く献上され続けていました。
緋の衣って早いうちに品種改良で廃れたのかなと思ったら、
これを見る限り、昭和40年頃までは献上されてたみたい。
大正のころの献納願。このときも緋の衣が献納されてます。
時は移って戦後。昭和天皇の北海道行幸があった
1954年、旅の終わりに余市の果樹園を訪れられたそうです。
陛下を迎えるとあって沸く余市町。
当時の北大余市果樹園で北大学長の説明に聞き入る陛下。
接木したものしないものの比較実験など
学者魂が出て予定を超過してしまったとか。
昭和天皇はニッカには御出でになってないのかなぁ…
残念ながら、新たなニッカと余市りんごのツナガリを
発見するには至りませんでしたが、興味深い内容でした。
「マッサン」みたいに竹鶴さんとりんご農家の方や
会津とのつながりとかわかったら激アツなんだけどなぁ・・・
「マッサン」といえば、ファンには垂涎の台本展示。
チビエマの作文、一馬の本音。いずれも涙を誘うシーンよね。
そして、なぜか判らないけど久金属工業の百周年記念品。
久金属工業ってニッカとサントリーのウイスキー瓶の
キャップを長く手がけてきてるんですね。
百周年記念の中身はそれぞれオリジナルのニッカ、
サントリーの記念ボトル。ひとつの箱にニッカとサントリーが
収まっているというある種奇跡のセット。
水産博物館からてくてく・・・と帰り道に
見つけた公衆トイレ。男子の図案が政孝さんぽい、
女子の図案がリタさんぽい。こういうとこにも
こだわるの素敵よねぇ。
男子のほうにはお髭があるとなおいいんだけど(笑)
さて、最後によいち情報館にも立ち寄りました。
マッサンや俊兄、エリーさんの意匠があるってんでね!
エリーさんは当たり前として、マッサンもほっそ!!
というのが印象的でございました…
鴨居ウヰスキーの旗印もあったよん。
改めてみるとフォントが現代的やな(笑)
DOUKAH WHISKYや余市の唄の空瓶。
これ売って~ニッカのノースランドで売って~!!
いや、どうせならスーパーエリー・・・・
比較用。
結局、ハイランドケルトの入ってる中身は何?
というか飲ませてみてほしい…案外ウイスキーじゃなかったり?
ポスターなんかも刷って売っちゃえばいいのに。
鴨居製品もあり。そういや余市の亀山邸にも
飾ってあったっけな?
おおお、さっき見た久金属のウイスキー!
一瞬売ってるのかと勘違い(汗)
さて。。。名残惜しいですが、一路新千歳。
空港バーのジアスさんで、北海道ハイボールをば。
余市10年使うのでね・・・もうしばらくしたら
こちらも終わっちゃうのだろうね。寂しい・・・・
てことで、今年2回目?の余市でした。
だけど、あんなにウイスキーないとちょっと足が
遠のくなぁ・・・という実感があるのも事実。
来年は厚岸が蒸留開始するから、そっちにしちゃうかもね…
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