南九州群郭式城郭を堪能する…①志布志城
さて、翌日。kaiさん(@mypace_kai)、
豪士さん(Gohshi77)、えりさん(@eri_neve_cae)を迎え、
志布志城・大隅高山城へ・・って言ってるのに、
鶴丸城集合なのは訳がありましてね。
決して鹿児島医療センターの石垣にも、
弾痕があるんだ!とか言いにきたわけではないのです(笑)
というか、鹿児島医療センターのほうに
石垣があること自体、これまで気づいてなかったという…
さて、鶴丸城ですが、城内に建っている黎明館に
志布志城の模型があるからなんですね。
残念ながら撮影はできないので、しっかり凝視。
後で知ったのですが、志布志市埋蔵文化財センターにも
模型があるので、いつかこっちも見ておきたいもの。
さて、志布志城は志布志駅からは近く、
2km以内くらいで到着。そして志布志市埋蔵文化財センターは
駅から1km以内と至近・・・なのですが、
志布志に来るのがまず大変なんですよね・・・車ないと。
一度、飫肥城まで行ったことはありますが、
それも別府から九州に入って、杵築・臼杵・佐伯・延岡…
と18きっぷで巡って、さらにその先の飫肥まで来た時。
飫肥から志布志まで1時間半を往復・・・と考えると、
また次でいいやと思ってから、どれくらい
経ったでしょうねぇ。
やはり車を出してもらえる機会はありがたい!
さて、志布志城到着。
ここから入っていきます。
スタート地点はここ。
いきなり、どぉぉぉぉんと切立つ高い土壁!
南九州的な(笑)お出迎えです。
その脇を上がっていくと、「矢倉場」とある曲輪。
大手口のすぐ脇ということは、真っ先にここの弓矢を取って
攻撃にするための備えがあったのかもしれません。
発掘調査で構造物の痕が多数発見されていて、
「矢倉場」という名称を思わせますね。
ここには城主だった新納氏の初代当主だった
新納時久の墓が残っています。島津家傍流で、
建武の頃に、足利尊氏と足利直義の対立が起こったときに、
直義側に付いた武将だそうですね。
新納氏というと、猛将・新納忠元を輩出してますな。
さて、矢倉場をつっきって反対側に出ます。
矢倉場の脇を壕が通ってますね。
そして今は小学校ですが、あちらが新納氏の居館跡。
そしてその壕に沿って奥に向かっていきます。
恒例の撮る人を撮るシリーズ(笑)
壕底道をすすむあむ軍。
このあたりっすね。
やはりここも高さがすごいよね。
これだけだとちょっと判りにくいけど、
曲輪に上るとすごさがより判るのよね・・・
相当な高さの土壁が迫った切通しのような感じ。
別の切り口から。ちょっと引くと高低差
わかりにくいんですが…
目立つ色の寺さんが映ってるの見ると、
あ、こんな深いんだ!って判りますよね(笑)
しかしその先にはまだまだすごいものが・・・
この狭さとこの高さ!
そそり立つ土壁・・この迫力には土も石もない、
城としての共通点を感じますね・・!!
振り返って撮った写真のほうが
迫力が伝わるかもしれない・・
一同、なんじゃこりゃぁと圧倒されてますが、
まだ本丸下までしか進んでませんけど(笑)
どうでもいいけど、写真を後から見返して、
四股踏んでるように見えちゃって爆笑!
中ノ久尾を過ぎたあたりで、
左に曲がってみます。
中ノ久尾とある曲輪の北側の二曲輪に
潜入してみます。
ここが向かって東側右手にあるほうの曲輪。
その先にはどんと行く手を阻まれますが…
もちろんこれくらいの高低差はひょいと
通過していきますぜ!中段の曲輪に到達。
ここも櫓があってもおかしくない広い空間ですな。
その先にも土塁的な感じ。ちょっとした仕切りという
感じでしょうかねぇ。
この先はまた西の壕底が見えます。高い!
そこであむさんがささっと虎口を下って、
壕底へ!普通ならわーいとしているようなところを
矢で射られて「うわぁぁぁぁ」となってるように
見えるのはご愛嬌ですな(笑)
さて、わたしも下りましょう。
枡形にちゃんとなってるのがいいよねぇ。
さてここからが西の壕底道、大空壕。
人の大きさこれですからね・・・でかいでかい。
曲輪を形成している土塁はちょっと茂ってて、
迫力はわかりませんけども・・・
さて大ノ久尾方面に向かって進軍。
いい加減、この高さの土塁に囲まれる
壕底道が普通になってくる感覚の麻痺(笑)
あれが大ノ久尾の曲輪への道。平虎口?
・・・の前に、竪壕見てからねっ。
このまま、ひゅーーーーんと落ちてる勢い。
さ、上がろ。
大ノ久尾では、発掘調査をやってそうな雰囲気。
他と比べて相当広いので、馬場だったのかもしれないですし、
建物もあったかもしれないですが、調査でわかるといいですね。
さて、ここでおっひるー♪
皆コンビニ飯をほおばって、即進軍の構え(笑)
西の壕底道を戻ってゆきます。
本丸と中ノ久尾との壕底道。
このあたりね。
本丸側の迫力がまたすごいんだ。
中ノ久尾の南側の高低差も堪能して。
中ノ久尾南北を分断する壕を南側から。
さて、遅ればせではありますが、本丸堪能せねば!
本丸虎口まできたっ!
こんな感じでステキに曲がってる虎口を過ぎて、
本丸まで到達します。ずっとスルーしててごめんね(笑)
はーるばる、きたぜほんまるぅー♪
おや、この土塁は櫓台でしょうかね?
土塁の上には小さなほこら。
本丸土塁からの高低差もなかなかのもの。
下から見上げた後に上から見下ろすと、
より立体的に把握できて楽しい。
さらにその南側の本丸下段にも。
いろんなものが発掘されてんだなぁ!
金具類や碁石、土師器とか。
居住空間を思わせる出土品ですねぇ。
南側には志布志湾がよく見えます。
見張りの意味でも絶好の曲輪。
さて、そろそろ下城しますかね。
本丸登口跡って・・・ホントにこっち?
一直線ですやん(笑)
さて、戻ってまいりました。最初の一城ですでに
濃密過ぎる城攻めになりました(笑)
さて、続いては肝付氏の本城・高山城です。
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