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大高重治写真展+竹鶴威お別れの会。

ニッカネタを二つ・・・まず最初は
あれは2/14、唯一のチャンス…ということで、
国立の大高重治氏の作品展。

P1060062

写真は撮れなそう?だったので(訊けば良かったんだけど)
撮ってはいませんが、かなりワクワクする内容。

1975年以前のラベルのかなりを手がけてられていて
興味深い内容でした。大日本果汁時代はエンブレムにも
「DAI NIPPON KA JU」って書かれてあったり、
第一号ウヰスキーの広告の原本や下絵にも出会えたり。

アップルワインの表紙に「祈武運長久」とあるあたり、
時代を感じたりね・・(ドラマと違いアップルワインは
当時まだつくってました)

あとKing Of Blendersの化粧箱に書いてあった
"tasteful whisky nurtured by the abundant experience"
という文言にもグッと来るものが。
政孝さんの誇りというか、自負が感じられますよね。

ニッカベルモットには緑屋根の余市蒸留所の絵が。
ニッカウヰスキーの会社名だったので、1952年以後。
屋根の意が変わったのはいつくらいなんでしょね?

一番、興味深かったのはスーパーニッカの皇室献上版。
宮中晩餐会で専用ラベルと言うのがあってですな…

初号スーパーニッカはコレなんですが

P1060158

緑色のラベルで、"guaranteed matured in wood"
とある部分に菊のデザインと皇室用を意味する
"By appointment to the imperial household"
という文言に変わっているんですね。

正面のラベルも"SUPER NIKKA WHISKY"ではなく
"SUPERIOR NIKKA WHISKY"なんです。

さらに下部に"BOTTLED SPECIALLY BY THE
NIKKA WHISKY DISTILLERY"とあり、
特別感が満載・・・竹鶴×池田(勇人首相)の
関係の賜物なんだろうなぁ。

宮中晩餐会てことは?昭和天皇も
お召し上がりになったのだろか?なんていろいろ
想像が膨らみますよね・・・

会場には、ご子息で写真家の大高明氏もいらして、
ちょっとお話をさせていただきました。
なんでもニッカにすらないものも多くて、
ニッカの社員の方が多く訪れたらしく、
ニッカ社内報にも載ったらしいですね(笑)

いや、それもですよ?
自分の会社の昔の資料が出てきて、そんなドッと
見に行くモンですか?わたしはちょっと・・

というところで、ニッカの社員の方が
たくさんいらしているのは、会社に対する思い入れの
強さの表れなのかなぁなんて思います。

逆に大高重治さんもニッカの仕事をできたことを
ことのほか誇りにされていたようで、逆に
政孝さんの死後、ニッカの仕事がなくなったことが
さびしかったようですね・・・

まだ整理していない資料があるそうなので、
第二弾・第三弾と期待したいところですね・・・!!

続いては、2/16 竹鶴威氏のお別れ会。
仕事の合間を縫ってなんとか帝国ホテルへ・・・・

P1060121

記帳して並んで通された先には、竹の姿がぼぅっと
浮かぶ中に威さんの遺影。写真を撮ってられる方も
(後からWebに上げっているのを見る限り)
いらしたようですがなぜか思いもつかず、
ずっと献花の列に並んでいました。

報知新聞の記事によれば、
手前のカーネーションは、ウイスキーの琥珀色を
イメージしており、さらに純白のコチョウラン、
スプレーマム、トルコキキョウで、大きく羽を広げる
鶴の姿が描かれていたそう。

鶴は・・?と思っていたんですけど、やはり
余市の竹鶴邸よろしく竹と鶴であしらうところは
健在だったのですね。なるほどなるほど。

そして、自分の番が来て菊の花を渡され献花して
手を合わせると、お会いしたかった
という思いが募ってきます。

やはり誰よりもそばで政孝さんを見てきて、
そのウイスキー造りの真髄を見てこられ、またご自身も
ウイスキーの苦難の時代を支えれこられたわけで・・

そもそも深くウイスキーに、ニッカに興味を
もったのが遅かった。

もう少し早く・・という気もしないではないけれど、
何に関心を持つか、それは一期一会、天の神様の為すこと。
今はこうして静かにご冥福をお祈りするほかありません。

ここを抜けた先には竹鶴孝太郎さんやニッカの中川社長が
いらした軽く一礼。竹鶴孝太郎さんには
初めてお目にかかりましたけれども
政孝さん威さんともどっしりされた方なので、
普通・・・な感じでちょっと驚きましたね(笑)

その先には立食パーティー形式。真っ先に目に留まったのが、
前チーフブレンダー・栃木工場長の久光哲司さん。
このblogにもセミナーの様子が何度も登場しますが、
ホントによくお話を伺ったブレンダーさんの一人ですね。

個人的にはなじみ深いのだけど、久光さんのほうから
気さくに声をかけてくださって、とてもうれしかったですね。
久し振りにお目にかかれて素直にうれしかったです。

マリッジをしている栃木工場は公開してないですからねぇ…
なかなかお会いする機会もないですから。
そして奥に威さんの写真がいろいろあることを伺い、
先へ進んでいきました。

あまり人物のお写真は上げないほうがいいかな?
という感じではあるので、お写真の感想をば・・・

ニッカに入社直前くらいの威さん。
なんとなくですが、朝ドラ「マッサン」に出てくる
森野一馬のような好青年という印象。
もうちょっとマジメな感じかいねぇ。

その頃の余市の様子をみると、奥にニッカの建物が
すぐ見えるくらい見通しがよくてびっくり。

出荷の様子。ドラマでは馬車で出荷してましたが
(確か実際も初期出荷のときは馬車だったはず)
こちらは戦後すぐくらいでしょうか、車に変わっていました。

威さん、動物好きだったらしいですね、
説明に「意外と」ってあったんですけど、
余計だろと思ったのはわたしだけ?(笑)

ピクニックするリタさんと威さんのお姿も
楽しげでいいですねぇ・・・政孝さんは???

今回かっこいいなぁ!と思った政孝さん。
信玄公そっくりな印象だったんですよね(笑)

こちらがその似ている信玄公。最近では違うと
されているほうの肖像画ですけどね(笑)

Shingen00

こちらは西部警察(笑)を想起した
威さん社長時代のお写真だったり、ゴルフで会心のショット
だったのであろういい笑顔も心に残る一枚でした。

昨年従五位に叙位されたそうですね。
政孝さんが従四位ですから、政孝親父
(威さんはそう表現されてます)の影を踏まず、
ということでしょうか。

そしていろいろ写真を眺めていると、
ブレンダーズバーの常連の方や見知った方々が
次々と姿を現す会場(笑)
佐藤元マスターブレンダーにもご挨拶できました。

この後の打ち合わせまで時間がないのでここで
たくさん頂く。特に寿司美味しかった!

印象的だったのは、場の雰囲気は決して
悲しみに沈んではなくて、威さんとゆかりのあった
人々が集い、思い思いの話を咲かせていた
ように思えたこと。

お別れ会というスタイルは初めてだったけど、
こういう会もよいもんだなと思いましたし、
何よりこういうニッカファンにもオープンな
スタイルにしてくださった竹鶴家の皆様と
ニッカウヰスキーの皆様に改めて感謝したいですね。

直接はご挨拶できなかったのですが、
競合でもあるベンチャーウイスキーの肥土社長が
いらしたらしいってのも、気になる話でした。

ある意味、現代の「マッサン」ともいえる肥土さん。
いろいろ親交があったんでしょうね。
政孝さんはどんな風に思われるでしょうかね?

企業のトップの葬儀にファンも集い、しかも社員さんや
関係者と同じくその場で故人を想う場。
勝手にニッカは一蓮托生だなと思ったりしながら、
その場を後にするわたしなのでした。

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コメント

お別れの会いかれたのですね。
私は仕事の都合が付かず叶いませんでした。
今度お会いしたときに、お別れの会の模様の詳細をを
お教えいただければ幸いです。

投稿: ウイスキーオヤジ | 2015.03.03 03:39

nikko81です。

●ウイスキーオヤジさん

そうなんです、うまい具合に東京駅近辺で
仕事を作ることができましたね。

またウイスキーライヴのときにでも
お話させていただきますね。

投稿: nikko81 | 2015.03.22 13:12

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