Whisky LIVE 2014 - 1日目(2) サントリー福與チーフセミナー
ということで、福與チーフのお話です。

福與さんのお話はこのときが初めてだったんですが、
軽妙な語り口で輿水さんとはまた違ったタイプの
お話の上手な方だなぁ、という印象でした。
今回お話しするのは初めてです!と言われると、
盛り上がりますよね・・・!! このABCの原酒は何だろう…

とはいえ、ちょっと歴史も振り返ったりなんかして。
サントリー白札ですね。復刻版も出たアレです。

一応ここはサントリー説をとって、
ピートが合わなかったという説明になっていました。
そして、このあとまさしくこの年末朝ドラ「マッサン」で
やっていた壽屋苦難の時代になるわけですね・・・

そこで鳥井信治郎が悩んで、日本人にウイスキーを
どうしたら飲んでもらえるか・・の結果ヒットしたのが、
初代角瓶ですね。今だったら吉太郎さんのコトを
あとで質問するんだけどなぁ・・・
とここで、福與さんから朝ドラ「マッサン」の言及☆
ふたりの年表まで作って頂いて・・・!!!

福與さんがニッカは大日本果汁の「日」と「果」を
とって・・と説明されているのはなんだか面白いですが、
ニッカウヰスキー発売が1936年なのは明確な誤記。
1936年は蒸留開始ですね。
にしても、1937年に角瓶が売り出されてヒット商品となり、
間違いなく竹鶴前工場長時代の原酒が活きていたはずで
それで市場を開拓し始めたところに、1940年、
初代ニッカウヰスキーが発売されるのはなんとも・・・
閑話休題。
そして、日本のウイスキーの黎明期を支えた二人、
日本人にまず飲んでもらわないとという鳥井、
スコットランドのあの香味を再現したい竹鶴。
福與さんからもぜひ見てくださいねと宣伝(笑)

いやー、サントリーの方からこういう話を
直でお聞きするのはものすごくいいことですねぇ。
さて、本題。現代の新しい「革新」の話題。
初めてする・・というのはウイスキーショップW
オリジナルボトルでいろいろ新しい革新に
チャレンジしています、というお話なんです。

なかなか休日にやってないし、閉まるのが早いし
お店に向かうのはちと難しいのですけどね・・・
これまでに発表されたオリジナルウイスキー。
なかなかいいものが揃っている印象で
Webでも販売しているので、すぐなくなっちゃうんですよね。

上段がシングルモルト、下段がシングルカスク。
特にシングルカスクはすぐに売り切れちゃうもんで、
2014年から180ml瓶にしたのだそうです。
# このうち白州は入手してるので追って感想を・・・
今日のセミナーでは上段のシングルモルトについて解説。
第一弾は・・バレンタイン時期に発売された
ショコラに合うウイスキーをコンセプトにした
シェリー樽熟成の白州。これ買いましたねー!

山崎はありましたが、白州のシェリー樽だけというのは
その時はなかったようなのですが、スイートでまろやかな
白州のシェリーが合うんじゃないかということで商品化。
酒齢的には20年を少し切るくらいなんだそう☆
これが・・・この白州シェリーの基になっているんだそう。

カウンターで感想を聞いたりもしながら、
ブラッシュアップしながら、商品化したそうで、
Wのオリジナルを見とくと今後の定番新製品が
読めたりする・・・かも?(笑)
続いて、ハイボールが美味しいシングルモルト・・
というコンセプトで出た第二弾。

これは飲んでしまった気が・・あまりはっきりと
憶えてはいないのですが、スモーキーさもけっこうあるそう。
余韻はしっかり切れるタイプ。
若いフレッシュな原酒に少量20年超のシェリー原酒を
ブレンド。これがノンエイジ白州の基になってるとか!?

ただ、ノンエイジ白州はかなりスモーキーは抑え目。
その点が大きな違いなんですが、女性の方を意識すると、
抑え目にしたほうがいいと白州ブランド担当の女性が
こだわりを持って説得、福與さんのほうが折れたとか。
・・・はっ!白州ブランド担当って!荒木さんのことか!
あの荒木さんのことか!
セミナー終わった後、ブースに荒木さんが
居られたので早速報告(笑)聞きたかったーと荒木さん。
荒木さんの強い信念が思いがけず聞けてよかったです。
今では代わられて、響の担当をされているようですね。
さて、第三弾。こちらも2月ということで、
第一弾同様、バレンタインを意識したつくりになって
いるわけですが、こちらはワイン樽で
フィニッシュをかけたもの。

1996年に白州でワイン樽実験をはじめたらしいのですが、
2009年に開けてみてこれはいいということで、
ワイン樽原酒もっと研究しようともりあがったのだとか。
そのときの一部の原酒がこのボトルに使われてるんですね。
結果的には商品としては、白州ではなく山崎になりましたが、
ワイン樽熟成を活用していこうときっかけになった
ボトルでもあるようですね。うむ・・・興味深い。
続いて、第四弾。これはほんとにうまかったと記憶に
しっかり刻まれているグレーンですね。まじうまでした・・・
まだたぶん在庫が当家にもあるはずです。

これが(A)の原酒。クリーンのあるタイプを中心に、
1988年シェリー樽熟成24年グレーン原酒で
ボディ感を出しているようなんですね。
シェリー樽のグレーン!なるほどねぇ・・・
1988年は山崎蒸留所の大改修の年で仕込がなかったそうで、
仕込みはなくても空き樽は出てくる・・ということで
やっちゃえ!と詰めたんだそうですね。
第5弾は山崎のワイン樽後熟。ただしこちらは2年と長め。
酒質が強いのでなじみに時間をかけたんだそう。

第6弾。こちらもまた白州。酵母が特殊な原酒で、
まったりとした酒質になる酵母をチョイス。
白州はすっきり感があるものですが、敢えて・・というもの。

第7弾。最後は山崎。こちらは少し麦芽の乾燥温度が
やや高くしたモルトで熟成したもの。

グレンモーレンジ・シグネットで使われてるような
チョコレートモルトほどではないにしろ、麦芽の乾燥温度で
香ばしさ加減が変わってくるというおもしろい試み。
なかなかチョコレートモルトまでやると単独仕込は難しい
ようなのですが、シグネットが美味いだけに、
ぜひやってほしいなぁ・・・と思う次第です。
いやいや、サントリーのチャレンジスピリットが
存分に感じられたよいセミナーでした☆
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