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2014.12.01

名古屋城天守閣フォーラム⑥ - 三浦教授 -

さて、三浦先生。資料はなくて先生のお写真のみ。

P1020024

江戸城天守再建にも関わってられる三浦先生、
河村市長からなにやらオリンピックに間に合わないように…
とかなんとか吹き込まれてられたようですが(笑)

・・というのをうけてか、現実性でいうと
名古屋城大天守のほうがあるとのご発言も(爆笑)

それはさておき、長らく木造建築とともに歩んだ日本。
名古屋城大天守も日本の城郭建築、
いや木造建築の到達点の一つというのはそうでしょうね。

ということで、名古屋城大天守には日本一がいっぱい!
という日本一あれこれのご披露。

①延べ床面積で天守最大
②体積で天守最大(江戸城と同点首位?)
③天守台底からの高さ最高(天守そのものは江戸城が最高)
④破風の数、日本の木造建築最多
⑤窓の数、天守最多
⑥柱の本数792本、城郭建築で最多(江戸城天守は770本)

などなど・・・・

名古屋城大天守もすごいんですねぇ。あと、
天守の入り口が二重扉で守られていたのも、
名古屋城大天守だけだったんだそうですよ。ほぅ。

江戸城天守もそうですが、眼に見えてわかる
狭間がないのも特徴ですよね。隠してあるんですよね。

そして、濃尾地震に耐えたという耐震性。
隅櫓も煉瓦造りの洋館も崩れた中で、
大天守はビクともしなかったんですよね・・・・

今は天守台に太い基礎を打ち込んでいて、
その上にコンクリートが載っているわけですけど、
それを活用して木造再建すれば、石垣にも優しいのかな。

今あるすべての名古屋市内の建物のうち、
最も長寿命な建物はおそらく再建されるであろう
名古屋城大天守だろう、そうおっしゃいました。

そんな名古屋城大天守を再建する課題は2つ。
ひとつは工期。名古屋城全体の整備計画が詰まっていて、
いつ天守に着工できるか?という話。

コンクリート天守が半世紀にわたって果たした
功績をしっかり検証すること。誰もが認める
名古屋のシンボルとして役割を果たしてきましたからね。

仮に木造で再建するにしても、その存在感に
学ぶところはあるだろうなぁとわたしも思います。

・・・三浦先生、けっこう断言的にボンボンと
おっしゃるので聴いていて気持ちいいのですが、
安藤先生のように、もう少しコンセプトを煮詰める必要は
あるんじゃないかな?と思いました。

これは江戸城天守にも言えることではありますがね。

というところで、パネリストのプレゼンは終了。
ここからは皆さんで発言するパネルディスカッションへ。

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