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川口ウイスキーフェスティバル2013・竹平氏セミナー

さて、続いては信州マルス蒸留所の竹平所長のセミナー。
コチラの方が本当は今年の2月、秩父にいらっしゃるはず
の方でした・・・(笑)

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さて、信州マルスのお話です(時系列的に前後して申し訳ない)

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岩井トラディションとマルス モルテージ 3+25 28年を
頂きながらお話をお聴かせいただきました。

岩井トラディションは、8種類のモルトとグレーンで構成。
円くて口当たりがよく、かつ割っても崩れない
というコンセプトのブレンテッドウイスキー。

マルス モルテージ 3+25 28年。
そろそろナツカシさを感じますが、おもしろい話をご披露。

もちろん、3が鹿児島と山梨の熟成、25が信州での熟成、
というのは知ってはいたんですが、鹿児島→山梨、
そして、山梨→信州の移動のしかたなんです。

いずれも樽から原酒を出してローリーで詰めて、
樽は樽で移動。そして、移動先で詰める・・・
んで、どの樽にどう詰めていたかなんて分からず、
そもそも、ローリーに移し変える時点でゴチャマゼ(笑)

図らずもローリーの中でブレンドとマリッジが
なされていたわけですな・・それでWWA受賞。奇跡・・・!!

さて、本坊酒造さんのお話しをお聴きします。
本坊酒造さんはメインは鹿児島の焼酎造りですよね。
鹿児島に行った際にお邪魔しましたよ・・・!!

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実は、鹿児島だけじゃなく山梨でも蒸留していたマルス。
確か石和にありましたかね・・・

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極私的には山梨で蒸留をし続けていただけたら、
ものすごい胸熱なんですが、信州のホワイトオーク樽原酒が
美味すぎるからなんとも微妙なところ・・・(笑)

そして、その山梨工場が竣工する際に設計したのが、
竹鶴レポートを受け取った岩井喜一郎先生。

なんとなくニッカ的なツナガリを感じてしまうのは
こうしたエピソードによるものなんですよね。
シングルカスクを味わってもどこか髣髴とさせるような…

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山梨工場に設置してあった頃の様子。

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信州工場の稼動停止前の写真。
冷却装置が今と異なるそうですよ。

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しかし、信州に移って7年。酒税法改正のあおりを受け、
やむなく製造休止。そこから19年・・・・

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2009年頃のある日、在庫がいくつあるんだろうか・・・
と棚卸しした結果、10年持たない!ということが
そのときにわかって、慌てて再開したんですってね。

そして2011年に再開して3年。いよいよ新しく始動した
原酒たちがウイスキーとなって目の前に現れる年が
今年2014年なのです!そろそろ出るのかな?

どれを出そうか迷ってるそう・・・!!
アメリカンホワイトオークの小樽熟成か、
バーボンバレルのどちらか・・とのことです!

もともと、バーボンバレルで行くと決めていたそうですが
ホワイトオーク樽熟成のほうが状態がよく、
揺れ動いているとか・・・・どうなるんでしょね!
個人的にはホワイトオークがいいかな・・・!!

再開しても、岩井先生設計のポットスチルは、
冷却装置が更新されているものの、設計思想はそのまま。
いわゆる余市と似ているストレートで気持ち下向き。

それでも余市みたいにパワフルにならないのは、
水のやわらかさにある、と竹平さんはおっしゃいます。
逆につくろうとしても、なかなかできないとか。

冷却装置・・・というのは、初溜は冷却水による
チューブコンデンサで効率よく冷やし、
再溜は水を張った巨大な桶の中の蛇管(ワーム)を通し、
時間をかけゆっくりと液化させるワームタブで冷却。
この取り合わせも岩井先生の設計によるものなんだそう。

冷却装置に向かう口が狭い・・・というのは、
草野さんもおっしゃっていた点ですね。

・・・さて、つくりのハナシ。
けっこう秩父での草野さんの話ともかぶるので、
かいつまんでまとめて行きます。

岩井トラディションのようなブレンテッドも
製品として出しているということは、
グレーンどうしているの?と思うわけですけど、
こちらは、スコッチ輸入したり国内のグレーンを購入。

その場で聞けばよかったのかもだけど、
国内だとしたらどこから買うんでしょうね・・・興味津々。

そして使用麦芽。4ヵ月後の草野さんの話では、
オプティックももう旧品種になりつつあり・・とのことでしたが
この時にはまだオプティックを使ってという話でした。

稼動停止前の古酒には、ゴールデンプロミスなどが
使われていたとかで、麦芽品種の変遷はの決め手になるのは
アルコール収量の効率性、なんですね。ふむ。

あと初溜→再溜の方法ですけど・・・だいたい初溜で
アルコール濃度が3倍で20%くらいになるってことはですね、
総量が1/3程度になっているわけで、この初溜3回分を
再溜にまとめて回すんですってね。

しかも、フェノール値別、酵母別に分けてやってるそうなんで
次のバッチに回すだけでなく、年を跨ぐこともあるそうで・・・
これも微妙な酒質の違いに影響でそうですね。

そして、ボトルデザインのお話も。
そういや新しくなったなー程度の認識でしたが、
上部には中央アルプス、下部には南アルプスは
デザインされた駒ケ岳らしいボトルに☆

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ということで、竹平さんのお話はここまで。
ありがとうございました。

かなり細かいネタも仕込んできたけど時間が・・・・
ということで本来は秩父でお聴かせ頂けたのでしょうけど、
また次の機会を楽しみにすることにしましょう!

お話楽しい方でしたからね・・・草野さんのお話は
また別のおもしろさがありましたけどね!

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