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2014年4月

秩父ウイスキー祭り・・・本祭!その2 秩父の環境と・・・ミズナラ5年!!

さて、環境の話。

昨今、日本のウイスキーが世界的にも注目されて
いる理由について、四季があってメリハリのある
寒暖差が豊かだだからだ、と肥土さんは推察してられます。

ということで、日本とスコットランドの寒暖差比較。
過去30年間の最高気温/最低気温平均値で日本は8蒸留所平均、
スコットランドはスペイサイド地域の平均値。

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スコットランドよりも日本のほうが寒暖差が激しい
ということになりますね。ま、平均値なのでおおよその傾向性
しかわかりませんが、確かにそんな気もしますね。

さてその8蒸留所の中身。さすがに余市が低い値に寄って
山崎が高い値に寄ってますね。秩父は駒ヶ岳に次いで
寒暖差が幅広くなってます。実に34.9℃。

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暖かいところで変化するか、寒いところで
変化するか・・・で最高気温・最低気温を縦横の軸に
とってみて分布図を作成すると・・・・
山崎/近江エージングセラーと余市がものの見事に好対照。

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比較的白州と宮城峡が近いのが興味深いところ。
そして、御殿場と秩父が暖かさ・寒さのバランスとして
似た位置にいるということがわかりますね。

月別の気温差という興味深いデータ。
なぜか山崎・余市・仙台(宮城峡)しかないですが、
秩父ってダントツで冬の寒暖差が激しいんですね・・・

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その特殊な環境に関係あるのかも・・・
という秩父の環境。山々に囲まれた小さな盆地。
ここに城を・・なんて思ったのはナイショ(笑)

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そして、ここでスペシャルなティスティング・・・
これこれ、これを頂きたかったのです!!
川口(まだ書いてない・・・汗)でも頂き、
そのすばらしさに圧倒された逸品との再会。

Cask No.2、ミズナラだけの熟成の5年。
秩父2008-2013、57.8%。

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トップには秩父らしい金木犀様の華やかさ、
オレンジ、徐々に落ち着いて甘美な香りへ変わっていく。
秩父のミズナラは山崎のミズナラとはちょっと違う
と思ってきたのだけど、オリエンタルという要素もあり。
沈香に近い感じかな・・・

口に含むと、甘めのモンブランのような甘さを
まとった栗の印象。甘いだけではなくしっかりした栗感。
香りに金木犀、味わいに栗という秋を感じさせるのが
秩父のミズナラなのかもしれませんね。

しかし、これでも5年ですからね?
これが10年、20年とサントリーのミズナラ同様の
長熟化してくるとどう成長するのだろう?
と非常に楽しみでありますね。

いや、今のままでも売られたら即購入したいところですが
在庫がほとんどなく、製品化されるのは当分先でしょうな…

いやはやこれをいただけただけでもう後は何もいらない。
これだけで非常に幸せでありました・・・!!

さて、ミズナラ樽に関連してミズナラ材のお勉強。
ミズナラの葉。なかなかミズナラの木って
まじまじ見ることないよなー。

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ミズナラ材は樽屋さんにちょーだい!と言っても
もらえるもんじゃないので、材の競り市から
参加して手に入れないといけません・・・!!

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このときは、午前中に家具屋さんがだいたい競り落とし
午後には安く競り落とせたのだそうです(笑)

製材所に持ち込んで、正目板に加工。
工場長さんでしか加工できないのだそう・・・
加工してから数年乾燥させてようやく樽屋さんに。

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ここで、Jokerシリーズのご紹介。ここが世界で
最初に味わえる場となりました。

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ただ、個人的には先ほどの5年があまりにも美味しくて
せっかくのJokerの印象が霞んでしまったのですよね・・・・
発売されたときは大争奪戦だったようですが、
わたしは高みの見物でしたよ・・・(汗)

このJokerのラベルは、秩父の画家カツノ平二氏が
描かれたんですってね。

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最後にNYとシカゴでイチローズモルトの発表会を
やったときの様子。もう待ち構えたような
前のめり感で迎えられたようです(笑)

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ニューヨーカーも興味津々!

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今年からは、料飲店中心に並び始めるのだそうですよ!

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続いては、マルス編。これからのマルスを背負って立つ
若人がプレゼンに挑戦しますよ!

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秩父ウイスキー祭り・・・本祭!その1 イチローズモルトの歴史を改めて学ぶ

さて・・・前夜祭を書いておきながら、
一ヶ月も放置してしまいましたが、
4月は信玄公祭りから始まって、大お祭り月間!
ということで、武田と真田のお祭りにわーきゃー(苦笑)

で、いい加減記事書けよという秩父の話も
お祭りでした。秩父ウイスキー祭り。

前日同様、秩父神社にお参りしてから会場へ。
手水場に雪がもりもり…ずいぶんと暖かくなってきた
4月の下旬では少し雪の記憶が遠くなってきましたね。

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開会前、関係者さま各位が秩父神社で会の無事を
祈っておられました。わたしもちょっとだけ殿外から参加☆

知知夫彦命にも異国由来の酒は受け入れていただけましたかな?

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さて、秩父ウイスキー祭り、開催です!
飲むぞー!!

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無事にセミナーチケットも引き換えて。

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とはいえ、開始30分でセミナーですので、
あまり頂くことはできません・・・
いいのがたぶんあるはずだから。
伊知郎さんのセミナー!

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しかし、神社で執り行うティスティングセミナー
というのも非常に珍しいもんで・・・

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ふと見上げると武田菱(笑)
違いますからねーっ!

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さて、始まりでございます。

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プレゼンターは言わずと知れたベンチャーウイスキー
肥土伊知郎社長です!

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1625年までさかのぼる造り酒屋で生まれた肥土さん。
今はご親戚が引き継いでいるとのことですが、
竹鶴酒造よろしくこちらの酒蔵にも寄ってみたいものです。

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秩父のウイスキーの歴史は1946年から。
肥土さんのお祖父さんの代に免許を取得し
今はなき、羽生にて製造開始。

これは1980年代に導入されたスコッチスタイルの
ポットスチル。左が初溜釜、右が再溜釜。
ストレートスタイルの下がりネック。

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しかし、再溜釜って小さいんだな・・・

そして、本格的につくればつくるほど、
当時の市場で求められていた水割りにして
おいしいウイスキーと離れていく・・・

そしてウイスキーだけじゃなく、日本酒はじめ
複数のお酒を造っていたそうですが、主に
日本酒の設備投資が経営を圧迫し、2004年倒産。

事業買取された先では、日本酒・焼酎中心で
当時ウイスキー市場は縮小の一途、売り方も分からず
場所もとるウイスキーは撤退という判断に。

その歴史は知ってはいましたが、こうして
取り壊される写真を見せられてグッと息が詰まる思い。
連続蒸留機のあったところのようです。

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そして、20年近くにもなる原酒も廃棄が決定・・・
そのときの貯蔵庫の様子。この貯蔵庫どんな香りがしたんだろ。

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ま、歴史をご存知な方には当たり前ですが、
笹の川酒造さんが救いの手を差し伸べることで
これらの原酒は難を逃れるのですが、
市場の様子を見るとその判断もやむなし…と思えます。

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肥土さんが仏さまとおっしゃる恩人の
笹の川酒造山口社長。

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続々と運び込まれる原酒たち。

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そこでよかったよかったと安心しないのが肥土さん。
ビンテージ、樽の種類の幅が限られてるな…と問題意識から
樽を入れ替えてフィニッシュをかけることを始めたとか。

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シェリー樽はもちろん、ブランデー樽、ワイン樽
ミズナラのような新樽も・・・

記念すべき第1号のイチローズモルト。2005年発売。
600本が完売するのに2年掛かったとか。

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伊知郎さんのすごいところは、ちゃんと足で稼いで
無名のウイスキーをバーを巡って売り込んでおられたこと。

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キチンとノルマと課して、撤退条件も付けて背水の陣。
しかし1日5件で1件当たり3杯となると、
相当な量のウイスキーですよね・・これを毎日。

趣味人で飲んでる分にはいいですが、お仕事で、
しかも、後がないがけっぷちの状態で
やり続けるわけですからね・・・

でもバーテンダーさんに認められて推してもらうしかない、と。
将来のお客さまになっていただけることもあるし、
横のつながりでどんどんと新たなバーを紹介してくれるし、
順調にバー訪問を続けられていったようですね。

資本金を呑み尽くしたらやめようとは思ってられたものの
行く先々のバーで、いつか蒸留所をつくりたいと
語ったことがおもしろいですね!と共感する方が出て、
モチベーションになったそう。そりゃそうですよね!

飲み方もチェイサーをたくさん飲まれることで、
量は飲んでいるものの、健康的な飲み方ではあったよう。

イチローズモルトの名前の由来。
多くの方には今更なのかもしれませんが、
わたしははっきりお聴きしたのは初かもしれません。

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なるほど、もう無くなることが分かっている羽生でも
影もカタチもない秩父でもない、過去と未来を
つなぐブリッジブランド・・・

ちょっとこれはわたしの推測ですが、サントリーにおられた
ということで、ブランディングに生きたのかなぁ?
なーんて想像しちゃいました。

実は、アクトーズモルトになるかも知れなかったのには苦笑。
確かにちょっと語呂は悪いですね(笑)

2005年のカードシリーズ初版。
いきなり強いカードエースを最初に出しちゃった(笑)

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当時はシリーズ化する予定がなかったからなんですね(汗)

このカードシリーズのデザインもたまたまバーで
出会ったデザイナーさんと4種類のカスクを出すに当たり、
どんなのがいいかな?と話す中で出てきたデザイン。

これがバックバーに並んでいると、お客さまから指名が
出ることがあるそうで、知名度が上がることになったとか。
偶然が織り成すプラス効果ですね・・・

そしてダイヤのキングがウイスキーマガジンで
プレミアムジャパニーズウイスキー特集で高得点ゲット。
(これもラベル効果が働いたのかも)

ここからウイスキー好きの中でも、イチローズモルトとは?
と広がりに加速が付いたのだそうですね。
現No.1ドリンクスに目がつけてもらって
海外のイベントに出展したりもしたそうですね。

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あまり英語が得意でなくても、向こうもウイスキーが好きで
聴こう聴こうとしてくれているわけなんで、
そんなことはあまり問題ではないんでしょうね!

そんな中で、蒸留所建設に向けて動く肥土さん。
市場は右肩下がりではありましたが、
ニッチだからこそコアで、応援してくれる固定層を
味方に付けて走り始めるのです・・・

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如何にマクロで見て市場が下がっていようとも、
バーに来ている方はシングルモルトを皆楽しく飲んでいる。
それをしっかり肌身に感じておられたからこそ、
いいウイスキーを造れれば、やっていけるはず、
と信じられたのでしょう。

蒸留所開設にあたりいろんなところで学んでおられるのは
知っていましたが、軽井沢でも研修されているんですね。

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これもメルシャンの役員の方とバーで知り合って、
実現したのだそうですよ・・・人がキャリアをつくるんだなぁ。

ポットスチルの清掃風景。

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そうしていよいよ秩父の地に蒸留所開設。
開設前の秩父蒸留所敷地。

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地鎮祭はもちろん、秩父神社の神主さん。
よくバーでお会いする方だそうで(笑)

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本格的にウイスキーの蒸留所立ち上げるに当たり、
スコットランドにて研修。ベンリアック蒸留所にて。

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ミドルカットのタイミングなんかも
ここで勉強されたんですね~

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ノージングのノウハウも。それぞれのやり方が
あるんでしょうね。

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平行して、フローチャート図をつくって
設備の設置計画を進めていきます。

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前日に見た秩父のポットスチル。
フォーサイス社の手作りですよ!

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手作りの様子・・・ホントに手作り!
職人技ですね・・・

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ということで、次は秩父の気候環境編。

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ねえさんからの忠告・・・かな?

今日、残業者が引っ張り出される定期産業医面談。
急に太ったよな・・・と思ったら、
明らかに血圧の数値がおかしい。

スーツがきついと感じてはいたんですが、
からだが圧迫されていて、もちろん体重増の影響もあって
そんな数値になっていた・・・と気づきました。

ここのところ残業が多くて、ついつい夜に食べがち。
そして運動する時間が平日ない上に、3月は平日ほとんど
家に籠城・・・・そら太るわな、と。

これでも炭水化物は控えてはいたんですが、
まー・・・食べたいもの食べてましたからね。

奇しくも今日は、ねーさんの誕生日。
かつてにぎわっていた「でるふぃたうん」にアクセスして
往時を偲びつつ、そんなわたしにからだ壊すよ!
って、言ってくれたのかもしれないな、などと妄想。

ねえさんとは、かつてわたしのネット黎明期に
お世話になった方。もうこの世から旅立たれています

もう・・・今年で彼女の生きた年を越そうとしています。
ね、つまらないことがもとで病気なんかしたら、
ねーさんに申し訳ないもんね。

いつも、もっとお話したかったという思いに駆られる
4月10日。今年もチューリップ買ってる余裕なかったな。
ねえさんがまた来てくれたら、今なら何を話すだろう。

仕事の相談かな、それともウイスキーの話かな。
パソコン・ガジェットの話か・・・

ねえさんね、やっぱりムリ。
もう何年も経つけど、忘れるなんてでけへんよ。
姿を、カタチを変え、「書きたい衝動」は今も息づいてる。

悲しまない、だから。。。
毎年、しっかり向き合わせてね。

もうあと30分もないけど・・・
ウイスキーで乾杯しよっか、ねーさん。

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