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明治記念館へ・・・綾鷹茶会にいざ!

ひっさびさのブロガーイベントでございます。
つい先日、17日に開催された綾鷹茶会の第1弾です。
AMNさんのfansfansで発見、久々に参加欲を刺激されまして。
主催自体は、日本コカコーラ社さんです。

Tea

一般向けには、昨日から東京、そして全国でやるみたい。
なかなかイベントがなさそうな(失礼)
岩手や長野、香川、熊本でも!ぜひ興味があれば!

さてさて、一般向けに先駆けたブロガー向けイベント。
お庭がすばらしい明治記念館にて。初だ、入ったの!

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創建時の鬼瓦。もともと赤坂仮御所として創建、
帝国憲法・皇室典範の草案審議が明治天皇臨席のもと、
行われたこともあり、後に1918年に移築された際、
憲法記念館と命名され、戦後に明治記念館と改称されたそう。

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こちらの建物は創建当時のもの。御所風の佇まい。

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さてさて、綾鷹茶会会場がオープン!

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綾鷹がいーっぱい!

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宇治の上林春松本店さんには、綾鷹という
茶葉も売られているんですね!ほほーっ。

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軽くお寿司をいただきました。
ありがたくいただきます・・ほっほっほ。

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さて、茶会開会。まずは綾鷹が生まれた秘話を
まとめた映像を見せていただきました。

■「綾鷹」小史

コカコーラ社が綾鷹を世に送り出したのは
2006年のこと。当時はあまり緑茶市場に入り込めて
いなかったコカコーラ社は、あるコンセプトで勝負します。

・・・それは、ペットボトルにも書かれている
「急須でいれたような」本格的な緑茶の再現。

何度も飲み比べた先に行き着いたのは、
綾鷹の特長にもなっている「にごり」でした。
にごりに旨みが詰まっていると・・・

そして、にごりのあるペットボトル緑茶の開発を
進めていくには、茶師の協力が不可欠として、
協力を取り付けられたのが、上林春松本店でした。

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ちょっと、興味深いので上林春松本店の略歴をば。

創業450年。武田信玄公と上杉謙信さんが
川中島でドンパチ(笑)していた永禄年間のご創業。

上林家は、丹波上林郷の国人領主だったそうですが、
一時期近江で浅井長政に仕えるも主家滅亡。

初代上林春松の父・上林久重が宇治に移って、
足利家の幕府御用達の茶園に加わることを許されたそう。

上林家は、戦国の時代の荒波を巧みに生き残り、
室町幕府滅亡とともに大打撃を受けた宇治の茶師にあって
信長、秀吉、そして家康とともに生き抜きました。

初代上林春松の兄であった上林久茂は、
信長に仕え、謀反を起こした松永久秀の信貴山城まで
道案内をしていたんですってよ!

神君伊賀越えでは、家康を木津川から近江信楽まで
先導したりとけっこう活躍しています。

そして、弟の上林春松は秀吉に重宝されて御茶頭取に
任ぜられ、宇治の茶師を統括する立場に。
あるとき、茶壷の口封がいい加減で茶がこぼれた、
秀吉を疎かにしているのかと叱責されることがあったそうな。

しかし、直後に上林の茶はすばらしいのだから、
きっちり丁重に扱えとのコメントがあったのだそうです。
秀吉から相当な信頼を得ているのが分かります。

もちろん、茶道で重きを成した千宗易(利休)も
上林の茶を重用していますし、古田織部も
茶がすばらしく、直接会って礼を言いたいとの書状が。

残るほど、当時の名だたる茶に関わる人々から
絶賛の声があったのですね・・・

そして、時代は江戸へ。上林家は茶頭取に任命される
とともに、宇治の代官として宇治を治めることになります。

幕府が倒れ、明治時代になってピンチになっても
新たな挑戦をして生き残るところがすごい。

そもそも江戸時代から、江戸へ茶を運ぶ行列が
相当な規模で御茶壷道中と呼ばれていた
その行列は、経済的な負担として上林家にも
重くのしかかっていたそうで・・・

そこで、十代上林春松は、コッソリ将軍家以外のための
お茶の開発をしていました。碾茶のための茶葉を
煎茶として仕上げる当時としては画期的な製法で、
この製法が後に玉露として結実。

このときできたお茶を「綾鷹」と名づけたのです。
綾鷹とはそんな歴史があったんだ・・・!!

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十一代上林春松の時代に幕府は崩壊。
幕府を顧客としていた茶師が次々と廃業する中、
上林家は一般に向けて茶を販売する茶商へと転身。

このとき、大きなチカラになったのが、
先代が開発した綾鷹だったのですね・・・

「綾鷹」とは、たくましく時代の荒波を乗り越え、
伝統を重んじつつも核心を忘れず生き残ってきた
上林家を象徴する名前なんだと感じ入った次第です。

ある意味、ペットボトルという世の中の需要に
挑戦するというのは、第二の綾鷹を生み出すともいえ、
「綾鷹」という名前が相応しいですね。

その現代の綾鷹を生み出すパートナーとなった
上林春松本店の代表・上林秀敏氏。

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京都のひとやなーというアクセントが
関西人のわたしにとっては、落ち着きますねー。

現代の綾鷹を生み出すにあたってのポイントが3つ。
ひとつは合組。いわゆるブレンドですね。

ひとつは、にごりを生み出す製法。
工場の生産ラインで如何ににごりを残すかというもの。
やはり、配管がつまったり、製品品質の安定性から
にごりは取るというのがそれまでの常識でした。

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もうひとつは、茶葉認定式。
上林秀敏代表が製造に使用する茶葉を確認し、
品質の最終確認を行っているそうです。

そして、できた綾鷹。上林代表も想定以上の
お茶ができたということで、ペットボトルという枠で
こんなお茶ができるのか新しい時代の到来に
嬉しさもありながら、少し脅威も感じた・・・
とおっしゃっていましたね。

■お茶を美味しく淹れる一工夫

さて、今日はその上林秀敏さんが会場にお見えでした。
いろいろ貴重なお話を聞かせていただきましたよ!

とりあえず、綾鷹を入れてみましょう・・・
と普通にしてまずやってみましょう?と上林さん。
いつも方法で、いつもの・・・

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でけました。ちょっと渋いかな。

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そこで淹れる際のアドバイスを頂戴します。

まずは、お湯は湯冷ましに入れて、しばし待つ。
お湯の温度は80℃くらいがいい感じでございます。

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その間に茶葉の用意。
上林春松本店で売られている茶葉「綾鷹」。

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急須にイン。茶さじで山盛り一杯。

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待った後、湯がいい温度になってきたところで、
急須にお湯を注ぎます。注いだら動かさない。
変に動かすと、成分がどっとでてしまってよろしくない。
あくまで自然に成分が出るのに任せるのがポイント。

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注ぎ口とふたの穴を揃えるコト。
そうすると、注いでいる人にも茶の香りがして
いいですよーとのことです。

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飲み比べ・・・ほぅ、確かに違う。
注ぐ際に複数ある椀に少しずつ均等に注ぎます。
濃さを均等にするためですね。これはわたしもやります。

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最も大事なのは、最後の一滴まで注ぎきり、
残さないってこと。芳醇の一滴だそう。
紅茶なんかでもこういいますよね?

■茶師のお仕事

お茶をいただきながら、茶師のお仕事のお話を拝聴。
茶葉の品質確認、ウイスキーでいうなら、
原酒のティスティングですね。
これを「拝見」といいます。まさにお手並み拝見。

「はいけん」のアクセントに、やはり京都の人やなーと
思いながら、このプロセスに「拝見」というネーミングを
つける日本人的な言語感覚がいいなーと実感。

ウイスキーのティスティングする際にも、
麦餾拝見!とか言っちゃおうかな(笑)

場所は、拝見場、茶碗は拝見茶碗、テーブルは
拝見台・・・と関わる道具類には皆「拝見」と付きます。

拝見場は北向きに設置され、常に直射日光が当たらず、
天窓からの光を一度反射させて、拝見台を照らすような
工夫がされているんだそうです。常に一定の光。

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拝見台はつや消しの黒で、これも茶葉の緑の色の
違いをはっきりと目視確認しやすいためだとか・・・・

拝見茶碗は白色。これも抽出液の水色確認に適した
色として白になっているんですね。

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そして、拝見したあとは、合組。
綾鷹小史にもあったブレンド作業ですよね。
お茶もお酒も同じですよね・・・

自然のものですから、同じ畑で同じお茶が
できるわけではないので、同一の味わいのお茶に、
するためにブレンドをするわけです。

ウイスキーももちろん同じ味にするためにレシピを
変更していくわけですが、お茶のほうが特に味が変わったと
指摘されてしまうことが多いので、同じにすることが
より強く求められるような印象でした。

良くなっても悪くなっても、変わったといわれるんだとか。
確かにお茶って安心できる味わいが当たり前のように
あるものだと思いますものね・・・

これ、うちら素人よりもウイスキーのブレンダーさんに
緑茶の拝見と合組を体験していただいたほうが、
なんかおもしろいことが起きる気がする・・・!!
# ニッカウヰスキーの方、このブログ見てないかな(笑)

■拝見・合組体験

乾物である茶葉そのものをまず拝見します。
茶葉の手触り、香りで印象をまずつかみ、
そのあと、水色と味わい、茶の香りを確かめます。

似た印象の茶葉をすでに合組してあって、
区別するために名前がつけられています。

花。

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鳥。

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風。

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月。

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客。

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花と鳥は非常にフルーティ。花が白桃のような印象。
鳥は爽やかな柑橘系、オレンジやレモンの香りでした。
緑茶にこんなフルーティな香りがあるのか…と驚愕。

さわり心地は少し痛みを感じるような硬い茶葉。
これ湯で抽出するときにも少し抽出に時間が掛かるのだとか。

風は、お茶としてイメージする一般的な香りですね。
月は、芝生や焼き海苔といった粗い感じの青さ、
山城で藪漕ぎしたときの感覚も(笑)
客になると、海っぽい感じやアオサを感じました。

花から客にかけて細かくなる感じで、
月や客はさわり心地がすごくよかったです(笑)

湯に出したときの香りは、こんな感じで拝見。

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香りを感じたら、水色チェック。

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花→客にかけて、茶葉の色とにごり成分の沈殿量が
違いますね。花は黄色に近い色、客は深緑。

ただ、香りは乾物のときの香りとそう大差ないです。
湯に出してみたら、印象がまるでちがう・・・
ということはあまりなさそうですね。

そして、いよいよ合組。春というテーマに沿って
考えるのですが・・・・わたしもいろいろ考えたんですが、
上林代表としては、ご自分だったらやらないだろうな!
という個性的なものを選ばれていました。

当グループはコレ!月と客だけで作られていましたかね?
実際に合組は配合具合を決め、作業は上林代表が
やってくださいました。こないするんやね・・!!

さてさて、できたお茶。お味はいかがかな?

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上林代表の考えた「春」をテーマにした合組と
飲み比べします・・・うちのチームはすっきりと飲みやすい。
上林代表のは、お茶の甘みが引き出されていて、
ひっじょーに美味しいです!格の違い・・・(当然)

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新緑の季節、初々しい新しい命の芽吹く季節ということで
爽やかさをイメージしたそうです。ふむ。

ここで一ヶ月後に上林代表が各人のブレンドを参考に
各々にマッチしたブレンドのお茶をつくってくださるそう!
送っていただくのが楽しみすぎます・・・!!

さて、ここからは質問タイムでございます。
わたしが質問したのは・・・ウイスキーのブレンダーさんは
ブレンドの際にいろいろ気にされているようなので、
お茶の合組をする際に気をつけられていることは・・??

お答えは、特に気をつけていることはないそうです。
ご職業柄でしょうか、拝見をする季節になると、
感覚が研ぎ澄まされ、間の季節はゆるんでいるかも?

ただ、特別な才能があるわけではなく、
訓練の賜物だとおっしゃっていましたね。
それは、ブレンダーの皆さまがおっしゃっていたのと
同じですね。やはり努力の面が大きいんだな、と。

だから僕にはウイスキーの違いは分からないだろうとも。
むむ・・・そういわれると、上林さんに
ウイスキーや日本酒のティスティングをしていただき、
そのコメントをますます聞きたくなりましたが・・(笑)

最後に綾鷹の美味しい飲み方。しっかり振ることが大事!
上林代表の満面の笑みをいただきました!

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そして、デザインのお話にも・・・・
下部の緑がほわっとしたあたり、にごりが舞ってる
様子を表しているんですね。なるほど!

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貴重な体験、ありがとうございました!
やはりペットボトルのお茶、美味しさで選ぶなら
綾鷹が一番だな・・・!!

他社で申し訳ないのですが、今年の春先には
白州と綾鷹のコラボをやりたいですね。
ハイボールにできるほど濃くはないので、
白州10年を綾鷹で割ったお茶割りでもしますかね・・・!!

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