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和式城郭最後の城・・・福江城 その1。

さて・・・間が空きましたが、福岡の夜のあとは・・・
福岡空港からプロペラ機で一路、五島列島・福江島。

なかなか機会がなかったんですが、この際だからと
えいっ!と福江城を観るためだけに、
五島列島に足を踏み入れたのでした。

ANAのプロペラ機。以前、札幌から函館に向かうのに、
プロペラ機をつかって大いに揺れたんですが(汗)
お天気がよいこともあって、全く快適に降り立てました。

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バスに乗って市街地へ・・・と思ったらもう、
途中に見えてるではないですか!降ろして!

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ということで、早速福江城をじっくり鑑賞です。
遺構として残っている高麗門は、
横町口蹴出門の高麗門。

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幕末の城というと、五稜郭や松前城のように
北海道を連想しがちですが・・・

松前城は1840年代の築城、五稜郭は西洋の稜堡式城郭。
ってことで、1863年に完成した福江城なんですね。

ですが、石垣は野面積でカドだけ切込接。
石の加工している時間もなかったのかもしれないですが、
逆の見方をすると、幕末でも野面積の技術は
残っていたんだな、というようにも捉えられます。

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けっこう円めの石が多いのは、
海から持ってきた角が取れた石が多いから、かな?

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カドの算木積。こちらもピチッと目が詰まってます。
やろうと思えば、全部切込接にできたはずだよね?

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さて濠跡の道を進んで、石垣を見ていきましょう。

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このあたりは特に石が円くって、横須賀城を
思い出しながら、石垣を眺めていましたよ。まるっ!

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これとか・・・横須賀城やん!(ちがいます)

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このあたりはかなり草と苔で覆われてますが、
キレイに取っ払ってみると、ものすごい円石の壮観な
石垣が見られそうですね・・・・

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この円い石を積み上げていくのも、技術伝承なしには
難しいでしょうからね。妙に感心しました。
そんな円い石の隙間からサワガニがコンニチハ☆

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このような気泡のある石も。海の近くから
引き上げてきたんじゃないかと思わせる石。

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この先にも石垣が続くのですが、石垣脇の濠跡道は
ここで途切れていました・・・残念。

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この先はまたいわゆる普通の野面積なんですけどね・・・

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柵の隙間から・・・(笑)

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石垣が続いとるではないかー!
見せんかー!(笑)

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・・・と言ってもしょうがないので、
横町口蹴出門のほうに向かって、城内に入りましょうか。

福江城の特徴だと思うのですが、狭間が妙に大きいのと、
土塀の上、瓦と土塀との間に縦に漆喰が入った
少し前のめりな部分があるんですよね。

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狭間は、広角に攻められるように
外に向かって大きく開いているのだそうですが、
にしても大きいよなぁ・・火縄銃じゃなく、
西洋式の銃を想定してたりするのかね?

上の部分は・・・どうやら瓦を縦に並べて
中に土塀があって、漆喰でつないでいるように見え・・・
謎。すっごい謎。

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蹴出門を入ったところ。しっかり枡形になっていて、
石垣の上には渡櫓門。こっちも残っててほしかったっ!

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徳川系城郭にあるスタンダードな枡形。

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高麗門のほうに向いて。

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枡形内の石垣は、すべて切込接。
THE 近世城郭!という感じでございます。

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が、やっぱり中には円い石もあって、
それらもきれいに揃えてピッチリしてあります。

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亀甲積のところもあるなー。

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案内看板。ちょくちょく古写真も残ってるんだね。
建造物がしっかり残ってる古写真はないか、むむー。

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横町口蹴出門から濠跡道に沿って・・の古写真。
てか、こんなにデカイ濠だったんだ!

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しかし、やっぱり渡櫓門はほしいよね・・・・
あるだけで全然インパクト違うんだけどなぁ。
新しい城だから資料残ってないモンかね。

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埋門の先には庭園があるそうなんですが、
しばらく公開中止とのこと・・・残念。

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城内の算木積のなかには化粧した石も。
意外と手を掛けるところは掛けてるんだね~

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ずっとこの先石垣が続き、二の丸への門が、
五島高校の正門になっています。

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二の丸との仕切り石垣は、円くはない石垣。

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切込接くらいの加工度でしょうかね・・・
外よりも中のほうに加工度の高い石垣が配されてる、
というのも、ちょっと興味深いところです。

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裏蹴出門、現五島高校正門。
こちらも桝形門だったはずですが、
枡形の石垣含め、撤去されています(泣)

P1320295

二の丸までは、入れそうなのでちょっとお邪魔。
生徒の皆さんがこんちわーと声を掛けてくれるんだけど、
この人何しにきてんのやろ…石ばっかり撮ってるし、
と思われていたんでしょうね(汗)

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高麗門を裏から。

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城跡と書いて、まなびやとルビを振る・・・
というのが見えるということは、全く枡形石垣が
ないということでして・・・

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脇の石垣は渡櫓門を支えていた片方の石垣っぽいね。

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石垣の裏手は、鉢巻石垣になっていて、
ほぼ土塁が占めていました。

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あれが本丸枡形ですね・・・高麗門と渡櫓門が
あったのが容易に想像できますね。

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本丸石垣のあれはなんだ・・・という謎は
後で判明いたします。でもコレだけ見ると意味不明。

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枡形とは別にある本丸平虎口。せっかく枡形虎口あるのに
平虎口あったら、防備性能落ちちゃうんじゃ?

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こっからはホントに学校内っぽいので、やめましょう。
さて、城外から外濠石垣を。うわぁ、この辺崩れてる・・・
否、崩されているといったほうが正確か。

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一部は破壊されてますが、まぁ残ってはいます。
駐輪場前から。やっぱり石は円め。

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こちらのほうがあまり木々に覆われていなくって、
円い石垣を楽しめやすいかもしれませんね。

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疎水が濠跡に見えますが、実際は左の民家含め、
石垣より左手は濠。海と繋がっていた海城なんですね。

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玉石垣がどこまでも続く♪

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P1320318

この辺はいろんな石が混じってるかな?
まさに玉石混交(笑)相当石を探してかき集めて
きたんでしょうねぇ。

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鈍角に折れた石垣・・・は、まぁあるもんですけど。

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鈍角部分はやっぱり切込接、その左右が
玉石垣ってのに、ちょっと笑いました・・・
やっぱり、そこは玉石垣じゃムリなんだって(笑)

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引っ込めるだけじゃなく、飛び出すほうの鈍角も
キッチリと切込接でした(笑)

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ここはキレイな直角の屏風折石垣ですね☆

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最後まで外郭の石垣は、玉石垣。
時代で言うとかなり新しいですが、復元ではなく
現存だという点で、かなりおもしろい城だと思います!

P1320336

・・・・意外と長くなってしまった!
ということで、北~東側の石垣を見てきたので、
南から西側と図書館敷地にある枡形跡、
そして、五島観光資料館へも!

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コメント

わぉ!福江!
昔父が単身赴任でしばらく住んでいたので、
遊びに行ったことがありますよ〜。
気泡のある石は、福江は元々火山島なので、火山岩だと思います。
和式城郭コンプおめでとうございまーすヽ(´▽`)ノ

投稿: micio | 2013.11.05 13:53

nikko81です。

●micioさん

そうなんですかー。初めて福江を訪問しました。
なるほど、火山の島だから岩が豊富にあるんですね。
火山岩だと気泡はありそうですね・・・

和式城郭の最後を飾る城ですが、
コンプはまだまだですよ(笑)
最後というのは、最後につくられたという意味ですから(汗)

投稿: nikko81 | 2013.11.11 00:14

∑(・ω・ノ)ノ
コンプじゃなかったですか。
失礼しました。

投稿: micio | 2013.11.12 10:37

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