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ありし日の瑞鳳殿。

さて、仙台に戻ってきて時間も時間なんで、
瑞鳳殿にお参りするくらいでちょうどいい時間。

何度も行っていますが、いつもスルーの
瑞鳳寺にも向かってみることに。

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正宗山瑞鳳寺というそうですね。
政宗山ではなく、正宗山。

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藩祖政宗の菩提寺として1637年に、忠宗によって創建。
こちらの梵鐘は1976年に再鋳造されたものだが、
元の梵鐘は創建当時のもので、重要文化財。

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本堂。唐破風が立派ですね。本丸御殿の車寄みたい。

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廃仏毀釈の際に末寺が廃寺に追い込まれたそうですが、
本堂はどうなんだろう。大正期に復興とありますが
往時の建物は取り壊されてしまったんでしょうかね・・・

彫刻の細やかさなどを見ていると、建物は
往時のまま残されているような気もしますが、
大正の復興まで、境内は荒れ果てた状態だったそう。

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さて、瑞鳳殿に向かいましょう。

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政宗公三七八回忌法要・・参加できればしたいが、
翌週の平日に来るのは厳しいなぁ。

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が、運よく「写真で見る国宝瑞鳳殿」というのを
やっていて興味を引きました。

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焼失前の写真。涅槃門は同様ですが、
拝殿がこんなに立派なものだったんですね・・・・

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そして、焼失後。うぅ…泣けてくる。

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手水場。瑞鳳殿、何度も来てますが、
手水場の水飲めたんだって初めて確認(汗)

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往時の涅槃門。この頃は涅槃門が開き、
ここから出入りできたみたいですね。

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そして現在。

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この漆塗に金箔の組み合わせには、
桃山時代の京や大坂にあるような瀟洒な印象を
受けますよね。政宗らしくもある。

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石垣は野面積みかなぁ・・ってみちゃうのは、
もう治りそうにありませんね(苦笑)

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さて、拝殿跡に。随分昔と違ってるんだな…

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拝殿の側面から撮った往時の写真。
当たり前といえばそうですが、御霊屋にそのまま
スルーで行けちゃうってのは、変っちゃ変。

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こうした拝殿があって、然るべきですよね。
が、拝殿は復元されなかった・・・現在の拝殿。
簡略化されすぎ・・・・

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当時の拝殿は銅板葺、外側内側ともに黒漆塗で
仕上げられていたそうです。壁面や柱には極力装飾はなく、
軒廻りや上部に集中的に装飾が施され、
メリハリの効いた建物であったそうです。ほぉ。

実に写真が多く残ってるんですね・・・・
残ってるんなら、正確に復元しても良かったのに。

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御供所。現在は資料館になってますが、
元々は供物を整える場所だったそう。

P1300593

本殿は、ほぼ外観は正確に復元されているそうですが、
内部に描かれていた仏画だけは、省略されたそう。
その写真も残っていました。

二十五菩薩来迎図。解像度が低くぼんやり
しているが、左下に不動明王らしき像が見られます。

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三叉槍を持つのは、毘沙門天のよう。

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また、創建から明治時代に至る変遷の説明では、
明治期に二代忠宗霊屋・感仙殿、三代綱宗霊屋・善應殿の
付随建物がかなり取り払われたことを知る。

瑞鳳殿同様、唐門や橋廊下、拝殿、善應殿廟門
(旧感仙殿涅槃門)などが取り払われたそうで・・・
口惜しいことではありますが、あっても戦災で
焼失してしまっていたかなぁ。

ただ、善應殿廟門は多賀城市の慈雲寺に
移築
されているそうなので、
機会があれば観たいですね、ぜひに。

さて、瑞鳳殿本殿。ほとんど変わりがないように
見えますが、竹に雀紋は少し簡略化されているかな?

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こちらが、再建本殿。ね、紋が細かい。

P1300616

あと間違い探しのようですが、細かく見ると
相違点が結構ありますよね。

この龍の瓦は、再建瑞鳳殿では意匠が違っていましたが、
近年、この龍の瓦に戻されましたよね。

P1300609

この辺は今と同じだよなぁ。再建時の貴重な史料に
なったんでしょうねぇ。

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着色された史料も。カラーの史料が少ない
時代ですから、役に立ったことでしょうね!

P1300612

そして、内部。これは今でも見られる機会は
限られて貴重なのですが、厨子の中に
政宗像が安置され、その直下に政宗公の棺があります。

P1300605

そして、今はだだっ広い空間になってますが、
拝殿から本殿は橋廊下でつながっており、
手前には唐門があったそうで、その写真もありました。

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唐破風に沿って格天井が施され、
白黒写真ではありますが、相当鮮やかで色彩豊か
だったであろうことが想像できます。

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見事な装飾・・見ごたえあったろうな。
二条城の唐門もそうだけど、仕事細かいよねぇ。

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龍虎図や「二十四孝」から取り上げられた題材
が描かれていたりするようです。

そして、手前にはこのような橋廊下が。

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側面から。

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この橋廊下や拝殿の高さ、ちょうど本殿の扉の奥に
安置されている政宗像が見える位置に設計。

・・・あ、瑞鳳殿ばかり観てたら、時間がない!
しまっちゃーうということで、慌てて感仙殿・善應殿。

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二代藩主・伊達忠宗の感仙殿。現状。

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古写真。側面からの写真だからか、
けっこう装飾が控えめのような印象があります。

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霊屋が開いて・・・内部。
やはり、同じように忠宗像が安置されてます。

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あ、これ廟門がここにあったときの
写真だな!そのまま移築されてるんだね。

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そして、綱宗の善應殿。

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あら、綱宗さんはお顔は出してくださってない!
厨子は閉まっておりますねぇ・・・

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もう時間なので、追われるように退出。
退出路にあるこの石垣が、登り石垣のように
見えてきちゃったりして(ちゃうちゃう)

P1300647

さて、このあとはニッカの伊達を一本買って、
仙台のフォロワーさんご夫婦と美味しい食事をいただき。
珍しく写真撮ってないんだよね・・・

この日は泊まって、翌日始発の新幹線でダイレクト出社。
東京から近いとこういうこともできるんだけどね・・・
よかったなぁ、このときは。

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