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GWの西日本城攻め・・・現存櫓を追う!その4 高松城月見櫓。

さて、岡山から瀬戸内海を渡って・・・
久々の四国入りです☆

blogを遡ってみると、四国は2008年以来とのこと!
意外と行ってないんだ・・
ちょうど天守台の解体をやっていたんだっけ。

天守台も見事に復元されてますし、
なにより見たかった月見櫓に入れる貴重な機会!

普段、GWはあまりお出かけしないのですけど、
月見櫓に入りたい・・その一心で計画したのでした。
# んで、明石城や備中松山城もついでに・・(笑)

天守台修復完成を全面的にアピール☆
P1280832

この日は5月5日、ちょうど玉藻公園として
一般公開が始まった日らしくって、無料公開。

P1280834

個人的には、お金とってでも常に月見櫓を
公開して欲しい・・いや、事前予約制でもいいから
公開してほしいもんだよ・・・月見櫓だけで
1,000円とかでも払う自信ある。うん。

黒鉄門跡(玉藻公園西門)。石がデカイですよね!
焼失したような跡が見られますが、
ここも焼失したんでしょうか・・・

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黒鉄門の脇には、二基の櫓を備えていたようです。
北側に廉櫓、南側に弼(ゆみだめ)櫓。

んで・・出ました月見櫓!大きさも風格も
もはや天守と言ってもいいくらいではないでしょうか!?

P1280839

水手御門とのセット。藩主はここから参勤交代。
いわば、海の大手門とでも言うべき門。
海に向けて直接門を構えてるのって素敵よね・・・

P1280843

当時は、回り見渡す限り海が広がっているわけです。
壮観だっただろうなぁ・・・海や水辺の風景が
元々好きなので、想像をたくましくたくましく。

破風が多い月見櫓も、内側は控えめ。

P1280844

まずは、水手御門に連結している渡櫓から
潜入します。ここもけっこう貴重。

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入ると、ふぁっと香る古い木造建築のよい香り。
香りで表現するトコが・・・(笑)

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梁材の加工がいいねー!ダイナミックで見惚れちゃう。

P1280853

この渡櫓、生駒家時代には少し北側に寄ってたらしい。
そんなこともわかるんだなー!

P1280846

この渡櫓のもうひとつの特徴、波打った波形真壁。
これは、生駒家時代から引き継がれている特徴もあって。

通称「のたぐり壁」というこの壁はここの他、
彦根城佐和口多聞櫓にしかみられないそうですぜ。

P1280848

城郭以外によく使われているようで、
防火性が高いんだそうです。海に面したここに
その壁が何故用いられたのかは謎ですね・・・

渡櫓からの眺め。妄想をたくましくして、
見渡す海を・・・

P1280851

水手御門。門自体は小さな門。

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本来は海だった場所から・・・
右手が渡櫓、左手が月見櫓続櫓。
ちょうど門の左右に対称的に並んでます。

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月見櫓の石垣。直線的。
さすがにここに武者返しは要らないのかな。

P1280861

あらためて、月見櫓。やっぱり天守の風格。
続櫓が南面の唐破風にザックリ挟まってる(笑)

P1280859

逆側から。それでも唐破風をつけるところが
おもしろいですね。

P1280937

月見櫓を見上げてニヤニヤ。

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さて、再び上がって東面から。
東西両面の意匠は、全く同じですね。

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切妻破風の蕪懸魚。六葉部分に葵紋が!
この例はけっこう珍しいんじゃないかな?

P1280866

振り向いて渡櫓を見てみてもそうだ。
高松城の特徴だなっ!

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さて、渡櫓から天守・・じゃなかった、
月見櫓に入っていきます。いやー、ウレシイ!

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外見は対称的でしたが、内部構造には
のたぐり壁はないようですね、続櫓。

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頭上には見事な梁の交差。職人技が光りますな~

P1280875

天守の構造を月見櫓から探る・・という興味深い解説。

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P1280871

気になるポイントとしては・・・

(1) 軒裏の塗籠方法が天守と月見櫓で同じ平塗

(2) 月見櫓の内壁が真壁造りでもより強固な
  二重木舞の壁下地で、彦根城天守と同様の形式

ということ。つまり、月見櫓が左官工事の観点で見て、
天守格の扱いを受けていて、高松城天守との共通性もあると。
非常に興味深いですね・・・

ただ、彦根城天守とは違い二重木舞の間隙には、
砂利や瓦は見つからなかったそう。重くなるわけですし、
江戸時代のいずれかの間に抜かれたのかも。

さて・・貴重な月見櫓の修理中の様子。
四天柱と呼ばれる月見櫓の心柱。
一階から三階までを突き抜ける大事な柱。

P1280878

そして、現役の四天柱。とてもただの櫓とは
思えない極太の立派な柱に大感動。
二階への階段の左右の柱が北側の二柱。

P1280881

ただ、ひとつの樹からさすがに切り出せず、
二階部分で接木をしてありました。
姫路城大天守と同じ「金輪継」という継ぎ方。

P1280897

そして、最上階までずどーん!

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んで、もうひとつ驚きだったのが、
天井の高さ!4m~5m弱はあるでしょうか、
ものすごい空間の広がりを感じるんですよね。

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三浦先生に天守がなぜ階数を増やさずに
五層が主流になっていったか、という点について、
一階一階の高さを高く取ることで空間の広がりを出し、
圧倒感を出す・・ということをお聴きしたことを想起。

ここで感じたのもまさにその感覚でした。
ちょっとここでもただの櫓ではない、という印象。

一階の階段から・・・この見え方一つとっても、
かなり天井までの高さがあることが
見て取れるのではないでしょうか。

P1280931

また、構造的にそうなってしまったのか、
意図があってのことかはわかりませんけれど、
武者走りを周りに配したような点も、
どことなく天守の風格を感じる点でしたね。

P1280887

さて、二階に上がりましょう。
(さっきもう二階紹介しちゃったけど)

P1280894

ここでぐっと逓減しますね。
外観以上に床面積が狭くなった印象です。

P1280895

高松駅方向、海が広がる想像中。

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葵紋がずらりと並びますが、いくつか
ひっくり返ってるものも・・いいのかな?(笑)

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唐破風の優しいラインもいいねぇ。

P1280904

北側の埋め立て部分は、フェリー乗り場になってます。
まぁ、しょうがないよねぇ。

P1280903

この床!なんとなく周りが武者走りっぽいよね!
武者走りの割には、狭いけどね(笑)

P1280909

ようやく三階。

P1280906

やはり、ここでも見上げて梁を楽しみます。

P1280907

この辺は後世の補強でしょうかねぇ。
たぶん当時なら、こんな補強の仕方はしない・・・

P1280913

鯱。先代の鯱でしょうかねぇ。

P1280920


三階から渡櫓方面の眺め。屋根瓦が重なるさまは、
やっぱり惹かれるなぁ。美しい。

P1280924

しかし、唯一残念だったのは、落書き。
漆喰に書かれた落書きなら、漆喰を塗りなおせば、
まだ隠すことはできるだろうけど・・・

心柱に書かれてしまった柱はどうしようもないか。
年代的には、昭和二十年から四十年代くらいまでが多い。
もう五、六十年前になるわけだが、馬鹿の痕跡は消えず。

・・・月見櫓に時間かけすぎちゃった(苦笑)
天守台と艮櫓にも行かないとーっ!

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