雪と氷に閉ざされた五稜郭 … その1。
さて、五稜郭。以前に行ったのは2005年…
まだ旧五稜郭タワーがあって、新旧両方が建っている
珍しい時期に伺いましたねぇ。あの時も冬。
車を図書館に置いたのですが、五稜郭の図案が。
本来ならこうなるはずだったんだよねぇ。
五稜郭の石垣と濠。濠はすっかり凍って真っ白。
3月末だというのにね・・・さすが函館。
隅はちゃんと算木積、その他も乱積で
谷積ではないんだね。幕末だからといって、
谷積ってわけでもないんだね。
こうした帯曲輪状の設計も、ちょっと気になりますね。
というのも、石垣が低すぎてですねぇ…
どういう意図があったのかと。
このあたりは谷積っぽい・・というか、
同心半円落積に近い印象。
絶景ですね!隅石の大きさに比べ
隣の石の小さいこと…
と思ったら、隅石は備前の安山岩をわざわざ
もってきたらしくって。
備前の石工・井上喜三郎さんが石垣普請を担当したから、
なのかもしれませんね。
ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの看板。
もちろん、四稜郭はありません~(笑)
今回の大きな目的のひとつが、箱館奉行所。
前回来たときに再建するんだ、と聴いていましたが、
再建を知ってから、行きたいと思っていましてね。
城内に入る前に、五稜郭タワーから五稜郭を眺めます。
キレイになった五稜郭タワーに唖然。
1Fには、大砲がぞろぞろ。
こちらは「會」印の大砲。
会津の旗印。とあるお方のおかげで、
見分けわれるようになりましたよ(笑)
薩摩も。丸に十字と菊花紋が並んでるのが
なんとも複雑・・・
土方氏。常に逆光らしくって観光客泣かせらしい(笑)
偶然でしたが、さまざまな五稜郭発掘調査の成果が
展示されていて、非常に興味深かったです。
雪に覆われていない四稜郭の全景も!
ビール瓶やワイン瓶のかけらも。箱館戦争の頃では
さすがにないよね・・ワインはともかく、
ビールがここで飲まれていたのがちょっと驚き。
三つ葉葵紋の瓦。幕府の役所ということなんだよね。
さて、上空からの五稜郭。旧タワーより、
少し高くなったでしょうかね。
うーん、絶景ですね!どの城にも鳥瞰できる
タワーやビルがあるとおもしろいだろうなぁ。
馬出し(半月堡)もこうして見ると、
わかりやすくていいですよねぇ!
これは本来半月堡をつくろうとした痕跡と見て
いいのでしょうかね?
土塁がめぐらされている様子もよくわかりますね。
ここんところは四稜郭と似てます。
あれに見えるは函館奉行所!
見事な赤瓦の建物ですな。わくわく!
とてもいい!と思ったのは、実際に鳥瞰して観ながら
復元模型を対照させながら確認できること。
これは非常にイメージを膨らませるのに助かります!
箱館奉行所も全部復元されてるわけではない、
ってこととかね。
そして、五稜郭を巡る歴史をジオラマで解説。
五稜郭の縄張りについてあれこれ議論中。
えーっと、とりあえず武田菱には反応します(笑)
松前家が若狭武田家の血を引いてるからなんですけどね。
箱館戦争の終わった後、1871年からは五稜郭氷として
本州に氷が運び出されて売り出されたそうです。
そして、タワー展望室にも土方氏。
こっちのほうがまだ撮りやすかったかな??
さて、この後はいよいよ五稜郭曲輪内を巡ります。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 武田氏館西曲輪発掘調査現地見学会 + 桃と桜と信玄公 3/18(2017.06.03)
- 2017年・・・・もまた濃すぎて ~ 2/10-12 会津⑤ 御薬園・会津武家屋敷 with 絵ろうそく(2017.05.20)
- 2017年・・・・もまた濃すぎて ~ 2/10-12 会津④ 吹雪の会津若松を彷徨う(2017.05.06)
- 2017年・・・・もまた濃すぎて ~ 2/10-12 会津③ 鶴ヶ城縄張考察・・・武田と丸馬出を求めて(2017.05.06)
- 2017年・・・・もまた濃すぎて ~ 2/10-12 会津② 絵ろうそくまつり@鶴ヶ城~(2017.05.06)
コメント