琥珀色の聖地・余市で知る会津との歴史。
さて、ぼちぼち書いていきますか・・
溜まったネタの最初は、余市蒸留所のはなし。
ホントはね、コレに行きたかったわけですよ・・・
「初心者~中級者向け!あなた好みの余市を発見!
タイプ別シングルモルトとおつまみを味わう
特別見学ツアー」
が、2月のとある申し込み最初の日、
うっかりしていて、9:00からの申込開始に9:30に
電話をかけたらもう終了ですってよ・・なんちゅー早さ!
でもすでに飛行機を押さえてしまっていたので、
まぁいいや、余市に行ったれ!ということでそのまま余市へ。
3月末でしたが、余市はまだ雪がたくさん残ってました。
そろそろ暑くなってくる今見ると、なんだか涼しげですね~

いつ見ても堂々たる正門。

一旦蒸留所を通過して、(無駄とはわかっていても)
竹鶴翁夫妻の墓所へ向かいます。
あの辺でしょうかねぇ・・やっぱり雪で埋もれてる。

こんだけの雪の壁、真冬にはすごい雪だったんでしょうね。
人の高さくらいはあるぜ、この壁・・

ふと地元のひとたちの「余市」の発音を聴く。
やっぱり「よ↑い↓ち→」ではなく、「よ→い→ち↑」
が正しいだよねぇ。以前ニッカのCMに発音が違う!
と余市の地元から指摘があったとかなかったとか。
関西生まれで関東に住んでいると、「姫路」の発音に
違和感を持つのと同じ感じよねー。
少し天気はよくなったが、雪がすごいのは変わらず。
さすがに死にたくはないので、ここから遥拝で
ご勘弁くださいませ、竹鶴翁・・・

なぜか、食べさしのリンゴが道端にぽつーん・・
どゆこった?

あまりの寒さにカメラを持つ手も凍える始末。
ふと見つけた「余市ラーメン」が恋しくなる・・・

だいたい柿崎商店か、蒸留所内の「樽」で
食べるのが通例ですが、ここはなかなかないでしょー!
ということでこちらでお昼を頂くことに。

靖章園さん。なんとなく「余市」の名がある
余市チャンポンをチョイス。
どどん!でかっ!

とろみの付いてあっさりした塩味スープが
寒い日にはありがたい…んですが、まぁ量の多いこと!
ちょっと思ってた以上の量でびっくりです(笑)
冬に頂くなら、こちらもありかなーと思いました。
さて、蒸留所に戻ります・・やっぱりこのロゴ好き。
駅から歩いて直行すると、見ることないんですがね。
明るいですが雪がかなり降ってきました。

石を積んだ壁の装飾に、ふとすだれハツリ・・と
城ワードを口走ってしまうあたりは、
やっぱり、城好きも忘れてません(笑)

受付で美人ガイドさんに今日のイベントの
キャンセル出てませんか、とすがってみるも
あえなく撃沈・・・むむぅ。
ただこの日は石炭直火蒸留をしていて、
それが見れただけでもよかったかな、と。
暖かいしね!ありがたい!

あ、石炭くべるよー!

ほいっ!マイウイスキーづくりで体験すればわかりますが、
まぁ、上手くいかんもんなんですわ。さすが。

一応、蒸留所内は雪はかなり溶かしてあって、
歩くには支障がない感じ。

とはいえ、つみあがった雪はかなりのもの・・・

雪に囲まれた竹鶴翁にもご挨拶。
お邪魔しております!

何度も来ているウイスキー博物館。
あ、ちょっと前にこの鶴のボトル手に入れたよ!

今回すごく気になったのが、ウイスキーを世に出す前、
大日本果汁の名前よろしく、リンゴジュースを
造っていた時代の様子なんですよね。
山積みになったリンゴを背に竹鶴翁の写真。

カタチの悪いリンゴもみんな買い取ってくれると
地元で評判だったという竹鶴翁。
そのリンゴは、1879年(明治12年)旧会津藩士が
苦労の末に初めて日本で実らせたリンゴだったのです。
そしてそのリンゴには「緋の衣」と名づけられました。
強い信頼関係で結ばれた孝明帝からの衣で
織ったあの緋色の陣羽織、そして会津戦争に敗れて
降伏の調印式の場で敷かれた緋色の絨毯。
その明暗をモチーフに名づけられたそうです。
こちらやこちらに詳しいですが、昭和のはじめまでは
栽培されていたそうですから、この写真に映っている
リンゴも多くは、緋の衣だったでしょう。
昭和10年発売の大日本果汁発売のリンゴジュース。
当初から果汁100%でなかなかお高いシロモノだったとか。

こちらは昭和12年のパッケージ。
冷やして薄めず召し上がれ!とありますが、
当時は薄めようという人もいたんでしょうかね。

このリンゴジュースを飲んでみたい・・・と思えば、
緋の衣のジュースを飲めばいいんでしょうかね。
むむ、ぜひとも頂きたし・・
こう、ものすごく忍耐強い旧会津藩士の方々と
竹鶴翁ってすごく意気投合しそうな、そんな気がします。
実は、会津藩校の日新館一文字変えた「日進館」が
余市に建てられ、余市の学校教育の草分けとなり、
会津式の教育がなされたそうで、会津と余市は深い関係。
会津藩取り潰しのあと再興された斗南藩の時代、
教科書の不足を知った旧会津松平家は、
家中の日新館時代の教科書を集め、余市に送り届けたとか。
藩主容大公は幼少でしたから、容保公が一役買ったのかな。
余市にそんな歴史があったとは・・・
そう思うと、余市のアップルワインやリンゴジュース、
瓶を見ているだけでも感慨深くなって。


アップルワインの広告に「祈武運長久」。
これは戦争を控えた時代背景に依るものでしょうかね。

広島の竹鶴酒造にもあった竹鶴翁の横顔が入った
アップルブランデーのラベルデザイン。
奥にある天守はどこの城だろうか・・・むむ。

これは、リンゴ山積みの別写真。今の正門を
入ってすぐのキルン塔の前に膨大な量のリンゴが。

リンゴジュースの販売風景。おひとつちょうだいな♪

アップルソースやアップルケチャップなんかも!
ソースはともかくケチャップ!トマト以外にあるんだ!
と妙に感心してしまいました(笑)

ラベルの数々。今でもアップルブランデーや
アップルワイン以外にリンゴ製品を
余市でつくっていてほしかったなぁ・・なんて。

なんだかウイスキー博物館なのに、リンゴの話
ばっかり目に行ってますが(汗)
こんなのも。動くニッカバー!
今でも全然やってほしいなぁ、出張ニッカバー!

ニッカの宣伝カー。「ウ井スキー」表記は
今ではほとんど使われませんが、
商標としても、ホントは井戸の「井」を混ぜて
登録したかったそう。ウイスキーにとって水が大事ですし。

ただ、カタカナに漢字を混ぜて登録できず、
やむなくWhiskyの発音に近い「ヰ」を使ったとか。
竹鶴翁が亡くなった後に従四位を追贈。
まぁ単純に比較はできませんが、武田信玄公も
従四位(下)大膳大夫でしたねぇ(どうでもいい情報(笑))
# 大正期に従三位を追贈されていますけどね。

あとは、ボトルをいろいろ眺める・・・
ブラックニッカ12年ほしいなぁ。

70周年ボトルや仙台はもってますが、
開けられませんね・・なかなか。


あ、ザ・ブレンド セレクション。
京都の戦国魂の近くの酒屋さんで見つけて買ったっけ。

ニッカ60周年オリジナルブレンドのスーパーニッカ。
ど、どうブレンド違うんだろう・・・

さて、「樽」にてスコッチブロス。

いつも食べてなかったのでいい加減頂いておきたく。
にしても、さっきのチャンポンが多すぎたので、
スコッチブロスだけで精一杯(笑)

ラム肉の入ったやさしい味のオニオンスープ。
リタ夫人直伝の味。寒い日にはありがたい逸品。
ショップのNorthLandでは、新聞の切り抜きが!

無料お出かけスポットして、昨年全国4位に!
今年は3位出そうです。わたしの中では勝手に1位に
翻訳されていましたが(苦笑)

残念なことに、アイスクリームはウイスキー味でない…
わかってはいたものの、残念極まりない。

スーパーニッカ水割り缶もここじゃなくて、
もっと首都圏・関西圏のコンビニや駅売店に置いて(懇願)

で、有料試飲では毎度極私的鉄板である
シングルカスク20年をば。今回の樽番号は#100126。

こちらはアサヒショップで出てた1988に近い
かなりのヘビーピート新樽。ちなみに500mlがこれで、
180mlは樽番#100127。買ったのは180mlです。
180mlのほうも60%で、ピートは強めですが、
#100126と比べると、幾分穏やかな効き具合ですね。
強いバニラ香を感じた後、ピートが立ち上がって、
樽香の豊かさと渋みと絡まって、例の鉛筆香(笑)
がしてきますね。奥に穀物系の甘さも潜んでたりも。
そして、余市1988にも通じるプラム様の
深いコクのあるフルーティさ。口に含むと、
クリーミィさと純粋な香ばしさが支配。
加水すると、一気に木造新築のお宅に伺った感が
わぁっと現れてきますね。そして心地よい
ピーティ感の抜け。この程度感がいい感じです。
いつか、新樽シリーズで飲み比べするぞ・・・
さて、たまには駐車場の側から出てみることにしましょうか。
ポットスチルは雪に埋もれてスワンネックがひょっこり。

こちらからだと、貯蔵庫がザッと並んでる姿が
見えるんですね~ほぅほぅ。

余市川を引き込んだ水辺はすっかり凍ってて。

蒸留施設の裏側から見たのも初めて。
こっちから撮るのもいいなぁ(建物好き)


ふと足元を見ると、ガンバレ・・うん、がんばるよ・・
なんの意図なんだ(笑)

ということで、余市を離れ小樽を経由し、
札幌で短い夜を過ごします・・・
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