« 味の中華 羽衣 銀座本店。 | トップページ | 銀座鳥ぎん。 »

改めて、信玄公を慕う理由を噛み締めてみた。

先週今週とNHKで「先人たちの底力 知恵泉 人材の生かし方
と題し、武田信玄を取り上げていて。

そこで、ちょうどわたしが信玄という人間に
関心を持ちはじめたときのキモが紹介されていて、
なんだか感慨深かったです。

話の中身としては、

・身分を問わず能力を認めたら取り立てる
・功績を挙げればすぐ褒める
・トップダウンで指示を出すより、自律的に
 考えさせてやる気と能力を育てる
・家臣の長所と短所を理解し、互いに長所を生かして
 短所をカバーさせるよう、コンビを組ませる
・短所が目立つ「渋柿」を使いこなしてこそ大将

といった感じでしょうか。秋元康が出るということで、
AKB48との比較が・・・で、えー(泣)だったんですが、
思ったほどその話題が出なかったです(苦笑)

おそらくソースとしては、甲陽軍鑑が中心でしょうが
わたしも読んだのは随分昔で忘れてることも・・・
基本的な思想のブレはないですが、こういうエピソードも
あったのか、と改めて思ったこともあります。

わたしが武田信玄という人に関心を持ち始めた
もう四半世紀も前・・甲州法度之次第で
異論があれば申し出よ、その異論を聴く用意がある、
ということを知って、トップに立つ人間なのに、
違った考え方を聴こうという姿勢があることに感動した記憶。

いわゆる、川中島合戦をはじめとした
「戦で強い武田信玄」「戦国最強軍団を率いた武田信玄」
というところではなく、やる気のツボを押さえた
人への気にかけ方というところがスゴイなぁ、と。

今回初めて知ったのは、朝勤めができぬ者は昼と夜に励み、
夜に勤めができぬ者は朝と昼に励め・・という話。
これ、番組中でも指摘がありましたが、
まさしくフレックスタイム制ですよね!

そして、皆の話題になっているうちに甲州金あげたり、
感状を書いたり。合戦のあったその日のうちに、
感状をもらえるなんてうれしいじゃありませんか。

もちろん、家督を継いで上田原、砥石と手痛い敗戦を
経験しながら、信玄自身も成長し徐々に…でしょうが、
こういう一歩引いた視点で見守って、部下のスキルを
信じてくれるボスがいる環境。そんな組織で使命を
全うできるのって、しあわせですよね。

最盛期の武田家の強さは、(義信事件があったにせよ)
「信じられる」組織の強さにあったんでしょうねぇ。
こんな気にかけられた方をしたら、この人のために、
がんばろうって思うもの。

また、大将たるもの、家臣や領民にに厳しく迫ることも
必要だったんでしょうが、自分をキチンと評価しつつも、
成果も厳しく求める大将と成果のみ求める大将、
どちらがいいか・・・

人に依るかもしれませんが、単純な成果主義よりも、
成果だけよりも、人間の承認欲求を満たされたほうが
やっぱり気持ちよく仕事ができるというものです。

これって、信玄自身に「人としての弱さ」
の自覚があるからなんだろうな、と思うんですよね。
天才にはなかなか気づけない。

時を同じくして、日経ビジネスオンラインでも
部下一人ひとりの望ましい行動を引き出す
「動機付け条件」とは?
」なんて題で記事があったりして、
配下は配下なりの、それぞれの価値観があることを認め、
ドコにその人がやる気の出るツボがあるかを見極めよう、と。

そう考えると、この信玄の思想ってけっこう時代を
超えて通じるところもあるんじゃないかと。

この記事で指摘されている「同じ価値観の人だけが
集まった組織は危険」や「アイデアはむしろ異なる価値観を
持った人々が刺激し合うことで生まれる」ということを
信玄もよく理解していたのでしょうね。

ただ、こうして大将に気に「かけてもらえる」
という視点から自分が気に「かける」という風に
視点を移動させてみると、そのスゴさを別の意味で
実感できますね。もうそういう年代ですしね・・・

やはり、歴史上の人物でわたしにとってのNo.1は
武田信玄公ですね。これからもお慕いいたしまするよ。

blogramに参加してます。
ボタンを押してもらえるとうれしいですぅ。
blogram投票ボタン

|

« 味の中華 羽衣 銀座本店。 | トップページ | 銀座鳥ぎん。 »

日本史」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 改めて、信玄公を慕う理由を噛み締めてみた。:

« 味の中華 羽衣 銀座本店。 | トップページ | 銀座鳥ぎん。 »