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疑うこと、信じること。

・・・こう書くと、大体信じることがよくって、
疑うことがよくないことって、思われてませんかね?

この「ニセ科学をバカにする前に~科学という名の宗教~
という記事を読んでなるほど、秀逸な記事だなぁ、と。

改めて科学的であること、理論的であることとは
何かについて考えさせられました。
やっぱりどちらも大事で、どちらかではダメ。

論旨はリンク先をお読み頂きたいのですが、
ここでのポイントは、宗教が信じることを本質とする一方、
科学が疑うことを本質としていること。

そして、いずれも究極的にいえば、
「ということにしておこう」という仮説であること。

役に立つか立たないかではなく、真実に近づくための
二つの違った方法というものであって、
場面場面によって、使い分けながら真実に
近づいていけばいい、ということなんだろうと思います。

そこで「武田信繁異見九十九ヶ条」の第十一条に
出てくる論語の一節が(少し前にtwitterで見かけたこともあり)
頭をよぎったんですよね。原典は論語にあり、

子曰、学而不思則罔、思而不学則殆。
(子曰く、学びて思はざれば則ち罔(くら)し、
 思ひて学ばざれば則ち殆(あやう)し)

学んで知識を吸収しても、知識を批判的に消化して、
ホントに腑に落ちるまで考え抜かないと身にならないし、
逆に自分で考えてばかりいて、他人から学ぶことを
怠ってしまえば、思考が袋小路に嵌って
視野が狭くなってしまって危険である、と理解してます。

個人的に…ですけど、まさに宗教的な思考と
科学的な思考のバランスを説いた一説のように読めて。

そう考えると、世の中の常識が不思議なものだと
思えてきます。信じること共感する大切さを説くのに
疑うなんてよくないことのように捉えてしまう・・・

ポイントは、関心を持つ対象が何であれ、
価値を信じて共感することも、価値を疑い批判することも、
等しく大事で、自己の価値も他者の価値にも
等しく適用されるべきもの、ということ。

そのためには、一旦「価値」を相対化すること、
相手の価値に沿って考えてみたり、また自分の価値に
沿って考えてみたり、価値を客観的・多角的に
捉えられるようにならないといけないんだろうと思います。

どのようなことであれ、思考の基礎となる
大事なことだな、と思うんですよ。

・・・なんて、書いたのはなぜかというと、
自分が信じる価値のためなら、相手から見た価値は
考慮しなくていい、いや、見えてすらいない、
ってのが、他人事じゃなく悲しくってねぇ。

相手の持つ価値観に攻撃的になっちゃうのも悲しければ、
自分は自分、他人は他人と同じ価値観で固まって
殻に閉じこもろうとするのも残念で・・・

何かに関心を持つ、そのきっかけって実は
些細なことを発端にしていたりして、
天から降ってくるもの、一期一会、
といった偶然の要素が多分にあると思っています。

一方で、一旦関心を持った後、どう育てていき、
関心を持ったことにどう向き合う人間になるか?は、
自律的に形づくっていけるものだと思うんです。

Wikipediaの「批判的思考」の項にある通り、
疑問をもつことによってこそ理解が深まり、
ただ賛同するだけでそこに批判が介在しなければ、
馴れ合いになる…とあります。

せっかく関心を持ったことならば、共感によって、
自分のもつ視点から見た知識と想いを深くしながらも、
批判によって、多角的にみることによって、
関心の対象を立体的に浮かび上がらせて真実に近づく・・

わたしの関心も物心ついたときから、
いろいろと積み重なっていて、どの関心事も
関心度の強弱の変遷はありますが、どれも愛おしい。

そして、どの関心事もより深くより広く知る喜びを
少しでも知るだけに、こういう目線も知って
いただけるとうれしいな、と思った次第です。

疑ってかかってばかりで構えていては、
疲れることも事実ですけどね。

信じることがある喜び、共感できる高揚感は、
ある意味癒しであると思います。

批判と内省によって力強く成長し、
共感によって安息の時を得る・・・
一歩一歩前に進むための両輪。

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