晩秋の九州攻め・・・(13)鹿児島後編~指宿・知覧城~
結局、郷中蔵でいっぱい飲んだので、
その日の夜はBARに行く気力がなくってね…
ひめ子さんに教えてもらったBARに行けず無念。
…自業自得ですけどね(汗)
ということで、翌日雨の中早朝よりバスで移動。
午前中は雨が降っていそうだったので、
急遽行き先を指宿に変更し、午後にわが父祖の地、
知覧へと移動することに・・・
バスの停留所の名前がおもしろい。
田口田(たぐちでん)…四角いっ(笑)
指宿駅前着。9時にレンタサイクルが開くまで
足湯でほこほこ。温泉地らしくてよいね。
ひさしぶりに自転車に乗って…砂蒸しへ。
砂蒸しは別府以来だなー。
雨が降るとNGなこともあるようですが、
なんとか行けました。しかし、熱くて20分やそこらで
あちちち・・・と出ちゃいましたが、
オバちゃん軍団は全然平気。
1時間くらいでもいそうな勢い(汗)
マンホールは市の花ハイビスカス。
そして、早めに知覧に移動!蒸し風呂は
よかったんだけど、雨を覚悟で知覧にダイレクトに
行っておいてもよかった気がしないでもない。
着いて早速ごはん。前日お聴きしていたように、
薩摩ってもともとは鶏文化なんですよね!
ということで、知覧パラダイスで
「といのずし」を頂きます!
といのずし、とは鶏を丸々使ったスープで
本来は祝い事や地域の行事で供される料理で
年長の男性が大きな羽釜でつくる料理なんだそう。
ご先祖さまも食べていたんでしょうかね…
こんなちょっと現代風にアレンジした
といのずしオムライスにも興味あったけど、
まずは基本を押さえておこうということで。
じゃん。ホントはといのずしだけ、
もりもり食べたかったんだけど、お上品な御膳しかなく。
しかし、美味いな!鶏好きには垂涎。
もっと食べたかった…
さて、ミュージアム知覧から知覧城に出撃…
なんですが、コレがまた遠いんだ。
知覧パラダイスには、コインロッカーがあるので
ここで荷物を置いておくのをおススメします!
えっちらおっちら3km。途中で道聞かれたり
しながら・・・わかるかっちゅーねん(笑)
県道232号線にコレが見えてきたら右折。
舗装されてるこの道も一応侵入路というか、
空壕跡というか…ダイナミック。前回まさか、
そうだとは思わなかったなぁ。
ここから内郭に入っていきます。前回も来たけど、
土の城を少しは理解して、歩みを進められるね。
九州の史跡はこのタイル型の案内多くない?
等高線で表した知覧城と台地を
模式的に表した知覧城。わかりやすい。
後で入手したんですが、パンフにはわかりやすい
航空写真が掲載。ホント、小さな台地が
ぽこぽこ寄り添ってる感じだよね。
アチラが東ノ栫と本丸に通じる道…というか、
空壕ですね。Let's Go!
あれが東ノ栫。あの上が曲輪か・・た、高い…
こちらは第二次世界大戦時の防空壕跡。
城郭遺構ではありません。
パンフにもしっかり記載。
丁寧に「空堀」って書いてるのはいいけど、
雨風でどっか行っちゃうぜ?
ちょうど、東ノ栫と今城との間の空壕でしょう。
しかし、国指定史跡ということもあり、
かなり整備されてるなぁという印象ですね。
今城と弓場城の分岐。まず今城へ向かいます。
坂を上がっていくと…
虎口が見えてきました!
曲輪内から見ると、なかなか攻撃に適した
感じになっていてふむふむ…
周りが鬱蒼としているにもかかわらず、
曲輪内郭はきれいにされているところがさすがだな!
こうやって木々を刈って下さってる方が
いるんでしょうね。ありがたや。
ただ、今城を囲む土塁はすこし崩れかかってる。
もともとシラス台地は加工がしやすい分、
耐久性は劣るのかもしれないなぁ。
さて今度は弓場城のほうに向かいます。
少し登ってきてもまだこの高さ。
むしろ、コレくらいの高さのほうが弓で
狙いやすいかもしれませんね。
虎口に近づいていきます…
ちょっとわかりにくいですが、
ちゃんと枡形をしていて、なるほどという感じ。
しかし、ものすごい高さやな…結局、城の基本って、
容易にたどり着けない場所をどう確保し、
そこからどう攻撃するかってのが基本なんだよね。
さらに進んで蔵ノ城のほうに向かいましょ。
ご丁寧に「枡形」って書いてあるわ(笑)
通路はV字型になっていて、薬研堀のようになっていて
人一人が通れるかどうか位の狭さ。
蔵ノ城虎口。往時からは削れているのでしょうけど、
なかなか防備を意識した感じは見て取れます。
枡形を上から。なんとなく水鉄砲とかで
狙い撃ちしたくなっちゃうよね(笑)
蔵ノ城下。あ、あのポストにある
資料を頂かなきゃ!
あちらは本丸方面。後ほど参ります。
てくてく…登った先に…
虎口はっけーん☆てか、土塁低くないか…
やっぱり、削れ易いのかねぇ。
往時はもっとあったよね。でも虎口の痕跡は
ハッキリと見て取れますね。
隣には旧虎口跡。まっすぐだった虎口が
迂回して枡形を形成するように、作り変えられたみたい。
こんな感じね。やはり、発掘調査すると
いろいろわかるんだよなぁ。
曲輪を土塁が囲むものの、かなり今では低いですね。
土塁は低いですが、高低差はかなり。
あそこに見えるのが先ほどのポスト。
掘立柱建物跡。東西四間×南北四間の建物跡。
どんな建物があったのか・・興味津々。
そのほか、中国製の青磁や白磁、
硯や碁石、簪に菩薩様まで出てきたそうですよ…
さて、向かいの本丸に向かいます!
ここは前回も来ました。
本丸虎口。
虎口すぐに「知覧城」の碑があります。
内側から。ここの土塁ももう少し、
高かったでしょうかねぇ。
前回は、本丸に向かう道が木々でかなり生い茂って
いたように思うので、しっかり手入れされてて
ちょっとうれしくはなりました。
本丸も低めの土塁。ただ蔵ノ城同様、
手入れがしっかりされていて、土塁は確認しやすいです。
この凹みは建物跡でしょうか?
建物跡っぽく見えるのは、ここだけですけど…
にしては、少し狭い気はしますね。
そして、蔵ノ城奥の曲輪にも行こうとしたんですがね…
どうしても枡形感を感じられなかった…
櫓「台」なのもイマイチ・・修行が足らぬか。
さて、楽しかった九州遠征もミッションコンプリート。
帰り、空き缶でつくった飾り?が風になびいて、
ものすごくぐるっぐる回っていて、おもろかった(笑)
菊ちゃんちの新鮮たまご。ちょっと寄り道。
たまごもりもりサンド、うまっ☆
さて、知覧から鹿児島空港まで帰還。
ちょっと早めに着いたんで、一杯飲りますか♪
てことで、まずは薩摩ビール☆
お、鶏飯バイキング、555円。安い!
きびなごの塩焼きに…
カツオのたたきっ☆
ここまできたら、黒千代香で焼酎タイムですね☆
これにて、長い九州のたびも終了・・・
やっぱり、九州ってホント、いいですね。
今度は五島列島とか、行ってみたいんですよね・・・
と、行きたい旅先は尽きない・・・
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