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明石城巽櫓と石垣を堪能しつくす!

えーっと、もうウイスキー→城→ウイスキー→城…
とジャンルがワンパターン化していて、
申し訳ないのですが、まだまだネタが豊富に
在庫されてますので、在庫消化いっきまーす☆

向かったのは、明石城。なんでも現存櫓に
月によっては入ることができると聞いて、
行きたーい!と思っていたのですよ。

関西にはよく帰ってるほうですし、
お城も行っているほうでしたが、ちっとも知らず。
夕里さん(@umdry)には感謝です。

そして、いろいろ石垣の勉強もしたので、
二の丸・東曲輪・北の丸へも。

明石駅を降り立ってすぐの明石城中濠。
なんとなく虹が見えると、いい気分になりますね。

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三の丸石垣。大坂夏の陣後の1619年から
石垣の普請が行われていますが、打込接による石垣。

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このあたりは、少し丸みのある大きな石が
多いような気がしますね。

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大手枡形。たまたまなんだろうけど、
いつも菊花展をやっているイメージが(笑)

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この辺は、やたらとキレイでうまい具合に
打込接になってますが、修繕されてそうですよね。

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出ました、坤櫓。あの紅いワンポイントが
わたしの好きなところ。

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稲荷曲輪下から本丸を目指してゆきます。
往時は居屋敷曲輪があり、手前まで内濠でぐるっと
囲まれていたようです。すっかり埋まってますが。

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坤櫓の櫓台。こうして眺めると、
明石城の高石垣も侮れんな・・と思わせられます。

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天守台。加工度は低く野面積みに近い印象。
明石城は一度に普請されているのに、
ここでも奥に行くほど、加工度が低い法則。

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そして、明石城はねこが多いのよね・・・
早速本丸に上がった途端、ねこと遭遇。

ねこAがあらわれた!
ねこBがあらわれた!
ねこCがあらわれた!

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マンホールも明石城。
が、やはり坤櫓のほうが目立つのか、
巽櫓はなし・・・・orz

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ホントはねー、坤櫓のほうに入りたいんだけど、
残念ながら、今月(2012年10月)は無理なのよ。
そーなのよ(泣)

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この坤櫓の唐破風の真上に、千鳥破風が
載っている形式は、珍しいと思います。

今回櫓に潜入できるのは、巽櫓のほう。
こちらの櫓台もかなりの高石垣・・・

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坤櫓は、入母屋破風の格子が朱塗りだけど、
巽櫓のほうは、六葉が朱塗り。

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これ、どういう意図なんでしょうね。

屋根目地漆喰、風雨の晒されにくい屋根下は
キレイになっていますが、途中から黒ずんできてます。
これは・・しょうがないのだろうなぁ。

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巽櫓に入るには、少し時間が早いので、
先に二の丸・東曲輪を見てきます。

二の丸につながる通路の石垣。
やはり、キレイに積み直されている感じ。

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二の丸石垣。なかなかの高さを誇ってます。

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二の丸と東曲輪をジグザグに仕切る石垣…
なんですが、派手に崩れてます。

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残っている箇所もありますが・・・

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崩れっぱなしのように見受けられる箇所も。

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かなり見た目にもわかるくらい、
ハッキリとコンクリートで固めてしまってます。

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これ、1995年の阪神淡路大震災で
相当なダメージを受けたことによるもの。

坤・巽両櫓台もダメージがあり、限られた予算で
復興しなければという点を考えると
理解できる点もある反面、もう少しやり方は
なかったのかなぁ・・とも。残念。

さて、二の丸の北側、桜濠に面する石垣。
桜濠がヘンなカタチをしているので、
真下が、帯曲輪的な感じになってます・・・

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東曲輪から北の丸に出る枡形の櫓台。

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枡形になってますが、いわゆる高麗門+櫓門の
形式かどうかはわかりませんが、
それよりもやっぱり石が円いことに注目。
福岡城二の丸石垣の円さとの共通性を感じました。

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東帯曲輪と東曲輪の結節点付近。
ここも石が円いなー・・なんですが、
コンクリ詰め詰め・・orz

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左手の石なんて、表面に割った平面を持ってこず、
球面をそのまま出してるしね・・・

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全部が全部コンクリ注入というわけでもないようで、
崩れた分は崩れっぱなしというトコも。
ひょっとすると、この崩れは阪神大震災のときでは
ないのかもしれないですけどね。

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しかし、円い・・(しつこい)

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おそらく、海に近い花崗岩を取ってきたのでしょうね。

東側からは比較的本丸までの距離が短いため、
枡形が二重に配されて、防御されてます。

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箱壕は空堀ですが、鬱蒼としすぎて
よくわかりません・・・

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一旦、中濠から外に出て千石濠、薬研濠から
北の丸に続く石垣。このあたりはそう高くはなく、
また反りもなくて、直線的。

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色の違いから、かなり積み直されている、
という気がしますね。

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お濠にはなぜか亀さんの大群・・・(笑)

P1190629

石に登りたい・・

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何とか登れました☆

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さて、巽櫓がそろそろ開く時間・・・
二の丸と本丸をつなぐ石垣の上に城ねこ。
のっしのっし・・・

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がおー!

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きりりっ!なんだかタテガミ忘れてきたんじゃない?
というくらいライオンっぽいねこでした(笑)

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巽櫓そばのわかりやすい方角の解説。
手書きなのがいいね!

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播州明石図。往時の縄張りがくっきり。

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ただ、建物の配置や枡形形状などは
こちらがわかりやすい。

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何気によくまとまっていて、明石城の基礎が
パッとわかりやすいです。

P1190691


いよいよ、櫓に入りますよ!
でも、2階3階は入れぬのかーっorz

P1190654

1881年、神戸市の相生小学校の建築資材として
艮櫓の解体されると、旧藩士らが城内の現状維持を求め、
請願を出したそうな。

一時御料書に編入された際に、乾櫓が解体されたのは
口惜しい限りだが、旧藩士の努力があって、
2基の櫓が今に伝わったんですね・・ありがたや。

この図を見る限り、艮櫓・乾櫓ともに現存する
坤櫓・巽櫓と相似形になっているようですね。
そして、最上層の入母屋屋根の向きが互い違いに
なっているのも、なんだか美意識を感じます。

P1190655

今では、坤櫓と巽櫓は土塀でつながってますが、
ほんの最近まで、失われていたのを復元したんですね。

P1190656

そして、何がすごいって巽櫓台石垣の修理。
建物をなるべく解体せず、一層部分の土塀漆喰を
剥がしてH鋼をぶっ刺し・・・

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見るだけで痛々しいが・・・

P1190660

で、まさかの平行移動!えええっ!
そして、櫓を退かせて阪神大震災で傷んだ
石垣の修理を行ったというのです。なんと!

P1190661

これ、曳家(ひきや)工法という建物移動法。
城郭建築の補修に使われるのは極めて異例とか。

P1190663

経路図を見るとけっこう大きく移動してるんですね。

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さ、櫓内を堪能します。やはり古い材の
香りですね。これがなんとも言えん・・・

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これは、往時にはなかった補強材かな。
ないといけないのだろうか・・・

P1190669

やはり、現存櫓は節がありますよね。
櫓の建築に節のあるなしは、気にされなかったそう。

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巽櫓から坤櫓を見る。

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床板は、ベニヤ板で保護されている様子。

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が、太い梁はしっかり楽しめますから。

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ところどころ新しい材が見受けられますが…

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旧材はちゃんと取ってあるようです。
どうするつもりなんでしょ。

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2階・・入りたいぃぃ・・なんであかんねん。

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どうでもいいけど、小笠原忠真さん人相悪すぎ(笑)

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櫓を出てみると、間近に屋根目地漆喰。
白漆喰ってやっぱりメンテが大変・・・

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さて・・本丸から天守台に向かいます。
本丸上から見る石垣は、切込接の比較的大き目の石材。

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角の算木積みもハッキリ。

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天守台からは、坤櫓がよく見えます☆

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さて、稲荷曲輪から石垣をチェック。

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どうも上段と突き出した下段では、
石積が違って見えるよね・・・加工度的には
打込接という感じだけど。下段のほうが、
円く見えるからかなぁ。

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天守台再び。この面も極めて近世的に
見える石垣。南面の野面っぽいのは何なんだ。

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キレイに櫓台が残ってるんだから、
稲荷曲輪の櫓も復元できればいいんだけど・・・
資料次第かな。

P1190715

このあたりは、谷積っぽい気も。

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再び坤櫓台。こうして見ると、
積み直した部分がハッキリ見て取れますね。

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南帯曲輪を伝って、巽櫓下。
ここも先ほどあった曳家工法で櫓を退かせ
石垣の修復をしてますが、その部分が
石垣の色でわかりますよね。

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積み直しにしても、このスッとした
たたずまいはすばらしいですね。カッコイイ。
もいっちょ、ずーん!

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本丸二の丸通路石垣下。ここいらになると
一気に野面感がアップします。なんで?

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南帯曲輪から二の丸に上がる通路。

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枡形っぽいが、櫓で囲んで・・という、
セオリー通りの形式ではない。
あくまで石垣で作った通路が曲がってるだけ。

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南帯曲輪から東帯曲輪にかけて。
対角線上に櫓を配置していたようですね。
左手前と右奥。

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何でもかんでも桝形虎口にすりゃいい、
ってものでもないようです。本丸に向かう方向と
違うから通路が厳重でないのかも。

P1190731

ということで、一周完了。
じゃぁね、明石城。みっちり回れて大満足。

P1190737

おまけ・・・大阪城天守閣で「秀吉の城」という
展覧会があったので、そちらにも立ち寄り。

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豊臣姫路城の模型なんかは、非常に興味深いんですが、
個人的にはちょっと欲求不満だったですかねぇ。
あともちろん、豊臣大阪城天守は舐めるように
みていましたけどね(笑)

鋭意製作中の豊臣大坂城天守があるということで、
いそいそと・・・

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最上層だけがお目見えー!
職人さんがお持ちになってるのは、
三浦研究室の復元図でしょうか?

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残念ながら、完成した様子は見ていないのですが、
ゆうり姫が写真をアップしてくださってます☆
いいなぁ・・・うらやましす。

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(ゆうりさん、お写真ありがとうございます)

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