夏の・・・九州攻め(3)久留米城
さて・・・間が空きましたね。
次の九州攻めが近いというのに、進まん・・・
てか、これ8月の話なんだよね(汗)
安く上げたかったのですが、時間的に間に合わず、
新幹線でショートカットして、久留米へ。ポケモン。
しゅたり、久留米。からくり時計。
カラーマンホールは見つけたら、とりあえず撮る!
まずは福岡城で歩いてお腹が空いたので、
腹ごしらえ・・ということで、お世話になってる
フォロワーさん・さちさん(@flying_roynyan)に
教えていただいた、沖食堂さんへ。
支那うどん・・・敢えてラーメンにしない、
この天邪鬼(笑)利かせ方が、ラーメンのスープっぽい
(当たり前)いう出汁でうどんを頂くのもおもしろい。
さて、お店を出てそのまま進むと、
三の丸濠跡の碑。
むむぅ・・これは進めぬわ。
刈り取れば、濠跡はキレイに残ってるのかなぁ。
こういうクランクに城跡を感じるよねっ♪
二の丸は全体的にブリジストン久留米工場敷地。
ま、碑があるだけマシって感じよね。
が、本丸を眼前にして・・・おおおおっ!
見事な打込接乱積石垣☆
お隣は、布積。天下人の城以外で、
布積みを見るのは、珍しいなぁ・・すげぇ。
しかし、この高さといい、加工度の高さといい、
並みの石垣じゃありません。こりゃ、興奮しますがな!
往時の縄張図と現在の地図。
残念ながら、水濠のほとんどは埋め立てられている・・・
南側のみ水濠が残っており、最大級の櫓である
巽櫓南の濠はほぼ真四角な池みたいに。
本丸南側の冠木御門跡。近世城郭らしい
切込接石垣ですね。
石垣だけ見れば、相当な大大名をイメージ。
それもそのはず、城主有馬氏は21万石の大封持ち。
そう考えると、なにやら小振りに
思えてくるから不思議。
本丸に出入りする門は冠木御門1箇所だが、
しっかりと枡形を形成している。
入って右手には、巽櫓台。
しかし、本丸内は石が大きくかなりドシッとした
重量感のある石垣ですなぁ。
算木積の石の飾りつけも細やか。
冠木御門の裏手の石垣はちょっと・・・
隙間があるのが心配ね。
代々の有馬家当主を祭る篠山神社への道脇。
さすが・・・城域は小振りでも風格を感じます。
資料館・有馬記念館に向かうほうの道の石垣。
珍しい鈍角の隅。揃うように石を加工したんでしょうな。
巽櫓を石垣上から。こうしてみるとかなり広く、
天守代用というか、むしろ天守・・・
だって、六間×七間ですよ?
石垣は、野面に近い感じの部分も。
東側の蜜柑丸に続くあたり、月見櫓跡。
少し崩れているのが残念。
こちらも、まぁまぁな大きさの櫓が
建てられそうなスペースです。
さて、北側乾櫓前の石垣。ここはモロ野面積。
この時代(1631年から築城)でもまだあるところは、
野面積があるもんなんだなぁ。
ただ、乾櫓跡自体は北側の石垣が失われていて、
少し赴きに欠けるところも・・・
そして、kuroさん(@s_walker38k)に教えて
もらった有馬記念館に。模型があるんですって♪
まずは、古写真。左手から太鼓櫓、
冠木御門櫓門、そして巽櫓。
ちなみに、現在同じ角度から撮ると、
こんな感じです・・・
特筆すべきは、ぐるっと二重多聞櫓で
連結されてるとこ。かなり珍しいですよね。
これを模型で観ると、こんな様子。
本丸をぐるりと二重多聞が覆っていたようで、
相当な威圧感のある本丸だったんです。
模型東面から。ぐるっと取り囲んでいるのが
よくわかると思います。中には小振りな御殿があるのみ。
冠木御門の枡形。枡形なだけでなく、
二重多聞で包囲され、鉄砲で集中砲火を浴びたら
ひとたまりもないだろうなぁ・・・
さて、模型を観てすぐ出る。記念館の方が
いろいろ説明して下さろうとしていたんですが、
なにせ、時間がなくて・・もうしわけなし(泣)
先ほどの月見櫓跡から、蜜柑丸(腰曲輪)のほうへ。
今では、駐車場になっておりますが、
往時は蜜柑が植わっていたとのコト・・・
このあたりの本丸石垣は野面積。同じ本丸でも、
南側と東側で石垣の組み方が違ってて、興味深い。
そして、月見櫓の石垣を下から撮ると・・
それはそれは立派なものでして♪
うーん、かなりいい画が撮れます!
もう息もつかせぬ勢いで、パシャパシャ(笑)
蜜柑丸に降りて、北に進みます。
このあたりは、打込接石垣。
・・あ、あれっ?石垣が・・途切れてる?
そうなんです。北側の石垣は取り払われ・・・
これまで見てきた石垣が、すばらしいだけに残念!
逆に、南側を下から眺めてみます。
お、今度は野面積。これだけいろんな積み方が
あるのは、福岡城みたい・・と思ったら、
黒田長政も築城に手を貸してるようですね。
最後に巽櫓石垣を。史料があれば、
復元をしてほしいところですが、古写真だけか。
40年くらい前に巽櫓の再建計画が上がったそうだけど・・・
櫓単体じゃなくて、高石垣と二重多聞で囲う点に
久留米城「らしさ」を感じたんですよね。
だから、復元するなら、二重多聞でぐるっと
囲むところまで、きっちり!と復元してほしいなぁ。
史料がなさそうだけど・・・(汗)
さ、この後は、日田に向かいます☆
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ボタンを押してもらえるとうれしいですぅ。
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