夏の・・・九州攻め(14)角牟礼城 … 城人オフ4
さて、続いては角牟礼(つのむれ)城。
こちらも島津軍(島津義弘隊)の攻撃を
受けるものの、見事に守りきった堅城。
が、見所としては中世山城と毛利高政入府後の
近世城郭としての石垣の交錯っぷりでしょうかね?
三の丸。かなり平べったい石を
積み上げてつくった石垣が続きます。
野面積のなかでも、強度はイマイチっぽい気が。
もともと土塁だったところに、そのまま
野面積石垣をかぶせたような印象。
裏側の栗石とかもなさそうだよね…ホント過渡期。
途中、竪堀を横目に進みます。
で、出ました!伝搦手門下の石垣。
いわゆる穴太積の石垣。明らかに魅せることも、
意識した壮大な石垣でありますなぁ。
やっぱり、石垣の大きな魅力は反り。
野面でここまでキレイな曲線美を拝めるのは
素直に感動しますよ。
えらいトコに木の幹が・・ありますが、
先ほどの石垣とは打って変わって、
加工度は低い野面積みでもしっかり噛み合った
堅牢さを感じます。技術力の差?
規則正しく並ぶより、一見アットランダムに
並んでいるようで、実は強固。苔むし具合も手伝って
すごくいい石垣風情であります☆
ずっと奥まで続いていますね。
これだけ石垣を見せておいて、搦手はないだろう…
と思うのですが、どうでしょうか。
このあたりに搦手門があったそうです。
ずっと、水ノ手曲輪のほうまで続いてます。
さ、搦手門から入ると水ノ手曲輪(井戸曲輪)。
その名の通り、水が湧く大切な曲輪。
水が湧くあたりは、こうして石垣に守られ
外側からは見えにくくなっています。
ここは生命線、水があると容易にわかっては
ならないのですね。ふむふむ。
不落の水とはちょっと跡付け感が(笑)
さ、上に上がっています。
二の丸下にも石垣はありますが、
先ほどよりは圧倒感が違いますね・・・
礎石建物跡…というくらいだから、
建物の詳細はわからないんだろうなぁ。
二の丸を過ぎて・・・
大手門。ここ?ここに大手門?
んな、あほなー!
石垣は立派ですし・・・
枡形にもなっているので門には違いない、
でしょうけど、ここからだと本丸への近道に
なっちゃいますよねぇ。
切岸を経て、本丸へ。
けっこう整備されているのか、
本丸は非常に見通しがよかったです!
本丸から見える玖珠城跡。
うっすら見える台地がそうらしくて、
晴れてれば、きれいに見れたろうに(泣)
あ、ちょっと雲が消えた☆
北側には下る道があるのですが、
さすがにこれは無理・・やっぱり本丸は
ちゃんと手入れされているから、こんなにキレイで
してないとこうなっちゃうんでしょうねぇ。
左手に隅櫓跡・・って書いてるからわかりますが、
イマイチわかりませんでした(汗)
さて・・下山して、中津市に入りました。
耶馬渓そばの深瀬屋でお昼っ。
へぇ・・珍しい!というざるとろそば。
そばつゆにとろろがどっさり!いいねぇ!
こういう食感とともに頂くそばが新鮮。
そばよりとろろが主役?って感じ(笑)
耶馬渓ってこれなのね・・
名前は聞いたことがあったけど。
あの岩山から石垣を切り出したら・・・
城邪念ありありで眺めておりました(笑)
このあとは、この城攻め最大の難所、
長岩城に向かいます!
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