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城と琥珀色にまみれる初夏の旅 ~ その3 江井ヶ島酒造(2)

さて!ウイスキー蒸留施設にGo!
こちらは、ウイスキーって感じの建物ですね。
1984年に新たに建てられたそうです。

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特にウイスキー選任の方がいるわけではなく、
杜氏さんがある時期には清酒を、ある時期には焼酎を
またあるときにはウイスキーを・・とつくられるのが特徴。

ここ最近では、モルト10t~20tの仕込みだったのが、
やはりウイスキー需要の増加があって、
今年は、モルト40t仕込むんだそうです。めでたい!

モルトスターは特に定めず、フェノール値で
3.5~4ppmの非常にマイルドな焚きこみをした
モルトを選別してもらって買い付け。

ちなみに、蒸留した後の樽詰は63度だそう。
ニッカも63度だったかなぁ。

1960年代、ウイスキーを作り始めたころの
旧ポットスチル。軽井沢の野外にあった
ポットスチルに似ている気がします。

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軽井沢は上向きヘッドだったけどね。
たぶん・・輸入されたもの?だそうです。

階を上がったところに見えるのは、
まずは、粉砕機。

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そして、糖化工程では糖化と濾過が
別々の装置に分かれているのが、ここの特徴。

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暑い時期って、普通製造しないのですが、
日本酒をつくり、焼酎をつくり・・のあとなので、
どうしてもこの時期になっちゃう。
・・・にしても、あぢぃ(笑)

で、ポットスチル。奥が初留釜、手前が再留釜。
初留釜が4500ℓ、再留釜が3000ℓ。
スチームによる間接加熱です。

P1130875

初代ポットスチルの形状は似ていて、
容量が大きくなったような印象に見え、
ネックのカタチがやや違うほかは、
両者で形状の違いは、なさそう。

ニューポット、どばどば!わいわい!

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こちらのポットスチル、奈良にかつてあった
「シルバーウイスキー」から譲られたとか。
あくまで伝え聞きらしくて、定かかは
わからないようですけど・・・

設置に当たっては、蒸留プラント設備専門の
三宅製作所が担当。うん?前にも聴いたような…

蒸留液タンク。こちらに一旦貯められて、
順次、樽に詰められていきます。

P1130877

今年できたニューポットは、ホグスヘッドのほか、
バーボン樽(ワイルドターキー)に詰めたり、
おもしろいところでは、焼酎メーカから買い取った
空き樽を再生して、新樽として詰めたりだとか。

ちょうど使う樽の切り替え時期に来ていて、
いろいろ試せるいい機会なのだとかで・・・
今後が楽しみですなぁ。

半分はラックで半分は平積みで
ちょうどしているのだそうです。ふぅーむ。

引き合いは、海外からも多く、
ウイスキー消費の多いフランスやオーストラリア、
アジア圏ではベトナムなどに出荷してるそう。

日本でもプライベートブランド向けの
ハイボールになる原酒を提供したことがあるほか、
ボトラーズでは、ダンカンテイラーに提供したことも
あるそうで・・・意外と手広くやってんだ。

海外ではスピリッツが少しでも入ってると
ウイスキーを名乗れないので、入れていませんが、
江井ヶ島酒造としては、あれがあることで、
美味しいのになぁ、と思うこともあるそう。

・・・ということで、ティスティング。
最初はニューポット。けっこう飲みやすく、
秩父と並んで飲みやすい部類だと感じました。

で、あかし12年は終了なので、
あかし14年を頂きます。

P1170965

スパニッシュオークのシェリー樽熟成で
白ワイン樽で1年半フィニッシュ。

自社製造の白ワインの樽をチャーして
使っているそうですよ。

濃いシェリーの赤い色をしてるけど、
トップはワイン感あるぶどう、
次に個人的には渋みとおがくずのような木の感じ、
そしてダシ感。シェリー一辺倒じゃない。

8月末(そろそろ?)には、ノンエイジの
あかしが出てくるそうですね。
カスクストレングスのようです。

その他、意外と・・と言っちゃ何ですが、
ウイスキー梅酒がおいしくて、
こちらも買っちゃいました。ふふふ。

そのほか、シングルモルト8年を出したときの
エピソードもお聞きしました。あれって、
8年熟成してブレンド用にホーロータンクに
17~8年置かれていたそうなんです。

4500本詰めてなかなか売れなかったそうですが、
雑誌に取り上げられたりして、ようやく
売れるようになったとか…無名だったんですね。

わたしもウイスキーをいろいろ飲むようになって
初めて知ったもんなぁ。でも、いろんな樽に
詰め始めてられるそうですから、
5年・10年経つと江井ヶ島「あかし」の名前が
どう化けてるか、わかりませんね。

最近では、江井ヶ島酒造の中の生産量も
清酒の次にウイスキーが来るほどのウエイトを
占めてるそうです。

小規模ということもあり、研究室をもてず、
また多様なブランドを同じ味に整えるのも困難で…

ある意味、カスクでなくてバッティングしていても、
「あかし」自体の各々が一期一会。

どんな「あかし」が今後でてくるのか、
楽しみですねぇ。てことで、明石に戻ってお昼。

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