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2012.07.22

竹鶴17年・WWA受賞記念セミナー

えーっと・・・ぜんぜん記事が追いつかなくなるの、
大体8月に入ってからなのが、通例なんですが
もう6月ごろから、かなりキッツイ状況・・・

てことで、はや1ヶ月前になりますが、
NIKKA BLENDERS BARの竹鶴17年WWA受賞
記念のティスティングイベント。

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ま、もちろんなんども飲んでいるウイスキーですが、
いや、それだからこそ、こういうお祝いの場には
ちゃんと参加したいのですよね。

新しくチーフブレンダーになられた佐久間さんの
お話も聴きたいですしね。

今回は乾杯のカフェソニックが付いてます。
ま、わたしの1杯目は言われなくても
コレなのですけどね(笑)

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とうもろこし主体のグレーンウイスキーを
トニックウォーターとソーダで割るハイボール。
グレーンの甘みは、1杯目に最適☆

かんぱーい!

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最初に、佐久間さんの経歴のお話を。
ちょうど1987年に余市の原酒改善に取り組まれて、
その成果が、シングルモルト余市1987
受賞につながるわけですが・・・

余市におられたときののットスチル掃除体験談
なんて、おもしろかったなぁ。

あんなに大きく見えるポットスチルですが、
中腰にならないといけないそうで、
初溜釜の底には、醪の残存成分が焦げ付かないよう、
鎖が常に引っ張ってぐるぐる回してるんだそう。

もちろん中は真っ暗、懐中電灯をつけて、
焦げ付きをキレイに落としていくわけですね・・・

発酵槽もむかしは横型の鉄製だった時代があったそうで、
こびり付いた酵母を洗っていくんですね。

そして、級別廃止の話へ・・・
安いウイスキーが高くなって、他のお酒に流れたり、
高くて贈り物になっていたウイスキーが安くなって、
プレミア感がなくなったり・・・ウイスキー市場は
ちょうど挟み撃ちをあったように、しぼんでいくんですね…

そうなると、原料調達にも苦労するように
なるんだそうですね。つくりたくてもつくれない…
という苦しい局面なんですね。

それがハイボール流れで、まぁいい感じに
業界が流れてきましたよね。ウイスキー好きにとっても
いい時代がやってきましたよ。

なにせ、5年も遡ればウイスキー飲みなんて、
ほとんどお目にかかることはなく、自宅で飲む酒、
でしかなかったですからね。うれしい限り。

で・・・竹鶴17年。これまでもニッカは、
ブレンテッドモルト部門で受賞していましたが、
今年は初めて竹鶴17年。21年ではなく、17年。

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実は、コレがわたしにとって、
すごくうれしいことなんですよね。

一番、パンチがあって樽香に深みがあり、
そして、ピート感も豊かで・・・
好きなウイスキーが世界一と認められるのって、
喜ばずにはいられないわけですよ。

予選に勝ち残ったのが、今までから
評価が高かった竹鶴21年じゃなく竹鶴17年、
ということで、前任の久光前チーフブレンダーも
少し不安があったそうですね・・・

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ティスティング。まず第一声、シェリー主体の
ウイスキーであるということ。そ、そうなのか・・・・
好きだという割には、あまりシェリー感を
意識しませんでした・・

むしろ、17年はやっぱりピート感ですかね。
竹鶴シリーズの中で一番効いている、そして、
一番豊かな樽香を感じるところ・・・

程よいピート感と樽香の豊かさ。
これこそ、わたしが竹鶴17年が竹鶴シリーズで
一番好きなところなんですよね。

よくよく香りを探すと、クッキーやビスケット
のような穀物由来の甘みも確かにあるけど、
樽香が好きなだけに、自然と樽香を優先して
香りを探してるんだなって思いましたね。

さらに、内容もさることながら、
ティスティング方法に改めて開眼させられましたね。

鼻にも効き鼻・・があるそうで、鼻のてっぺん、
ふくらんだあたり、出口に意識を集中させると
感じられる香りが変わってくるみたいです。

あと、かすかなピート感は鼻に抜けるときに
よく感じられるとのこと・・・ふむふむ。

知ってるモルトのセミナーでも、
発見はあるものですね。日々発見、日々感動。

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