江戸城・北の丸を歩く。
城メグリストさんのツアーのあと、
そういや、北の丸の清水門・田安門って、
行ってないなぁ・・ということで、
翌週、出かけてみることにしました。
東京駅を出て、せっかくなんでまた本丸を
突っ切って、そのまま北の丸に出ませう。
2階建てバスと富士見櫓。
雨でほとんど乗客乗ってませんでしたが、
高い位置からだと、富士見櫓の見え方も
違うかなーなんて思ってみたり。
桜田二重櫓と内桜田門(桔梗門)。
もういいって?(笑)
改めて天守台。天守をしばし想像(笑)
北桔橋門を出てすぐの陸橋から。
ここも見事な角石だけが、白い花崗岩。
■清水門■
科学技術館を過ぎて右手に折れると、
清水門が見えてきます。吉宗次男・徳川重好に
始まる清水徳川家の名として、知られてます。
お、石垣、花崗岩じゃない?
ほほー、そうなんだ・・・年代的には、
本丸と同時期に造成されてると思うんだけどな。
打込接でけっこう楔痕も多いな。
こちら、清水門櫓門を内側から。
まー・・・どれも形式は同じといえば同じ。
ここは「皇居」とはならなかったためか、
鬼瓦は徳川葵のまま。かなり精巧につくられてます。
青海波文様もバッチリ。
皇居にならなかったということで、
実は北の丸は、宮内庁ではなく環境省の管理。
宮内庁管理の本丸・二の丸・三の丸・西の丸等の
遺構は重文指定されてないのもそのため。
清水門は、もちろん重文です。
外側から櫓門。ベタベタに整備されていなくて、
緑があるあたりがなかなか好感持てます。
かなり外側から見ると、門扉が左に
偏っていますよね。
高麗門。こちらもキレイな枡形をしています。
またやっぱり、高麗門から覗く
櫓門を撮ってみたり。気に入ったこの構図(笑)
櫓も含めて現存・・なんだよね?
やはりここでも古い木の香りが立ち込めます。
ここ、江戸城のどの門よりも人が少なく、
写真を撮るにはいい環境かもしれない・・・
裏側から門扉。ここだけで30分くらい
いた気がする・・城郭建築の木の香りを記録・・
しようかと思ったら、いよいよ城変態(笑)
■田安門■
つづいて、田安門。こちらは日本武道館に
至る門として、清水門よりは知られているでしょう。
この日、日本武道館では「全関東学生弓道選手権」が。
ちょうど終わったところで、弓を持った学生多数。
田安門を撮るには・・・あんましいい環境じゃない(汗)
それでも何とか撮る!内側から櫓門。
裏側から見て右手に通り道・・?
これ、弥生慰霊堂への道。ですが、
ここって、田安門の枡形虎口が上からイイ感じで
眺められましたよー。
気になったのは、枡形を形成する石垣の孕みっぷり。
かなり出てるでしょう?
う、産まれるー(笑)
って、冗談はさておき、ちゃんと
整備したほうがいいと思うよ・・・
崩れてからじゃ遅いもの。
枡形内から櫓門。左右の通用門が清水門と
違うところかな。
もちろん、櫓門もじっくり鑑賞したいんですけど、
人通りがけっこうあるので、思い切って
パシャパシャ撮るのには、気が引けるかな・・
で、なんだか清水門のときと木の香りが
ちょっと違ったような・・・気のせいかもしれませんが。
入母屋破風のデザインは、清水門とそっくり。
紋瓦、単純に菊花紋か徳川葵かだけ
じゃなく瓦の周りの装飾が違う気がします。
田安門高麗門。
このまわりも土塁ですねぇ。
この辺は、関東の城らしいところで、
土塁の上に少し石垣がかぶさっています。
やっぱり、この角度から櫓門撮っちゃう(笑)
人の往来が多いから、撮るまでに
時間がかかった(爆)
田安門への橋は、周りが土塁・・ということを
考えても分かるとおり、土橋。
牛が淵に沿って、土塁が続きます。
けっこう初心者から見ても、
ここの土塁はいいなぁ、よくできてるなぁ、
と思わせる土塁ですね。千鳥が淵のあたりもいいけど。
てことで、江戸城プチ散策。
せっかく東京にいるんだから、
もっともっと、江戸城行かないとねー・・・
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