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「城メグリストと行く!!新発見!お城入門」第1回・江戸城(後編)

さて、本丸内の休憩所でしばし、休憩!
が、なかなか見所があって、休憩どころじゃなかった!

江戸城天守の立面図!これはみたことない!
かなり精巧ですよーっ。

P1130101

江戸時代っぽいのですが、文字にちょっと・・・
江戸城御本丸御天守閣之圖。天守・・閣?

P11301011

うーん、江戸時代にも「天守閣」の呼称が
使われることもあったのかなぁ。微妙。

その他、休憩所には江戸城の古写真たくさん!
ゆったりする皆さんを尻目に、かなり興奮して
古写真の写真撮りに夢中(笑)

こちらは、西の丸大手門前。

P1130102

伏見櫓の前にもうひとつ櫓門・
西の丸書院前門がありますね。こちらは非現存。

さらに大手門、今では櫓門だけですが、
その前に高麗門もあったことがわかりますねー。

こちらは、本丸書院門とありますが、
中雀門前あたりからの撮影でしょうなぁ。
奥の切妻破風がある櫓が、書院二重櫓。

P1130105

石垣をよくごらんあれ。カタチがそのまま。
先ほどの記事でも出した石垣。

P1130098

さて、休憩した後は台所前三重櫓跡から
白鳥濠・汐見坂・二の丸方面を眺めてみますー。

P1130109

この手前の石垣は家康時代の石垣。
後ほど、下からも眺めます。

城メグリストさんのお話によると、
やっぱり、天守に住んでたと思う人は多いのね、と。

安土城・豊臣大坂城等は居住施設も兼ねては
いたようですが、その他の天守はほとんど
住んではいないからねー。ということで、
本丸御殿跡を前に御殿に住んでたんですよ!

ということで、表と中奥・大奥のご説明。
ちょっと、おもしろい話・・・
本丸御殿のあった芝生で、公園。
平日の昼間、スーツを着たサラリーマンが
シゴトサボって寝てるらしい・・(笑)

富士見櫓を背面から。通常間近で見ようと
この角度しか見えぬのですよ・・・

P1130113

富士見櫓という名称ですが、外向きには
富士山は見えないわけで、内に向かないと、
富士山は見えませんがね・・・

青海波文様、江戸城オリジナルか!
と思っていたら・・・

P11301131

弘前城天守(御三階櫓)にも
青海波模様があるんです・・気づかなかった!

P1230332

入母屋破風のデカイ写真がないのですが・・・
ドアップにしてみると、確かに青海波文様がある!

ということで、弘前城天守って、
かなり江戸城富士見櫓を意識してるなーって
わかりますよね。ふむふむ、まねっこなんだ。
「確実にマネしてます!」(笑)

まぁ、青海波文様、江戸の粋のなせる業、
というところでしょう。

続いて、天守と櫓の話。江戸城寛永度天守が
焼けてからというもの、幕府が天守を上げない以上、
天守つくりたーいと言えなくなって、
どこも「御三階櫓」というようになります、ってことで
櫓と天守の線引きって、実はグレーだよねーっと。

てことで、弘前城天守も丸亀城天守も、
江戸時代は公式には「櫓」だったわけですよね。

ここで、城メグリストさんが熱く語る!
現存十二天守ばかり大事にされて、現存櫓を邪険に
扱うのは、あかーん!
と(実際は大阪弁じゃありません)。
これには、わたしも全面同意ですね!

てことですが、実際、富士見櫓も天守代用と
今では言われていますが、当時幕府が公式に
天守代用とするとは言っていないそうで。

まぁ・・大き目の櫓とはいえ、これを越える天守は
いくらでもあるわけでして、天下の将軍の城、
天守がこんな小さくては沽券にかかわるわけです。

天守が焼けてしまっても・・言いたくないよね。
幕府としてはね・・・

ちなみに、青海波文様のあの銅板張の破風ですが、
やはり創建時は、銅色をしていたんだそうです。

こちらの画像(出典:Wikipedia)を見ても、
当初は銅色だったのだろうな、という気がします。

Edo_castle_pic_0a0

そして、松の廊下跡を通り過ぎ・・・
富士見多聞をさらっと見て・・

P1130120

で・・天守台。明暦大火後、前田綱紀によって
新たに築かれたわけですが、特に土台部分の石垣、
使える石は使っていて、モザイク模様。

P1130123

一方で、天守台そのものはほとんど積み替え。
しかも、やはり瀬戸内の花崗岩。

P1130124

は、いいんだけど、この穴蔵の埋まり感が
どうにもねぇ・・だれ、これやったの!

P1130125

この地面の下に天守礎石、あるんだよね・・・
そういうとこ、ちゃんと見たいんだけどなぁ。

天守台東面の石垣。よく見ると、あるところまで
焼けただれたようになっていて・・・

P1130128

これ、この焼けたあたりまで大奥があり、
その火の粉で、石が焼けたとか。

北東面角。算木積みの石のデカイこと!
これ、瀬戸内から運んだんだ・・伊豆からでも
すごいのにねぇ。

P1130129

天守台北面は、比較的目に付かないトコ?だからか
石垣もけっこうアレなものが・・楔痕あるし(笑)

P1130131

石垣のお化粧もイイカゲン?(笑)

P1130132

このあとは、一旦北桔橋門から出て、
江戸城随一の高石垣を鑑賞。高いところで、
21mもあるそうですね。

P1130133

P1130135

高石垣・・ということは、この辺は
天下普請のやりがいがあるためか、
各大名の刻印のある石がよく目に付きます。

P1130137

石の色が違っても、刻印ってあるんだ。
天下普請の頃から安山岩以外にも使われたんかな。

P1130139

本丸と北の丸をつなぐ北桔橋門(きたはねばしもん)
もなかなかおもしろい。

P1130143

桔橋というだけあって、橋がみょーんと
上がって上げ下げできるようになってたんですね。

で、その跳ね上げた橋を引っ掛けるとこ。
北桔橋門は復元なんですが、こゆとこまで、
ちゃんと付いてるんだなぁ。

P1130140

さて、本丸を離れ汐見坂から二の丸へ。
白鳥濠のほうの石垣は、台所前三重櫓跡から
みたように家康時代の石垣が。

P1130151

特に、楔痕が多いような気がしましたね。
そして、けっこう割り口が甘いような・・・
家康の江戸城整備初期の頃なんでしょう。

P1130144

P1130145

逆に右手は、しっかりした切込接!
そして、すだれはつりが見事!細かいシゴトだー。

P1130149

しかも、石と石にまたがって、斜めに
彫られてるんですよね。これ、門の跡か何か?

P1130147

のみはつりとすだれはつりの複合技。
最高級仕上げですね!

ここから北へ。安山岩の整然とした、
だけどピッチピチすぎない石垣が並びます。

P1130156

こ、このすだれはつり、いい加減すぎやしないか(笑)
線と線の間が空きすぎ!

P1130157

梅林坂の上梅林門跡から下梅林門にかけて、
石一つ一つがふっくらした加工をされているものも。
これ、技術的には相当難しいのだそう。

P1130160

終着地・平川門。ここは鬼門に当たる門で、
不浄門ともいい、死人や罪人を出す門。

P1130167

高麗門から櫓門をこのような方角で
眺めるのって、いいなー(笑)

P1130168

ここで見られるのが、石狭間。
ど、どこに狭間が・・という感じですけど。

P1130171

裏に回ると・・じゃーん。
石垣の内側に切込みがあって、
そこに穴が開いてるんですね!

P1130165

これ、江戸城のほか、大坂城や岡山城にも
見られる比較的珍しい狭間。

平川橋の擬宝珠は当時の現存モノ。

P1130172

へーというのが、これ。「大工」というのが
二重線で消されてますよね?

P1130173

これって、つくった方が俺は大工だーということで、
「大工」と記したんですが、幕府はお前は「大工」の称号
は認めねぇということで、わざと分かるように消したとか!

「大工」ってそんなに名誉ある称号ということ、
それに自分で名乗って、幕府に×される気まずさ・・・
を考えると、申し訳ないですが、クスッとしちゃいます。

さ、ここで江戸城攻城はおわり。
場所を割烹・嶋村さんに移してのお昼。

P1130177

江戸時代のグルメ番付にも出るくらいの
超老舗なんだそうですよ!こちらで軽くお刺身を。

いやー、楽しかったですねぇ。

やっぱり、城好きといっても得意分野があり、
わたしの場合、櫓や天守・門は比較的知ってますが、
石垣ですら、まだまだ知らないことあるなーっと。

たぶん、ちょっと歴史好きよーとかって方に
城好きになってもらうきっかけにしてみたりだとか、
ちゃんと城の基礎から学びたいとか、そういうのに
最適なツアーだと思いますね。

あるいは、城好きさんだけを集めて、
とにかく濃いツアーにするとかね!それもイイ!

ということで、かなりおススメツアーです。
第1回目はお試し価格ということで、
割烹でのお食事も含めて、3,000円切るのは安い!

最終回は、7/19(木)。平日でちょっと
ハードル高いかもですが、ぜひ都合つく方は、
参加されてみては?濃い城マニアでなくても、
楽しいと思いますよー!残席わずかです!

てことで、城メグリストさん、ありがとうございました。
お会いできてお話できてうれしかったです。
また、お会いできる日が楽しみですね!

blogramに参加してます。
ボタンを押してもらえるとうれしいですぅ。
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