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「城メグリストと行く!!新発見!お城入門」第1回・江戸城(前編)

ここ最近、城といえば江戸城講座とか、
江戸城関連ばっかり・・ということで、また江戸城。
今度は座学ではなくて、フィールドワーク。

講演会もあるのですが、予想以上にまとめるのに
大変そうな感じがしてきていて、急遽順序変更・・・

ということで、城メグリストさん(@shiro_meglist)と
阪急交通社がコラボした企画・「城メグリストと行く!!
新発見!お城入門
」に参加してみました!

お前が入門ってナンやねん!と言われるかも・・・
ですが、実は城初心者におススメできるではないかな?
ということで、一度体験しておきたかったのと、
城メグリストさんとお会いしたかったというのもありまして。

集合は、桜田門駅。生憎の雨ですが、
外桜田門から・・いざ出陣☆

P1130045

参加されている方ですけど、やはり年配の方々が
多いのですがそれにしても、女性が多い。
女性は若いすごい人もいらっしゃりましたが、
男性はゼロという・・・このアウェイ感(笑)

左手には、桜田濠と土塁。桜田濠は大地を
深く削ってつくった人工の濠。西の丸のこのあたりは
石垣ではないんですよね。石垣中心ですが、
やはり関東の城という側面もあるようですね。

P1130047

おわぁ!いきなり花崗岩で補修している
算木積の石垣はっけーん!

P1130050

ほとんどが伊豆の黒っぽい安山岩で石垣が
組まれていますが、後年の補修には安山岩ではなく、
ベージュ色の花崗岩がつかわれてるんですよ!

って、のっけから・・・城メグリストさんの話
聞いてる?(笑)聞いてる、聞いてる!

関東のお城って、どこにあるの?と
よく聞かれるそうですが、天守もなくましてや、
土塁だけの城は、城なんだという認識が
まだまだ一般認識ではないのですねー・・と
そーゆーところから、しっかり解説。

江戸城石垣、わざわざ伊豆から取り寄せてる…のも、
関東では石垣に適した石を簡単に調達できない、
という事情もあったようです。

そういう意味では、江戸城は天下普請だからこそ、
石垣を調達できたわけで、天下人の城ならではですな。

さて、(外)桜田門を通って、軽く枡形門の説明。
団体行動なのでいい写真は撮れず・・・

P1130052

江戸城内123門あった枡形門のなかでも
最大規模、かつ現存門であります。

高麗門と櫓門、そしてこれで構成される
枡形虎口も解説。城好きでないと言われないと
調べたりしないもんなー。

特に櫓門が左右対称にキッチリできているあたりが
美しく見えるところでしょうか?
アシンメトリーなのも、それはそれでいいのですけどね。

ちなみに、一般に「桜田門」というと、
この外桜田門を指し、これに対して桔梗門を
「内桜田門」と呼ぶこともあります。

桜田門を過ぎ、西の丸石垣。ここは修繕もなく
黒い安山岩の石垣が続きます。算木積みの程度も、
このくらいの時代のほうが好き。

P1130055

打込接でちょっと隙間があるくらいの
積み方の石垣が好みかなぁ。将軍秀忠時代。

二重橋。橋はどうでもよくって・・・(笑)

P1130056

これこれ。伏見櫓。西の丸南西、
西の丸御殿の脇に建っていた二重櫓。

P1130058

江戸城って櫓は少ないようで、全部で32棟と
門の数に比べると控えめ。

ちなみに、広島城で76棟でトップ、
次に姫路城の61棟、津山城の60棟・・と続きます。

その少ない32棟のうち、3棟が現存、
もちろんそれらは、富士見櫓・巽櫓(桜田二重櫓)、
そして、この伏見櫓。

手前の伏見多聞と連結されていて、他の現存櫓と
また違った趣がありますよね。

伏見櫓、今何が入ってるんでしょうね・・・
さすがに城メグリストさんも、ご存じないようです。
宮内庁さま、なんとか内部公開を・・・

西の丸あたりにも、ちょくちょく土塁があって。
このあたりは往時の丘陵部をそのまま、
使ったんでしょうかねぇ。

P1130061

坂下門奥の石垣。特に算木積みの角石に多く
見られるのが、花崗岩による補修。

P1130065

気づかないと気づかないけど、よく見出すと
けっこう目立ってるよねぇ・・

かえって、長短長短となっている部分が
分かりやすいので、算木積みの説明にはもってこい(笑)

蛤濠前、二の丸南端の石垣。こちらは、
算木積みでないところにも、安山岩がチラホラ。

P1130067

現存櫓のひとつ、巽櫓(桜田二重櫓)。
二層目の入母屋破風以外は、
切妻破風のみのシンプルな櫓。

P1130068

ここもねぇ・・・入れたらいいのだけど。
ただ、この三の丸桔梗濠あたりは、
皇宮警察本部や旧枢密院があるわけで、
立ち入りはまぁ・・難しいか。

遠くに見えるは、富士見櫓。
唯一の三重櫓。個人的には南面よりも、
西面がカッコいいと思うんだー。

P1130070

ただ、南面は入母屋破風の青海波文様が
見えるのはよいですねー。
ちなみに、昨年12月23日撮影の富士見櫓西面。

P1070460

桔梗濠の石垣はなにやら工事中・・

P1130071

と歩いていくと、大手門。キレイな枡形。

P1130075

大手櫓門の石垣には、楔痕。幸村!さんに
教えて頂いて
から、けっこう眼が行くようになり。

P1130077

大手櫓門。コレ実は、櫓部分が1968年の再建。
が、傍目には言われないと分からないです。

P1130079

コレ木造再建?コンクリ再建?
パッと見には、木造再建っぽいのですが、
再建された経緯がよくわからず・・・

ここで、枡形虎口の説明☆
門が城の基本!ということで、皆さん熱心に
聴きに入っています。

枡形って右に曲がるのが多くて、
右利きの人からは反撃しにくいという理由も
あるんだなーという発見も。

さて、ここから二の丸に入っていきます。
大手三ノ門跡。門を出て右手、銅門と中の門の
間にある石垣…花崗岩による修復があるのですが、
ここはキレイだ!

P1130091

いわゆるモザイク柄になっていて・・
これだったら、美しいと思えるわぁ。
算木積みのトコだけだと、継ぎ接ぎ感が
なんとも・・だったんですけどねー。

家康の江戸城大拡張の際には、大量に伊豆から
安山岩が持ち込まれてきてるわけですが、
修築には、デザイン上の効果も狙って、
わざと花崗岩をもってきているのだとか・・・

というのと、強度的には 「花崗岩 > 安山岩」。
ということもあって、修理には
強度の高い花崗岩がつかわれたのでしょう。

家康の大拡張の際には、広大な土地の埋め立てと
石垣構築で大量の石垣を集める必要があり、
強度よりも切り出せる量と近場から切り出せる、
という点を重要視したのだと推測できます。

もうひとつ、おもしろいのが石垣の「化粧」。
よく見ると、表面がつるつるだったり、
ランダムな凸凹ではなく、規則正しく線が入ってます。

P1130090

これ、石を一点一点ノミで加工しているモノで
決して自然のものじゃないんです。
こちらは、「簾斫(すだれはつり)」というそう。

鑿で穴を細かくつけていくのを
「鑿斫(のみはつり)」というのもあります。

P1130092

他城にもあることはあるそうですが、
ここまでデザインに凝れるのは、天下普請・
徳川将軍の城ならでは・・なのかもしれませんね。

おもしろいのは、けっこう職人の個性というか、
性格というか、細かさに差があるんですよね。
やっぱし、目立たないところに「お化粧がヘタ」な
置かれていたりするようです(笑)

中ノ門では、野面・打込接・切込接、
そして乱積・布積のご説明。

個人的には、野面積みか打込接乱積の最終形、
くらいが好みかなぁ。ピシッとしすぎるのも…

P1130093

切込接なら亀甲積みだとか、ちょっと変化が
あるほうが好みです、ハイ。

中ノ門を経て、中雀門。今でも冠木門の木材を
挿した跡。こゆとこを見つけるのも、
城攻めの楽しみの一つですよねー。

P1130095

P1130098

中雀門櫓門の石垣。幕末の火災で焼けた跡、
だそうですね・・・表面が割れて中が丸く残るんだ。

P1130099

てことは、明暦大火で江戸城が丸焼けになった際、
石垣も運びなおしたり、加工しなおしたり・・
したんでしょうなぁ。確かに痛々しいものなぁ。

ということで、いよいよ本丸です。
長くなってきたので、一旦きりますー。

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