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2011-12 年末年始 (3) 奈良を愉しむ・・・薬師寺・平城宮大極殿。

さて・・やってきたのは薬師寺。
城は行けども、なかなか寺には行かぬ城マニア。
前回奈良に来たときも、大和郡山城とか行ってたしなぁ・・

高校のときが仏教校でして、2年の頃だったかに、
薬師寺・唐招提寺に行ったのがたぶん最後。
・・・ってことは、17年前!ぐわぁ・・そんな前か!
てことで、前回の記憶がほとんどございません(爆)

與楽門から境内に入ります。

P1070802

2003年の再建の大講堂。ここで薬師寺・山田法胤管主の
年頭講話をたまたま拝聴。想定外だったので、あんまり記録は
できていないのだけど、ちょいちょい笑かしながらも、
なるほど・・と深い話をされていて、話術にも長けた方だな、
という印象。たまたまだけど、聴けてよかった。

P1070808

ありがたいお話を拝聴した後は、御参り。
1981年に再建された西塔。

P1070819

お隣の東塔のみが奈良時代の建物。
このたび、解体修理されることになりました。

P1070825

解体修理前の事前調査の様子も写真で
解説があったのですが、創建は680年ということで、
建てられて1,300年以上も経つわけです。

礎石の沈下や彩色の剥離、心柱の空洞化、
腐食・虫害など・・・かなり傷んでいるのが分かります。

973年の火災で東塔・西塔・金堂以外がすべて焼け落ち、
西塔・金堂も1528年、筒井順興の兵火で焼失。

もうまもなくスッポリと覆われ、解体修理される間は、
その姿は見ることはできず、完成は2018年。ずいぶん先・・・
ま、でも唯一奈良時代から続く建物ですから、
長く長く後世に伝えていきたいですよね。

コチラが金堂。1976年再建。
薬師寺で有名な薬師三尊像はこちらに安置。
・・・どこか中国的というか、日本的なものへの
過渡期のようなデザイン性を感じますね。

P1070829

こちらでも少しお坊さんのお話を聴き、
初詣の由来とお寺の話や、お札の取り扱い方、
そして参拝者の家内安全等のお祈りを頂きました。

奈良では、年始には吉祥天女の画像を
お祀りすることになっており、この日も
国宝吉祥天女画像が薬師如来の前におわしました。

ここでの話も結構ユーモアがあって面白い・・・
これも、管主の教えによるものなのか?

薬師三尊のメインは、もちろん薬師如来さまなのですが、
個人的に・・・どうしても日光菩薩さまに
念入りにお祈り・・・だって、「日光」だもの(笑)

続いては、玄奘三蔵院伽藍。
薬師寺は法相宗の大本山。
法相宗の始祖は慈恩大師なのだけど、
彼の師が玄奘三蔵なんですね。

P1070845

玄奘は、17年にも及ぶ旅を経て、
経典をインドより持ち帰ったのですが、
残りの生涯は漢訳に専念し、仏の教えの研究は、
一番弟子の慈恩大師に任せたのだそうです。

ということで、薬師寺にとって、
玄奘は大始祖とも言える存在なんですね。

こちらがその伽藍。全日本仏教会より1981年に
玄奘のご遺骨を拝受、10年後の1991年に
玄奘三蔵院伽藍が建立されたとか。

P1070851

元は戦時中に南京で日本軍が、遺骨を発見した・・
と書いてあって、それマズいんじゃないの?
と思ったのだけど、玄奘を称える大唐三蔵聖教序は、
本場中国長安(現・西安市)の大慈恩寺に造って頂いたそうなので、
まぁ、温和にコトは進められたのでしょう。

P1070864

P1070862

もうひとつの見所は、平山郁夫画伯による「大唐西域壁画」。
2000年に描かれたこの壁画は、玄奘の旅を追憶できるような、
エキゾチックな絵画の数々。これもまた将来の
貴重な文化財になるのでしょうね。

そして、御朱印。伽藍にもありましたが、
「不東」の文字。経典を手に入れ奥義を窮めるまで
決して東(=唐、中国)には戻るまいとの
堅い玄奘の決心を表した二文字。

P1080075

少しでもその強さにあやかりたく、
普段は頂かないのですが、今回ばかりは。

さ・・・最後は大和西大寺に戻って、
平城宮大極殿。平城京として奈良に都が
あった時代の大内裏の正殿。

昨年の平城遷都1300年祭の際に復元されていることは
知っていたのだけど、なかなか機会がなくて・・・

時間的に中には入れないかなぁとは思って、
行ったのだけど、案の定。まぁ仕方ないね・・・
薬師寺のほうが急ぎだったので(しばらく東塔見れないので)。

しかし・・ぴゅーーと風は冷たいし、
なによりがっらーーーんとして、ものすごい寂寥感・・

P1070866

ものの見事になーーーんもありません。
南の端に見えるのが、朱雀門(しゅじゃくもん)。

P1070869

とはいえ、往時からこのように広い空間が
取られていたようで、臣下一同が集合して
儀式を執り行えるスペースだったのかも・・しれませんね。

薬師寺・山田法胤管主のお話によれば、
平城京(奈良)では「しゅじゃくもん」と呼ぶのに対し、
平安京(京都)では「すざくもん」呼ぶそうな。

で、大極殿。中には入れないにしても、
見ごたえがある建築で満足。この頃はかなり
中国の都城を真似ているせいか、唐の雰囲気を
感じさせますね!

P1070874

「極」がちょっと知らない字・・・

P1070879

が、よく見ると第一層がガラス張り・・
マジっすか・・それはどうなんだ。

P1070883

|第一次大極殿を取り巻く南門・廻廊等についても、
|復原整備に向けた検討が進められています。

ということなので、皆すべて復元されたら、
なおいいでしょうなぁ。

で・・南端の朱雀門にも。・・って目の前に、
近鉄奈良線が通っております・・

P1070911

開通した明治末期には、史跡として保護されて
いなかったらしいんですよね・・・

てか、めっちゃ風吹いてきた!
朱雀門の金の飾りモノが神社よろしくがらんがらんと
音を立ててるんですが・・・

ちょうど西日が当たって、いい感じの朱雀門。
こちらは1998年の再建。

P1070925

とは言っても、眺めるだけ・・なので、
すごすごと引き返します。
もう夕陽が沈むからねぇ・・・寒なんでー。

P1070938

さて・・このあとは、京都に寄り道。
てか・・・あなた、どれだけ京都に行くの?
って感じですけどね。ははは。

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