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ニッカシングルカスク余市 1987 1988比較試飲会。

さて・・・先週の金曜。毎月恒例(ないときもありますが)
NIKKA Blender's Barの試飲会。

今回は、アサヒショップで売られている
カスク余市の比較試飲会。

1987年蒸留 24年 樽番#112805
1988年蒸留 23年 樽番#100129

・・・のふたつを比較。前者はライトピート、
後者はへヴィピートとピーとのかけ方が異なります。

講師を務められるのは、山下ブレンダー。

P1080512

最近では、コンビニで売られている
竹鶴プレミアムハイボールや前作の竹鶴12年
ピュアモルトハイボールのブレンドも
なさっているわけですが・・・

ここ5年ほどの間、ネット限定や蒸留所限定の
シングルカスク製品の選定もされているだそう。
てことで、ブレンダーの選定のヒミツを少しご開陳。

まずモルトのタイプ、酵母、樽の種類・・である程度、
グルーピングし、20~30樽で1ロットと見ているとか。

その中でカスクとして出すカスクは、
ロットとしてまず、評価のとてもよいものを選び、
更にその中で1樽1樽、官能評価と成分分析をして、
最良のモノを世に出す・・・わけです。

その一方でレギュラー商品のレシピも満足して
いかないといけないわけで、今ある在庫と
レギュラー商品のレシピに必要な量を比較しつつ、
カスクも出して頂いているんですね。

もうニッカの樽の中で、エリート中のエリートが、
カスクとして世に出る資格があるのですね・・・

その中でも、オフィシャルボトルとのメリハリを大事に
されているようですね・・・こんな余市や宮城峡も
あるんだよというサプライズ。
これを大事にされているようでした。

1987年、88年というとWWAを受賞した
シングルモルト余市1987や、わたしの好きな
シングルモルト余市1988など・・・

できの良いイメージがありますが、
ちょうどバブルが崩壊する直前で生産量も
相当多かったのだとか。

ウイスキーも実は、蒸留するまではフレッシュさが命。
もろみが滞留したり、麦汁の取るのが遅れたり・・
すると酒質にも影響があるんだそうです。

でも、本当は1種('87)だったそうですが、
こんなのもあるよ、と出してみたら営業さんの
反応がよくって2種類の発売になったそう。

ちなみに、今年2012年もウイスキーが
見直されてきたこともあって、フル生産体制。
宮城峡は1月末から、余市は雪が深いため、
3月頃から生産を始め、ここ最近では最大の生産計画。

さて・・・ティスティング。
まずは1987から。

1987年蒸留 24年 樽番#112805

これは味見をする前に、ネットで買ったんです。
なぜか・・・

それは、樽番11279x ~ 11280xの新樽カスク、
20年モノで余市蒸留所限定で売っておりまして、
もうあれが大好きなんですよね。

だいたい同じ条件をロットとしているわけですから、
ココがわたしの好きなロットなんでしょうね。

樽番が1つでも違えば、買って帰る・・という有様で、
かなりウチにこの新樽余市の在庫がございます。
で、樽番号を見て、あ!ああいう感じの余市だな!
というのが分かっていたので、買ったのですよね。

そして、ウイスキーフェスティバルで頂いて、
あぁ、選択は間違ってなかった・・と安堵したわけです。

基本的には、バニラ香とピート香が融けあい、
コーヒーチョコのようなスイート&ビターがバランスよく共存。
そして、アーモンドやナッツの香りから
鉛筆を削った直後の木の香りと黒鉛・・・

こんな印象なのですが、加水したときの変わり方にびっくり。
今日はね、セミナーですからね。講師の方の指示の通り、
普段は加水しなくってもやるわけですよ。

それがまた・・・トワイスアップくらいまで
徐々に加水すると、今飲んだら余市って、
わからないくらいフルーティ。

初めはオレンジピールのようで、
少し苦味を伴っていたが、時が経つにつれ、
どんどん柑橘感。この変化の幅の広さに驚愕。

山下さんはオレンジのゼリーが中に入った
チョコレートと仰っていましたが、
わたしはコレをイメージしてました・・・・
コートクールのオランジェ

シロップ漬けにしたバレンシアオレンジに
ビターチョコレートでコーティングした
ボンボンショコラ・・うわ、絶対合うはずだわ。
また、恵比寿で買うだろうから、
ぜひ、この余市と合わせてみたいですねぇ☆

お気に入りのロットなのですが、
お気に入りだからこそやらなかった、
見えなかった一面を見た気がしましたね!

1988年蒸留 23年 樽番#100129

つづいては、1年若い1988。こちらはヘヴィーピートです。
少し高くて61%。やはり、ピート感が強いですよね・・

はじめに感じるのは、蒸留所にあるピーティ&ソルティ
に近い、余市川の河口で感じる潮の香り。
どことなく塩気と旨みが混じった・・
山下さんがおっしゃった昆布だしのような旨み、
という表現には、思わずナットクです。

甘み・・とも感じられますが、個人的には
旨みと感じられるのが印象的にですね。

そ・れ・が、加水し始めると、
ピートの香ばしくなっていくんですね。
あくまで新樽は脇役でピートが軸。

しっかりした軸を中心に変化していく
ピートの感じ方の変化が楽しい。
わたしは、ふと顔を出す硝煙香がいいかなぁ。

最後に・・・山下さんから耳寄りな情報をたくさん。

まず今年のマイウイスキー、宮城峡は6回なのですが、
余市がなんと15回あるんだそう。

その場ではおおー・・と言ってしまいましたが、
後から見ると2011年も15回でしたネ。

でも、2012年は9月ぐらいにコアでスペシャルな回が
あるのだとか・・今からワクワクしますね!

そして、来月には宮城峡が3種・・・
知る人にとっては、テンションが激上がりする
アレもでるんですってよ・・・楽しみ♪

どうしてもカスクですので、個性がぶっ飛んだ(笑)
モノになるんですけどね、とのお言葉です!

そして、驚愕の事実・・・わたしのblog、
山下ブレンダーもご覧になっているんですってよ!

アレ出たらいいのになぁ、というのを
見てくださってたようで。わぉ。

さらに、シェリーウッドフィニッシュ書いてましたねって・・
こ、光栄です。読んで頂いてるなんて。

他所みんなフィニッシュやってるので・・・
ニッカだってやればできるんだよというアピールとか。
売り出しの予定はないそうです・・

そして、みんなが(?)気になる「竹鶴ハイボール」の話。

プレミアムハイボールを出されたのは、
大方の予想通り、価格。

旧缶(12年ハイボール)は、品質に関する
市場の反応も抜群なようですが・・・
やはり、300円の価値を分かる方には買ってもらえますが、
週に何本売れるかがすべてのコンビニでは、
なかなか定番商品になるのは、難しいそうです。

ということで、竹鶴のキーモルトである
リメイド(活性樽)とシェリー樽ののテイストを残しつつ、
いかに230円に抑えるか・・というコンセプトで
できたのが、プレミアムハイボール。
一番若い原酒は、宮城峡の5年ものなんだそうです。

でも、12年ハイボールを売って得られたことって、
コンビニサイドにハイボールは儲かるぜ、
ということを評価して頂けたところもあるそうです。

結局、1本で他のアルコールの2,3本に相当する
値段だったわけで、それでも買っていく層が
ちゃんといるという実証でもあったわけですよね。

聞き忘れましたが、スーパーニッカが今新樽原酒が
キーになっているはずなので、個人的には
スーパーニッカのハイボールでくるのかなって、
読んでいたんですけどね。

で、帰り際に見つけたコレ・・・お世話になっている
Kaoriさん@whiskyconcierge)のお名刺とお店の方のコメント。
さ、さすがKaoriさん・・・

P1080517

blogramに参加してます。
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コメント

nikko81様

いつもきちんと掲載されてて本当に感心致します♪
私は後から参加でティスティングに参加出来ませんでしたので、こちららで拝見出来て良かったです。有り難うございます。

又名刺の事を掲載して頂き、感謝でございます。

今後共どうぞ宜しくお願い致します。

投稿: kaori | 2012.01.24 07:30

nikko81です。

●Kaoriさん

こちらこそ、いつもお世話になっています。
ちゃんと記録に残す習慣は、Kaoriさんから教わったもの。

非常にblog作成に役立っており、感謝しています。
ありがとうございます。

作成にかなり時間が掛かるということは
ありますけどね・・・・(笑)

投稿: nikko81 | 2012.01.29 16:41

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