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将軍上洛の巻、その前に御殿場に寄り道・・・その3 ウイスキーうんちく教室 (2)

さて・・・この後は、なんと思いもかけない体験・・
樽場に下りて、なんとなんと熟成中の樽から
そのまま原酒を掬って、頂くんです!

樽場とは、熟成させるために樽に原酒を詰めたり、
熟成の度合いを見るために、ピックアップしたり・・・
というの場所だそう。

ここで、シングルカスクのモルト30年、
同じくシングルカスクのグレーン20年を頂いちゃいます♪

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これは・・・数多く蒸留所に行きましたが、
たるから直接掬って頂いたのは初めてです~♪

むっはー!いただきますよー!

P1060081

モルトももちろん美味しいのだけど、
グレーンが格別!それもそのはず、こちらのグレーンは、
ミディアムタイプということで、香味成分が
残りやすい蒸留方法でつくられているとのこと。

ただの割り材としてではなく、ブレンテッドに
深みを与え、主張のあるグレーンなんですね。
ちなみに、シングルグレーン15年もこのタイプだとか。
道理で美味いわけです・・・・

できたら、モルトもグレーンもティスティンググラスで
いただきたかった・・・・てか、小瓶に入れて
持って帰りたかった・・ウマイ!
(って、ねるねるねるね、魔女が出てきそうなくらい(笑))

ちょっとお聴きした話によると、熟成させる場合、
アルコールが飛ぶだけでなく、水分が飛ぶ場合もあるみたいで、
バーボンの熟成時のように暑いところで
熟成させると、湿度が低いこともあり、
アルコールが残ってむしろ度数が上がる場合もあるとか。

御殿場のように、高湿で低温だとアルコールが抜け、
度数が下がる傾向にあるみたいですね。

・・・さて、ここからは田中城太チーフブレンダー
による講義の始まりです♪

最初は、ワインをやってられたそうですが、
フォアローゼズにもお勤めでいらして、
バーボンにも造詣の深い方でいらっしゃいます。

まずは、一般的なお酒の歴史から
ウイスキーが世界に広がるお話・・・

【ウイスキーが世界に広まったわけ】

ウイスキーって、生まれて500年くらい。
その歴史の中で大きなターニングポイントになったのが、
連続式蒸留器の発明とブレンテッドウイスキーの登場。

そもそも単式蒸留だけだったわけですが、
その今よりももっと蒸留精度がよくなかったわけで、
また、もともと樽熟成をしなかったということからも、
Uisge-beatha(ウシュクベーハー)としての
ウイスキーは、大変飲みずらかったのでしょうね。

そこに出てきたのが、飲みやすくマイルドにする
割り材としてのグレーンウイスキー。
連続式蒸留器とブレンドするというアイデア。

ここまでは、ウイスキーが世界に広まった要因として、
ウイスキー好きなら知ってることなんですが、
もう1点、大事なことがあるんですよね。

そのキーワードが・・・フィロキセラ。
これ、ぶどうに付く害虫で、19世紀後半に
ヨーロッパで大流行し、大打撃を受けたそうです。
てことは・・・そう、ワインがつくれないわけですよ。

でも、お酒は飲みたい・・のが人の性。
そこで、注目が集まったのが、
スコットランドの地酒・ウイスキーだったわけ。

ちなみに、イーニアス・コフィーによる
連続式蒸留器の特許登録は1831年であって、
アンドリュー・アッシャーによって、
ブレンテッドウイスキーの考案がなされたのが1853年。

このあと、ブレンテッドウイスキーを
スコッチとして認めるかどうかの議論はあったものの、
ちょうどのワインの激減という時期に合わせるかのように、
飲みやすいウイスキーを出せる環境が整ったわけ。
需要が伸びたときにガツンと出せたんですね。

・・・ワイン、あまり飲まないから知らなかった(汗)

もちろん、日本のウイスキーもスコッチタイプで、
それは竹鶴翁がスコットランドにまで、
蒸留法を学びに行かれたからですが、
最初に日本にウイスキーが入ったとされるのは、
ペリーの来航。スコッチを将軍に献上したそうな・・・

キリンがウイスキー事業を始めたのは、
サントリーが山崎蒸留所を開いた50年後の1973年。
そう考えると、新しいですよね。

白州蒸留所ができたのも、1973年。
宮城峡蒸留所ができたのは、ちょっと前の1969年。
1970年前後って、蒸留所が3つもできたんですね・・!!

キリンとシーグラム、シーバスブラザーズとの
合弁で始まったウイスキー事業。当然、シーグラム社や
シーバスブラザーズ社の影響を強く受けるわけです。

後述しますが、キリンのコンセプト「クリーン&エステリー」
はこのあたりから来ているんだなぁ、ということです。

・・・さて、ここからはキリンのウイスキーづくりに
ついて、語っていただきます。

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