威士忌を求めて・・・台湾 その11。
長い・・・長すぎる!
いつまで夏の台湾の台湾の話をしとるんじゃ!
そんな声が聞こえてきそうな今日この頃。
ぷふ、まだ・・まだあるのですよ。
もう少し、お付き合いくださいませ。
宜蘭から台北に戻り、超絶重い荷物を
ホテルに預けます。で、途中ですげー雨・・もぅ。
荷物が軽くなったところで、RTで北上して、
終点・淡水(Dànshuǐ)。レンガ造りのいい雰囲気。
ま、ちょっとMRTの車体とは合いませんが・・・
電車隠したほうがいいと思うけどな(笑)
淡水でもリカーショップから目が離せない!
山崎もしっかり広告。リカーショップでの
ウイスキーの広告の多さ、日本以上かも・・・
なんだかボトルがアレコレありそうな雰囲気。
が、これに現を抜かすと目的地にたどり着けなそう(笑)
わ、台湾でも角ハイ広めようとしてんのか!
どうだろう、台湾では・・・
歩いた先にあった福佑宮。
歴史のあるお寺なんですが・・・
扁額が笑かすなぁ・・LEDライトか!
中華圏のお寺は派手好みだけど、コレを使うとはね!
ちょ・・っとシュールな胸像。
や、胸像じゃないな。髯像?(笑)
こちらの方、George Leslie Mackay、
中国名:馬偕。カナダからやってきた宣教師。
キリスト教を広めるとともに、西洋医学を伝え、
貧しい人のための病院や学校も建てた偉人。
で、こちらの滬尾偕醫(医)館を建てられたそう。
教会も併設された趣きある建物。1879年創建。
彼の死後、医院は台北に移って
今でも彼の名前を冠した「馬偕紀念醫院」が
あるそうですよ。
教会の建物だけでも立派。
レンガLoverの血が騒ぎます・・・(笑)
お、淡水でもマンホ、マンホ!
なぜに自転車なんだ・・・
もう少し、てくてく歩くと・・
着いたところは、紅毛城。
そ、最後に城で〆るのです(笑)
緑に覆われてますが、れっきとした当時の城門・南門。
清の雍正帝の時代、1724年に建てられ、
イギリス領事館として使われた際には、
英国女王紋章が掲げられていたそうな。
裏から見ると、歴史を感じるレンガ造りの門で
あることが分かります。
え・・・タダ・・ですかい?
台北県が新北市(新台北市)になったお祝い?
ということで、無料なんです。うは。
日本にいて、中国語や韓国語が英語に加えて、
書いてあるように、こちらでは日本語も付記されてて。
いやー、ありがたいですなぁ。
ちょうど、ツアー客とばったり・・で、
一緒に上っていくことに(笑)
生憎のお天気・・・晴れてたら、
見晴らしいいだろうねぃ・・
で、コレが紅毛城。スペイン・オランダ、
そして、鄭氏政権の根拠地となった城なんです。
紅いから・・というわけでこの名があるわけではなく、
スペイン人・オランダ人を原住民が紅毛人と
呼んだことに由来します。
別名、サントドミンゴ城(聖多明哥城)。
紅毛城はもともと灰色の建築だったそうで、
紅くなったのは、清代に英国との戦いに敗れて、
淡水を開港した際に、英国人が駐留し、
その英国人によって紅く染められたのだそう。
レンガの並びも美しくって、
わたしなんぞは、けっこう見とれます・・うっとり。
順路どおりに進むと、まず牢屋から。
ちょっと!牢屋でポーズ決めてんじゃないわよ(笑)
外には遠くを見る青年・・・
何の演出?(笑)
外は雨ですが・・・ご苦労様です・・
館内はおおよそ博物館って感じ。
この紅毛城が見てきた歴史が分かります。
さすがに台湾のこの時代の歴史にまで、
精通しているわけではないので、興味深く・・・ふむふむ。
領事館の判子とか。
こちらが後につくられた旧英国領事館。
英国領事が招聘した英国人建築師が設計したとか。
緑の道を抜けて中へ潜入・・レンガの紅との
コントラストがいいですよね♪
英国紋章がはめられていた址なんだろうね。
うーん、実に撮り甲斐がありますね。
いい建物だぁ。心躍ります。
中はまさにイギリスっぽい、つくり。
ふとどこを旅しているんだろう・・・と錯覚します。
外された英国紋章・・なのかな?
今でもエリザベスII世の肖像が
飾られています。
昔の淡水の様子。日本語が書かれている・・
ということは、日本統治時代なんだろう。
あー・・・惜っしい(笑)
イギリスですから、午後のひと時は
アフタヌーンティーですよね?歴代領事は、
ここで家族と紅茶してたのでしょう。
網越し・・ですが、採光がよく考えられていて、
非常にどの部屋も明るい印象でした。
2Fは、いかに紅毛城を世界遺産にしていくか、
台湾の他の名勝地も含め、世界遺産化活動への取り組みが
紹介されていました。
古い建物なので、2Fに登れる人数には制限アリ。
もちろん、レンガの建物自体もすばらしいのですが、
緑が多くて、朱色と緑色の感じがとても
マッチしていて・・・
奥には、理学堂大書院(Oxford College)が
あるのだけど、残念ながら時間オーバー・・・
こういった瓦の色は、どことなく
沖縄との共通性を感じたりも。
昔は、どっちも琉球って呼ばれてたことも
あったわけだから。
ふー・・休憩。
ドラゴンフルーツのアイス!
これ書いてる今だと、寒いのにアイスなんて!
(そうでもない人もいるみたいだけど。)
って感じをしながら書いてますが、
この時は・・・ひとしきり歩いて、あっちっち。
日が暮れますなぁ・・・もう、明日には帰らなきゃ。
清代の淡水税関の司令邸。時間オーバー。
また次回に・・・
さて、帰るかぁ。滬尾偕醫館もいい感じで
暗闇に沈んできました。
暗闇になればなるほど、福佑宮のLEDライトは
てっかてか(笑)
さて・・長かった台湾の旅もいよいよ、フィナーレ。
次回で最終回ですぜ。
blogramに参加してます。
ボタンを押してもらえるとうれしいですぅ。
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コメント
ドラゴンフルーツのアイスバー、おいしそうですね!
マンホール収集家なので、マンホールに反応しちゃいました(笑)。
投稿: 苺子 | 2011.12.19 09:35
nikko81です。
●苺子さん
アイスバー・・暑い夏だったのもあり、
クールダウンにもってこいでした。
台湾はフルーツも美味しいですしね!
あ、苺子さんもマンホールラヴァー?
わたしもけっこうマンホールには、目がないのですよー。
投稿: nikko81 | 2011.12.20 01:52