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軽井沢蒸留所の最期 その1。

今日は、11月6日。
以前から噂されていましたが、
メルシャン・軽井沢蒸留所の最後の日。

いつ行こうかと思っているうちに、
もうボトルがすべて売り切れたという報を耳にし、
どうせないのなら・・・ということで、
最期を看取りに今日を選びました。

台湾と宮城峡も写真は揃ったのですが、
タイミング的に先に書きたいので・・・

早朝に出発し、高崎線から信越本線に入り、横川駅。

もともと信越本線は高崎から軽井沢、小諸、
上田から川中島を経て、長野へ、
そして北に上がり、直江津、新潟と続く。

が、長野新幹線の開業で横川~軽井沢が廃止となり、
軽井沢~篠ノ井がしなの鉄道として三セク化。
横川駅からはバスで軽井沢へ。

軽井沢の気温は14℃と肌寒い気温。
そのせいもあってか、紅葉がちょうど始まったくらいの
黄色から赤にかけたグラデーションが美しい時期。

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ねこ。上が気になってしょうがないらしい。
近づいても、邪魔するなってオーラ全開・・・

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マンホール。

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軽井沢蒸留所は、しなの鉄道で4つ先の
御代田駅下車。そこから歩いて10分くらいの
日本の蒸留所の中では、比較的駅チカな蒸留所。

コチラでもマンホール。
以前も撮った気はするが・・・

P1050345

見えてきました!メルシャン軽井沢・・美術館。
もうウイスキーはつくってないので、
貯蔵庫をつかった美術館がメインなんですよね。

P1050350

蒸留施設に近いところにある貯蔵庫だけが
貯蔵庫として、残っているんです。

・・・が、それにしても使われなくなった
空き樽の多さの驚きますわね・・

P1050355

ウイスキーねこさんに、裏門のほうも
見るとおもしろいよ!とアドバイスを頂けていたので、
蒸留所を外からぐるりと一周。
# ねこさん、ありがとうございます!

・・と、そのとき、雨がぽつりぽつり。

これまで永く原酒を育み、そしてもう、
原酒を育むことのない軽井沢の天使が涙しているような、
そんな柄でもないことを思わせるほど、
いろんな思いが錯綜します。

「大黒葡萄酒軽井沢工場」の文字。
ウイスキーねこさんが行かれた頃よりも、
ずいぶんと落葉したのでしょうね、文字がよく見えます。

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メルシャンの前身に当たる会社で、
当初はぶどうが取れたこともあって、
軽井沢ではワインを造っていたのだけど・・・

冷涼かつ湿潤、浅間山の雪解け水の清冽さが決め手で
1955年に塩尻から蒸留所を移すに当たり、
軽井沢が選ばれたのだとか。

軽井沢蒸留所・・といえば、蔦(ツタ)。
かなり紅葉が進み、ツタも美味しそう(?)に
トーストされたような色になってました。

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裏から回ると、かつての貯蔵庫をあれこれ
見ることができますが、貯蔵庫というよりも、
貯蔵庫跡、いつしか廃墟撮影に来ているような・・・
そんな気さえしてきます。

P1050366

空き樽にしても、パレットにしても、
その放置っぷりが哀しさを誘います・・・

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どこかもの悲しさが付きまとう秋だから、
というわけでは、どうやらなさそう・・・

P1050374

おや、ちょっと他とは違う樽があります。

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OCEAN、とあります。実は1955年に
軽井沢に蒸留所を設立した際には、
大黒葡萄酒は、オーシャンと名前を変えていました。

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1962年に当時の三楽酒造がオーシャンを買収して、
三楽オーシャンとして、ウイスキー製造を傘下に収め、
1990年、メルシャンと社名変更したんですね。

・・・という歴史を紐解くと、
古い樽なんだろうなぁ、と感慨深いわけですよ。

しかし、空き樽、というか捨て樽というべき
樽がホントに多い。

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撮り方にもよるのでしょうが、
他の蒸留所で空き樽を見るのとは、
明らかに違う雰囲気を感じざるを得ません・・

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さらに、蒸留所に沿って進むと、
樽材が次々と、積まれてありました。
鏡板、側板、タガ・・・

P1050388

鏡板を少し見てみたのですが、
特に、ロゴとか樽番とかはなくって・・・
解体したのか、それとも製樽しようとして、
放置された樽材なのか・・・

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タガとかもうサビサビ・・・うーん。

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鏡板に溜まった雨水が、切なすぎる・・・

P1050395

もう少し、再利用する方法があったん
じゃないでしょうかね?プランターみたいな
大きなものじゃなく。サントリーの再活用はすごいよ。

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いまや、ウイスキーの需要が伸びて、
樽が不足し始めている・・という話すら聞きます。

野ざらしになっている樽たちが、キチンと
扱われていたなら・・・新たなウイスキーが生まれる
きっかけになったかも知れない・・・
そう思うと、やりきれない気持ちになります。

P1050412

ブルーシートを掛けられる樽材。
なんだか家屋の解体現場みたいだよ・・・

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一周してようやく中に入ります。
もちろん・・・一目散にショップへ。

しかし、もはや・・・中はもぬけの殻といった有様。

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あれだけヴィンテージボトルがあった棚も
何も無い・・・

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ディスプレイするための什器ですら、
売りに出されてました。だいたい50円とか100円とか。

かつての受賞楯や受賞メダル。

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さすがに、これは売り物ではないだろうけど、
これはもらってもね。

もらえるか買えるか、聞いたわけじゃないけど、
つくった人が持つからこそ、意味があるモノだからさ。

これは売り物なのかな?
バーを経営されてる方なら、
置物にいいかもしれないけどね・・

P1050442

あのさぁ、もう蒸留所閉じるのに
こういうのディスプレイするなよなぁ・・・
空気読めなさすぎなんじゃね?
軽井沢の天使、これからどうするんだろうねぇ・・・

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ちょうど12時。お腹も空くころなので、
お昼ご飯の時間。カフェかピッツェリアか・・・・
せっかくなのでピッツァをガッツリ☆

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普段はあまり飲まないけど・・・
シャトーメルシャン・長野メルロー。

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ピッツァは、半熟の目玉焼きが乗った
ビスマルクをチョイス。これは美味しい・・・
半熟玉子が乗ってるピッツァをビスマルクって言うのね。

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食後には、軽井沢17年ダブル。
Kaoriさんからの事前情報で、レストランにはあるよ!
と教えていただいていたのです・・ありがたい。

P1050464

何気に置かれたアンケート。
「またメルシャン軽井沢美術館に来たいと思いますか?」
そういうアンケートをいつもやってたように、
最終営業日に置く神経が分からない・・・

P1050468

外は、天使さまの大号泣中。

そろそろ、見学の時間・・ということで、
降りてみると、驚愕の事実を目にするわけです・・・
続きます。

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コメント

オーシャンウイスキーについて調べていてたどり着き引き込まれて最後まで読ませていただきました。軽井沢蒸留所の最後、大黒葡萄酒の看板、美しい写真とともにレポートしていただいてありがとうございました。私が20代の頃、買える価格の美味しいウイスキーはオーシャン、ニッカでした。サントリーはデザイン・宣伝コピー力は芸術的に優れていましたが味は?、角はかろうじて美味しいと感じましたが。ところで35年もの特級表示のブレンダーズフラスコ(自分でブレンドして楽しむ趣旨のもの)、モルトとグレーン100%2本が倉庫から出てきましたが、これは中身が軽井沢か、お分かりになりますでしょうか?

投稿: 郭公 | 2017.02.11 00:59

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