慌しい北海道への旅・・・余市編(1)
さて、余市に着いたら、
まずは政孝・リタ夫妻の眠る美園の丘へ。
夏だったら、比較的分かりやすいですね。
Kaoriさんの発案で、皆で花束を買い、
墓前に供えることに。
しばし、祈りをささげた後、
蒸留所に戻ってきて、見学開始☆
石造りの門は、いつ見ても見ごたえ充分。
この日は、実によく晴れていて、見学日和!
ウイスキーねこさんによると、ライブカメラに
ぽっつり写っていたようで(笑)
# ねこさん、お写真どうも!
そういや、ここだけニッカウ井スキーだね。
なかなか最近は「ウ井スキー」を見ない気が・・・
ここで、杉本工場長と佐藤元MBとご挨拶し、
見学開始。見学自体は普通の見学なので、
案内係のかわいいおねーさんが引率。
この日は蒸留はしていなかったのだけど、
余市のポットスチル、上の部分だけが交換されていて、
色が違った2色のポットスチルに。
アップにすると、よく分かりますね。
もちろん、実用的な意味で換えているわけですが、
見た目にもけっこうおもしろいなと思います。
交換したポットスチルの一部。
けっこう磨り減って、薄くなっちゃてるなぁ。
石炭を焚くところ。稼動していないので、
奥までしっかり見えます。
旧事務所内には、いつも変わったボトルがあって、
見るのが楽しみです。
古いおそらくは戦前の頃のニッカの梱包箱。
GUARANTEED MATURED IN WOOD &
BLENDED UNDER EXPERT SUPERVISION.
DISTILLED AND BOTTLED BY
NIKKA WHISKY DISTILLERY
TOKYO & OSAKA
と書かれてあります。ここで、”OSAKA”と
書いてあるのに、ニヤリとするのがニッカ通(笑)
1931年に建設された経理の事務所。
後に、ウイスキー製造工程の研究室となり、
一時期は「リタハウス」として、公開された
時期もあったのだけど、閉館してずっとそのまま。
ここでなんと、竹鶴邸の奥まで案内して頂けることに!
これって、マイウイスキーづくりのときしか、
入れないんだよー!
リタさんが弾いていたピアノだったり・・・
リタさんがつくっていた梅干も。
さすがに塩辛そうだ^^;
ニッポンのお母さんって感じですよね^^
古いスーパーニッカの水差し。
単なるノベルティじゃなくって、
ちょっとつくりが上等だ。
あ!以前には角ボトルの竹鶴21年が、
置いてあったんだけど・・・
な、なんですかこれ!シングルモルト余市23年!
しかも、政孝翁とリタさんの肖像入り!すげぇ。
政孝翁の寝室の畳。畳縁が「竹」・「鶴」なんですね!
これははじめて知ったよー。
掛け軸もそうですが、いろんなところに
竹と鶴があるんですよね。細かいところにもこだわりが
ありそうな政孝翁の性格が現れてそう。
政孝翁のコート。かなり大きくて恰幅の・・
というかガタイの大きな、そしてかっこよく着こなす
政孝翁を想像させる品ですね。
でも、身長は佐藤さんのお話によると、
165~6cmくらいだったとか。
ちなみに、リタさんは170cmくらい。
わたしと同じくらい・・背が高くていらっしゃる。
ミコちゃん。竹鶴家のウイスキーキャット?
ちなみに、リタさんは犬のほうが好きだったそうな。
さて、竹鶴邸を出た後には、1号貯蔵庫。
満タンになると、430樽ものウイスキー樽を貯蔵OK。
思いっきり、すーはーすーはー・・・
蒸留所めぐりの醍醐味ですわな。
ニッカで現存最古の原酒は、1945年蒸留原酒。
ということは、66年熟成ですな。
2樽分残っているそうですが、さすがに天使のわけまえが
かなりの量になるでしょうから、カスクではなく、
複数の樽の原酒を合わせているでしょうけど・・・
ね、ニッカさん出さないのかなぁ。
久光さんは、出せませんよーって、
おっしゃってましたが(笑)
このあと、ウイスキー博物館で
珍しいボトルを見たり、あれこれ資料を見た後、
スペシャルな試飲のお時間。
そして、慌しく帰路に着きます・・・
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コメント
畳のヘリの模様は気が付きませんでしたねー。さすがnikkoさん目のつけどころが素晴らしい!(^^)v
なかなか体験できない余市ツアーでしたねー。
それにしても天使のわけまえ・・・・・・ あー!また食べたくなっちゃったじゃないですかっ!! (^^;)
投稿: ウイスキーねこ | 2011.10.16 18:15
nikko81です。
●ウイスキーねこさん
そう、わたしも過去2回も行っているのに、
気づきませんでした・・細かなところまでこだわる
政孝翁の人となりが垣間見れますね。
天使のわけまえ・・・例の件、
見つけたら、よろしくです☆
投稿: nikko81 | 2011.10.16 22:54