« 夏の西日本・城と酒に溺れる旅 … 姫路(1) | トップページ | 夏の西日本・城と酒に溺れる旅 … 姫路(3) »

夏の西日本・城と酒に溺れる旅 … 姫路(2)

さて、天空の白鷺の地上階で、
様々な展示を見て回りますよぉ!

最初は、このご時勢どうしても気になる
天守の耐震診断。2005年に診断された結果では、
24箇所の補強を施すことで、震度6にまで
耐えられる実力を持っているとのこと!

P1250264

実際に、床や壁を製作して実験したんですってよ。

ただ、もちろん国宝としての、また世界遺産としての、
高い文化的価値を持つ建造物だけに、
価値を損なわない補強が求められます。
まぁ、これは致し方ないよね。

P1250269

今回の修理を担当するのは、鹿島建設。
なかなかおもしろい動画や模型を出してくれてて。

まずは、天守やその他文化財を傷つけず、
足場と素屋根をつくっていく過程。

P1250272

こちらからWebでも見ることができます。
でもこれ・・失敗したら、一巻の終わりだよなぁ。
CGなのに、なんだかドキドキします(笑)

もうひとつ、実際の素屋根工事の際の、
定点動画もけっこうおもしろいです。
こちらもWebで見られますよ~

あと模型。こんな感じでスッポリ天守が
包み込まれてるわけですね。修理中で基礎が
むき出しの大天守を風雨から守る役割も。

P1250276

修理中の模型も。隣からこんな細かい模型、
修理するのにわざわざつくるの、
日本人だけやろ~という声。・・・そうかも(笑)

P1250282

戦後すぐ(1956年~1964年)に行われた
昭和の大修理と今回の平成の大修理の比較も興味深い。

実は、昭和の大修理は完全解体しているのに対し、
今回は基礎まで解体することはせず、
おもに瓦の葺き替え、壁の補修、耐震補強が中心。

昭和の大修理は、約8年間。完全解体しない分、
平成の大修理は、約5年。
足場や資材搬入のための道も昭和の大修理では、
すべて木製だったのに対し、すべて鉄骨。

昭和の大修理前。すべてがそう・・という
ワケではないのだろうけど、壊れたところは
壊れっぱなし。なんと、痛ましい姿よ・・・

P1250290

P1250291

元々、修理計画は戦前に立てられていたのだけど、
太平洋戦争で一時中断。戦時中は黒く偽装してたとか。
で・・・黒いと偽装になる?のか?
# 同じく黒い岡山城は燃えちゃってんじゃんね。

P1250292

戦後直後の姫路城大天守。
戦争にも耐えた姫路城は、奇跡の城と呼ばれたそうな。
姫路城のほか、コンクリ再建の大阪城(1931年築)も
戦争を経験してるんですけどね。

P1250295

昭和の大修理の際の、修理の様子。
長いスロープで修理部材を中に入れていたんですね。
今とずいぶん違いますよね・・・

P1250294

専門家の方のコメントをビデオで
流しているのにも、なかなか興味深いお話。

瓦を直し、壁を塗り替える。
そうして、メンテナンスすれば長く持つのが
木造天守であり、またそういうメンテナンスこそが、
長く城造りの技を伝承させ、職人を養う方法だと。

そうだよなぁ・・ホント、大事なことだよ。
コンクリ天守にはできないことだ。

さて、天空の白鷺を後にし、姫路城各所を
ぶらぶら見て回りましょうか。

出たトコで、ミストによる涼風。
これ、東日本じゃあまり見なくないですか?
そうでもないか・・・

P1250311

水の三門。長く経つと、屋根目地漆喰が
このように黒っぽくなっちゃうんですね・・・

P1250321

水の二門。3/4くらい黒くなっている一方、
右端の残りの1/4くらいは、漆喰が白く残ってますね。
右側の屋根に雨風から守られてるからかな?

P1250329

このように隣り合ってる瓦でも、
家紋が違うことがあるのが、姫路城ですね~

P1250327

天守背後の腰曲輪にある塩櫓。
ちょうど、本丸の北側で絶壁になっていて、
崖の形に添っているため、なだらかなカーブを描く
ちょっと変わった櫓。

P1250333

日本の城には、珍しい曲線美を感じますよね。
中は「塩」櫓というだけあって、塩や食料の貯蔵庫。

P1250334

なんとなくですが、今でも空気に
塩気を感じますね。そして古い木材の香り。
ちょっと・・・モルトを思い出したのは、
ここだけの話(笑)

更に奥へ行くと「へ」の門。
修理工事の都合上、こちらは行き来できない。
天守に向かうことばかり考えていて、
途中、あまり撮ってないのでまた後ほど。

P1250340

それにしても、大天守がスッポリ覆われているため、
小天守がここぞとばかり(笑)目立ってました。

P1250382

この小天守ひとつでも、地方の小城では、
立派に天守の役割を担えそうな大櫓。
さすが、姫路城というところですかね。

中でも、上の写真で左手に見える乾小天守は、
黒漆塗り・錺(かざり)金具でデザインされた
火燈窓がチャームポイント(笑)

P1250315

先ほど、天空の白鷺から見えたにの門。
ホント門というより、にの「櫓」。

P1250352

ちょうど櫓の下を潜るようになっていて・・

P1250353

暗い中を抜けると・・・

P1250354

また、小天守が見えてきました。

P1250356

何のため・・って決まってますよね(笑)
ここを通過する敵兵を上からボコボコにするため!
城はやはり、戦を意識しているのです。

ここを抜けると、はの門にたどり着きます。
ふと振り返ると、やはり小天守。
うーん、いい感じですねぃ。

P1250370

はの門。大柄で大城の門らしい
櫓門ですね。

P1250378

ここから坂道を下って。姫路城は平山城。
姫山という山に築かれた城なので、本丸までは
けっこう坂道なんですよね。

P1250373

ここをまっすぐ向って、西の丸一帯を
散策・・することで切ります。長い・・(笑)

blogramに参加してます。
ボタンを押してもらえるとうれしいですぅ。
blogram投票ボタン

|

« 夏の西日本・城と酒に溺れる旅 … 姫路(1) | トップページ | 夏の西日本・城と酒に溺れる旅 … 姫路(3) »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 夏の西日本・城と酒に溺れる旅 … 姫路(2):

« 夏の西日本・城と酒に溺れる旅 … 姫路(1) | トップページ | 夏の西日本・城と酒に溺れる旅 … 姫路(3) »