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ブレンダーの秘密@東京ミッドタウン d-labo vol.1。

あやうく、1ヶ月経っちゃうんじゃないか?
という前に早く書かないと・・ということで、
こちら、ニッカウヰスキー・チーフブレンダーの
久光氏の講演会。

P1240900

あれ、ちょっと前にも行ってなかった?
はい、あれはBLENDER'S BARですね・・

や、実は久光さんにまた東京ミッドタウンにも、
お伺いしますよ、なんて話してたら、
新しいことないですよ・・とか言われてしまい^^;

まぁ、いつもの濃ゆいメンバーでない方々が、
ほとんどでしょうから、どういう方々が来られるのか、
あるいはどういう話になるのかを拝見したくってね。

ということで、kaikoさんにもお声掛けしてみました。

そして、聴講者には竹鶴ハイボールが配られ・・
これ無料のセミナーなんですか?
お高いハイボール配っちゃいますか・・・さすが☆

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最初にアサヒビール・ウイスキー担当の
上川さんから缶ビール2本分くらいの
アルコールがあるので、調子に乗って
くいくい飲むなよ!とのアドバイス(笑)

皆さんの缶を開けるぷしゅっ!という音とともに、
久光氏のお話が始まります・・・

初心者の方が多いということで、
世界のウイスキーの歴史、日本のウイスキーの歴史、
そして、ニッカの歴史、製造方法と
最後にブレンダーの心構え、という構成。

ウイスキーが確実につくられていた、
と言えるのは、1494年の記述。

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ちょうど日本だと、室町中期に当たります。
ただ、この頃は樽熟成はしていなくて、
ニューポットをそのまま飲んでいたんだろうなぁ。

それ以前の1172年の記述があるという話もあって、
それだと平安時代末期になりますねぇ。
あの平清盛が権勢を振るった時代。

北米では、17~18C当たりに移民による
製造が始まる。アメリカってアイルランドからの移民も
多いですからねぇ。1662年にはモントリオール近郊の
ビール醸造所でウイスキーもつくられ始めたとか。

とうもろこしを蒸留しバーボンを造り始めたのは、
1789年・・ということは、フランス革命の年だねぇ。

わが日本のウイスキーとの最初の出会いは、
黒船来航。1853年ペリーがウイスキーを
持ち込んだそうですな。

ペリー・・ナツカシ動画を思い出し(笑)

ぷっ、全然関係なくてすみません(爆)

気を取り直し・・・Whisky Magazineの
歴史の名を残す人々。む!どこかで見た資料だな・・

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ということで、おなじみ竹鶴政孝のお話。

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人生の分岐点。もちろん、偶然によることも
あるのだろうけど、強い意志と情熱があったからこそ、
偶然が実を結んだんだろうな。

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あ!これ、Whisky Liveのセミナーの資料だ!

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そりゃ、聴いたことある話だよ・・(笑)
でももちろん、聴いていて飽きることがありません!

後から見たのですが、kaikoさん

> 氏のwhiskyの教科書に「辛いけれども心棒すべし」と
> 書かれていた字の美しさ、そして「辛抱」ではなく
> 「心棒」と書かれていたことに……。
> 辛さを抱くのではなく、心に棒……。
> 辛いと現状を嘆くのではなく、毅然と、あくまでも
> 立ち向かっていく姿に心打たれました。

というご感想を読んでなるほどなぁ、と。

P1240955

それでも、久光さんもご披露されていましたが、
日本に帰りたい気持ちとの葛藤の中、
夢で母親に志半ばで帰ってくるとは何事か、
スコットランドに戻れと諭される夢を見るエピソードを
考えても、相当なストレスと闘ってられた中でのこと。
志の強さが生み出す力の凄みに感じ入りますね・・・
# 久光さん、わたしだったらムリかも・・と(笑)

そして、リタさんの話。

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6ペンス銀貨と指貫の話やご結婚に至る話、
そしてついには竹鶴ノートを書き上げ帰国、
そして、摂津酒造でのウイスキー製造断念、退社・・・

1923年、浪人生活の政孝に転機が訪れ、
鳥井信治郎との出会いにより、壽屋洋酒店に入社、
山崎蒸留所の建設に携わり、初代工場長となります。

P1240965

この頃から、消費地に近いところを推す鳥井と
あくまでものづくりの理想を追う竹鶴の間の意見の相違。
結局、このときは山崎に工場を建設。

おもしろいのが、ニッカの解説には、
競合他社であるサントリーの山崎蒸留所の話が出るのに、
サントリーには一切出ないんだよね(笑)

そして、壽屋を退社してここからが、
ニッカウヰスキーの歴史。

風の味・・・政孝のことば。
なによりつくる環境を自らの理想に忠実で
あることを望んだ政孝らしいことば。

P1240967

彼が理想とする蒸留所に必須な要素。
おそらく出荷する際の利便性を考えた鉄道を除き、
どれもものづくりの観点でみた要素。

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工場を見てもらわなアカンと、消費地に近い場所で
ものづくりを身近に消費者に感じさせることを
望んだ鳥井信治郎との明確な考え方の相違が感じられます。

そこまで冷涼な気候にこだわった理由・・・
それは、エステル香のような揮発性の高い
香味成分の揮発を最小化し、荒さや渋みを抑えられる
ゆっくりとした樽熟成を実現するため。

あくまでも本場のウイスキーづくりを目指したのですね。
一方、インドや台湾などの暑い国々でも、
ウイスキーはつくられていて、こうした弱点を
どうカバーしているのかというのもまた、
別な興味をそそりますね。

気温の変化のグラフや、余市の説明も
すごくなじみのある資料(笑)

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石炭直火蒸留。石炭くべるのが難しいのよ・・

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10分に1回、石炭をくべていくと、
1日に使用する石炭は1.5tにもなるんだそうです。
炊き上がるまで5~600回にも及びます・・・

ワールド・ベスト・シングルモルトを
シングルモルト余市1987が受賞したときのこの記事、
余市で最初にマイウイスキーに行った時
資料としてもらったなぁ・・・

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スコットランド人、切腹しちゃってます(笑)

ちょうど、竹鶴政孝がスコットランドに渡って、
90年目の節目の年の受賞でした。
一度だけ札幌のエルミタアヂュさんで頂いたなぁ。

2001年にもシングルカスク10年が受賞してるんだよね。
2001年・・・社会人になったばかりの年。
まだまだ、このときは安ウイスキーで満足してたなぁ。

P1240991

さて、タイプの異なるウイスキーを・・・
ということで宮城峡へと話がすすみます。

余市よりもマイルドな酒質のウイスキーを求めて、
できたのが森の蒸留所・宮城峡。

つくるに当たって、日本人の主食である
米をつくる水田を潰してまで工場は建てない・・
というところがなんとも、政孝らしい。

P1240993

違うな・・・のエピソードも、
もはやおなじみですね。

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自然に謙虚であり続けていたのも、
またさもありなん・・・という逸話であります。

ここでちょっと休憩。
休憩の間、竹鶴21年が振舞われます!

P1250005

えー・・・何度も言うようですが、
これ、無料のセミナーです。で、竹鶴21年ですかい・・
なんて、お得なのでしょう。kaikoさんにも
お楽しみいただけてよかったです。

調子に乗って、2杯目に・・琥珀欲に
まみれております(爆)

P1250006

ということで、後編に続きます・・・

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コメント

竹鶴ハイボール、以前コンビニポイントが貯まったのでいただいたんですけど、
ほんとに美味しかったです。最近ハイボールが美味しくて♪
いままで弱いのもあったせいか、ウィスキーって飲めないって思ってたけど、
味に深みがあって美味しいですよね。ハマりつつあります。
そして、美味しいものには歴史があるんですよね。
ただいただくだけでなく、学ぶのもまた楽しい時間ですね~。

投稿: はるか | 2011.08.16 21:52

nikko81です。

●はるかさん

最近なかなかお邪魔できずにすみません・・・
竹鶴ハイボール、お飲みになったのですか?

あまり、お酒を飲まれないイメージだったのですが、
美味しいと思っていただけて、うれしいです☆

ウイスキーって、度数の高いお酒ですが、
いろいろ割って調整して、強くない方でも
飲めるようにできる人に優しいお酒なんですよ♪

竹鶴ハイボールは、モルト由来の甘みが
活きていて、まさにハイボールらしいハイボール。

そんな美味しいものの由来を学ぶ時間は、
いつでも愉しいものです。

投稿: nikko81 | 2011.08.16 22:38

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