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2011年7月

日帰り仙台の旅・・・その2 東北六魂祭。

で・・東北六魂祭

前日はパレードが中止になったり、
人ごみで地下鉄の駅が入場制限してた・・とかって
話を聞いていたので、仙山線の北仙台駅で降り、
地下鉄でひとつ手前の「北四番丁」で下車。

・・・そんな知恵が働くくらい、
仙台には来ているわけですよ・・・w

で、勾当台公園に近づくにつれ・・
なんだ、この人ごみは・・と呆気に取られます。

今まさに、救急車で運ばれるヒトとか!

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大変失礼ですが・・これ、仙台ですよ?
渋谷109前とかではないですよ?

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なんじゃこらぁぁぁ~~~~
パレードがよく見えるところまで移動するのに、
三越の中を通っちゃおう・・って、みんな考えること同じ!

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いつになったら、三越から出られることやら・・・
まぁ、予想の3倍にも達する36万人が
訪れたわけですからね・・

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やっと出られたと思ったら・・遠い!
遠すぎるぅ!

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が、折りしもパレードは最も暑い、
12時から14時。脱落者が出て、ひとりまたひとり・・
と後ろのほうへと下がっていきます。
その隙を逃さず、前へ前へ。

あ、山形山笠まつりが見えたよー!

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し、しかし暑い!ここで、究極兵器・・ヒヤロン!
こぶし固めてガツンと叩くと、ひやひや。
が、30分も持たなかったが・・orz

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続いて、盛岡さんさ踊り。
皆さん、いきいきといい表情で踊ってられるなぁ・・

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あら。新幹線はやぶさの宣伝??

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わぁ!青森ねぶたが登場!本番の3/4くらいの、
少し小さめのねぶただけど・・六魂祭に合わせてつくられた、
伊達政宗バージョン。かっけー!!

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最後は秋田竿燈まつり。これ、ものすごい迫力で。
提灯をたくさん提げた竿燈をぐわっと持ち上げるのですが・・

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なんだか大道芸人のように、ものすごい格好で、
持ち上げているのです・・

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お尻、ぷりっ。

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そして、竿燈がものすごくよくしなるのです・・
見ていて、あわわわ・・大丈夫?と思うのですが、
そこはプロですからね。

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ああぁ!ぶつかる!危ない!
なーんて、思わせつつちゃんとうまい具合に
操作してるんですね。さすが。

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くっそ暑いせいでもありましたが、ハラハラしつつ、
ものすごい楽しめました。東北の夏祭りを
一挙に楽しむなんて、贅沢ですよね。

ちょっと、人手が多すぎて一旦中断する一幕も
ありましたが、日曜日はうまくいったほうではないでしょか?

さて、いい加減腹が減ったので、
腹ごしらえをしつつ・・・とある写真のほうへ・・

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日帰り仙台の旅・・・その1 ニッカ宮城峡蒸留所。

もうけっこう過ぎ去ってしまった・・
海の日を含む3連休。

被災地支援の意味も込めたJR東日本の
東日本パスが使える期間だということで、
ちょっくら、仙台まで行ってきました。

もう・・・仙台どれだけ行ってんだろ、という
頻度で行ってる気がしますが、
ちょうど東北六魂祭もあることだしね・・
ということで。

ざっくりですが、仙台まで新幹線で行くと、
片道10,000円。それが往復で10,000円ですから、
かなりオトクに行けるわけです。

思い立ったのが遅くて、指定席は取れずに、
自由席獲得競争の渦に巻き込まれることに・・・

もう最大限に楽しむために、朝は4:30の始発電車で
東京駅へ・・・でも、始発は人多すぎであえなく断念、
その次の新幹線で、仙台に向かいます。

朝から、牛肉弁当なんて食べちゃったりして・・
ガッツリ動きまくるからこれくらい、
あっていいでしょ☆

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むははは・・・(笑)

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みそ汁も。何気にこの缶のみそ汁、
けっこうお気に入りだったりします。塩分控えめ。

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車窓からは、お披露目の日が待ち遠しい、
東京駅の復元の一部が見えていました・・シブイ色!

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仙台に着くと、在来線であれあれ?という、
電車に目が留まってしまいました。

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まだ発車してないようだったので、
見に行ってみますか!仙台発平泉行きの
平泉文化遺産号。世界遺産に登録されましたからね!

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車体は、かなり古めの「臨時」列車。
ですが、内装はかなりキレイにリニューアルされている
ような感じでしたよ。

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中は・・わぉ。お座敷列車だ!
いいなぁ・・こーゆーところで宴会しながら、
旅ができたらいいだろうねぇ。

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かなり派手な色ですが、どこか奥ゆかしさもある色で、
中尊寺の華やかさと歴史を思い起こさせます。

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一通り撮影して、ホームの階段を上がったところに
KIOSK発見、そしてそこには・・・

スーパーニッカ水割り!会津や郡山にあって、
なんで仙台にはないんや!と思ってましたが、
仙台駅改札を入って、仙石線に近い小さめのKIOSKに
置いてありましたよ・・

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まぁ・・・朝だからね・・
まだ、朝の9時過ぎだからね・・

って・・

って・・言うと思いますか!?このわたしが!
もちろん、買って朝からほろ酔いスタート(爆)

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いい気分で、作並駅に到着。
本当ならココから歩くんですが・・午前中に
サクッと宮城峡に寄って、そのあとはすぐ戻り
六魂祭のパレードが見たかったので・・

らしくねぇ、と言われそうですが、
送迎バスに大人しく乗り込みますよぉ。

天気のよい蒸留所は、気持ちいいですね!
緑も多く、実に清々しい。暑いけど。

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こういう場所の日陰で、昼寝すると
最高だろうなぁ・・・

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貯蔵庫のレンガも朝日に映えて、
いい色をしておりますよ。

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宮城峡ではよく、野生のキノコを見る気がします。
もちろん、食べてはいけません!!

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残念ですが見学はあきらめ、お土産コーナーに直行。
ま、まだありましたよぅ・・宮城県限定ウイスキーにして、
こよなく愛する「伊達」。

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また6瓶(1箱)を買いました。
今年一杯は少なくとも、伊達を楽しめそうです(笑)

その後は、有料試飲コーナーで宮城峡カスク25年など。
もう美味しいと分かっているので迷わず注文。

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1杯900円。宮城峡の新樽は、ナッツ系の樽熟感に、
オレンジピールのような、柑橘系の熟した酸味と苦味が
程よく出ていて、余市新樽とは違ったよさがあるんですよね!

で・・滞在時間1時間そこらで、退却・・
あぁ、名残惜しいことよ。

さらば作並・・宮城峡マイウイスキー塾
当たったら、また来るぜよ・・

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ということで、大急ぎで仙台に戻り、
勾当台公園のパレードを見に行きますっ!

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竹鶴21年を愉しむ会。

さかのぼること約10日。

今年も快挙を成し遂げた竹鶴21年を愉しむ会、
「ワールド・ウイスキー・アワード2011
受賞記念『竹鶴』を飲もう」に参加すべく、
南青山・NIKKA BLENDER'S BARへ。

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竹鶴21年は毎年賞を取るので、
頂くことも多いのですが、改めてその喜びを
分かち合えるのがうれしいですね。

この日は、まず一杯目はビールはいかが?
と勧められたので、珍しくおビール。

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講師はもちろん、NIKKA BLENDER'S BARの
イベントではおなじみの久光チーフブレンダー。

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最初に、猛暑になりましたが皆さんお元気そうで・・・
という出だし。久光さんは参加される方々のお話から、
入られることが多くて、人柄が出てるなぁ・・と思うのです。

で、その流れからニッカウヰスキーのサマータイムの話。
ブレンダー室のある柏工場でも、1時間早く
始業時間が早まっているそうで、出勤日も月曜お休みで、
土曜は出勤なのだそうですね。

さて、竹鶴21年。

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3月3日にロンドンで、WWAの発表があったわけですが、
このときは、竹鶴21年は選ばれなかったんです。

後に、最高賞に選ばれたスコッチが、
部門違い(ブレンテッドモルト部門なのに、
ブレンテッドウイスキーがエントリー)、
ということがわかり、再度ブラインドティスティングを
した結果、やはり竹鶴21年が勝利。

今年は竹鶴ダメだったか・・とわれわれも、
ちょっとどんよりしたものですが、
受賞発表に臨んだ久光さんも、絶句されたそうです。

日本でも3年連続4回目の受賞!と、
プレスリリースを打つ準備をされていたみたいで・・・
がっくり・・・

逃したことが分かった後は、そのパーティでは
何もしゃべることができず、何も食べられず・・・
そうですよね・・そりゃショック。
で、その後に東日本大震災。

まぁ、震災で沈んだところに逆・ぬか喜び、
という感じになったわけですね(笑)
授賞会場で選ばれていれば
もっとよかったのでしょうけど・・・

受賞の輝かしい歴史。

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よくおっしゃることですが、「受賞が目的ではない」と。
ただ、受賞することで注目されて、
より多くの方に飲んでいただくために、
ニッカの品質のすばらしさを知っていただく一助になれば、
という想いでいらっしゃるようです。

審査員のティスティングコメント。

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こちらのコメントにもありますが、
21年という長熟の割には、華やかさだったり、
どこか果実感がしっかりあるのが竹鶴21年。
まぁ、すばらしいの一言ですよね。

では・・・改めてティスティングをしながら、
お話が続きます。

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少しウイスキーを離れ、創業者竹鶴政孝について。
こちらは広島・竹原の竹鶴酒造。政孝の生家ですね。

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立派な破風飾りもあって、建物好きには
ぞくぞくする外観(笑)

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竹原市の概要。安芸の小京都と呼ばれる
歴史ある街並みが息づくステキなところですね~
もちろん、竹鶴酒造の建物も保全の対象!

アニメには疎いのですが、「たまゆら」という
アニメの舞台になっているそうで、
街にはポスターがあちこちに貼ってあるそう。

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これが、竹鶴酒造でつくられている「竹鶴」。
酒造りの原点生酛(もと)造りでつくられ、
なかなか力強い日本酒なのだそうで、
さしずめ、ウイスキーだと余市のような・・・

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東京ですと、池袋の東武百貨店には
あるそうですよ!

その竹鶴酒造で久光さんが出会った版画。
奥山儀八郎氏の版画で、

 本邦に於ける本格的ウヰスキーの開宗たる
 竹鶴政孝先生の像

とあります。

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実は、ニッカブランデーの昔のボトル(1940年)の
デザインを使って、真ん中を政孝像として刷った
版画らしいのです。

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左手には、政孝が呼んだという歌が。

 麦溜の開祖を名乗る鶴山人
  版画となりて首ぞちぢまる

なんだか、遠い歴史上の人物のような
筆遣いの文字がすごいですね・・・

鶴山人とは、政孝の号。
うわっ、首短っという驚きの歌でしょうか(笑)
あるいは、もっと首あるぞということでしょうか?

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麦は大麦、溜は蒸留、麦溜とは
即ちウイスキーの意。

政孝の造語だとか・・・ちょっとしたときに、
「麦溜」使わせていただきます。

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そのほかにも余市蒸留所の創業当時の
姿を今にとどめる貴重な版画集。

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今と大きく違うのが屋根の色。
当時は緑色だったんですね・・今は臙脂色なんですよ。

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大きくは建物の位置は、変わりませんね。

蒸留棟。今では端から端まで、ポットスチルが
並んでますよね。

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一号貯蔵庫を望む風景。当時は沼が
蒸留所敷地内にあって、水辺の風景が楽しめたようです。

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その他、リタ夫人が現在の竹鶴酒造社長のお姉さまで、
政孝の姪に当たるに出された直筆の手紙もご披露。

すばらしい滑らかな筆記体の英文。
今ではネイティブの方もあまり筆記体は、
書かない人も多いといいますが・・・

個人的な内容ということで、
写真のアップは控えさせていただきます。

最後に、ひげのおじさん(King of Blenders)の
ピンバッヂを頂きました。
スコットランド伝統のキルトを身に付け、
どこか涼しげだったりしますね!

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今回もまた、楽しいセミナーをありがとうございました!
あ、あと・・・来年は竹鶴35年を出してほしいなぁ・・・
と揉み手をしておいたのですが・・
出していただけるかな・・どきどき。

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よくばりな誕生日。

さて、本日また、年を重ねることができました。

特に、今年は社会人満10周年ということもあってですね、
あの頃に思い描いていたような風にはなってないな・・

ということで、はぁ・・・というtweetを流すと、
年を重ねることにもっと感謝しないと!とか、
年を重ねることにもっとポジティブに!という反応を
頂いてしまいました。

ま・・・わたし自身は、年を重ねることに、
そう、ネガティブ考えているわけではないのです。

よくわたしの年代になると、自分をおばちゃん扱いする
女性がいたりしますが、必ず「自分でおばちゃん扱いするな!」
といいます。やっぱりそこは、自分次第なのです。

なんですが、社会人としてのキャリアが描いていた計画と
ずいぶんと差があったり、時代を全然読めてない
残念感はどうしたってあるわけで・・・

今年、ちょうど入社10年ということで、
長めの休みをもらえるので、ネットを遮断して、
思索の旅に出ようかと・・今年の冬くらいかな?

ま、誕生日にそんな湿っぽい話はこれくらいにしてですね。
せっかくの誕生日ですから、パァーッと
行かないとね!ということで、こちらに負けないくらい、
カロリー完全無視で食べたいものを食べてきました。

お昼は、神田の美味卵家
何度もこのblogに登場しているオムライスのお店。

が!こちらはポークソテーも絶品なんです。
にんにくバター醤油のソースで頂く、
ポークソテーのっけ丼。神田に勤めてた頃は、
よく食べたんだよなぁ・・・美味い!!!!

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そのあと、上野に向かい古代ギリシャ展
こちらはまた後々書くとして・・・その後は、
上野にできた森香るBAR 1973で、森香るハイボール!

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木のコースターもすばらしいですね・・・

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そしてなんと!東京ミッドタウンで出会った
白州のソーセージのお店「フランク」のソーセージも
頂けるのです!!

ということで、白州フランク・アボカドドッグを
チョイス。ソーセージも美味しいし、
アボカドとの相性もいいなぁ・・・むふ、満足。

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頭上には、白州18年を発見!きらーん☆
あっ、勝手に飲んだりしてないからね(笑)

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お次は、白州18年を頂きに参りたいですね。
1,200円とこのクラスにしては、まぁリーズナブル。

缶詰おつまみが揃っていたり、森香るBARオリジナルの
抹茶生チョコ、白州蒸溜所のウイスキーパウンドケーキ、
バニラミントアイス with 白州ウイスキー入り・・
フードもなかなか見逃せないものばかり!

でも、また次のお楽しみに・・・
で、これだけでは食い足らず、飯田橋に向かいます。

以前よく食べていた、神楽坂飯店
肉うま煮かけチャーハン。今は肉かけチャーハンという
名前に変わっております。

向う前に、牛込見附の江戸城石垣を見学・・・
やっぱり、石垣が黒。伊豆の安山岩ですね!

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写真を頼りに往時の姿を思い描く・・・

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石垣のすぐそばを、中央線が通り過ぎます。
江戸城外堀を埋めて、現在の中央線の線路がつくられて
いるんですよね~

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あら、今日は何かお祭りでも?

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そっかぁ、神楽坂まつり。
どうりで、浴衣を着た人が多いんですね。

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でも、わたしは神楽坂飯店に直行!
肉かけチャーハン、到着ぅ!美味しいんですよ、コレ。
会社帰りによく食べたよなぁ・・

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スープチャーハンほど、お茶漬けっぽくならず、
凝縮された旨みが魅力的☆

お腹ぷくぷくで、立川に戻り、
念願の・・・INFOBARに機種変更っ♪

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ツイート&メール練習してみたりは
しましたが、本格的にあれこれカスタマイズするのは、
ちょっと先かな・・でも、手に持った感触は、
心地いいですね。

初代INFOBARも使っていたので、なんだか
旧友に会った気分。おぅ、出世したやないかってね。
また追々レポートしていきたいと思います。

なかなか盛りだくさんの休日誕生日、でありました。

[おまけ]

えーっと、このblogのプロフィールのページ、
丸々2年弱更新しておらず、本日一気に
+2歳させてしまったのは、ココだけの話(笑)

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江戸東京たてもの園。

MT2さんに、江戸東京たてもの園
江戸城が・・・とお話を聞き、「江戸城」との
キーワードに、「飛んで火にいる夏の虫」の如く、
ふらふら向ったのは、先週の土曜日の話。

まぁ、「武家屋敷の表と奥」ということで、
江戸城本丸御殿からから下級幕臣住居まで通しで、
武家の住まいを見ようというもの。

写真は撮れないのですけど、モノの豪華さの
ピンキリはあれど、基本的な思想は共通しているんだな、
とこじんまりとした企画展でしたが、
まぁまぁ、楽しめました。

せっかく来たんで・・ということで、
あまり閉園まで時間はなかったのですが、
少しだけ見て回ることに・・

旧自証院霊屋。元は市ヶ谷にあった霊屋で。
三代将軍徳川家光の側室・お振の方を供養するために、
娘である千代姫(尾張2代藩主徳川光友の正室)が
建立したそうな。

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増上寺には、かつて徳川将軍家の霊廟が並ぶも、
戦災でほとんどが灰燼に帰しているので、
江戸にある霊廟建築としては、貴重な存在。

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瑞鳳殿などもそうですが、お霊屋の華麗な建築は
小ぶりでもやはり、見ごたえがありますね。

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こちらは、二・二六事件の凶弾に斃れた
高橋是清蔵相の赤坂の自宅。

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破風の部分が反らずに丸みを帯びている
起くり屋根がいい感じですなぁ。

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格子状の戸がおしゃれ!と思ったら・・・

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なーんだ。

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でも、あるほうが雰囲気いいと思います。

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ちょっとこれじゃわかんないけど・・・
当時のガラスがそのまま使われていて、
ちょっとゆがみがあって、逆に乙な雰囲気。

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高橋是清が襲われた寝室。銃で撃たれつつ、
軍刀で斬られ、ほぼ即死だったらしい。
南無・・・

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こちらの門は、旧宇和島藩伊達家の大正時代の
白金の屋敷にあった表門。江戸時代の門ではありません。

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ただ、かなり大名屋敷の門を再現したつくりで、
随所に伊達家の三引両紋があります。

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正面には、竹雀紋。宗家と分家では、
意匠が異なるのですが、さすがにわたしも違いは
即答できません・・

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東ゾーンも、魅力的な建物がたくさん。

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こちらにも市電がありますねぇ。

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数ある中で、真っ先に気になったのが、
小寺醤油店。醤油!しょうゆ!ショウ!ユゥ!

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お店に入ると・・あれっ?

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え?

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なぬ?

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他にもビールや日本酒もあったのですが、
酒ばかりに目が行ってしょうがなく・・(苦笑)

あ、あった!あったよ、クララ!(違)
ようやく、醤油瓶を見つけましたっ。

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てか、ヤマサさん、昔は合成保存料を
使っちゃってたのね・・

味噌も!こうして昔は売っていたんだよね。
ほとんど見る機会、ないよなぁ。

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缶詰の古さ加減もいい雰囲気だー・・
もちろん、ナカミはございません(爆)

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ガチャガチャ、チ~ンと言いそうな、
古い古いレジ。レトロマニア垂涎の逸品。

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お隣の蔵は、あれこれ醤油グッズ。

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1ℓですら使い切れないのに、
一斗缶の醤油とかムリだなぁ~(笑)
あ、もともと業務用か。

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昔は、中野でも醤油をつくってる
ところがあったんだってねぇ。
今でもあったら、絶対見学に行くのに。

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千と千尋の神隠しの湯屋のモデルとして、
有名になった、子宝湯。

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東京では、関東大震災からの復興時、
銭湯の建築に宮大工さんが多く携わったということで、
このような(わたしの好きな)城っぽい
デザインの銭湯が多いんですよねぃ。

銭湯といえば!みたいな富士山の図。

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でも、女湯にはないんだ・・・

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タイルの絵も、男湯は那須与一と弁慶&牛若丸。

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女湯は、さるかに合戦・舌切り雀と童話から。
妙に擬人化されててなんというか・・・シュール。

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さて、風呂上り(笑)の一杯は、
おとなりのBAR KAGIYA(居酒屋鍵屋)。

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いいよねぇ・・昭和の居酒屋って感じ。
こういうところでは、わたしでも
日本酒がほしくなるなぁ。

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何気にほしい和風スツール・ヤマサ醤油Ver。
醤油桶の再活用だったりするのかなぁ。

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すんごい久しぶりにきましたが、
建物好きには、癒される空間です、はい☆

8/6~7には、特別夜間開園ということで、
こんな空間で夕涼みができちゃいますよぉ~
# って、わたしはいけないことが決定して
# しまったわけですが・・orz

お!いいねぇ!という方は、
ぜひ、参加なさってみてください!

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消防博物館。

さて、そろそろお腹も減ってきた頃だし・・
ということで、あっちへふらふら~
こっちへふらふら~

まだこの頃は、紫陽花が咲いていたっけ。

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ふらふら歩いて見つけたこのお店。
手ごねハンバーグ・ぐーばーぐ

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和・・な感じの削りかつおの厚切り茄子ばーぐ。
うひょっ。

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一般的なハンバーグより、捏ねてる密度が
高いというかギュッと締まった感じがあって、
なかなか食感がおもしろかったですね。

肉自体は柔らかく旨みがしっかりなので、
程よい弾力感・・という感じでしょうか。

ごはんサイズは小さめで、
山形の「だし」にとろろをトッピング。

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美味しくいただいた後、もちょっと散歩すっかぁ・・
と歩いていると、「消防博物館」なるモノを発見!

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うーん、特に予定もないから、
覗いてみる?ということで、いそいそと。

地下鉄四谷三丁目駅直結のB1Fから見学開始。
のっけから、ちびっ子御用達のはたらくくるま全開。
(はたらかされるくるま、だったりして(;^_^A)

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けっこう旧式の車両が多いみたいです。

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なんかサンタクロースちっくなお顔を
してらっしゃいますね(笑)

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なんか、目がカニっぽくて、
ふんがー!!って感じ・・(なんちゅう感想・・)

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一度だけ救急車に乗った厭な思い出が
蘇ってきたり・・

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おおっ、消防ヘリ。
これはなかなかお目にかかれませんよねぇ。

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1Fに上がると、更に時代を遡って、
明治期くらいの馬車で曳くポンプ式消防車。

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四谷消防署のある2Fを飛ばして3F~4Fへ。
さらにいろんな消防車があったり、
文明開化以後の消防の歴史がいろいろ。

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ありゃ、こんな小型タイプも。

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これ、何の地図だと思います?
東京市とあるので、戦前の23区の地図であることは
すぐわかるんですけどね・・・

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これ、関東大震災で焼けた範囲を示す地図。
東京の中心である八重洲、丸の内、霞ヶ関、
有楽町、銀座をはじめ、ものすごい広範囲に焼失。

ひとつだけ、周りが焼けた中で、
消火活動に成功した地域もあったりします。

全然関係ないですが、台風の旧字体を見て、
いっそのこと一文字(颱)だけでええやんけ(笑)

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「台」の旧字体って「臺」だけじゃないんですよね。
もともと旧字体でも「台」はあって、
「臺」「颱」の代用としても「台」が使われたんですね。
・・って、漢字のお話はもういい(苦笑)

5Fは、江戸火消・・江戸時代の消防。
何がビックリしたって、よく聞くじゃないですが、
大名火消だったり、定火消だったり、町火消だったり。

あれって・・水を掛けて火を消すというより、
延焼しないように、周りの建物をぶっ壊すという、
破壊消防が中心だったんですって。なんと!

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確かに火の勢いが回ったら、なかなか手がつかない
とは思うけど、そういうことだったのか・・

そりゃ、こういう消防だと明暦大火で、
江戸が焼き尽くされるわなぁ・・と。むむむ・・・
都合よく雨でも降ってくれない限り、
自然鎮火を待つしかないってコトか。これはツライ・・

大名火消の装束。どことなく忠臣蔵の
大石内蔵助の思い出すけど、あれは夜中に行動して
怪しまれないように、火消の身なりで行動したから、
なんだそうですね。

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こちらは身分の高い武家の女性の装束。
とにかく赤い色で目立ち、救出対象として
分かりやすさ重視のカラーなのかもしれません。

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町火消の「纏」。戦国時代に武士が戦場で
掲げていた家紋付の旗印や馬印がその由来だとか。

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暴れん坊将軍の「め組」が一番有名ですかね。

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6Fの企画展示室は、東日本大震災特集。
原発での放水活動に使われたものと同型のホース。

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映像で見る活動の様子には、
思わず見入ってしまいました・・・・

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たまたま見つけた割りには、
なかなか楽しめて、満足度の高い博物館でした!

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新宿歴史博物館。

せっかく、新宿歴史博物館に来たのなら、
常設展も見ておいたほうがいいかな・・ということで、
西ヶ谷さんの江戸城講座の後、チョット回ってみる。

基本的に撮影できないところが多いのだけど、
ちょくちょく撮影可能で、なかなかうれしい感じ。

中世城郭があった渋谷ほどじゃないけど、
実は新宿もそれなりに歴史のあるところなんですよね。

江戸・日本橋を出て、甲州街道を往く
最初の宿場町は高井戸でした。

が人馬の往来が増えてくると、
日本橋と高井戸の負担も大きくなり、
17世紀末に青梅街道との分岐点に
新たな宿場設置の請願があってできたのが・・・
内藤新宿。新宿の名の由来はここにあるんです。

「内藤」というのは、設置された宿場町が
元高遠藩の内藤家の中屋敷があったためで、
幕府の命で土地を返上させてつくられたために、
この名を冠したんですね。

場所は現在の新宿東口、新宿一丁目から
新宿三丁目の新宿通り。
新宿三丁目あたりは、往時はこんな様子。

P1240110

新宿二丁目あたりには、高札場が
あったようですね。幕府のお触れが掲げられるトコ。

P1240118

ほぅほぅ。なかなか興味深いですな。
戦前まで残っていたらしい商家の建物なんかも。
新宿の街に少しでもこういう古い建物が
残っていたらよかったのにね・・

P1240134

新宿を走っていたチンチン電車の復元。
今でも走っていてもいいなぁ・・とは思うけど、
やはり今の新宿にはチョット似つかわしくないかな。

P1240138

金属の質感がたまりませんね。
時代を感じさせますよ。

P1240140

なんだか、一瞬てっぱくに来たか!?
という錯覚さえ起こしそうです(笑)

ちゃぶ台のある家庭。ザ・昭和ですね。

P1240163

屋外にあったこの石垣、ホンモノの江戸城の石垣?
ぽいけど、詳細不明・・

P1240174

他にもいろいろあったけど、
なかなかおもしろかったですよ。
新宿ってこんなんだったんだ、って新たな発見。

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天下普請の江戸城 in 新宿歴史博物館 ~番外編~

最後には、スライドを使ったお話で
気になったコトを少し・・・

・三の丸巽櫓、三の丸桔梗門、本丸富士見櫓、
 木が茂りすぎて同時に撮影することは、
 今はできないらしい。

・天守台の井戸。金明水と呼ばれ、美味しい水を
 今でも湛えているらしい。昭和34年まで皇族方に
 用いられていたらしい。

・富士見櫓は、八方正面の櫓といわれ、
 通常内側には窓はないのだけれど、この櫓には備わっている。
 こういう点も天守代用として見なされた点かな?

・本丸石垣の角度は約70度。

・一部石垣(例えば蓮池堀あたり)の角石が白いところがある。
 これは、安政の大地震で崩落した石垣を修理するため、
 小豆島から細川・前田・池田の三家が補修材として
 わざわざ運んできたものらしい。
 なんで伊豆から持ってこないのだろう??

・伊豆の石切り場。楔を線状に打ちつけて、
 その線に沿って石を割って持ち出すのだそう。
 楔穴の大きさで年代の古さがわかるとか。

・石にも縦目と横目・・というように、
 木目のような筋目があるらしく、横目に沿って
 楔を打てば割れるが、縦目だと割れない。
 割れなかった石を「残念石」というらしい。

・大名を示す刻印は、石切丁場ですでに付ける
 ものらしい。

・石材を海上輸送する際、海に石材を浸し、
 2艘の両側から吊って移動したそうな。
 石材を海に浸すことでその浮力を使うためだそう。

この後、せっかくなんで新宿歴史博物館で
新宿の歴史を少し見て回ります・・

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天下普請の江戸城 in 新宿歴史博物館 ~天守のヒミツ~

さて・・最後に天守の話。

現在、本丸跡(現皇居東御苑)には、
天守台が残ってますが、あれは明暦大火で
江戸城が焼失した後に、築き直されたもの・・

であるのは、三浦教授のお話にもありましたが、
こちらの石垣は白いよね、という話。

あの石は江戸城のほかにはあまりない、
花崗岩(御影石)。焼失後に金沢の前田利常が、
岡山の犬島からわざわざ運ばせたのだとか。

まさに、江戸城天守の四代目を建造するために、
築かせたわけですよ。一部、石垣が焼けただれている
箇所があるんですが、これは明暦大火によるものではなく、
幕末の火災によるものなんだそうです。

一方、明暦大火で焼け落ちた寛永度天守の
天守台石垣は、本丸御書院門の石垣として
移されたんだそうです。

天守壁面については、三浦先生と説明が異なっていて、
西ヶ谷さんは、黒ふすべ(銅板張)という説明でしたね。
銅は酸化すると酸化銅(II)[CuO]となって、
黒く変色しますが、その色で黒くしていたと。

一方、三浦先生の説明では銅板張には違いないのだけど、
黒チャン塗で黒い塗料を塗っていた・・ということで、
うーん、どうなんだろ。質問するの忘れたorz

初層は鉛、二層から上は銅というのも、
相違点でしたね。まぁ、鬼瓦や屋根瓦の一部、鯱が金、
というのは、疑いのないところでしょう。
ま、黒に金・・というのは、ベストマッチですよね☆

で、西ヶ谷さんが甲良家史料の天守指図を
元に復元したこの黒い1/50寛永度天守がなんと、
姫路にある兵庫県立歴史博物館にあるそうで!

姫路城には何度も行ったけど、
こんな模型があるなんて知らなんだ・・・
20年ほど前におつくりになって、
制作費1,200万だとか!

こりゃ、次回修築中の姫路城天守を見に行くときに、
絶対に見とかなアカンな!

一方、家康の慶長度天守は白いんですよね。
白漆喰の壁ですが、屋根は錫だと仰ってましたが・・
豊臣系天守の黒も柿渋に墨を混ぜて塗るか、
あるいは黒漆・・黒漆はともかく、
材質については、研究者で見解が分かれるのかも。

ちなみに、慶長天守の石垣は天守本体に合わせて、
白い御影石だったのだそうですよ。
和歌山の熊野灘産とか。

後に元和度天守をつくる際に、慶長天守は解体され、
この白い御影石の天守台は、数奇屋二重櫓石垣に
転用されたそうで、ここだけ白い石。

ちなみに、秀忠の元和度天守については、
記録が何もなくて分からないとか・・
ここも三浦先生との食い違いがありますねぇ。

実際の寛永度天守は、総高約60mですが、
元は丘陵地だった本丸は城下と約20mの標高差が
あるので、城下からは80mもの高さがあったんですね・・・

で、お話にはなかったんですが
頂いた年表を何気なく見ていて・・思ったのは・・

1637年(寛永14年)に建造された寛永度天守、
実は、何度も地震に見舞われていて、
特に1650年は、江戸大地震と呼ばれて、
大地震の周期性のひとつに数えられる超大型地震。

で・・よく考えると、明暦大火は1657年。
な・・なんと。天守は地震で倒壊してないんですよね。
あんなに大きい天守なのに。

三浦先生のおっしゃっていたのは、正しいんだな、
と思いましたよ。きっと今度の地震でも、
耐えられるくらいの耐久度なんでしょう。

江戸城も石垣が破損するなどの被害が出たり、
城内で死者が出たりするくらいの、大きな地震ですよ?
しかも、一度や二度じゃなく何度も強い地震に
見舞われているわけです。

今回の江戸城講座では、江戸の成り立ちのところが
特に興味深かったですねぇ。家康の江戸づくり・・すごい。
なぜ平地でなく、埋め立てという道を選んだのか、
その点も知りたくなっちゃいました。

まぁ、おもしろかったですね。
こういう講座は聴いていて飽きません(笑)

もっと江戸城が知りたくなりました・・・
講演会、いろんな切り口でしていただけるといいですね。
西ヶ谷さん、新宿歴史博物館の皆さま、
ありがとうございました。

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天下普請の江戸城 in 新宿歴史博物館 ~天下普請の総縄張~

さて、続きます。

■埋め立て事業による江戸城城域拡張2

さらに、関が原合戦に勝利して征夷大将軍となり、
幕府を開いた家康は、将軍宣下の翌月にあたる
1603年3月、更なる城域拡張に動きます。

先ほどの埋め立て事業とは異なり、
もはや天下人・家康ですから、堂々と諸大名に号令。
関が原合戦で降した大名の勢力削減のため、
というのもあったでしょうね。

親藩・外様の66家に領地1,000石につき、
1人の役夫を課して1万人を動員。
現在の中央区・千代田区(皇居地域除く)・港区の
多くのエリアがこの時期にできているんです。

資材を運搬するための水路を確保しつつ、
海底から石垣を積んで区画をつくり、
その中に丘陵を開削した土砂を埋めていきます。

この設計に当たったのが、藤堂高虎。
蒲生氏郷や加藤清正と並んで、城造り名人と
名高い武将ですね。

当時は今治城主で、彦根城・伊勢亀山城・
丹波亀山城・篠山城・名古屋城・
駿府城・膳所城などの築城・修築に携わっていて、
いずれも大坂城の封じ込めが目的。

そんななかでの江戸城拡張事業ですから、
高虎も多忙を極めたことでしょうし、
西国大名に対する締め付けの強さを感じます。

さらに、翌年6月には外様15万石以上の
西国大名28家に命じ、10万石に付き百人持ちの
石材1,120個と木材の調達を命じ、
1606年(慶長11年)から、藤堂高虎の指揮で、
積み上げていきます。

対象となった大名は有名どころでは、
毛利秀就、池田輝政、加藤清正、福島正則、
細川忠興、鍋島勝茂、山内一豊、蜂須賀至鎮、
黒田長政あたり。

中国・四国・九州の大大名が
勢ぞろいといったところだけど、
島津忠恒がいないのが不思議・・・

で、百人持ちの石ですよ。どんだけデカい石・・
ひとり50kg持てると考えても、5tでっせ。
それを10万石に付き、1,120個。

例えば、関が原で敗れた毛利家の場合、
領国をおよそ1/4に減封されて約30万石程度。
ということは、5tの石を3,300個以上、
江戸まで持っていかないといけないわけで・・・

これらの石材は、伊豆半島から調達。

東岸の早川・根府川・真鶴から、
熱海、伊東、下田にかけての石丁場では、
火成岩である黒く硬い安山岩を。

西岸の石丁場では、溶岩の成分のうち、
細かい粒子が海底に沈んで堆積した
少しグレーがかって柔らかい凝灰岩が、
それぞれ切り出されて、江戸まで運ばれたそうな。

まぁ、あれだけの規模の城の石垣を
積み上げるわけですから、ものすごい量の石が
切り取られるわけで、海岸線のかたちが
変わるくらいに持ち出されたんですって・・・

石切丁場には、石垣にも見られるような
大名家を表す刻印が残っていたり、
ここは誰々の丁場だという碑があるそうです。

運の悪いことに、5月25日には、
伊豆地方の暴風雨により、石材運搬船の多くが
沈没するという事故もあったりして・・
肥前鍋島家120艘、筑前黒田家30艘、
会津加藤家46艘・・痛ましい。

江戸城の石垣で黒っぽい石垣は、
この伊豆の安山岩。そう言われてみると、
黒っぽい石が多い気はしますよね。

一方、凝灰岩は主に栗石(ぐりいし)として、
土塁と石垣表面の安山岩との間に詰め込むのに、
使われたようです。栗石には、伊豆西岸の
凝灰岩のほか、利根川の河原石も使われたみたい。
排水のためにも、強度のためにも、栗石って
重要な存在みたいですね。

石材持ち出しは、埋め立て工事が終わった後も、
内城(本丸・二の丸・三の丸)の土塁を石垣化するために、
大坂冬の陣のあった1614年まで続きます。

さらに秀忠・家光の代になって、
中堀~外堀にかけての区域が1624年(寛永15年)までに
堀と石垣が整備され、江戸城の範囲と定められます。
# 明暦大火後、拡張はされて千住や内藤新宿、
# 品川あたりまで「江戸」が広がるみたいですけどね。

両国橋~筋違門(神田須田町)~水道橋
~小石川~牛込~市ヶ谷~四ツ谷~
赤坂~虎ノ門~幸橋~浜離宮。

この範囲が江戸城だったんですね。
ものすごい広大な総構(そうがまえ)・・・・

ということで、ここからは天守のお話。

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天下普請の江戸城 in 新宿歴史博物館 ~江戸城「再」築城~

次に大きく江戸の姿が変わるのが、
何と言っても、徳川家康による江戸入府。

お話を聞くにつれ、家康の街づくり・・いや、
「江戸」づくりがものすごい規模だったことを実感。

■埋め立て事業による江戸城城域拡張

1590年(天正18年)に豊臣秀吉による小田原征伐で、
後北条氏が滅亡。小田原城の開城が7月16日、
その後、後北条氏の遺領は家康に受け継がれますが
20日ごろに秀吉とともに、江戸城平川口そばの
法恩寺(現在は錦糸町に所在)に入った記録が残っています。

一般に、江戸幕府では8月1日を八朔の祝とし、
神君江戸入城の日として、盛大な祝賀をしますが、
実際には、7月中には江戸城に入城していたようですね。

しかし・・・東海一の弓取りと言われ家康が、
小田原開城からわずか1週間やそこらで、
さっさと江戸を本拠とすることにしていますが、
事前に秀吉から、北条旧領は徳川殿に・・と内示が
あったんでしょうなぁ。

さっそく、家康は江戸城の拡張に乗り出します。
江戸城の北側にある旧神田川(現日本橋川)の更に
北の台地に、旧領駿府から家臣団を移します。
それが今日の「駿河台」の地名の由来。

ちょうど、現在の本郷から神田川を経て、
駿河台に至る一帯の台地。
ちなみに、現神田川は二代将軍・秀忠の時代に
掘削されたもので、この当時にはありません。

これは、よく氾濫する利根川と石神井川を
避けた高台に住まわせるよう意図があったようです。

当時の石神井川は王子から南に下り、不忍池を経て、
谷田川という今はない川を経て神田川に合流。
これもまた、水害をよく引き起こす川だったそうです。

さて、江戸入府を果たした1590年から、
将軍宣下を受ける1603年までの13年間の間の
豊臣政権下の時代に、西の丸下郭(現・皇居前広場)、
大名小路曲輪(現・東京駅丸の内地区~有楽町~日比谷公園)
のあたりをすべて埋め立てによって造成。

駿河台に移住してきた家臣団を水害から守りつつ、
新たに居を構えさせていったそうで。

今の東京の中心になっているようなところが、
全部家康の埋め立て事業によるものなんです・・・!!

当時、家康の石高は250万石程度といわれてますが、
それにしても、大事業・・この規模の築城に当たって
ここまで埋め立てるのはなかなかないでしょ!

ちなみに、東京駅あたりはちょうど
大名小路曲輪の東端に当たり、海だったんですね・・

おもしろいのは、桜田門から北に上がって、
三宅坂を上り半蔵門にかけての桜田濠と、
西の丸下郭に沿っている日比谷濠、馬場先濠、
和田倉濠・・あたりの違い。

前者の桜田濠は、丘陵地に人工的に開削した濠で、
ここで開削した土砂で、西の丸下郭や大名小路曲輪を
造成したんですねぇ。

一方、直線的な日比谷濠、馬場先濠、和田倉濠は
西の丸下郭や大名小路曲輪を作る際に
残った海の跡なんですよ。だから直線的なんだ。

日本三代水城というと、今治城、高松城、中津城
(いずれも訪城済)を指すのが通例だけど、
いやいや、江戸城こそ日本最大の水城ではないか・・・

太田道灌は丘陵地を選んで江戸城としたわけで、
ずいぶんと趣の違った、「海の城」として、
再び築城された・・というくらい、
大きく様変わりことでしょうな。

ただ、このタイミングでは、一切天守を
築いていない点は、三浦教授の講演会でも
お話されていた通り、豊臣政権に降らないという、
隠れたメッセージがあったのか、
あるいは天下を獲るために、資金を温存するためか。

どうなんでしょうねぇ・・・
ということで、次は天下人・家康としての
江戸城拡張・造成工事に進みます。

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天下普請の江戸城 in 新宿歴史博物館 ~家康以前~

さて、もう3週間も前になってしまった、
新宿歴史博物館での江戸城講座。

実は、以前から毎年春にやっていたそうなんですが、
今回はtwitter経由で知ることができ。
うん、こういうチカラは侮れませんなぁ・・・

なかなかこんなリンク(PDF注意)をたどって知ることって、
まぁ、ないでしょうし。

全5回の江戸城講座、ホントはハズレだったのですけど、
1回目の西ヶ谷さんの回は、再度募集があったので、
何とかそれに滑り込むことができました!万歳!
# もう1回やろうとおっしゃっていただいた西ヶ谷さんには
# 感謝ですね・・ありがたいことです。

西ヶ谷さんは、日本城郭史学会の代表で著数も多く、
城に関してはよくお名前を見かける方です。

●江戸を識る・・かつての江戸と「新」江戸の誕生

誰もが東京の旧称だとは知っているのですが、
実はそもそもの江戸は東京のあるあたり
じゃなかった・・・ということ。

江戸。よくよくその字を眺めると、
江の戸、つまり大河の河口という意味の地名。

え?どこに大きな川があるんじゃい?という感じですが、
隅田川?アレは大河か?という話で・

となると、このあたりの古い古い地形の話を
せねばならなくなります。

坂東太郎との異名をとる利根川はかつて、
隅田川を本流としていました。

が、江戸のような大都市のそばに大河が流れていると、
雨季になるたびに氾濫してたまったもんじゃない・・・

ということで、足掛け60年にもわたって
進められた利根川東遷事業が1654年(承応3年)に完成し、
利根川の本流を大きく東に変えて、銚子方面に流し、
かつての本流は小ぶりな「隅田川」として、
江戸湾に注ぐことになったのでした。

そう・・・旧利根川の河口を「江戸」と呼んだ、
というわけなんですよね。

かつては、ちょうど白鬚橋のあたりまで
江戸湾が入りくんでいて、下総と武蔵の国境にも
なっていた旧利根川の河口にあった渡し場。
これこそが、「江戸」。

ちょうど、南千住の東京ガスがあるあたり
ここがそもそもの「江戸」だった場所なんですね。

で、時は室町時代中期の享徳の乱の頃。
関東管領と古河公方が争う中、太田道灌は、
旧利根川河口域に築城が必要になるわけですが・・・

河口付近というのは、浸水被害も多く
軍事的には価値のない土地であることから、
平川(旧神田川)を越えた先にある
荏原郡日比谷の丘に新たに城を建てます。

道灌はこの城を「江戸城」と名づけます。
元々の江戸の地名のあった場所は、豊嶋郡なのですが、
日比谷は荏原郡だったのですが「江戸」。

ちょうど、東京ディズニーランドは、
東京じゃない!というような感じでしょうかね・・

ということで、江戸城が完成し
太田道灌の入城(1457年)を以って、
今の東京の地が、新しい「江戸」になったわけです。

・・・ということで、一旦切りましょう。
次はいよいよ、徳川家康が江戸にやってきます。
まぁ、評価はいろいろあるでしょうが、
間違いなく、今の東京の下地をつくった人ですね。

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究極の利き醤油の会 第3弾 マリアージュ編。

まずね・・文句なく美味しいのが、
淡口醤油 × 地豆腐。一応、どの醤油でも
試してはみたのですが、淡口醤油を掛けてみると・・・

甘いものに塩を少し振ると、甘みが増幅されて
感じられたりするものですが、ちょうどそんな感じで、
大豆の甘みがさっぱりと引き出されて・・・
そして、旨みがプラスされて実に美味い。

これ、たぶんですが職人醤油さんで扱っている
高品質な淡口醤油だから美味い、という面も
あるんだろうな、と思います。
普通の淡口でここまで美味くなるかというと・・・??

今度は輸入大豆の豆腐で試してみると、
逆に淡口醤油だと、ちょっと味がぼやけた感じ。
もちろん、塩分はあるので味はするのだけど、
つかみどころのない印象。

一方、味が濃い再仕込みを掛けると、
醤油の味が勝って、豆腐の味はほとんど
流されちゃうのだけど、豆腐自体が少しすまし粉の
苦味を感じる味だったので、こちらのほうが
「美味しく」は感じられましたね。

素材が弱いと、調味料に個性を。
素材の力が強いときには、調味料は控えめに。
ってことなんでしょうね。ふむふむ。

アタマではそうなんだろうなぁ、と想像はできても、
食に関しては、実際味わって体験するって、
大事だなーと思いました。

さてさて・・ここに、鰹節をどう合わせていくか。
ここで、再度ダシを取ったスープを。

テリーさんからハイボールのチェイサーに?
というご提案。ラフロイグやちょっと
スモーキーめな白州のハイボールとの相性がいいかも。
うんうん、ありかな。

で・・・鰹節の違いを実食。
醤油はちょうど中間の濃口にして頂きます。

本枯節、ものすごく上品な香りと味わいで・・
関西は荒本節とのことでしたが、京都の豆腐屋さんでは
本枯節が使われている・・そうで、
味が繊細な京料理を考えると、さもありなん、と。

さらに、魚臭さが残りやすい血合いを
取り除いた本枯節っていうのもあるんですってよ。

最初は濃口で頂きましたが、
淡口 × 本枯節 × 地豆腐・・コレ最強。

P1230919

冷奴も素材にこだわることができると、
ここまで美味しくなるんだ・・とチョット感動。
むむぅ・・奥が深い世界。

ここからは、質問タイム続き。

豆腐の質問で、消泡剤の入ってる豆腐の話題。
特に味には影響は出ない・・とのことなんですが、
ビックリしたのが、高橋さんがおっしゃった、
醤油にも消泡剤が使われてるよ!という話。

大手メーカーの醤油の場合、泡が立って
キレイに(正しい量を)入れられない・・ということを
防ぐために、消泡剤を入れることがあるらしいです。

スーパーで、醤油を片っ端から、振りまくりたくなる
衝動に駆られるご発言・・・(笑)

鰹節の質問では、削る厚みで味わいにどう影響するか・・
質問も細かくなってきましたね!

鰹節の厚みは、実際は細かく分かれているそうですが、
大別して薄削りと厚削りがあるそうで。

厚削りで0.4mm程度。こちらのほうが、
ダシをとったときにその味が濃くなるんだそう。
一方、薄削りのほうが香りが立ちやすいとか。

ダシをとるための鰹節は厚削り、
冷奴に掛けるようにそのまま使う場合は、
薄削りがいいのかもしれませんね。

あと面白かったのが、会場で削っていた
鰹節削りマシーンのお値段。15万円程度だそうです。
家庭用になると・・・ピンキリ。

田中さんのお勧めは、一生モノなので、
いいものを買ってくださいとのこと< 鰹節削り器

家庭で削る場合は、刃を髪の毛一本分くらい出し、
削るといい具合に削れるそう。刃の出すぎには注意!

高橋さんからは、街のお豆腐屋さんに出向けば、
美味しいお豆腐にはありつけるの?という質問が出て。

コレに対して、阿部さんのご回答は・・
豆腐屋の店主さんが太ってると美味しいらしい(笑)

味華の小林さん・・太ってないよね・・・
でも、社長さんはふくよかな方らしいです!

いやはや。毎度毎度、美味しい驚きがあって、
ためになりますね、利き醤油の会。
ぜひぜひ、長く続けてほしいものであります。
ご登壇された皆さま、ありがとうございました☆

で・・・いい加減に、職人醤油さんにも
お伺いしないとね・・ははは。

で!毎回太っ腹なお土産のご紹介ですが、
今回も太っ腹すぎるお土産が多数!

P1240317

豆腐ツナガリでは、「きらず揚げ」と「おから茶」。
きらず揚げとは、おからを揚げたもの。

そして、鰹節は本枯節。美味しい冷奴に
ぜひとも使っていきたい一品。

醤油は、今回のサンプルにもでた、
淡口醤油:龍野本造り。

P1240320

一般の淡口よりも若干、色が濃い気がしますね。
美味しい淡口。ぜひ、お高めのイイ豆腐を探してきて、
醤油×鰹節×豆腐の美味しい組み合わせを
家でも実現したいですね・・・

素材の味を活かす冷奴に合わせるハイボールは・・
白州しかないでしょう!
ぜひ、白州の森香るハイボールで頂きたい・・・

【おまけ】

終わった後・・ま、皆さん、ご登壇された方々と
お話されてたりするんですけど。

ふと気づくと、ちょっといいですか・・・って。
名刺交換を・・え?

なんか勘違いしてません??
わたし、関係者じゃないっすよ(笑)

会の途中でコメントを求められたりしたし、
なにせ、醤油のTシャツ着てるし・・
完全に関係者だと思われてしまったようです(爆笑)

イベントに出かけるときには・・・
サントリーさんのイベントなら、山崎や白州の
ピンバッヂを付けていったり、ニッカさんのイベントなら、
King of BlendersのTシャツを着ていったり、
はたまた、江戸城講座には「江戸城再建を目指す会」の
ピンバッヂをしていったり・・・

何か関係のあるものを身に着けて行くのですが、
関係者に間違われるとは、思いもよりませんでした!

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究極の利き醤油の会 第3弾 豆腐編。

さてさて。豆腐編・・に入る前に。

休憩時間に高橋さんが大事な大事な・・
アタックチャーーース・・じゃなくて、
大事なことを言ってられました。

白いごはんに鰹節を乗せて、お湯を掛けて、
淡口醤油、刻み海苔・・という、猫飯お茶漬けVer。
めっちゃ美味しいそう!

もたれたときに、胃をいたわりつつも、
美味しくいただけそうな一品。憶えとこ。

その他、twitter上で出た質問では、
荒本節と本枯節では賞味期限は違うの?だとか、
関西と関東で何で醤油も鰹節も違うの?とか・・・

まず、賞味期限は削り節になった段階で、
JASで1年と決められているのだとか。

荒本節は冷蔵庫保存が基本、
本枯節は新聞紙にくるんで置くだけでOK。
この差は水分量の差なんだとか。
それだけ、本枯節は絞りに絞ってるワケですね!

ただ、本枯節も一旦削ったら、
サランラップにくるんで、冷蔵庫保存がいいとか。

みんな大好き、関西と関東の違いは・・・
醤油については、京料理など見た目の重視が
必要というところで淡口醤油が生まれたんじゃ?という説。

また、素材の味を生かす・・という点も、
淡口が生まれやすい下地になっていたのかも。

鰹節は?というと、関西は魚ダシの中心は
煮干など魚臭いものが多く、それに合うような・・
ということで、荒本節を使ってるのかな?と。

ただ、個人的には関西って、昆布ダシを
かなりよく使い、魚系のダシとブレンドするので、
ある程度、魚っぽさがあるほうがいいのかな、と。
上品すぎると、昆布などに埋没するような・・

さぁさ、休憩中のお話はコレくらいにして・・
本題。最後は・・・これがなくっちゃ冷奴が始まらない!
という豆腐編。阿部商店代表・阿部栄さんから。

P1230793

豆腐の原材料のお話から。
美味しい豆腐、何が違うんだろ?

P1230898

まぁ、素人でも国産・輸入くらいは分かりますが、
同じ国産でも育成品種というのと在来種というものが。

育成品種は、奨励品種ともいい、
農水省が国産大豆として、コレを使ってください!
としているオススメ品種。一応、コレを使っておけば、
国産大豆って名乗れる品種で、国産のメイン。

一方、在来種というのは、各土地土地で、
昔から育てられてきた固有の大豆。
ここ何年かでブームがおきつつあるんだそう。

地ビールみたいに、その土地の風土を
感じられるんだろうな。収穫量は多くないだけに
ちょっとイイプレミア大豆ってわけだ。

輸入大豆はまぁ・・・わかりますね。
お安い大豆は、輸入大豆であることが多いでしょうな。
「食物用向けに工業的に栽培」という文言が生々しい。

そして、もうひとつ豆腐に欠かせないのがにがり。
つまりは、固めるための凝固剤ですわな。

P1230900

ただ固めるだけじゃなく、大豆の甘みを
際立たせる苦味のもとだったりもするんですよね。
スイカに塩の原理!?

で、その凝固剤。にがり=塩化マグネシウム
だけじゃなかったの?そう、凝固剤って
すべてが「にがり」じゃないんです。

国産大豆の場合は、もちろん豆腐づくり本来の原料である
にがりでつくられることがほとんど。
甘みやうまみを出す源でもあるんですね。

が、コスト優先の輸入大豆では、すまし粉と
呼ばれる代替品が使われていることも多くって。

すまし粉?化学的には硫酸カルシウム。
いわゆる石膏で固められてるんです!ひょええ。

事の発端は、戦時中に金属供出でマグネシウムが
回収されてしまい(銅像の多くが溶かされたりしたアレ)
困った豆腐屋さんが、硫酸カルシウムを
代替に使い始めたとか・・・・

ただ、喉越しがスッとして、
食べやすく夏の冷奴には、ありといえばありか。

パターンとしては、

1:国産大豆(育成品種)+にがり
2:輸入大豆+すまし粉

がスーパー等で見かけるほとんど。

で、豆腐屋さんにしかないような、
ちょっとコダワリの美味しい豆腐になると、

3:国産大豆(在来種)+にがり

ということになるんですね。

ここで、もう一方、とうふ工房・味華(あじのはな)の
小林大記さんから・・

P1230797

豆腐を買うときの基準は?という逆質問。
わたしは、国産大豆しか買わない派。
ちなみにテリーさんは、西友の38円か41円の豆腐(笑)

そして、皆さん買うのは・・やっぱりスーパーだよね。
豆腐屋さんで豆腐を買うことって、
もうあまりないもんね・・・

お豆腐やさんとしては、高い豆腐をどういった目線で
選んでもらってるのか、ということに
ご関心を持ってらっしゃるようでした。

まーねー・・ほんとにこだわるんなら、
値段では分からない違いを
自然と知識を求めるのだろうけど・・・

残念ながらそこまでではないので、
国産のものなら、まぁまぁ美味しいだろう
ということ選んでる感じ。

昔あったような、曳き売りの豆腐屋さんも
まだいらっしゃるんですってね。
そういう豆腐屋さんが売りにきたら、
買っちゃうかもなぁ。

で、そういやジョニーの豆腐って、
美味しいですよね!と高橋さん。
あの美味しさのヒミツは?

・・・製法なんでしょう、と。
オープンには一切してないんですよね。
ま、そりゃそうでしょう。秘伝。企業秘密。
話すどころか、見させてもくれないんだって!

テリーさんがどうしても聞いておきたい質問。
豆腐なら、冷奴や湯豆腐、麻婆豆腐のどれ?

そりゃぁ・・・冷奴でしょ。
てか、麻婆豆腐はいくらでも味誤魔化せるしね!
湯豆腐と比べたら・・好みだけど、冷奴かな。
# 陳さんトコの麻婆豆腐は別格☆

・・・実は、次のイベントどれでやろうかって、
そーゆー観点!ぷぷぷっ。

さて、次は製法の観点から豆腐を見ていきましょ。

P1230906

大きく分けて、生豆腐と煮沸豆腐。
生豆腐は・・説明不要ですよね。

豆乳を凝固させて冷やしたつくり、
包丁でスッ・・と切り分けられる豆腐。
これが、生豆腐。
てか、豆腐ってそーゆーもんでしょ!

と思ったら、大間違い。
パックに豆乳とにがりを詰めて固め、
パックごと煮沸殺菌した煮沸豆腐。

なるほど・・・そうきますか・・
こちらのほうが長持ちするんですね。
風味は若干劣るようですけど。

P1230908

風味の劣化は、加熱によるもの。
煮沸豆腐は少し落ちた状態で長く続くのだけど、
生豆腐は、2日あたりくらいから
風味が急減。すとーーーんと落ちちゃいますな。

これ、スーパーで買ってると、
間違いなく煮沸豆腐しか食べてないって、
ことなんじゃないのかな?

街の豆腐屋さんの豆腐は、もうその日のうちか
翌日くらいに食べるのが基本みたいだね。

で、見極めポイント。

まぁ・・・豆腐って大豆・凝固剤・水でしか、
変化が付かないわけで、国産大豆でにがり使用、
さらには、水の美味しいところでつくられる
豆腐が美味しいに決まってるわけです。

基本は、原材料表記。
ここで、国産か輸入か、あるいは
にがりかすまし粉かは、わかりますよね。

あとは、豆乳の濃さも美味しさに効いてくるみたい。
豆腐の味しねーよ、ってのは薄いんですな。
こればっかりは、表記されないので、
食べ比べるしかないようで・・・

製法の違いは、「消費期限」か「賞味期限」か、
って書き方が判断の一助になるって。

つくってすぐ食べないと、ホントに
痛んじゃう豆腐は、過ぎたらもう食べられない
「消費」期限・・・の生豆腐。

一方、日持ち可能で、ここまでに食べないと、
風味が落ちるよ(でも食べられるよ)、
という「賞味」期限は、煮沸して雑菌を
殺してる煮沸豆腐。ほうぅ・・

で・・比べて分かる、のどこし、甘み、
香りの大きな差。食べ比べしようじゃありませんか。
まずは豆腐のみ・・・

P1230913

ちなみに手前、奥、右手の順番で、

A : 国産育成品種+にがり
B:輸入大豆+すまし粉
C:地豆腐・尾瀬っ子(国産在来種+にがり)

まずね・・・Cが美味すぎる。反則。
ホントにジワッとくる豆の甘み。
豆腐ってこんなに美味しかったのか・・・と
思わず、醤油ナシでもいいんじゃと思うほど。

Aの豆腐が・・まぁいつも食べてる豆腐。
そう、国産派ですから、ワタクシ。

でね・・・Bの豆腐なんだけど。
輸入大豆の甘みが感じられない・・・以上に、
すまし粉にびっくり。かなり苦味が立ってるんです。

もう・・え?なにこの豆腐?は?
みたいな。凝固剤の違いが思いのほか、
豆腐の美味しさの違いに、出るものなんだな・・
ということと、やっぱり国産大豆+にがり、
の豆腐が一番だよなぁ・・と感じ入った一瞬でした。

さ、ここからは醤油×鰹節×豆腐の
組み合わせ実食にいよいよ進みます・・・

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究極の利き醤油の会 第3弾 鰹節編。

続いては、鰹節のお話を田中さんからして頂きます。
田中祐司さん。

P1230788

昨年で一般商社のサラリーマンをされていたそうですが、
家業の鰹節問屋に入社。海産物の卸売業をされているそうです。

さっそく、鰹節ができるまでを
解説していただきます。

1)鰹節の製造工程

なかなか、鰹節のできるまでって知ってるようで、
知らないもんですよね・・・

まず、製造工程で、関東と関西とで違うということ。

P1230845

関西で主流の「荒本節」に対し、関東では
「本枯節」というより手間がかかる鰹節が主流。

荒本節は、鰹を捌いて骨を抜いた後、
燻しながら乾燥させる焙乾と呼ばれる行程で
完成するのに対し、本枯節はそこから更に、
整形・カビ付け・日乾という工程を経ていきます。

焙乾までが2~3週間なのに対し、
日乾まで終わるのに、約半年掛けている・・そう。

最後のカビ付け→日乾は、何度も繰り返されて、
ようやく完成するとのことで、焙乾から後の作業が
どれだけ手間がかかってるか?がよくわかりますよね。

こうして約半年掛かって、鰹節になる頃には、
水分が抜け、脂分が抜け・・元の約16%になってます。
荒本節の段階で20%にはなっているのですけど、
そこから更にギュギュッと絞り上げます。

P1230848

では、各工程を・・生切り。
頭をカットするのは機械で行いますが、それ以降、
内臓を取って三枚におろし、背と腹に分ける
ところはすべて職人さんの手によるもの。

ここで、ヘタクソだとできあがった鰹節も
ヘンなカタチになっちゃうので、何気に大事なトコ。

そして、煮熟。さばいた鰹を籠に入れて重ね、
80℃くらいに煮立てたところに投入、徐々に温度を上げ、
最終的には、97~98℃で約1時間煮込みます。

魚に含まれる細菌・酵素をここで
失活させておくためにも、大事な工程。
ただこれ、いきなり100℃近辺で煮てしまうと、
身が割れてしまうなど、痛みの原因となるのだとか。

この後乾燥するのだけど、その前に骨抜き。
小きな骨は煮熟時に取れるのですが、
大きな骨はなかなか取れず・・

でもそのままにしておくと、乾燥させて
身が収縮する際に骨は収縮しないので、
ここでも身を壊したり、節が曲がったりする原因に。

ということで、こんな風にピンセットでひとつずつ、
丁寧に取っていきます。うわぁ・・細かい作業!

P1230856

そして骨を抜き取った後には、さばいたときに
余って出る身をすり身にして練りこみ、
形を整えるのだとか・・細かい作業が続きますなぁ。

ようやく、乾燥作業・・焙乾に進みます。

P1230860

三段あるいは四段の燻し塔に入れて、
1回4~5時間を15回も繰り返し燻していきます。

まずは、一段目から順に何度か燻した後に、
上へ上へとシフトさせていき、最終的には15回。
もちろん、上に行くほど温度が緩やかになっていくそう。

ここまでで荒本節としては完成。
ですが、まだまだ本枯節になるには、長き道のり・・

まずは表面を削って整形してカビをつけやすくした後、
温度・湿度が管理されたカビ付け庫へGo!

P1230865

この中では、鰹節にとって有用な菌が、
空中を浮遊しているそうで、2週間くらい寝かせて、
カビをつけ、繁殖させていきます。

2週間したら、天日干しにして乾燥。
そしてまた、カビ付け庫に。これを最低でも4セット。
そりゃ、何ヶ月も掛かるわなぁ・・

こうすることで、更に脂分や水分を絞っていき、
旨味成分を凝縮していきます。

重量にしてわずか数%ですが、この違いで、
鰹節としての香りや味わいの上品さが生まれるんです。
なるほどねぇ・・

で、最後に鰹節が冷奴にベストマッチするワケ。

P1230873

まずは・・旨味。

脂が乗って美味しい・・・という鰹は、
鰹節には適しません。それは、鰹節にしたときに、
脂の味が勝ってしまって、旨味が負けてしまうそう。

それだけ鰹の持つ「旨味」を極限まで凝縮させ、
イノシン酸・アミノ酸を豊富に含む鰹節は、
美味しさを引き出す調味料という、
裏方役に徹し、豆腐の美味しさを引き出します。

もう1点、香り。
醤油は300種類・・・ということですが、
鰹節も負けていません。こちらは約90種類!

種類こそ少ないですが、鰹節にもこんなに
香味成分が豊富だなんて、思いませんでした・・

香りは主に焙乾する際につく香ばしさや
スモーク感が中心なようですが、
さらにカビ付けの段階で、香味成分のうち、
刺激が強い香りを抑えられるそうですね。

だから、本枯節のほうがより洗練された上品な
香りになるようです。ほぅほぅ。

また、地球20周分も生涯で泳ぐといわれる
鰹は豊富な蛋白源でもあり、栄養も抜群。

ということで、淡白な素材な冷奴の
パートナーとしては、ぴったりなわけです。

オーソドックスな組み合わせには、
ちゃんとした理由があるんですねぇ。

ここで、お客さんから質問!
たこ焼きには荒本節、本枯節どっちがいーの??

田中さんのお答えは、荒本節。
・・・というのも、ソースやマヨネーズのような
味の濃い調味料が使われるため、鰹節も
魚臭さが残る荒本節もいいんじゃないかと。

ただ、ウチはソースやマヨネーズコテコテの
たこ焼きよりは、生地にだしを混ぜてつくる
「はんなりたこ焼き」派なので、本枯節のほうがいいかな。

さて・・・ここで、一旦休憩。
実食タイムに向け、鰹節削りマシンが稼動しました☆
あたりに、鰹節のいいかほりが~(*´Д`)

P1230880

動画も!

実際に削っている節も見せていただきました。
表面はカビ付けしているので、ゴボウみたいですが(笑)

P1230920

[写真間違ってたので、訂正しました]

なんだか、宝石(はいいすぎか)のような、
キレイな色をしていましたよ!

P1230884

で、頂いたのがこちら。
A:本枯節、B:油多節、C:荒本節。
ちなみにいちばん左は、本枯れ節に湯を足したもの。

P1230904

Bの油多節は、本枯節の工程は経ているものの、
油が多めの節でできたもの。

鰹自体は好きな魚なので、どれも美味しいと思うのですが、
確かに、本枯れ節は上品で華やかな香りがする一方、
荒本節は魚からできてるな!という感じ。

モノによって使い分けるのがよくて、
どっちが絶対イイというモンでもないかな・・
という感じがしました。

ちなみに湯を入れてだし取っただけのスープ。
少し醤油を垂らすと、これだけで実に
美味しくいただけました。鰹節、すげぇ。

うむむ・・・と舌鼓を打ちながら、
最後の豆腐編に突入!

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究極の利き醤油の会 第3弾 オープニング~醤油編。

さて、いい加減1ヶ月も経とうとするわけで、
そろそろ書かなくっちゃね・・ということで、
6/11にありました「究極の利き醤油の会 第3弾」のレポ。

第1弾第2弾と参加して・・毎回参加の皆勤賞。
初回から毎回満員御礼の人気イベント。

ということが分かっているので、開場12時に対して、
11時半現地到着で、よい席を確実ゲット!

今回も司会はカルカルプロデューサの
テリー植田さん(@terryueda)、
職人醤油の高橋万太郎さん。

P1230781

更に、究極の冷奴を!ということで、
鰹節からは、鰹節問屋の田中商店次期代表・田中祐司さん、
豆腐からは、とうふプロジェクトジャパン・
阿部商店代表・阿部栄さん、
とうふ工房・味華(あじのはな)の小林大記さんが参戦!

まずはドリンク1杯・・ということで、
ハイボール!Super DRY!って書いてるけど(笑)

P1230772

こちらのハイボールは、ニッカなんですよねぇ。
なかなか珍しいですよねぇ。

P1230773

開始前に醤油のサンプルが配られます・・

P1230769

色を眺め、香りを感じ、粘度を見る・・・
あ、もうナカミ分かっちゃったかも・・

って、tweetすると司会のテリー植田さんや高橋さんから
早っ、とかさすが!とかRTが返ってきたりして、
twitterすごいなぁ・・なんて思ったりしながら。

さすがに銘柄は分かりませんでしたが、
色の薄いAは、淡口醤油。少し粘度があり
香りと色が濃いCは再仕込。もっとドロッとしたら、
溜醤油になるんだけど・・で、Bは普通の濃口。

で、実はこの日には、2回目の醤油の会で、
弓削多醤油の中戸川さんから買った
弓削多醤油Tシャツを着ていったんですよ。

p1140227

そうしたら、高橋さんにお声掛けいただいて・・
す、すみません、こちらからお声掛けすべきところ・・・

やはり、弓削多醤油Tシャツが目に留まったらしく、
あっ・・とのこと(笑)

醤油の専門家・高橋さんにはぜひ味わって頂きたい、
ということで、昨年に上海で買ってきた、
国家級非物質文化遺産の銭万隆醤油・官醤園を献上。

その流れで、テリー植田さんやスタッフの
河原あずさん(@as_kwhr)とも
お話できたりして、すっかりカルカル常連のフリ。

・・・・これがね、後々の伏線になるわけです(笑)

で、高橋さんによる醤油編から。
左手がテリー植田さん、右手が高橋万太郎さん。

P1230782

まず、A・B・Cの醤油の答え合わせ。

A:龍野本造りうすくちしょうゆ:末廣醤油(兵庫県龍野市)
B:百寿:石孫本店(秋田県湯沢市)
C:鶴醤:ヤマロク醤油(香川県小豆郡)

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なるほど・・・さぁ、これらがそれぞれ、
どういうものなのか?三度も醤油の会に出ていれば、
おおよそ分かったようなものですが、
おさらいということで、復習してみましょうか。

最初に、とある方のフィリピンの醤油話。
カレー屋に入るつもりがフィリピン料理屋に
入ってしまったその方。

なんと、フィリピンの醤油がある・・ということで、
買ってみたはいいものの・・・塩気と苦味や酸味・・
でごちゃごちゃになってて・・・
やっぱり日本の醤油はすごいな、という話。

そんな日本の醤油には、5つの味わいが
バランスよく含まれているから、なんですね!

P1230804

既出ではありますが、16%もある液体ながら、
角が尖った塩気を感じさせない甘味や旨味、
そして、コクというカタチで現れる適度な苦味・・・

香り成分も300種類以上にも上るといわれ、
実に、多くの香り成分が絡み合い、
繊細で複雑な香りをつくってるんですね・・・

そして、醤油の分類。
種類、製法、原料・・様々な角度から
分類することができます。

P1230807

1)種類

これが、淡口とか濃口・・というもの。
大きく分けて、淡口醤油、濃口醤油、再仕込み醤油、
溜醤油、白醤油の5種。

特に関東圏は、濃口がほとんどで使い分けしない一方、
関西以西では、淡口も使われます。

わたしは大阪人なので、薄口醤油にも馴染みあり。
ただ、料理に使う醤油ということで、
食卓にはあまり出てこなかった印象があって。

あと、刺身には溜醤油、その他は濃口、
と使い分けていた記憶がありますね。

さて、そのつくり方。

醤油の基本は、濃口ですが、
その濃口醤油は、こんな感じでつくられていきます。

P1230808

蒸した大豆と炒った小麦を混ぜて種麹を加えて
菌を繁殖させ、さらに塩水を加えて諸味とし、
発酵・熟成させていきます。

短くて半年、長いと3年くらい掛けて熟成させますが、
その間はずっと、かき混ぜてかき混ぜてかき混ぜて・・・・
白カビが生えないように、かき混ぜるのはけっこうな重労働。

諸味を搾ってできた液体が生揚。
生揚げは生醤油と一般に言われていて、
醤油とはちょっと違う甘みが強い液体で、
菌が生きているんですよね。

ここで火入れをしてようやく
醤油として完成なのです。

淡口は、色が薄く塩分濃度が高い醤油。
淡口といっても、塩気はいちばん強いので、
けっして味が淡口・・ではなく、あくまで色のこと。

ではなんで色が薄いか?ということですが、
塩分濃度が高い分、微生物にとっても苛酷な環境で、
濃口醤油のときほど発酵が進みにくく、
ゆっくりになることで、色が薄くなるのだそう。

再仕込み醤油は、諸味をつくる際の塩水の代わりに
濃口醤油を使ったもの。その分、濃厚で
味わい深い醤油に仕上がります。

P1230832

でも、材料も手間も2倍・・という、
贅沢な醤油なんですよ☆

パンチが強い食材にもびくともせず、
ソースの代わりに使っていただければ!というのが
高橋さんのオススメです。

ステーキのソースの素にするとか、
いいと思うんだよなぁ。

2)製法

本醸造、混合、混合醸造の3種。

P1230810

先ほどのつくり方で出てきた大豆・小麦・塩以外に
アミノ酸液を加えるものが中にはあったりします。

特に九州や日本海側の東北地方でつくられる
甘い醤油はこのタイプ。

更にアミノ酸を「諸味」に加えて、熟成させた後に
絞るタイプを「混合醸造」、諸味を絞った後の生揚げに
添加するタイプを「混合」というようですね。

ま、関東では何も添加しない「本醸造」が
主流ではあるのであまり見ないと思いますが、
昆布醤油などの醤油はこのタイプでしょうねぇ。

3)原材料と温度調節

そのほかにも、原材料として大豆油を絞った
後の脱脂加工大豆を使っている場合と、
大豆そのままを使っている丸大豆という
大豆の種類による分類もありますし・・・

P1230813

ご存知、丸大豆。このまま豆腐にでも
できそうな大豆。油を絞ってないため、
醤油の製造過程で油が浮いてくるのですが、
それらは都度、除去されていきます。

P1230818

脱脂加工大豆。絞った後なので
コーンフレークみたいになってますよね。

P1230819

油を絞る過程で、大豆の風味とかも
少し薄れてくるんでしょうねぇ。

実は、日本で年間使われる大豆400万tのうち、
300万tは油を絞るのに使われているんですね・・・
ま、この搾りかすの有効利用でもあるのですね。

温度管理をしながら醸造している温醸型と、
温度管理をしない天然醸造型という分類もあったり。

一般に、キッコーマンやヤマサのような、
大企業の醤油は脱脂加工+温醸型・・ということで
大多数の醤油がこちら側。どちらかというと、
さらっとしてクセがないタイプ。

丸大豆+天然醸造のほうは、より大豆の風味が豊か。
豆腐も前者に合うもの、後者に合うもの、
それぞれあるようですね・・・

テリー植田さんから、卵掛けごはんの醤油に
合う醤油は?という質問。

専用醤油は、混合タイプだったり、
再仕込だったり、濃い口だったりしますが、
甘いタイプの混合がひとつ頭抜けて多いそう。
中には、鰹ダシも含んだ醤油もあるとか。

個人的には、ヨード卵光のような濃厚な卵に
再仕込み・・という濃ゆいTKGが好きですね!

関東と関西でも、卵掛けごはんで好まれる
味わいが違っているってのも、興味深いですよね!

そして、最後に本日のテーマ、冷奴に合う醤油とは?
というお題で、高橋さんからアドバイス。

豆腐の味、大豆としての味がしっかりしている豆腐、
つまりは、ちょっと高級な豆腐には、
素材の美味さを生かすために、淡口醤油がいいとのこと!

わたしもやったことありますが、淡口って塩辛いんですね。
ですが、豆のチカラが強いイイ豆腐に掛けると、
淡口の塩辛さが抑えられ、甘味すら出てくる
・・とか!

逆に、安物の豆腐には醤油としての味わいや濃厚さが
豊富な再仕込み醤油で頂くと、豆腐の味をカバーして、
美味しくいただけるのだとか。

醤油の味で素材を覆っちゃおう・・ということは、
ある意味ソース的な使い方ができる再仕込み醤油が
得意とする使い方ですね。ふむふむ。

・・・さて、この後は、豆腐編・鰹節編・・
と続いてまいりますよ。

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鳳凰と獅子、そしてINFOBAR。

東京ミッドタウンで、INFOBAR A01の体験イベント
があるということで、いそいそと出かけて参りました。

これまでも何度か、スマホはどうかな?
とは思ってきたのだけど、どうもね・・決め手に欠ける
というか、最後の一押しがなくって。

昨年来、こんな比較なんかしてうだうだ
悩んでたわけですが。

このとき書いてる「iidaのスマートフォン」こそ、
INFOBAR A01なんですよね。

実はワタシ、初代INFOBARのユーザでありました。
というか、それまでdocomoだったのですが、
INFOBARを使いたいがために、わざわざauにしたんですよ。
それまでの使用期間を捨ててまで。

そのときは、単純にストレート型端末じゃないとヤダ、
(折りたたみはほとんど使ってない)
というのが主な理由だったのですが・・・

au design projectからiidaになっても、
なんだかものすごく気が合うというか、
デザインを通じて感じる世界観が合う気がして。

で、今G9を使ってるわけですが、
ちょっとINFOBAR 2はG9から乗り換えるほどの
魅力を感じなかったこともあって、今に至るわけです。

せっかく、ミッドタウンに行くので、
サントリー美術館にも寄ってって。

ただいま、開館50周年企画第2弾、
不滅のシンボル・鳳凰と獅子が開催中。

平等院鳳凰堂と鹿苑寺金閣の鳳凰像が展示されてて「、
特に金閣のほうは、放火事件の難を逃れて、
足利義満創建当初の遺物として、唯一残ったもの。
・・・さすが鳳凰というところか。

ま、鳳凰とは立派な君主(聖天子)の出現に
先立って現れるとされる想像上の瑞鳥であり、
西洋のフェニックス(不死鳥)やガルーダなんかとは、
ホントは別物なんですがね。

平等院のほうはレプリカでしたが、こっちのほうが
シュッとしたスリムでカッコいい鳳凰。

金閣はちょっとデフォルメされてて、
おめめもよーく見るとかわいらしかったりするんだな!
なんて、発見があったりして。

伊藤若冲の鳳凰図を見ると、赤い鳥じゃないんだ!
って思ったりもしたり・・

獅子はどうしても、狩野永徳の勇ましい獅子が
思い出されるけど、江戸時代に入ったとたんに、
すっかりの勇猛さが鳴りを潜め、仏に仕える聖獣として、
印象がずいぶんと変わってくるんだ・・と。
能の影響で、コミカルな獅子がいたのはちょっと笑った。

で・・今回は図録もウイスキーも頂かず、
そのままINFOBARの体験会場。
やっぱり、ホットモックを触らないとね!

意外と空いてたけど・・・

P1240304


P1240290

まず持って、軽いなという感じ。
スマホって画面が大きくなったこともあって、
従来のケータイよりも、少し重いイメージだったけど。

それもそのはず、G9が128gに対して、
INFOBAR A01が113g・・そりゃ軽いわ。

軽いのは正義なんだけど、もう少し重くても
いいような気はするな。こういうページができるほど、
バッテリの少なさが指摘されてるわけで・・・

WiFiやBluetoothのOFFなど、
省エネ設定フル活用は当たり前になりそう。

が、GPSはかなりよく使うので、
いざというときに(旅先とか)使いもんに
ならんと困るわけだが・・

だが、UIはさすが。秀逸ですね。
使っていて、素直に心地よさを感じました。
なぜだか縦方向にスクロールするほうが、
いいように思いますね。

メニュー画面にアプリや機能のアイコンを
パズルっぽく自由自在に並べられるだけでなく、
フォトをちょくちょく混ぜて置けるのが、
何気にいい感じ。センスあるなぁ。

木目にするとまた、ちょっと印象が変わったり。

P1240301


入力も縦方向の場合は、従来のケータイに近い
入力方法だし、横方向にするとQWERTY配列になるし!

ちょっとボタンの大きさが小さいな、という気は
したものの、違和感なく従来のケータイから、
移行できそうな雰囲気はあります。

ただ、スマホは画面だけという端末なので、
プロダクトとしての主張性はやっぱり、
ちょっと控えめかなという感じ。
INFOBAR A01だけじゃなく、どれもってことで。

P1240296

ま、その分UIの魅力が際立ちますな。

カバーはちょっと個人的には
いただけない気が・・・

P1240311

WIN HIGH SPEED対応やGLOBAL PASSPORTも
GSMとCDMA両対応だし、G9から機能が
落ちるところは、なさそう。

ま、これまでいくつかAndroid機を見てきましたが、
ちょっとワクワク感があり、これにしようかな・・・
と思い始めています。

が!

まだ、モバイルSuicaが未対応!
7/23まで待たなくちゃいけません。

どうしてもここは外せないので、
ちょっと待って、入手とともにモバイルSuicaを
使うようにしたいですね。

さ・・・いい加減、醤油の会の記事を
書かないと・・ということで、記事起こしがんばろ・・

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祝・復活 陳建一麻婆豆腐店!

リニューアルしてはじめて、
グランデュオ立川の7Fに足を運んでみました。

すっかり様変わりはしていたけど、
陳建一麻婆豆腐店はそのまま据え置き!ということで、
こちらのほうへ。
# あの関羽さまはどこに行ったのだろう・・・

かなり並んでいたのだけど、麻婆豆腐+ごはんしかない
という思い切ったメニューなので、回転率は高し。
10分そこそこで、入店できました。

やっぱり、ここの麻婆豆腐は美味い☆
花山椒をたっぷり掛けて!

P1240283

やっぱりね、暑いときには熱い&辛いモノで
ドバーと汗をかかなくっちゃね。
この麻婆豆腐、歩いて行ける所で頂けるのは
ありがたいことですわ。ビバ立川!

ちなみに、この日は岩盤浴+サウナでのロウリュでも
汗をかきかき。すっきりさっぱり。

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