天下普請の江戸城 in 新宿歴史博物館 ~番外編~
最後には、スライドを使ったお話で
気になったコトを少し・・・
・三の丸巽櫓、三の丸桔梗門、本丸富士見櫓、
木が茂りすぎて同時に撮影することは、
今はできないらしい。
・天守台の井戸。金明水と呼ばれ、美味しい水を
今でも湛えているらしい。昭和34年まで皇族方に
用いられていたらしい。
・富士見櫓は、八方正面の櫓といわれ、
通常内側には窓はないのだけれど、この櫓には備わっている。
こういう点も天守代用として見なされた点かな?
・本丸石垣の角度は約70度。
・一部石垣(例えば蓮池堀あたり)の角石が白いところがある。
これは、安政の大地震で崩落した石垣を修理するため、
小豆島から細川・前田・池田の三家が補修材として
わざわざ運んできたものらしい。
なんで伊豆から持ってこないのだろう??
・伊豆の石切り場。楔を線状に打ちつけて、
その線に沿って石を割って持ち出すのだそう。
楔穴の大きさで年代の古さがわかるとか。
・石にも縦目と横目・・というように、
木目のような筋目があるらしく、横目に沿って
楔を打てば割れるが、縦目だと割れない。
割れなかった石を「残念石」というらしい。
・大名を示す刻印は、石切丁場ですでに付ける
ものらしい。
・石材を海上輸送する際、海に石材を浸し、
2艘の両側から吊って移動したそうな。
石材を海に浸すことでその浮力を使うためだそう。
この後、せっかくなんで新宿歴史博物館で
新宿の歴史を少し見て回ります・・
| 固定リンク
「日本史」カテゴリの記事
- 「北条氏康の家臣団」読了…武田との比較(2019.03.03)
- 去年の今頃はシリーズ(7) 山梨文化学園第84期『武田氏と真田氏』(2017.02.05)
- VR作品「江戸城の天守」(2017.01.14)
- 武田ヲタクの極私的真田丸総評。(2016.12.30)
- 「東国武将たちの戦国史」を読む。(2015.12.19)
「イベントレポート」カテゴリの記事
- 去年の今頃はシリーズ(8-2) 講演:恵林寺講座 平山優先生に聞く武田信玄公 品第一(2017.03.16)
- 去年の今頃はシリーズ(8-1) 講演:恵林寺講座 平山優先生に聞く武田信玄公 品第一(2017.03.16)
- 講演:第86期「歴史文化教室」 武田勝頼の滅亡と景徳院 … 景徳院 武田勝頼・信勝・北条夫人供養塔の研究成果(2017.03.11)
- 「作曲家 植松伸夫の創作の軌跡」(2017.03.06)
- 講演:日本の木造建築技術の至高・江戸城天守復元(2017.03.06)
コメント