竹鶴21年を愉しむ会。
さかのぼること約10日。
今年も快挙を成し遂げた竹鶴21年を愉しむ会、
「ワールド・ウイスキー・アワード2011
受賞記念『竹鶴』を飲もう」に参加すべく、
南青山・NIKKA BLENDER'S BARへ。

竹鶴21年は毎年賞を取るので、
頂くことも多いのですが、改めてその喜びを
分かち合えるのがうれしいですね。
この日は、まず一杯目はビールはいかが?
と勧められたので、珍しくおビール。

講師はもちろん、NIKKA BLENDER'S BARの
イベントではおなじみの久光チーフブレンダー。

最初に、猛暑になりましたが皆さんお元気そうで・・・
という出だし。久光さんは参加される方々のお話から、
入られることが多くて、人柄が出てるなぁ・・と思うのです。
で、その流れからニッカウヰスキーのサマータイムの話。
ブレンダー室のある柏工場でも、1時間早く
始業時間が早まっているそうで、出勤日も月曜お休みで、
土曜は出勤なのだそうですね。
さて、竹鶴21年。

3月3日にロンドンで、WWAの発表があったわけですが、
このときは、竹鶴21年は選ばれなかったんです。
後に、最高賞に選ばれたスコッチが、
部門違い(ブレンテッドモルト部門なのに、
ブレンテッドウイスキーがエントリー)、
ということがわかり、再度ブラインドティスティングを
した結果、やはり竹鶴21年が勝利。
今年は竹鶴ダメだったか・・とわれわれも、
ちょっとどんよりしたものですが、
受賞発表に臨んだ久光さんも、絶句されたそうです。
日本でも3年連続4回目の受賞!と、
プレスリリースを打つ準備をされていたみたいで・・・
がっくり・・・
逃したことが分かった後は、そのパーティでは
何もしゃべることができず、何も食べられず・・・
そうですよね・・そりゃショック。
で、その後に東日本大震災。
まぁ、震災で沈んだところに逆・ぬか喜び、
という感じになったわけですね(笑)
授賞会場で選ばれていれば
もっとよかったのでしょうけど・・・
受賞の輝かしい歴史。

よくおっしゃることですが、「受賞が目的ではない」と。
ただ、受賞することで注目されて、
より多くの方に飲んでいただくために、
ニッカの品質のすばらしさを知っていただく一助になれば、
という想いでいらっしゃるようです。
審査員のティスティングコメント。

こちらのコメントにもありますが、
21年という長熟の割には、華やかさだったり、
どこか果実感がしっかりあるのが竹鶴21年。
まぁ、すばらしいの一言ですよね。
では・・・改めてティスティングをしながら、
お話が続きます。

少しウイスキーを離れ、創業者竹鶴政孝について。
こちらは広島・竹原の竹鶴酒造。政孝の生家ですね。

立派な破風飾りもあって、建物好きには
ぞくぞくする外観(笑)

竹原市の概要。安芸の小京都と呼ばれる
歴史ある街並みが息づくステキなところですね~
もちろん、竹鶴酒造の建物も保全の対象!
アニメには疎いのですが、「たまゆら」という
アニメの舞台になっているそうで、
街にはポスターがあちこちに貼ってあるそう。

これが、竹鶴酒造でつくられている「竹鶴」。
酒造りの原点生酛(もと)造りでつくられ、
なかなか力強い日本酒なのだそうで、
さしずめ、ウイスキーだと余市のような・・・

東京ですと、池袋の東武百貨店には
あるそうですよ!
その竹鶴酒造で久光さんが出会った版画。
奥山儀八郎氏の版画で、
本邦に於ける本格的ウヰスキーの開宗たる
竹鶴政孝先生の像
とあります。

実は、ニッカブランデーの昔のボトル(1940年)の
デザインを使って、真ん中を政孝像として刷った
版画らしいのです。

左手には、政孝が呼んだという歌が。
麦溜の開祖を名乗る鶴山人
版画となりて首ぞちぢまる
なんだか、遠い歴史上の人物のような
筆遣いの文字がすごいですね・・・
鶴山人とは、政孝の号。
うわっ、首短っという驚きの歌でしょうか(笑)
あるいは、もっと首あるぞということでしょうか?

麦は大麦、溜は蒸留、麦溜とは
即ちウイスキーの意。
政孝の造語だとか・・・ちょっとしたときに、
「麦溜」使わせていただきます。

そのほかにも余市蒸留所の創業当時の
姿を今にとどめる貴重な版画集。

今と大きく違うのが屋根の色。
当時は緑色だったんですね・・今は臙脂色なんですよ。

大きくは建物の位置は、変わりませんね。
蒸留棟。今では端から端まで、ポットスチルが
並んでますよね。

一号貯蔵庫を望む風景。当時は沼が
蒸留所敷地内にあって、水辺の風景が楽しめたようです。

その他、リタ夫人が現在の竹鶴酒造社長のお姉さまで、
政孝の姪に当たるに出された直筆の手紙もご披露。
すばらしい滑らかな筆記体の英文。
今ではネイティブの方もあまり筆記体は、
書かない人も多いといいますが・・・
個人的な内容ということで、
写真のアップは控えさせていただきます。
最後に、ひげのおじさん(King of Blenders)の
ピンバッヂを頂きました。
スコットランド伝統のキルトを身に付け、
どこか涼しげだったりしますね!

今回もまた、楽しいセミナーをありがとうございました!
あ、あと・・・来年は竹鶴35年を出してほしいなぁ・・・
と揉み手をしておいたのですが・・
出していただけるかな・・どきどき。
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