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ハンドルと実名は、両立する。

すっかりのこの震災で、どこかにすっ飛んでましたが、
Facebookについて、書きたいのをすっかり忘れてた、
というのを、この記事を読んで思い出しました。

結局、まだ本自体は読んではないのですけど、
AMNの徳力社長の記事を読んで、

 透明性の高い実名インターネットが
 世界を変えると、本気で信じている

っていう、無邪気すぎるザッカーバーグの思想って
ものすごく危険なんじゃないの?って感じたわけで。

変えた後の世界は何なのか。

・・・わたし個人的な考え方として、
なんでハンドルで続けてきたか、
実名にしないのかを考えるなかで、
とあることをきっかけに、こう思い至ったんですよね。
実に、最近のことなんですが。

実名かそうでないか、というのは
表と裏、公と私、ONとOFF。

オフィシャルな立場として、わたしの場合は
一会社員としての立場として、行動したり、
発言するのはもちろん、「公」。

一方で、blogとしての活動は「私」の世界。
Twitterもそう。10年以上にわたって、
”nikko81”という「私」として、活動してきた。

当たり前のことだけど、「私」だから
発言にいい加減かというと決してそんなことはない。

むしろ、「私」のほうが気兼ねなく、
本来のわたし自身の考え方の軸、好み、信条・・・
わたしが何者であるかというものが
色濃くにじみ出せている、と思うんです。

だけど、この区分けだって強制するものじゃない、
と思うわけですよ。「公」「私」が連続している
方もいるだろうし、ある種のリスクを踏まえた上での
選択であれば、そうあったっていい。

・・・匿名であるという選択肢を奪う、
多様性に乏しい世界を率先してつくろうとしてる、
たぶん、わたしがFacebookを許せないのも、
その点にあるんだと。

この先、使うことがくるかどうかは別にして、
「公」としてのわたしが、ソーシャルメディアをつかって
ツナガリを求めようとすることがあるなら、
Facebookは非常に有用なツールになると思います。

しかし、そういう使い分けを認めるのではなく、

 2種類のアイデンティティーを持つことは、
 不誠実さの見本だ

という一方を切り捨てる不寛容な思想には、
やはり、「No」を突きつけるしかない。

自律性と好奇心に加えて、多様性と
寛容さを大事にしたい、という信条を持つ以上、
不寛容に対してのみ、敢然と不寛容を
貫かねばならないわけです。

・・・などなどと思っていたことが、
実に解りやすく、ここにスッと頭に入るカタチで書かれてある。

つまり、

> 匿名・通名主義は、自身のアイデンティティを
> どう扱えるかという“自由”の問題である

ということだったんです。
そう、「選べる」というきわめて重要な権利。
そして、われわれが勝ち取った権利であるということ。

何よりも重要なこと、Facebookがネット世界での
重要な位置を占めたときに、他の選択肢がなく、
同調すべしという圧力がかかった時・・・

実名にしたい人がやったらええやん・・
と言えなくなると、庶民を虐げる圧政の如き、
暴力性が表に出てくる。
これこそ、Facebookを第一に危険視する理由。

だから、Facebookがあって当然なUSですら、
ちゃんと匿名性を確保しようとする動きがあると知ったとき、
至極当然、きわめて健全だ、よかったと思うわけです。

さらに、なぜわれわれが匿名・・・というか、
通名を当たり前のように使っているか、
という日本の文化に根ざした視点。

そして、マイノリティを意識せずに排除している、
という視点。他の国ではどうか判らないが、
間違いなく、日本では重要なところ。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

将来、Facebookを使うようになることは、
あるかもしれない。だけど、それは「公」としての
わたしが利用するだけでしょう。

1年前、Twitterを利用するのを控えていた、
というのとはワケが違います。

Twitterの場合は、自分の書きたい衝動が
ダイレクトに表出しすぎて、
自分を締め付けるんじゃないか、
そうならないためには、どういう使い方を
すればいいか・・・を模索していました。

でも、Facebookは根本思想がどうも受け入れがたい。
この1年、どういう動きをとるのか、
注意深く見守っていきたいと思います。

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