Whisky LIVE! Tokyo 2011 試飲会場編。
さて、翌日からはいよいよ本格的な試飲。
もちろん、セミナーもあるんですが、
欲張るとぐでんぐでんになることは、実証済(爆)
ですから、1日にセミナーはひとコマのみ。
土曜日は、ニッカ。
日曜は、デイヴ氏による「ウイスキーの四季」。
今か今かと、開場を待ちます。
驚いたのが、入場証。
一度付けたら外れないので、外さないでって。
え、お風呂にもしたままってことっすか?
あと、今回はグラスは付いてこないんだよねー・・・
有料で1個800円。高くない?
なぜか、2個だったら、1,000円という、
よくわからん価格設定・・・
一応、家からティスティンググラスを
持ってはいったのですが、複数欲しくなって、
結局、こちらのグラスを現地調達しました^^;
やっぱり、プラカップでウイスキーを
いただくのはもったいなすぎますねぇ・・・
今回のWhisky LIVE!記念ボトルたち。
どれか、買えばよかったかな。
こちらの様子は、追々(…って言ってるといつになるかわからん)
レポートしていくとして、試飲会場編をまず。
パンクバイパーの小貫さんに先導されて
関係者の皆さんがご登壇され、デイヴ氏の宣言で開幕。
お名前は存じ上げませんが、司会も
毎年この方だなぁ、という気が。
動画はこちら。
自分でも動画撮りましたが・・こっちのほうが
キレイなので(笑)
さて・・・二日間に渡って、
相当飲んだ気がするのですが、特に気になった
ウイスキーを挙げていきましょう。
■ザ・マッカラン55年シックスピラーズコレクション
有料試飲、1杯15ml1万円・・ということで、
話題になってましたが、結局頂かず。
でも、二日目も終わる頃になると、
全部空いちゃってんだから、すごいもんですよ。
ただこの700mlのボトル、115万円だったんですよね。
てことは、15ml25,000円くらいになるわけ。
オトクっちゃ、オトクなんですよね。
ひょっとして、売れ残りだったりするのかも。
■ホワイトボウモア43年&ブラックボウモア42年
超レアモルト、わたしはコッチにしました。
こちらもホワイトボウモアが50万円、
ブラックボウモアが40万円ということで、
こういうときでないと、ゼッタイに口にできない
モルト・・・でございます。
1杯、4,000円近くもするのに、30分前には
すでに行列ができ始めていました!
わたしも時間はチェックしていたのですが、
こんなになるとは思いもせず・・
ホワイトボウモア。1964年蒸留、
バーボン樽による43年熟成。
いわゆるボウモアで連想するアイラモルトではなく、
実に優しく包み込むような甘さが特徴的。
くどくないホワイトチョコやメープル感に
溢れています。実にとんでもないウイスキーです。
わたしの酔っ払いメモには、
「天使と一緒に天国に上る気分」
って書いてありました(爆笑)
宝くじに当たるとか、あぶく銭が入ったら、
間違いなく買うんだけどなぁ・・・。。
ブラックボウモア。同じく1964年蒸留で
こちらはシェリー樽による42年熟成。
ホワイトボウモアよりも、こっちのほうが
早くなくなってましたが・・・
こちらも現在のボウモアのイメージではなく、
シナモンやジンジャーといった暖かな植物系の香りが
支配的な不思議な感覚。暖かい春の陽気に
包まれた草むらでうとうとしている・・・感じ?
味わいは、あえて表現するなら、熟した果実系。
でも、なんでしょうね、ことばで表しきれないような、
圧倒される感覚を持ちました。
わたしにとっては・・・ホワイトボウモアが
より好みだったかな。700mlで50万。
しかし、こういう超プレミアウイスキー、
みんなでお金を出し合ってちょっとずつ分け合う、
ってこと、できないもんでしょうかねぇ。
てことは、50mlでも35,000円かよ・・
ミニチュアボトルの量ですら、
買うのが躊躇されるお値段ですねぇ・・はぁ。
■山崎1984
こちらもこういうときにしか飲めないのが
分かっているので、確実にゲット。
美味しいのは分かっているので、新たな発見
というわけではないのですけどね。
ホワイト&ブラックボウモアからすると、
まだ手が届きやすい・・試飲価格(1,000円)なので、
3杯頂き、そのうち2本をお持ち帰りしちゃいました。
1,000円とはいえ、入場価格(2日間で9,000円)を
払っての1,000円なわけですが、頭がすでに
モルト漬けになってて、そんな計算できません!
■ブローラ30年
グランドモルトテイスティング2011で頂いてから、
見かけたら必ず飲もうと決めていた、
ブローラ30年。見つけ次第、即捕獲です。
有料試飲で800円。
実に・・実に焼肉です。焼きたての香ばしさ、
肉汁のオイリーさ・・・ゼッタイ肉食系のひとには
好きになれると思うんだよなぁ。
あと、この日は鮭とばの顔もちょいちょい
出ていた気がする。
■グレンモーレンジ シグネット
なにやら黒~濃茶の、グレンモーレンジっぽくない
ボトルに興味。何でも深煎した大麦である
チョコレートモルトを使ってるんだとか。400円。
チョコレートモルト、というけど、
チョコレートが入ってたりするわけじゃない(笑)
モルトでチョコレート感が出るときって、
だいたいピートの焚き加減で現れるような
気がするんだけど・・・
ピートに頼らない、それでいてしっかりとした
チョコレート感やコーヒー感が実に新鮮。
グレンモーレンジって、軽やかで華やか、
柑橘系のイメージで、そう好みでもなかったんだけど、
このコク深い味わいはヒットしたなぁ。
これくらいだったら、ボトルでも手が届く?
って言ってると、すぐにモルト貧乏になるわけで・・・
■ハイランドパーク1976 土屋守セレクト
これ、アサヒショップで売ってるやつね。
350mlで16,800円となかなかハードルの高い
お値段だけど、これが美味かった。
試飲価格800円。
美味かったのに・・メモがねぇorz
ええーーん、買うしかないってこと?(笑)
有料ばっかり?いえいえ、無料のものも
たくさん頂いていますよ。
駆け足ですが、ざーっとご紹介。
ドロナック。こんな色?とラベルを見て、
気になったんだけど、ドロナック=シェリーという
感じではなく、イメージが違っていて驚き。
ダンカンテイラーから・・・
グレンスコシア1991・18年と・・・
グレングラント1974・34年。
1977年蒸留のグレンリベット31年。
このラベルはすごく憶えてて。1977年だし。
ラフロイグ・クォータカスク。
途中で1/4くらいの小さな樽に詰め替えたもの。
手ごろな価格(市価3,500円ほど?)ですが
普通のラフロイグ10年より、断然樽の熟成感あり。
ということで、この後日を改めて購入。
バランスがよく、普段飲みのラフロイグなら
間違いなくコッチですね。
普段飲まないアイリッシュウイスキーにも。
ピーテッドなカネマラ。この日はラムネみたいな
炭酸感として感じましたね。
ダルモア・アレクサンダー3世。
あっ・・・台湾のカバランだ!
2種類あるほうの高いほうは売り切れ・・
美味しいとは思うのですが、2006年から
蒸留ということを考えると、割高感は否めません。
ま、熟成が早いということで、
短期間である一定水準のウイスキーができている
ということで、味で勝負するなら、
実は、適正なのかもしれませんけどね。
・・・たぶん、これでも飲んだウイスキーの
半分もないと思います。まぁー・・飲みましたよ。
そして、楽しかった。
が。
かえすがえすも残念なのは、貴重なものを
この場でさっくりと頂いちゃったことだろうなぁ・・・
まぁ・・Whisky LIVE!はお祭りであって、しっかりと
ウイスキーに向き合う場ではないな、と。
その意味では、マスタークラスが一番集中できる
時間なのかもしれませんねぇ。
ということで、今回のWhisky LIVE!からの教訓。
・レア物は決してその場で飲んではいけない、
必ず小瓶に入れて持ち帰ること。
・飲んでみて好みなウイスキーは2回以上注いでもらい、
必ず小瓶に入れて持ち帰ること。
・鞄の中は最小限に留め、小瓶とマイグラスを
複数用意しておくこと。
持って帰っちゃダメ、って言われてないよね。
どうなんだろ、ホントはよくないのかなぁ。
でも、ざわざわしたところで、
ホントのウイスキーの美味しさを堪能しつくせない、
という気がするんですよね。
ま、今後に活かしましょう。
次は、ニッカのマスタークラス。
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