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マイセン磁器の300年。

サントリー美術館でやっていたマイセン展
気になっていたのだけど、ずるずると後回しで、
やっぱり・・・やっぱり最終日に滑り込み。

P1200692

ということで、3/6に行ってまいりました。
これ、もう日本から離れているんだよね?
こんな割れやすいモノ、地震に遭ってたりしたら・・・

11日以前に日本を離れていたことを切に願うばかりです。

わたし、マイセンというとコーヒーカップの
イメージだったんですが、実に多様な進化を遂げて
ここまできているのですね・・・

アウグスト強王時代の東洋趣味に始まり、
王の死後の西洋風への急展開、
時代時代に応じて、たくましく変化して
生き残ってきた点が興味深い。

日本や中国の作風って、ここまで大きく
変貌しては来なかったと思う。

これは、ヨーロッパ起源のものが
日本で進化する場合にも、同じような多様性が
あると思うのだけど・・・

アジア発で、ヨーロッパに後から根付いたモノって、
絶対的に少ないんじゃないかな。

だからこそ、ヨーロッパにおける磁器作風の
変化の幅の大きさが、特に印象的なのだろう。

このような黄色の磁器って、やはり
どことなく中国風ですよね?
マイセンでもこういう時代があったんだ。
あ、これポストカードです。

P1200793

しばらく見とれていた、圧倒的な迫力の
メナージュリ動物彫刻「コンゴウインコ」。

P1200790

なんでも、アウグスト強王がアジアからの舶来品と
マイセン磁器で埋め尽くした「日本宮」なる御殿を
建てようとし、そこに飾られるはずだったもの。

精細で写実的な造形と磁器でなかなか
感じることのない躍動感。これは・・・すごい。

後年に栄えた小型の立像(フィギュリン)も、
なかなかかわいらしくて見ていて楽しい。

今でこそ磁器製のフィギュアってあるけど、
(ドラクエの磁器製フィギュアをいくつか持ってましたよ)
どうして日本で磁器製の像って、生まれなかったんだろうね?

産業革命期を経て、装飾技術も西洋ならではの
技術が生まれてきます。どうしてつくるのか失念しましたが、
この「神話図壺」に描かれている人物、神聖で神々しい
雰囲気がよく表されていると思います。

P1200791

ただ、写真はありませんが、フィギュアをでこでこに
飾り立てたのは、ちょっと趣味に合わなかったけどね・・・

個人的にマイセン!という感じのするブルーって、
こういう感じ。これはものすごく大きい壺ですがね・・・

P1200792

で、帰りにいつものように図録買おうかな?
と思ったら、マイセンとは全然関係ないけど、
すごーく気になる器が。しかも、1,500円。安い!
で、聞きにいくと何でも最後の1品とかっ!か、買います!

P1200802

ね、美しく深いブルーにシンプルな結晶が飛び散った模様。
この結晶部分、結晶釉薬という特別な釉薬を使い、
意図的に結晶をつくりだしているんだとか。

こちら、陶芸家の安藤寛泰さんという方の作品。
もう少し大き目の作品もあるんだなー。ほっしー。

ホントは杯っぽいんだけど、ちょっとした
オツマミ入れにいいかなーっと。

サントリー美術館、前回もお皿買ったんだよな・・
行く度に食器が増えたりして・・・(笑)

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コメント

そういえば、ウェッジウッドにも「Kutani Crane」というシリーズがありましたっけ。
やっぱり陶器・磁器は日本、中国にはかなわないなあと実感します。
日本の陶器なんかとても奔放で、ともすれば「これは焼いたときにゆがんだだけじゃ?」と思ってしまうようなものもあるけれど(笑)、ヨーロッパの人々にはこの荒々しくも繊細な作品は作れないんじゃないかとも思うのです。
私も昔はロマンチックな(笑)西洋陶器にあこがれたものだけど、今は日本の茶器にゾクッとしたりもするのです。
でもねえ、日本の陶器って、ちょっと「良いな」と思うと、お値段がハンパないんですよねえ(汗)。

投稿: しのぶ | 2011.03.23 20:53

nikko81です。

●しのぶさん

まぁね、アジア原産ですから、ヨーロッパに
カンタンに負けてはいけないでしょうが、
いまや、ウイスキーだって、本場スコットランドや
ヨーロッパの人が舌を巻くウイスキーを
日本人がつくってるわけですし・・

たぶんね、「荒々しくも繊細な作品」というのは
美意識の問題だと思うんですよね。
そこに美意識を見出すかどうか。
優劣の問題じゃ、ないんだろうなと思ってます。

ヨクバリなわたしは、どっちも好きです(笑)

投稿: nikko81 | 2011.03.23 23:25

マイセン展があったのを忘れてました(><)

昨年300周年に合わせて本気でドイツ行きを考えていたんです。

陶器もグラスも国内外を問わず好きなので、ゆっくり見たかったわ。

増えてくる・・・気持ちよくわかります(笑)

投稿: とーり | 2011.03.25 18:24

nikko81です。

●とーりさん

あらら・・それは悔しいでしょうね。
ドイツ行きを計画されるくらいだったら・・・

なかなか見ごたえがありました。
西洋モノだけでなく、鍋島官窯展や薩摩切子展も
よかったですし・・サントリー美術館大好き。

また、別の作家さんの器が入ることも
あるそうで、また気に入ったら買っちゃいそう(笑)

cafe×shopで、ゆっくりしたい・・
というのもあるんですが、いつも最終日近辺で、
混んでてなかなか入れません。

投稿: nikko81 | 2011.03.27 03:03

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