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ウイスキーフェスティバル その2。

さて、続いては前山崎蒸留所工場長の
宮本博義さんのセミナー。

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わたしがはじめてお会いしたときは、
山崎蒸留所のブロガーイベントでしたが、
その後工場長を退任され、ウイスキー部の
品質担当ジェネラルマネージャでいらっしゃいます。

山崎・白州の両蒸留所の工場長を歴任されているだけでなく、
ボウモア社にも長く勤務され、山崎蒸留所の
工場長となる前は、ボウモア社の副社長だとか。

今回は、ニューポット・パンチョン樽12年、
パンチョン樽17年、山崎12年。

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サントリーウイスキーの理念。
やはり、日本人の味覚にあった・・という点が
最大の特徴でしょうかね。

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ただ、日本人もこれだけウイスキーを
飲むようになって、いわゆるウイスキーの黎明期に
日本人好みの・・というのとは、
ずいぶん状況が変わってきて、日本らしい
ウイスキーを世界に発信する、そういう感じでしょうね。

「日本人に本物のウイスキーを飲んでもらいたい」
ということばを残したニッカの竹鶴政孝と
実に対称的なスタンスであることがわかります。

そうそう、製造工程のこだわりの話のときに、
ポットスチルの更新時の話。

ポットスチルの形がニューポット、
ひいてはウイスキーの性質を大きく左右するのだけど、
凹みができていたら、それをそのまま再現する・・・

20年以上使われたニューポットが、
使用中に凹みが生じることがあるのかどうか?
はわかりませんが、そういう点も再現するんですって。

凹みができた時点で、ちょっとウイスキーの
質が変わってるってことなのかなぁ?

もうひとつ気になったのが、ウイスキーの交換の話。
スコットランドでは、大体同じタイプの原酒を
つくり続けることが多く、逆に日本では同じ蒸留所でも
さまざまな形のポットスチルで、原酒を造り分けるのが主流。

スコットランドでは、電話一本で原酒の交換が
比較的簡単にできるのだそうですが・・・

でも、今だったらスコットランドほどではないにしろ、
いくつか蒸留所はあるわけで、交換することで、
新たな世界が広がるのでは?と思うのですが・・・

最後、ちょこっと個人的に質問すると、
なんだか政治的な・・というか、技術者とは
違う世界の話でいろいろハードルがあるそう。

それでも、イベントか何かで一度、
ブレンドはあったらしいんですけどね。

日本のウイスキー業界、視野狭窄には
陥ってはもらいたくないものです。

ここで、ニューポットの試飲。

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樽詰めする前の出来がよくないと、
そこでの減点は後々まで響くんですね。
熟成感以外の香味は、ニューポットでも
十分感じられるものでないといけないわけです。

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山崎のニューポットは、ほんのりと
上品なフルーティさもあるのですが、
宮本さんの表現でおおぅっと思ったのが・・・

穀物様の香りをお餅を炊いた香り
とおっしゃっていて、あぁなるほどそれだ!
とすごく納得したんです。

たぶん、そのままだとアルコールの刺激で
感じにくいんですけど、トワイスアップにして、
ノージングすると、この手の香りが感じやすかったかな。

炊き上がったときのほわんとした、
お米由来のやさしい甘さがそこにはありました。

好みや蒸留所で違いははあるかもしれませんが、
ニューポットでも結構美味しく頂けるものですよね。

引き続いて、樽のこだわりへ。

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