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誇り高きデザイン 鍋島。

さて、どんどんイベントレポートも
続けていきますよ。

六本木・サントリー美術館で開催されている
誇り高きデザイン 鍋島」。

P1100749

楽しみにしていたのですが、
ようやく行くことができました!

10月11日までとあとわずかですが、
かなり見に行く価値あります。
ものっすごい見ごたえがあります。

九州きっての名家である鍋島家。
その鍋島家の藩窯で焼かれたのが鍋島焼。

将軍家への献上品や他の大名家への贈答品として、
あるいは藩主の使う品としてのみ焼かれ、
コスト度外視の超高級品ばかりなのです。

もうそのすばらしさと言ったら・・・
その緻密さや完成度の高さ、洗練されたデザインセンスは、
他の追随を許さない品ばかり。

特に同じ意匠のものを何十客と製造して、
大量に将軍家に納めたものもあって、
実に精密に寸分の狂いもなく、同じものを
大量に作る・・・人の手で実現するのは至難の業。

個人的には、構図のセンスのよさに
非常に感銘を受けましたね。

写真はもちろん掲載できないので
文章だけですが・・・いくつか挙げてみましょ。
一部の作品はこちらから見れますよ。

「色絵竹笹文大皿」は、もちろん竹と笹なのだけど
コレを組み合わせて、梅の花のカタチが浮かび上がる
構図になってたりとか。

「染付更紗文皿」は連続文様。
民窯でのデザインにインスパイアされたデザインだけど、
その精密さの差は圧倒的といえる仕上がり。
ほかにも、青磁の「染付雷文皿」もよかったなぁ。

散らし文様では、絵草子が散る様子を描いた
「色絵絵草子文皿」だとか、「青磁染付雪輪文皿」

決して感覚で散らしてるのではなく、
視覚的に美しく見える絶妙なバランス感覚。
この高尚さは、さすがだ。

端に図案を描き、中央をを白く抜く
割付と中央白抜き文様。
端正に整った配置が、実に心地のよい
美的体験を演出してくれます。

中央の白抜きもまたひとつのデザインとしている
「色絵牡丹文皿」「色絵唐花文皿」が好み。
塗りつぶさないところの使い方が、いいですよ。

「染付雲雷文大皿」に至っては、
中央の白い部分の輪郭をぼかしつつ、
月明かりのような演出までしていたり!

その他では、葉の形に焼き上げた皿と
蜘蛛の巣を組み合わせたデザインの
「染付蜘蛛巣文葉型皿」は、
ものすごく現代的な」センスを感じましたね。

変わったところでは、代々の色鍋島の伝統を
継承してきた御用赤絵師の今泉家。

明治維新後もその伝統を受け継ぎ、
現在は十四代今泉今右衛門氏が当主として、
すばらしい作品をつくっていて、その展示も。

江戸時代から使われてきた「墨はじき」
という描いたところを白抜きにする技法を
さらに進化させた特徴的な表現が魅力的。

一見、ただ白いように見える部分も、
釉薬が墨で描いたところだけがかからず、
光沢がつかないのだけど・・・

ものすごく上品で繊細な仕上がりになって、
白い化粧地に精密な白抜き文様となって表われていて、
思わず「わぁ・・」と声が出ちゃうんですよね。
これが、「雪花墨はじき」。

あと、薄墨の濃淡の技法と墨はじきを
組み合わせた薄墨墨はじきも幽玄な世界が
感じられて美しい。

もう・・・あげるときりがありませんね。
もちろん図録はお買い上げ必須。

なんですが・・期間限定でお安くなっていたので、
お皿まで買ってしまいました。

「薄瑠璃染付花文皿」のデザインを
拝借してつくられた五寸皿。

P1100751

とても17世紀後半のデザインとは思えません。
抽象化された花文がいい感じで散らばっていて・・・

ま、いいお皿で食べると、大したものでなくても
美味しい感じが・・・するじゃないですか。

予想外の出費をしてしまったため、
shop × cafeでウイスキーを頂くのは中止です(笑)

ぜひ!興味を持った方は行かれてみては。
ちょうど3連休ありますしね。
これは・・太鼓判を押せる美術展覧会ですからっ。

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コメント

サントリー美術館ってはじめて知りました。
「誇り高きデザイン 鍋島」拝見いたしましたが、
色の使い方など、本当に素晴らしいですね。
期間限定のお皿購入されたんですか?
いいなあwink
美術館でウィスキーが飲めるなんて最高ですね。
ぜひ行ってみたいと思います。

投稿: Margarita | 2010.10.08 16:29

nikko81です。

●Margaritaさん

サントリー美術館、六本木にあるのですが、
わたしのお気に入りの美術館のひとつでもあります。

ホント!
すばらしいので、この三連休に
お時間がございましたら、ぜひ行かれてみて下さい。

ふふふ、美を堪能した後は、
ウイスキーが待ってますよ^^

投稿: nikko81 | 2010.10.08 23:04

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