会津を心ゆくまで・・・2日目 嘉永蔵。
さて、七日町方面にある末廣酒造・嘉永蔵。
もっちろん会津は酒どころ、酒をスルーするなんて、
失礼というものです(笑)
末廣酒造は昔は新城本店と呼ばれ、
会津藩の御用酒倉だった新城家から、
初代・新城猪之吉が分家独立し、
1850年(嘉永3年)酒造りをはじめたとか。
やっぱり、瓦は気になるのです・・・
丸に「イ」ってどういう意味だろう・・・
電話・・2番ってどゆこと??
入ってすぐのところには、お水が流れてました。
ここの酒の仕込み水でしょうね。
汲んでいってもいいらしくって、
実際に汲みに来られている方もいらっしゃいました。
るるぷぅさんも汲みに来ることがあるそうです。
いいなぁ、近くにきれいな水があるのは・・
さて・・・酒蔵見学ですよ。
ウイスキー蒸留所にはかなり行ってますが、
酒蔵はそんなには行ってないので、
知らないこともいっぱいでした。
もう時期は終わってましたが、酒造り体験も
できるそうですね。これは・・面白そう。
ウイスキーと違って、すぐ呑めるんだろうな(笑)
でも基本的には、ここでは多くは造ってないそうで、
会津美里町の博士蔵がメインの酒蔵。
かなり機械を導入した最新式らしいが、
逆にこちらは手づくり100%ということで、
見学するには、こっちのほうが面白いだろうな。
酒造りに適した米(酒造好適米)とそうではない米。
稲の背丈や穂の長さが長いのが特徴。
吟醸酒だったり、大吟醸だったり・・・
これって、精米の程度を言ってるんですね。
一般に精米歩合50%以下を大吟醸とよぶそうですが、
こちらは山田錦を35%まで精米したもの。
中心部のデンプン質の塊(心白)だけを取り出した感じ。
つるっつるです。
精米機。なんだかフォントが時代を感じさせ、
古いもの好きにはたまらんです。
日本酒の樽も外側から輪っかをはめるんだ。
でも、使い込むにつれて徐々に膨らんで、
固定させる位置がずれていくんだって。
あと、米だけで造られているのが純米酒、
一般的には醸造アルコールも含んでいるんだそうで。
いやー・・日本酒になると基本的な知識がないな。
日本酒は瓶詰めした後も熟成が進むということで、
ボトリングした後に貯蔵されているところも。
20年以上も熟成されているのもあるとか!
・・・いや、だから瓦はもういいって(笑)
コンサートホールとして使われていた部屋。
消防法上問題(イザというときの逃げ道とか?)で
このままだと使えないんですってね。
音の響きが素晴らしいと評判良かったそうですから、
なんとか使えるようになったらいいなぁ。
昔の社長さんの部屋にも通されました。
徳川慶喜や松平容保、野口英世など、
地元にゆかりのある方々の書がありました。
松平容保の書。徳川・松平氏は源氏を称して
いましたから、書にも「源容保」とありますね。
漆器屋さんであったこともあり、
1904年アメリカ万博の漆器の部では銀賞受賞!
賞ツナガリでいうと、International Wine Challenge、
SAKE部門で、金賞を取っているそうですね。
これの蒸留酒版、International Spirits Challengeでは、
ニッカの竹鶴21年が受賞しているわけで、
それに並ぶスゴい賞なワケですよ!
で、最後はやはり試飲。実は始まる前にも
試飲コーナーをうろちょろしていたのですけど、
最初に呑んじゃうとね・・説明頭に入らんので(笑)
値段だけで言うと大吟醸が高いのですが、
伝承生もとも美味しかったですね。
お土産には、長期熟成酒・流転本醸造と、
蕎麦の酒をチョイス。また呑む頃になったら、
レポートしまーす。
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コメント
味噌や醤油の見学をリクエストされて、対応できるところが
見つからなかったのは残念でしたが、日本酒の酒蔵見学も
楽しんで頂けて何よりです。
今度は、酒づくり体験ができる季節を選んで会津に来る
日程を組むというのもいいかもですよね!
投稿: るるぷぅ | 2010.10.12 22:01
nikko81です。
●るるぷぅさん
まだ、醤油蔵見学はマイナーなんでしょうかねぇ。
いくつか気になる醤油蔵や味噌蔵があるので、
またそちらにも出かけたいと思います。
酒造り体験!かなり惹かれます。
今回はちょっと遅かった!
投稿: nikko81 | 2010.10.13 21:42