意外と本格派。白い恋人パーク その1。
さて、北海道最終日の日曜日。
結局のところ、前日までどうしよっかまったく
決めていなくて、朝起きてPCで調べて・・・
ということで、お手軽そうな「白い恋人パーク」へ。
とりあえず、最近工場見学好きだし・・・
程度の気持ちで向かったのですが、いやいや。
なかなか、見ごたえがあってよかったですよ。
地下鉄東西線・宮の沢駅下車5分くらい?
まず見えてきたのが、石屋製菓の事務所の建物。
事務所の建物な割りには、ずいぶんとしゃれたデザインです。
おっと。最近建ったばかりなんですね。
Since 2010。
隣の建物は、白い恋人パークの一部なんだけど、
Since 1992。なかなかいい感じでしょう。
これだけみると、ヨーロッパのどこか?
って感じすらしてきます。日本がなけりゃね(笑)
チョコレート工場としてできたのが1992年なんですね。
それにしても、レリーフとか凝ってるよなぁ。
工場って感じが全然しないんですよね。
こちらが見学受付。
入って通されたところは・・これまた、
アンティークで居心地のよい空間。
こういうの・・大好きなんですよねぇ。
噴水とか・・思わず撮っちゃいますよね。
フランスの画家・ジャン=エティエンヌ リオタール作の
「チョコレートを運ぶ娘」の原画をもとに
プロイセン王国(現ドイツ)のベルリン王立磁器製作所で
製造された貴重な陶版画。すごい!てか、何でここに?(笑)
同じくその原画にインスパイアされたであろう、
ドイツの名窯「マイセン」の陶磁器人形。
この水差しも・・たぶんマイセンな気がする。
と、ここを皮切りに陶磁器コレクションがすごい!
工場見学をしにきたつもりが、思いもかけず、
陶磁器の博物館にでもきた感じです・・うれしいっ♪
1860年・マイセン・「花づくし」。
たぶんこれ、チョコレートドリンクのカップなんですよね。
中に描かれている人物像は、どことなく中国っぽい?
こちらもマイセン。1800年代の作。
青×金のデザイン、すごく上品かつゴージャス。
また、青の色の現れ方の美しいこと。
天井の青を基調にしたステンドグラスには、
チョコレートにゆかりの深い人物像が。
フランスのエミール・ガレ工房の手による、
ガラス製のチョコレート入れ。1920年代の作品。
年代不詳ですが、こちらはイタリア・ヴェネツィアの
ヴェネツィアン・グラス。いやー、ずいぶん昔に、
ヴェネツィアで買ったお土産とはずいぶん違うなー<ったりめーだ
こちらはイギリスのコールポートの作品。
1900年代の作品とか。ゴージャスな中にも、
水玉模様がかわいらしいですね。
こちらもコールポート。1906年の作品。
どんな方々が使うカップだったんだろう・・・
…うーん、かなり見ごたえあって、夢中で撮ってました。
写真撮影OKという太っ腹ぶりにも感激。
ここからやっと、当初目的の工場見学(笑)
その前に一口メモ。一人当たりチョコレート
年間消費量とチョコレート生産量のランキング。
消費量ではおもにヨーロッパの国々がランキング。
ベルギーやスイスなんてのは、有名なショコラティエがあるので、
さもありなんという感じだけど、意外と1位ドイツ。
逆に生産量だと、アメリカやブラジルなんて顔ぶれも。
日本も第7位にランキング!
この先が見学コース。昔は見学ってやってなかったそう。
これもやはり、あの賞味期限の偽装問題があったからだろうか?
もともと「白い恋人」はフランス語で猫の舌の意味がある、
ラング・ド・シャ(langue de chat)という薄いクッキーで、
ホワイトチョコレートを挟んだお菓子。
チョコレートがべとつかずに食べられる方法はないだろうか、
という発想で開発されたそうで。(Wikipedia)
ラング・ド・シャが焼かれる工程は、見えないので
どんな感じで焼かれているか不明だけど、
焼き立てのクッキーとホワイトチョコを重ね合わせるトコは
しっかりと確認できますよ。クッキーの余熱で、
ホワイトチョコが少し解かし、しっかりくっつけます。
こういった製造ラインが合計6台あり、
すべての「白い恋人」はここでつくられているそうです。
重ねられた白い恋人は、冷やされた後、
個別包装のラインへ。ここで1点1点賞味期限の印字を
行っているとか。わざわざそれを言うあたり、
やっぱり、事件が尾を引いてるんだな、と。
おもしろいのは、工場の生産ラインなのに、
柱に飾りつけがあること。遊び心がありますね。
さらに階段を登ると、そこはチョコレートラウンジ。
チョコレート中心の甘いもので一服。
例によって、また長いのでブレイク。
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