マイウイスキーづくり再び その2。
さてさて、1日目の後半です。
前回もあった、分かりやすく分類した
ウイスキー原酒のテイスティング。
ブレンドしてみてもいいよ?ということでしたが、
難しいことを知っているので、
ほとんどそのままティスティングしました。
やっぱり、新樽系統のWoody & Vanillicが好き・・
ということで早くもここでお代わりです(笑)
もちろん、他の原酒も残さず、美味しくいただきました(酔)
このあと、蒸留所内に移築されている
旧竹鶴邸にご案内いただきます。
普段は入れない奥のほうも、見せてもらえるんですよ♪
竹鶴政孝は画家を愛し、絵画にも造詣が深かったそうで、
画家もこの竹鶴家に出入りした方がいたそう。
その中の一人、上野山清貢はいつもウイスキーを
ご馳走になっているお礼に、とベニヤ板に鶴を
あしらった油絵を描き、政孝に贈ったという代物。
これだけみると「?」だけど、ここにも
絵を飾るつもりであったそうな。
ピアノ。リタ夫人はよくピアノを弾いていた。
KAWAIのロゴがあるように河合楽器製。
ここまで古い同社製ピアノは、社内にももうないとか。
冬場、頭が寒いということで、
これで寒さしのぎ。被りものをしても、
すぐに脱げちゃうみたい。
寝室の即横にトイレ(笑)
いくら小便が近いとはいえ・・講師の方も
無精な一面ですって紹介してました。
寝酒用に特注でつくらせたという瓶立て。
晩年こそ、酒量が落ちたというが、晩酌は欠かさず、
一番売れている「ハイニッカ」をよく飲んだと言う。
洋書。本が大好きなリタ夫人のために、
誕生には欠かさず、東京から洋書を取り寄せ、
メッセージを添えて、贈ったという。
奥さん思いで、なかなかマメなところも
あったようですね。
政孝着用のスーツやネクタイもそのままで
置かれているんですね。
お、今じゃ見ない「竹鶴21年」のボトルですな。
台所。奥のほうに見えるつぼは・・・
40年前の梅干の入ったつぼ。
塩が吹き出てますね・・って中撮れよ(笑)
「竹」「鶴」ということで、竹や鶴に関するものが
多い気がしますね。竹を描いた絵だったり・・・
鶴の置物。
一通り、旧竹鶴邸を見学した後は!
いよいよ、おまちかね!
北海道ニッカサービスさんの手による
豪華道産美味いものづくしのお料理です!
夕食には、講師の方に加え、
この4月にブレンダーから余市蒸留所・北海道工場長に
栄転された杉本工場長もご参加くださいました。
壮行会で北海道に・・という話をしていると、
お店の人には大変ですねぇ・・と思われたエピソードを
ご紹介くださいましたが・・ニッカにとって、
余市は聖地ですからね。北海道工場長とは・・・
むしろ、誇らしい気持ちでいっぱいだそうです。
あ、そうそう。講師の方のお話で興味深いことが。
外国の話なんですけど、意外や意外、
イギリス人って、思ったほどウイスキーを飲まないんですってね。
むしろ、フランス人のほうが飲むらしい・・
そっか、以前余市1988が海外で売られてるかな?
って調べたときも、フランスのWeb通販だったなぁ。
ニッカの売れ筋は、なんとフロム・ザ・バレル。
重厚感のあるウイスキーがパリジャン・パリジェンヌの
お好みなんでしょうか?
さて。お料理のご紹介。
松前産本マグロ・小樽産ボタンエビ。
当たり前ですが、めちゃうまです。
余市産甘エビとツブのサラダ風。
余市産鱈のおろし煮。地味ですがかなり美味かった。
バイキングとかだったら、もう1つ!
ってしたいくらい。
富良野産モッツァレラチーズ入り
海鮮茶碗蒸し。チーズ入りの茶碗蒸しって初めて。
なかなかイケるもんですな。美味い。
余市産桜マスの照り焼き。
途中、講師の方からマイウイスキーづくりで
過去につくられたシングルカスクを頂きました!
会が終わる頃には、空っぽになってました(笑)
で!きましたー!いくら丼。これがあるのを知ってるので、
柿崎さんではいくらを食べなかったのです。ふふっ。
最後、デザートに余市産りんごのコンポート。
余市はフルーツづくりのまちでもあるのですよ。
そろそろ1日目が終了。余市に泊まる方、
小樽に泊まる方それぞれ。わたしは小樽泊だったので、
JR余市駅まで送っていただきました。
さて。ここで終わるわけではありません(笑)
なぜに、小樽に泊まるか?まだ行くところがあるからです。
ホテルの温泉で一服してから、ニッカバー・リタさんで
さらにウイスキー漬けになるのです・・・
# すげー、今気づいたけどHPが五ヶ国語対応してる!
# 日本語・英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語!
ホテルのシャンプー・コンディショナー・ボディソープ。
あぁ、これお気に入りの・・・
上は自室の写真ですが、大浴場もこれでした。
思いもかけないサプライズにうれしくなりましたよ。
いい香りなんよ、これ。
さてもう結構遅い時間、11時過ぎから、
小樽の街に繰り出し、リタさんへ。
ハイボールからはじめ、マイウイスキーシングルカスク、
シングルカスク新樽20年。樽番112796。
新樽20年は最後の1ショットを空けちゃいました。
Nikka Blender's Barの常連の方々もよく訪れ、
すごく内輪(笑)な話題でマスターと話ができたりして。
ここ、ホント貴重なお店です。
マスターから、漫画・バーテンダーの16巻を
お借りして、ウイスキーを愉しみながら、
ウイスキーの物語を「バー読」してきました。
さて、あんまり深酒して(もうしてる?)
明日寝坊しちゃったら笑いものなんで・・・
早めに切り上げ、明日に備えますよ。
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コメント
もしかして宿泊されたのは小樽駅前のドーミーインですかね。
昨日小樽に宿泊した際に同じシャンプーを使いました。
ニッカウィスキーの工場見学はしましたが、ニッカバー・リタさんには残念ながら行けませんでした。
工場では竹鶴17年と余市の原酒10年を購入してきましたので、少しずつ大切に飲もうと思ってます。
投稿: senbei03 | 2010.05.04 17:16
nikko81です。
●senbei03さん
おっ、その通りです。
小樽駅前のドーミーインです。
リタさんには行けませんでしたか・・またの機会に。
原酒ですが、北海道ニッカサービスさんに
電話をすると、追加購入できます!
投稿: nikko81 | 2010.05.04 20:13